鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜 作:トーニオン
兄の意地と柱合裁判
逃げなきゃ、逃げないと禰豆子もこれも大変なことになる。
俺は全力で禰豆子を抱え、片方が切れた籠を持ち逃げた。
いくら妹とはいえ鬼を連れている隊士なんて認められない。
もしかするともう鬼殺隊にはいられなくなるかもしれない。
色々な最悪なことが過ぎる。
そんな時、背中に強い衝撃を受け、倒れ込む。
あまりの勢いで転んだせいで禰豆子落としてしまう。
禰豆子、大丈夫か。そう思うと女の子の鬼殺隊の隊士が1人、目の前に現れる。
危ない、禰豆子が、禰豆子を助けないと。
「禰豆子、逃げるんだ。」
そういうと禰豆子は全力で逃げる。
鬼殺隊の隊士は追って行こうとする。
俺はその足を掴む。
するとその隊士は倒れ込む。その子はスカートがめくれ上がり下着が見える。
その女の子を逃がさないとするが手から離れ、首に強い衝撃が走る。
あまりの痛さに俺は気絶した。
禰豆子はもしかするとその女の子に殺される。そう思い、起きる。
すると俺は縛られて石畳にうつ伏せになっていた。
すると大人数の人影が目に映る。だが太陽のせいでよく見えない。
「なんだ、この人た…」
「また口を挟むなバカ野郎。誰の前にいると思ってるんだ。柱たちの前だぞ」
こんなにも多くの人がいる。柱ってなんなんだ。そしてここはどこだ。
「ここは鬼殺隊の本部です。竈門炭治郎君。あと、君の犯した罪の説明を…」
「裁判の必要などないだろう。鬼を庇うなど明らかに隊律違反!鬼もろとも斬首する!」
しのぶさん、が言うのを黄色い髪の人が遮る。
「ならば、俺が派手に首を斬ってやろう。誰よりも派手な血飛沫を見せてやるぜ!」
「あぁなんというみすぼらしい子供だ。かわいそうに」
2人の大男はそういう。だけど禰豆子はどこだ。
辺りを見回すがどこにもいない。
「お前、柱が話をしているのにどこを見ている。このお方達は鬼殺隊でも最もくらいの高い11名の剣士だぞ」
だが、そんな場合じゃいられない。
みんなはどこだ。禰豆子、善逸、伊之助、アリス、村田さん。
身を捻りあたりを見回すと木の上に誰か人がいる。
「そんなことより冨岡はどうするのかね。拘束もしていない様に俺は頭痛がしてくるんだが.、胡蝶めの話によると、隊律違反は冨岡も同じだろう。どう処分をとる。どう責任を取らせる。どんな目に遭わせてやろうか」
そうか、おれや禰豆子のせいで、冨岡さんまで言われなきゃならないのか。
「まぁ、いいじゃないですか。大人しくついて来てくれましたし、処罰は後で考えましょう。それよりも私は坊やの方から話を聞きたいですよ。坊やが鬼殺隊員の身でありながら鬼を連れて任務にあたっている。そのことについて当人から説明を聞きたい。もちろんこのことは、鬼殺隊の隊律違反ですからね。そのことは知っていますよね。」
知ってるも何も鬼を連れて任務をする隊員はあまりにおかしすぎる。
でも、俺は妹を連れて任務にあたっている。仕方ないことなんだ。
俺と一緒にいなきゃ禰豆子は人間に戻る前に誰かを食べてしまう。
そんなのを防ぐためにも俺は妹を守る。
妹と一緒にいたこともあって俺はここまで生きてこれた。
ならば、説明しなきゃ。
「俺の、俺の妹は…ゲホッゲホゲホ」
むせてしまった。ここまで水を飲んでこなかったんだろう。
そう思っているとしのぶさんがひょうたんをこっちに向ける。
「水を飲んだ方がいいですね。顎を痛めていますからゆっくり飲んでください。鎮痛薬が入っているから楽になります。」
俺は必死に水を飲んだ。
「怪我は治ったわけでは無いので無理はいけませんよ。では、竈門炭治郎くん」
飲み干し息をついた俺は呼吸を整え話す。
「鬼は俺の妹なんです。俺が家を留守にしている時に鬼に襲われて、家族はみんな死んでいて…妹は鬼になったけど、人を食ったことはないんです。そして、今までも、これからも、人を傷つけることは絶対にしません」
そういうも柱は誰も信じてくれない。
でも聞いてくれなければ話にならない。
「聞いてください!俺は禰豆子を治すために剣士になったんです。
禰豆子が鬼になったのは2年以上前のことで、その間禰豆子は人を喰ったりしてない」
そういうと銀髪の女性が指摘してくる。
「話が堂々巡りですよ。口先だけならどうぞ、もしそれが証明できるのならしてみなさい」
そう言われると言葉が止まる。
確かに証明は出来ない。半年間山に籠って岩斬りの修行中に何かあったかもしれない。
そんな時桃色の髪の人が悩んだように話す。
「あのぉ、でも疑問があるんですけど…お館様がこのことを把握してないとは思えないです。勝手に処分しちゃっていいんでしょうか?いらっしゃるまでとりあえず待った方が…」
そう言われて柱の人々は考え込む。
ここで言わなきゃ。
「妹は俺と一緒に戦えます!鬼殺隊として人を守るために戦えるんです!だから!」
そういうとこちらに歩みよる人がいた。傷だらけの険しそうな顔の男が。
「オイオイ、なんだか面白いことになってるなぁ。鬼を連れてたばかたいいんはそいつかい?一体全体どういうつもりだ?」
その男の手には禰豆子の入った籠。やばい、このままじゃ。
「不死川さん勝手なことをしないでください」
しのぶさんはキレているようだ。それを煽るように傷だらけの男は刀を取りだし籠に刀を突き刺す。何度も、何度も、すると籠から血が滴り落ち、中から呻き声がする。
禰豆子は中に入ってる。太陽に出られない状況でやるなんて非道だ。
怒りに任せ抑えてた人を蹴り傷だらけの男の近くまで行く。
そして言い放つ。
「俺の妹を傷つけるやつは、柱だろうがなんだろうが許さない!」
「そうかい、よかったなぁ」
傷だらけの男は煽ってくる。こうなりゃ一矢報いるしかない。
俺は全力で向かう。
すると、
「やめろ!もうすぐお館様がいらっしゃるぞ!慎め!」
そう言われて一瞬怯んだ様子を見せる。
ならばここしかない、俺は跳んで、そして思いっきり頭突きを食らわせる。背中をうつ。でも相手が痛みに悶える間に、そして俺は禰豆子の籠の紐を後ろ手で掴む。
「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、柱なんて辞めてしまえ!」
俺はもう怒りの限界まで来ていた。
こうなれば俺も鬼殺隊を辞める覚悟だ。
そう思ってると屋敷の方から女の子達が現れる。
「「お館様のおなりです」」
そういうと柱達は急いで整列する。
そして立ち膝をつく。
「よく来たね、私の可愛いこどもたち、おはよう皆、今日はとてもいい天気だね、空は青いのかな?顔ぶれも変わらずに半年に一度の柱合会議を迎えられたこと、嬉しく思うよ。」
病気なのか傷なのか、顔が焼け爛れたような人が現れる。
すると一人の柱が俺の頭を地面に叩きつける。
「お館様の前よ、頭を垂れなさい」
その柱は桃色の髪の女の子だった。
思い出した、2年前、俺を助けてくれた剣士だ。
しかも、何かを隠すかのように少し汗をかいている。
「もしかして、あなたは」
「私語は慎みなさい。」
そう言われて俺は黙った。
柱合裁判はどうなるんでしょう。
しかも柱は原作より多い。
ここにも新キャラがいるのかな?