鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜 作:トーニオン
現代に舞台は変わり、
最後の役目が行われます。
「はぁ……。久々の休みだ。最近は忙しかったなぁ」
研究に没頭し続けた結果大学の他の教授からは仕事は休むのも大事だと言われてしまった。
「それにしても3日も休みが貰えたところで今は外に出れないからなぁ」
最近噂の病気が流行っているらしく旅行をすれば大学にも迷惑がかかる。
そんな俺はちょっとした広いアパートに住む大学の教授だ。
そんな俺は一年前にマレー半島の奥地で新種の花を見つけた。
その花はヒガンバナ、だが、そのヒガンバナは青いのだ。
俺は早速その花を写真で取り、その国の許可を得て何とか輸出に成功した。
日本に帰った俺はすぐに大学で研究をしている。
そんな時、電話がかかってくる。
「ん?見たことない番号だ。誰だろう」
俺は電話に出た。
「もしもし、嘴平ですが」
「君かね?青い彼岸花を研究している。教授は」
「誰だか知らないですが、なぜその話をご存知で?」
俺は思い当たる節を探した。
後輩の宇髄は体操の選手権で忙しい。
同じ研究室の助手である煉獄紅里は現在育児休暇中で俺の研究を知らない。
となると先輩で室長の魂魄妖音教授が誰かに話したのか?
「君の研究している青い彼岸花なんだけど、実はね…その研究を取りやめてくれないだろうか」
「どういうことですか?それに、どちら様でしょうか」
「そうだね、名乗るのがスジってものだな。私は産屋敷輝利哉。君のいる大学の元理事長だよ」
俺はそれを聞いて焦る。まさか俺の働いている日本博物大学の創設者の方だとは、だが、本当なら御歳113歳というお方だぞ?
「何かの間違いじゃないですか?産屋敷輝利哉様ならご存知だと思いますが、あなたは鬼殺隊という組織を率いていたってのは本当ですか?」
「ええ、君の曽祖父である嘴平伊之助にはお世話になったよ」
なぜ知ってるんだ。俺の曽祖父の名前を!
「それで、なぜ私の研究を取りやめて欲しいと」
「実はだね、君の研究がしているものが正しければおそらくそれは人間が扱ってはいけない危険なものだ。もし、信じられないのなら実験用のマウスに食べさせてそのマウスを太陽の下に置いてみなさい。もしそのマウスが灰になったら、その彼岸花を全て消滅させるように」
「わかりました。青い彼岸花を食べさせればいいのですね」
俺は急いで研究所へと向かった。
そして青い彼岸花をマウスに食べさせた。
すると、マウスの目の色が変わり、紅くなった。
そのマウスは突然性格が変貌する。
俺はそれを瓶に入れ、出られないようにする。
そして外に出た。
すると、ネズミはパチパチと音を立てて灰になった。
こんなものがこの世に存在していたのか。
俺は恐ろしくなり、研究室にあった青い彼岸花を全て持ち出し、焼却した。
「俺はとんでもないものを見つけてしまったんだ。やはり、この世に存在してはいけないものだ」
俺はそう悟った。
その時、また例の電話番号からかかってきた。
「あなたの言うとおりでした。なぜその効果をご存知なんですか?」
「実はね、その花は昔、鬼という存在を生み出した元凶なんだ。それに今は2020年、そして鬼が誕生したのは816年と1418年の2度、つまりこの年こそが鬼の始祖が再び現れる年だったんだ。だからこそ、嘴平青葉くん、君にこそやって欲しかったんだ。最後の鬼殺隊隊員、産屋敷輝利哉の指示のもと、それに君は若しかすると大学を追放されるかもしれない。でも心配はいらない。私の方で説得するから安心しなさい。
もしそれでも気に入らないのなら胡蝶病院に来なさい。私が直々に説明するから」
そう言ってその人からの電話は切れた。
俺は胡蝶病院へと走った。
次回、最終回!
本編も残りわずかです。