鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜 作:トーニオン
国会さながらの議事録さながらな文章になると思います。
大正四年 七月二日(金曜日)
午後七時十五分開会。
出席者
鬼舞辻無惨
無惨様の妻
黒死牟
童磨
勇儀
猗窩座
半天狗
玉壺
堕姫
妓夫太郎
魘夢
零余子
鳴女
今回は十二鬼月の皆様にお集まりいただきありがとうございます。
無惨
頭を垂れて蹲え。 平伏せよ。
下弦の陸、赤蛮奇、下弦の伍、累、新下弦の陸、萃香が殺された。
なにゆえお前たちは弱いのか。問いたいものだな。
二年前に大きく改革を執行し、より強くなったのに、
お前らはなぜ、そこまで弱い。
???
あら、あなたも相当追い詰められているようね。私の手下も合わさり、最良の状態であるにもかかわらずこうなる。それはもしかすると、候補が弱い、という事なのかもね。
無惨
そうだな。ここらで大きく強くしたい。そうして鬼が強くあり続けるためにも、青い彼岸花を探さなければならない。そのためにも鬼の数は増やさなければならない。
???
わかってるわ。それに鬼殺隊も今や十分な戦力をかき集めてしかも短期間に3人も殺されたわ。そりゃ焦るわね。でも、ここにいる十二鬼月も結構倒して強くなってる。それに、今では鬼殺隊の人数全盛期の8割まで減ったわ。それに累も赤蛮奇も頑張って250人以上殺したんだから、そこは評価するべきよ。
無惨
そうだな。たしかにあの二人はやってくれた。だが、死んでは元も子もない。
それに、十二鬼月の候補も死に、今では候補に上がるものさえいない状況、それをどう打破すればいい?
黒死牟
無惨様、先程ですが有望な物を見つけ、そしてこちらに連れてきております。彼は鬼殺隊の上位格であり階級は丙まで来たものです。
さらに、私と同じ呼吸法を使う者です。
どうか新たな十二鬼月の1人として迎え入れては貰えないでしょうか。
無惨
ほう、その者は強そうな者だな。名はなんという。
黒死牟
稲庭獪岳というものです。
彼は雷の呼吸の使い手です。
連れてきましたので、どうかよろしくお願いします。
無惨
では、ここで、新たに十二鬼月の加入を許可しよう。
黒死牟
ありがとうございます。
こちらの男です。今は目を隠して口も封じております。
彼には厳しいですがしばらくは痛みに耐えてもらいましょう。
無惨
では執行する。それと、こいつには黒死牟、お前が指導するように。
黒死牟
はい、無惨様。
???
それと童磨、最近の万世極楽教の調子はどう?
最近信者が増えてお金も集まりやすくなったでしょ。
今は千人を超えたと。
童磨
ありがとうございます。
あなた様のおかげで信者も集まり、鬼たちの食物には困らなくなりました。感謝します。
???
そうねぇ、じゃあ今度は二千人まで増やしちゃいましょ。二千人もいればその中からも強い鬼が出てくるかもしれない。それをあなたにかけてるの。だからこそ頑張りなさい。
童磨
はい、ありがとうございます。
無惨
十二鬼月も二年前の血戦から随分と強化されたものだし、膿出しもすんだ。私たちこそがこの世界の覇者となるためにも、鬼殺隊は邪魔である。
お前たち、全力で鬼殺隊を倒し続けろ。
十二鬼月一同
無惨様、ありがたき幸せ。
???
じゃあ、これからもよろしくね!
じゃ。
午後八時三十五分散会。
「無惨様、私よりもあの人を選んでしまうとは、私は悲しいです。私を愛してくれた無惨様はどこへ行ってしまったのでしょう」
鳴女は泣きながら議事録をまとめていた。
その鳴女の姿は誰も見ていなかった。
鳴女が書いてたんですね。鬼殺隊が見ることは無い議事録を。
次回は無限列車の前に1回だけ挟むことがあるかも