鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜 作:トーニオン
俺は焦っている。
無限列車での魘夢を救うことができず、しまいには柱も隊士も殺すことが出来なかった。
急いで東京へと向かう、そのためにも森の中を走っていく。
そんな中1人の鬼を見つける。
髪の白い鬼だ。
「たす…け…て…」
俺に対し助けを求める。
「あんた、どうしたんだ」
「鬼殺…隊…の…やつに…毒…を打ち込まれ…て…」
俺は鬼に血を与える。
「飲めよ…解毒するならこれが一番だからな」
その鬼は血を飲むと楽になってきた。
「それで、お前は、どうしてここにいるんだ?」
「私は、那田蜘蛛山からここまで船や馬車に隠れながら、何とかここまで来た」
「那田蜘蛛山?それって千葉じゃねぇか、ここは足柄だぞ?よくそこまで移動できたなぁ。その精神力、只者じゃないな」
足柄までは海を越えていかないとまずつけない。それに、那田蜘蛛山といえば5月の半ばに下弦の伍、累が倒されて以来久々に聞いた。
今は7月だぞ。よくそこまで生き延びたなぁ。
「俺はこれから東京にいるあのお方のもとに向かう。お前もついて来るか?」
「もちろんです。上弦の伍の方の提案とあれば私は一緒に行きます」
俺は白い鬼とともに東京のあのお方のもとへ向かった。
「はい、お会計180円になります」
「とても美味だった。私もこんなものがあるとは思わなかった。」
「まさか喜んでうな重二杯もたいらげるとは思わなかったわ」
「そうだな、時々こういう店によって情報を仕入れるのもよい」
屋台から出てきて裏路地へと入るところの無惨様を見つける。
「無惨様、ご報告に参りました。」
「例のものは見つけたのか?」
「調べましたが、確かな情報は無く…存在も確認できず…青い彼岸花は見つかりませんでした」
「で?続きは?」
「ご命令通り柱の一人を無力化して参りましたので、ご安心下さいますよう…」
「お前は思い違いをしているようだな、猗窩座。」
無惨様は怒り出すと、俺の体があちこちにヒビが入る。
「たかが柱一人、それを無力化したからなんと言うのか?鬼が人間に勝つのは当然のことだろう。私の望みは鬼殺隊の殲滅、それに人間の完全なる家畜化だ。鬼殺隊は一人残らず殲滅し二度と私の視界に入らせないこと、複雑なことでは無いはずだ。それなのに未だ叶わぬ、どういうことなんだ?お前は得意気に柱を無力化したと報告するがあの場には5人の鬼狩りがいた。なぜ、始末しなかった?わざわざ近くの浜名湖で釣りをしていたお前を向かわせたのに、それに、お前、例のものはどうした?」
鰻釣りをしていたことを思い出し腰に手を回す。うなぎが動いていない。戦闘になった際に誤って死なせてしまったのだろう。
「猗窩座、私の好物の鰻まで使い物にならなくするとはいい度胸だな」
ここまで怒らせてしまうと殺されるかもしれない。
「無惨様!こちらに向かう途中、足柄で那田蜘蛛山の鬼の生き残りを見つけました」
「ほう、そこにいる白い女鬼か、もしや、累が作っていたという家族の一人か?」
「はい、累の姉の綾というものです。この鬼は累から貰った血鬼術を使います」
「なるほど、それは良い報告だな。十二鬼月も候補はおらず既に11人
最近入った獪岳は未だに血鬼術も使えぬ。その時に血鬼術を使えるものを見つけるとは、やるではないか猗窩座」
「ありがとうございます」
「だが、それで先程の件との差で平にするとは思うな。私、いや私たちの命令は絶対だ。今度なにかあればタダではすまぬ」
「はい!」
「ではその綾を置いて下がれ、私が血を入れるために城へと連れていくからな」
「はい。」
その場を立ち去る。
そんな時無惨様は愚痴を零す。
「お前が上弦の伍に落ちた理由は、お前には絶対に分からないだろう」
「元上弦の参だったとは信じられない」
あの二年前の大血戦、あの時から全てが変わってしまった。
無惨様があの女を娶ったことにより、今や十二鬼月も鬼も女だらけになってしまった。
それに、列車前での戦い、俺にとどめを誘うとした餓鬼のことを思い出し、怒りが込み上げてくる。
あいつら、次会った時は脳髄ぶちまけてやるからな!
猗窩座は原作とは違い煉獄さんを生かしてしまいましたからね。
技が単調になった理由が鰻の籠を腰に籠を入れてたからってのはどうかと思いましたね。
お前の方が気にしながら戦ってたんかいって。