鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜   作:トーニオン

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ついに蝶屋敷編です。
原作より長くなるかも


蝶屋敷と同期一同

「ごめんくださいませ」

「全然誰も出て来ねぇわ」

「ってあ、こっちは永遠屋敷だったわ」

「やっべ、蝶屋敷は隣だったわ」

 

隠の人も間違えるんだなぁ。

そう思いながらもしばらく隠の人に背負われていた。

「お前、自分で歩けよな」

「すみません、ホントもう体中痛くて」

 

背負われながら蝶屋敷に着くと庭に人がいた。

「あ、いるわ。あの人は、継子の方だ。あれは確か…」

「ツグコってなんです?」

「栗花落カナヲ様だ。」

思い出した。最終選別の時の女の子だ。

「継子ってのはなぁ、柱が育てる隊士だよ。相当才能があって優秀じゃないと選ばれない。まぁ今は全部で6人いるんだけどな。全員女の子だけど」

へぇ、今継子には女の子しか居ないのか。

みんなで集まったら色々と恋話でも盛り上がるんだろうなぁ。

「失礼致します。栗花落様、胡蝶様の申し付けにより参りました。お屋敷に上がってもよろしいですか?」

隠の人が聞くが彼女はあまり話さず、笑顔で佇むのみ。おそらくいいよって意味だとは思うのだが。

すると後ろから女性の声がする。

「どなたですか!」

隠の人たちが驚いて取り乱す。

「いえっあの、胡蝶様に…」

「隠の方ですか?怪我人ですね。こちらへどうぞ」

そういうと女性は案内して行った。

 

「六回!一日六回も飲むの?一日に!?1ヶ月間飲み続けるのこの薬!?これ飲んだら飯食えないよ!すげぇ臭いんだけど辛いんだけど!ていうか薬飲むだけで俺の腕と足治るわけ!?ほんと!?」

奥から聞いたことのある声がする。

おそらく善逸だな。

「まだ騒いでるな、あの人…静かになさって下さい!」

善逸は怯えまくっている。女性にガミガミいわれて、

「説明は何度もしましたでしょう!いい加減にしないと縛りますからね!」

なんか情けないので俺が呼びかけたら元気にでもなるかと思い声をかける。

「善逸!大丈夫か、怪我したのか!山に入って来てくれたんだな!」

「うわぁぁ炭治郎聞いてくれよーー。臭い蜘蛛に刺されるし毒ですごい痛かったんだよーーー。さっきからあの女の子や紫の髪の子にガミガミ怒られるし最悪だよーー!」

泣き言を言う善逸に対し少し違和感を感じる。

「善逸、お前なんかちっちゃくなってない?」

「蜘蛛になりかけたからさぁ、俺今手足が短いの。」

重傷ではあるが生きててほんと良かった。

あと気になった人も聞く。

「伊之助は?アリスや村田さんは見なかったか?」

「村田って人は知らんけど伊之助なら隣にいるよ。あとアリスって人と俺を助けてくれた咲夜って人は隣の病室だって」

「あっホントだ!思いっきりいた!猪の頭つけてなくて気づかなかった!」

伊之助も生きててよかった。

「伊之助!無事でよかった…!ごめんな、助けに行けなくて…」

涙が出てくる。俺がぶっ飛ばされたせいで危険なことになってしまって。

「イイヨ…気ニシナイデ」

声が…?伊之助か!?

「なんか喉潰れてるらしいよ。詳しいことはわかんないけど思いっきり首をガンってやられて、その後アリスって子に助けられて、イライラして絶叫したのが止めだったみたいで、喉がえらいことに」

伊之助はあの後アリスに助けられていたのか。

アリスって以外と強いんだなと感心した。

「落ち込んでんのかすごく丸くなっててめちゃくちゃ面白いんだよな。ウィッヒヒヒヒッイーッヒッヒヒ」

「なんでそんな気持ち悪い笑い方するんだ?どうした?」

落ち込む伊之助を嘲笑ってる感じがなんか酷いと思ったのか善逸は笑うのをやめた。

「ゴメンネ…ヨワクテ」

ここまで縮こまった伊之助はらしくない。

元気出そうと呼びかける。

「頑張れ、伊之助!落ち込むなんてらしくないぞ!」

「お前はよくやったって!すげぇよ!って俺2回目の薬飲んだっけ?飲んでるとこ見た!?誰かーーー」

「はーい、私が見ていましたよ」

そこに佇む女の子がいた。

見たことある。最終選別以来会う子。お前とまさかここで会うとはな。

「妖夢!久しぶりだな。元気だった?」

「元気も何も、ここにいたら怪我人なのは分かりますよね。まぁ私は、霧雨魔理沙さんという人に付けられた怪我が主な原因ですけど。」

善逸はそれを聞いて焦る。

「ギャーー!姉貴がいるとか怖いーー!って妖夢じゃん。そういえば浅草の任務以来だな」

「魔理沙さんなら一昨日任務に出かけましたよ。あと私、あの時のこと忘れてませんからね。鬼との戦闘中も私の体から離れなかったじゃないですか!」

「その時はごめんよーー。俺、初任務で2体もの鬼を斬るなんて怖くて全然出来なかったんだよー。しかも、あの鬼たち、めっちゃ気持ち悪いしさぁーー!」

「あの時はほんと大変だったんですからね。途中まではぎゃあぎゃあ騒いで逃げ回るしかしないし。まぁその後気絶したあとは何かに覚醒したかのように強かったですけど」

「あ、もしかして俺じゃない俺ってのがいたりして。なんかこの前も兄蜘蛛に怯えていて気がついたら兄蜘蛛と妹蜘蛛が倒されてたっての、それ咲夜がさっき教えてくれたわ」

「ほんと、いつもが覚醒状態なら私は安全に任務できたんですけど。」

まさかの浅草で妖夢と善逸が共同任務をしていたこと、そして別れたあとも結婚しろだのなんだの道行く女の子にしがみついてたの。

そう思うと腹が立つ。

「善逸ー!お前ってやつは!」

怒りのあまり頭突きを食らわす。

「はへ、へろ、へろ〜」

善逸はフラフラしたあと気絶した。

 

 

禰豆子には特別な部屋が用意され、

そして俺たちは今日から蝶屋敷という場所にしばらくは入院する。

あと蝶屋敷は隣の永遠屋敷とは二本の廊下で繋がっている。

今朝声をかけた神崎アオイという人に聞いたところ永遠屋敷と蝶屋敷は柱どうしが師匠と弟子なんだとか。柱どうしにもそういうのがあるんだなぁ。

そう思って俺は入院初日を終えた。

善逸は臭いだ苦いだと薬を飲んでたなぁ。これでもかなり味を良くするために水飴まで混ぜてるんだとか。




まさかの集合、ここに来て蝶屋敷に同期8人中7人が揃うというターニングポイント
面白いですね。
そして善逸はやっぱり罪深い男ですね。

ちなみに炭治郎が行く予定だった任務は、善逸や妖夢がいる方の任務でした。
ですが、地域の都合上炭治郎は浅草寺の南側、善逸と妖夢は北側で任務をしていたので実は近くにいたのに気がつかなかったとか。
このあとの展開を見ると善逸があぁなるのも無理ないわ
次回は蝶屋敷でのちょっとした話をします。
これは物語においても意外と重要かもしれませんが
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