鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜 作:トーニオン
私は小さい頃、不思議な子だとして育てられた。
生まれつき髪の毛が白いから?それともみんなに聞こえない声が聞こえるから?
それなのかわからないが私は友達がなかなかできなかった。
髪の毛が白い
そんな私の両親は軍人だった。
父は、とても厳しく、母も神経質だった。
毎日毎日喧嘩ばかり、そんなのを見る。
そんな父は私が5歳の時、日露戦争で死んだ。
父親が死んだときは私は泣くきにもならなかった。
それから私は喧嘩に明け暮れていった。
「はっ、私に勝とうなんて10年早いわ!」
「ちきしょう!覚えてろ!」
私は近所の子どもたちの中でも一番強くなっていた。
「ちょっと、はしたないからやめなさい!」
「いいでしょ、父さんが戦争で死んだのは弱かったからでしょ?なら私は父さんよりも強くなる!そして憎い敵国のやつを倒すんだ」
「あんたみたいな女は軍に入っても嫌われるわ。だから、あんたは女らしく優しくなりなさい」
母さんの言うことは絶対に信じたくなかった。私は強くなりたい。そう思っていた。しかし、そんな日も終わりを告げることになる。
7年前のあの夜、突然何か家に入り込んできた。
私は、その音に気が付き、家を逃げ出した。
母さんは私が逃げた直後、悲鳴を上げながら何かに襲われているのを聞いた。
翌日の夜、家に戻ると、母は無残な姿になり、近くには鬼がいた。
その鬼はあまりにも奇妙な姿をしていた。あまり思い出したくない。
私は逃げる。
それを鬼が追っかけてくる。
すると、数珠をつけた剣士が何かの武器をふるい、鬼をぐちゃぐちゃにする。
鬼はそのまま消え去り、そして剣士の人は私に言ってくれた。
「おう、母を失いながらも、その胆力を持つものよ。あなたは生きなさい。だが、今のままではまとも生きられぬ。預ける場所を紹介しよう。
この場所へ向かうが良い。」
そう言って渡された場所は霊園の近くの寺だった。
預けられた私はその剣士さんにすごく憧れた。
あの人のようになりたい。
そう思い私は預けられた寺で木刀を振るう日々だった。
そんなある日、霊園の手入れをしていると一人の女性が墓に拝んでいる。
その姿はゆったりとした服で桃色の髪をしている。それに背も高く、優しそうな人だった。
「あら、私に変なものついている?」
「いえ、なんでもないです。」
「あら、そう、ところでお嬢ちゃん、なんかちょっと変わってるね?」
「気にしないでください、私は髪の毛が白いからって白い目で見られるんですよ!」
「あらあら、洒落がお上手なんですね。フフフ、私も変わっているから、変わり者同士仲良くしましょう」
そう言った女性は、何やら変な雰囲気を醸し出していた。
私にはそのときは全くわからなかった。
「妖夢!女の子なんだから木刀など降らず女の子の遊びもしなさい!」
「うるさい!私は強くなりたいんだ!軍人になって父のようにもなりたいし、私を助けてくれた剣士のようにもなりたい。だから私は強くなるんだ」
そう言って木刀を振り続けること5年。
私はかなり強い剣士になっていた。
そんなある日、道場を訪れたある剣士に決闘を申し込まれる。
そいつは私より弱そうな体をしていた。
だが、決闘した時、私は相手に圧倒される。
「こんなに非力な子のどこにその力があるの」
「剣の筋も全部見切れてるよ!甘い甘い!」
私は圧倒され続けボロボロになる。
「そこまで!」
決闘の審判があまりにもひどい様を見て止める。
私はボロボロになりながら相手に問う。
「どうすれば、そんな非力そうな体から、とんでもない力を出せるの?」
「あ、知らないの?呼吸だよ呼吸。呼吸法があるんだよ。」
「え、呼吸法、なにそれ」
私は呼吸法というものを知る剣士に教えを乞うことにした。
このときは私にとって今まででいちばんの屈辱だった。
一年が過ぎ、私は呼吸法を会得した。
だがその剣士からは見込みがないと言われ。結局まともに、技などは教えてくれなかった。
私は、悲しくなり、霊園の手入れを泣きながらしていると。
あの時の大きな女性が、墓に寄りかかっていた。
「やめてください、墓石が傾きます。」
「いいのよ、それに、私、あなたに伝えたいことがあるの」
「私、鬼殺隊って言うところにいるの。あなた、6年前に鬼に母親を殺されたんだって?あなたも私のところに入りたいとは思わない?」
いきなり鬼殺隊とかわからない。
なのでその人に色々と聞き続けた。
「なるほど、つまり鬼を討つための組織がある。そこは鬼に家族や大切な人を殺された。そんな人が集まるところか、でも私には大切な人なんていないですよ?」
「あなた、よく木刀を振っている時言ってるわね。父のような軍人になるために強くなるんだ!って」
「なんでそんなこと知ってるの?このこと知ってるの寺の住職の人くらいですよ?」
「フフフ、私は知ってるのよ。それにあなたのお父さん、実は戦争で死んだんじゃないとしたらどう思う?」
「え、どういうことですか?父さんは戦争で亡くなったんじゃないんですか?」
衝撃の事実を知らされた私は食うように聞く。
「戦争で亡くなったんじゃないならなにで亡くなったんですか?」
「それはね、あなたのお父さんは、日露戦争から帰ってくる途中、新潟で鬼に食べられちゃったのよ。それに、私もその場所にいたんだから」
「どういうことですか?鬼に喰われた。しかもあなたはその場所にいた?私そんなこと聞かされてないですよ?」
「聞かされたもなにもあなたのお父さんが日露戦争で死んだって話したの、私だし。」
色々収集がつかなかった。父は戦死ではなく鬼に喰われた。それに、その場にこの女性は居合わせていた。何がなんだかわからない。
「私、あなたみたいな強い人こそ鬼殺隊に入るべきよ。あなたみたいな逸材がいれば日本の鬼もいなくなるし、お国のためにもなるのよ。それに日本軍に入隊したとしてもはっきり言って慰安婦か看護婦が関の山よ、それに日本軍であなたのお母さんは看護婦だったんだからね。」
私は泣いた。鬼に両親は殺され、しかも鬼狩に私は一度助けられた。
それに私は答えるしかないじゃないか。
「私、鬼殺隊に入りたいです。」
「ありがとう、それと、鬼殺隊に入るためにも呼吸法と型を学びなさい。鬼殺隊で生き残るにはそれしかないわ」
私はすでに覚悟を決めていた。
鬼殺隊に入り、両親の仇を討つ。いや、お国のために頑張る。
「あと、私はあなたに大切なことを伝えるわ。この墓石をどかしなさい」
墓を明かすのは縁起でもないが私は墓石をずらした。
するとそこには刀が一本あった。
「それは日輪刀、鬼を斬るための刀よ、これに呼吸法と型をのせて鬼の頸を斬るそれが鬼殺隊の務めよ。」
「わかりました!じゃあ、私は型を学びたいです。でもどうすればいいんですか?」
「あなたには既に型ならあるわ。おそらく剣士の人が見る目がなかっただけよ。それに、あなたの技は磨けばもっと強くなるわ」
背中を押された私の心は決まっていた。
「あ、鬼殺隊の最終選別は3月と9月の2回だけよ。あと名乗ってなかったわね。私は西行寺幽々子、私は鬼殺隊の隊士だったんだけど、半年前に鬼の毒で死んじゃったのよ。それであなたに、全部を伝えるために現世にとどまってたの。じゃあこれで」
その女性は私の前から消えた。
「え、えぇぇぇぇぇぇぇ!」
私はその叫びとともに驚愕した。
死んだ人が見えていた。ならば受けるしかない。
鬼殺隊になるんだ。
そう決めた私は最終選別へと向かった。
「ここが藤襲山か〜」
最終選別に向かうために階段を上る。
しかし、私は階段を途中で踏み外し、転がり落ちた。
妖夢の過去、これが全て夢の中でも起きたことでありますが。彼女の記憶があまりにも深いものなのでこの夢は果たして、現実なのでしょうか。気になるところですね。
大正コソコソプロフィール
秘封倶楽部
メンバーは宇佐見蓮子と半間恵里の二人
東京女子師範学校の鉄道好きの俱楽部でありメンバーは上記の2名、
煉獄さんとはかなり仲がいいのは新しい信号所の絵を書くために何日も乗っているから。
ちなみに両方とも煉獄さんとは同い年だったりする。