鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜   作:トーニオン

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今回はかなり短いです。
繋ぎ回です。


三人の鬼とそれぞれの火蓋

白い液体の臭いを嗅ぐ。

「これは、いちょう芋?それに、腐っている」

俺は手拭いでカナヲについたいちょう芋の液を拭く。

 

「これで大丈夫だ。いちょう芋はかなり痒くなりやすいから呼吸で痛痒神経を押さえるんだ」

カナヲは深呼吸をし、全集中の呼吸で応急手当をした。

 

「よし、もうすぐ鬼のいる所だ。気を引き締めよう」

俺は大きな扉を開ける。

 

すると広間には球根がゴロゴロと転がっていた。

その奥に鬼の影。

 

「へぇ、おふたりさんは鬼狩り様か、男女組で来るとは、もしかして恋人同士ってもんかねぇ。あたしの相手とか苛立たせたいのか?」

 

その鬼は2つの角を持つ白い髪の和服の鬼だった。

 

 

 

一方その頃、チルノとこいしは、

「なにこれ、丸い糸玉?それにたくさん垂れ下がっている」

50はあろうかという糸玉が天井から垂れていた。

「鬼の気配を察するに蜘蛛の糸を使うやつみたい」

「そうか、じゃあ蜘蛛鬼がいるんだな。ちょっと、この糸玉、なにが入っているのかわからないし破いてみる?」

「そうだね」

二人は糸玉を次々と破く。

「うわぁ、なんかドロッドロしてて気持ち悪い」

「それに、なにこれ、骨!」

 

「あら〜、私の食い物を破壊して、なに遊んでるのかしら?」

その瞬間、声の方を振り向く。

 

「私が長い時間かけて溶かした人間の汁物、それをどうしてくれる?なら、あんたらが私のご飯になりなさい!」

 

その鬼は、白く長い髪に顔には赤い斑点、それに白装束を着ていた。

 

 

アリスと文の方は罠が多く、特に文は何度もハマりかけた。

「あなたがいると、ほんと命がいくつあっても足りないわ」

「ごめん、何度も助けてもらって」

「今度引っかかったとしたら助けてやんないからね!」

 

アリスと文は仲は良い、だがいつもこうやって二人で漫才のような掛け合いをすることが多い。

 

「お、扉みっけた!ここが鬼の居場所かぁ」

「気をつけてね、なにが起こるかかわからないから」

扉をそーっと開けると、そこには何もない広間があった。

「あれ、もしかして鬼がいない?」

 

あたりを見渡すとどこからか声が聞こえる。

「私は、ここだよ!こっちこっち!」

「文、上よ!」

言われたので見上げると鬼が逆さまになって天井に立っていた。

「どうも、私は正邪、最近、十二鬼月に入りまして、下弦の陸を名乗らせていただいてます。」

「お、十二鬼月か、ちょうどいい、私たちでやっちゃうか!」

「文、珍しく気が合うわね。私も同じことを考えてたわ」

 

 

三人の鬼と6人の隊士、それぞれが鬼一人につき二人の隊士

それぞれの戦いが始まる。




次回、大激闘必至です!
お楽しみに!
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