鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜   作:トーニオン

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やっと最終選別まで来ました。
さて、ここでも何も起こらないわけがありませんね


最終選別と白髪の少女

石段を登り神社の拝殿前に着いた。

そこには俺と同じ最終選別を受けるものがざっと見る限り30人ほどだろう。

みんな選別で受かりたいと躍起になっている。

そしてしばらく待つと2人の子供が現れた。

 

「みなさん、今日は最終選別にお越しいただきありがとうございます。

今回の選別の責任者のきりやと申します。」

きりやと名乗る黒髪の子はそう言ってみんなを鎮めた。

そしてもう1人の白髪の子が説明をする

 

「今回は31人もの受験者がお越しくださいました。それでは、この選別の条件をお伝えします。決まりは二つあります。

一つはこの山で7日後の朝まで生き残ること。もう一つはその前に下山をすれば失格ということです。以上」

 

そう言うと黒髪の子がさらに説明する

「この山には藤の花が五合目まで一年中狂い咲いており鬼たちはこの山から下りれません。おには藤の花を嫌がるので六合目から上にしかいません。ということで試験はこの藤襲山の六合目から上ということになります。ただ六合目から上には百を越える鬼がいます。それではみなさんこの先の門をおくぐりください。試験開始はこの門をくぐってから開始です」

「それでは」

「ご武運を」

 

こうして7日間の最終選別が始まった。

 

 

ーーーーーー

ーーー

 

 

「今日で6日か〜、生き残るのも大変だなぁ。まぁ何体かは仲間割れしてたけど」

日が出てる時は山で食べ物を獲り昼前には寝るそして夕時には起きそして夜は鬼から身を守るそんな日を続けてきた。

鬼は人を食うためなら仲間さえも潰し合うこともある。

そう言う運も少しあるのか。わからないがここまであまり疲れていない。山の入り口で引いたおみくじが中吉だったのもあるだろう。

 

そんな中1人の少女が近づいてきた。

白髪をリボンで結った少女がこちらに向かって来る。

「ご飯を〜、ご飯をくれ」

そういい剣を構えたが少女は手前で倒れ込んだ。

 

「大丈夫か!どうしたんだ!」

少女の顔を見ると少し頬が痩けておりおそらくあまり食べてないんだろうと思った。

そこで残っていたおにぎりを一つ食べさせた。

 

「すまないです。空腹の中、おにぎりまで与えてくださるなんて」

白髪の少女はものすごい勢いでおにぎりを食べ終えそして俺に感謝していた。

「そんな、謝ることもないよ。どうせ、これから選別を生き抜く同志なんだから」

俺は少女にそう言った。そして名前を聞いていなかったので尋ねた。

「そういえば自己紹介をしてなかったね。俺の名前は竈門炭治郎。よろしくな」

「魂魄妖夢です。齢は15です。よろしくお願いします」

 

こうして2人はこの後の夜に備えいろいろと計画を立てた。

 

そしてその夜。

鬼を倒しながら2人は息を合わせて行動した。

しかし先の方には何やら怪しい臭いがする。

しかも今までのようなものじゃない。もっと強い何かだ。

怪しいと思い木陰から見ると手が大量に生えた鬼がいたしかもかなり大きい。

「おそらくたまにいる大食らいの鬼だと思いますね。あの大きさだと食った志願者は50は下らないと思います。」

妖夢はそう分析した。となると、試験前に言っていた志願者たちの情報と明らかに違う。

焦る、しかしその鬼はこちらの方を向いてきた。

「そこにいるんだろぅ!」

そう言って木がなぎ倒される。

そして鬼はこう言った

「今は何年だ?」

「大正4年ですよ!鬼さん」

妖夢はそう答えた。

そして鬼は叫んだ!

「あぁぁぁぁ元号が!元号が変わってる〜!元号がまた変わっている〜!」

そう言って鬼は体を揺らした。

「あの鱗滝の野郎に閉じ込められて48年も経つのか!あいつめ!あいつめ〜!」

そして鬼は俺の顔を見る。

「その面、その面は鱗滝の弟子だな。あいつは必ず弟子には狐の面をつけさせる」

 

そう言って俺の方に手を伸ばしてきた。

しかしここで妖夢が斬りかかる。

 

魂の呼吸 三ノ型___ 霊割り。

 

危うく死ぬところだったのを妖夢が助けてくれた。

「貴様、俺の邪魔をするな!」

そしてさらに手が襲ってくる。

それをお互いで刀でいなしながら手を斬り落としていく。

しかし鬼はかなりの速さで回復をする。

これではキリがない。

そんな時妖夢は俺に向かって言った。

「鬼の頸!鬼の頸をその刀で斬り落とせば鬼は消える」

そうか鬼にも弱点はあるのか。

それを知った俺は鬼の首を斬ろうとする。

しかし鬼の方も首元を守るように腕を回したため決定打にならない。

鬼はさらに別の手で払い俺は吹っ飛ばされる。

そして木に背中を打ち付けられる。

「炭治郎!大丈夫!?」

「あぁ、なんとか大丈夫」

俺は少し頑丈である。それに俺は長男だ。痛みには耐えられる。

そう思いながら立ち上がる。

それを見て鬼は話す。

「俺はあいつのことが憎い。だからあいつの弟子を何人も食った。

そう、お前を食えば14人目だ。鱗滝の野郎もバカだなぁ。その面のせいで俺に弟子が喰われているともなぁ。食われたやつで印象に残っているのは宍色の髪のやつと面に花が描かれた女の子だな、あと、あいつの弟子で食い逃したのは今までおそらく2人だけだろうなぁ。1人は髪を縛ったやつともう1人は半年前に狐の面を木に忘れていったやつかな」

 

俺はキレた。

奴はもう生かしておく事などあり得ない。

そう思い呼吸を整えて向かう。

 

水の呼吸。壱ノ型 水面斬り

 

そうして鬼は守ろうとするものの妖夢も技を繰り出す

 

魂の呼吸。壱の型 乱魂

 

妖夢は首回りの手を斬り落とす。

そこにすかさず水面斬りが決まり、鬼の頸は吹っ飛ぶ。

こうして長きにわたる鱗滝の弟子の因縁は断ち切られた。

 

「はぁ、さっきはびっくりしましたよ。あの時私も合わせて技を出していなければ頸は落とせてなかったんですよ?」

「ごめん、俺もあの時はものすごくブチ切れてて、すっかり周りが見えてなかったよ」

「まぁ、倒せただけ十分ではないですか?これで今まで食われた人々の魂も報われますよ」

「そうだな。じゃあもうすぐ夜が明ける。そしたらこの選別も終わりだな」

「何はともあれ、あなたにもこれで昼の恩を返しましたからね」

「あぁ、ありがとう」

こうして妖夢と夜が明けたあと、山を下りた。

 

下りた先にいたのは

目つきの悪そうな奴

何かぶつぶつ言う奴

髪を右側で結ぶ少女

銀髪の少女。

そして人形を抱えた栗色の髪の少女。

つまり生き残ったのは見る限り7人。

 

 

 

「今回の選別は終わりです。皆さまお疲れ様でした」

「今回の合格者は8人。あと先ほどさっそく1人だけ用を済ませて山を下りて行きました。」

 

「今回の合格者は、我妻善逸、十六夜咲夜、竈門炭治郎、魂魄妖夢、不死川玄弥、栗花落カナヲ、嘴平伊之助、曲戸アリス、以上の方が合格です。おめでとうございます。」

「合格者の方には鬼殺隊の隊服、そして伝達用の鴉、そして少し遅れますが日輪刀を支給します」

 

そして石のようなものと袋が目の前に置かれる。

「こちらは日輪刀を作るための玉鋼、そしてこちらが合格者の皆様に渡すお給金でございます。」

 

各々が玉鋼を選びそしてお給金が渡される

袋の中には500円が入っていた。

 

みんなが石段をおりていく中で俺は妖夢に話しかける。

「次会う時はおそらく任務の時かもな。それまではここで別れる。

ありがとう」

「いえ、私こそ今度会う時はよろしくお願いしますね。では」

 

こうして最終選別を終え俺は禰豆子の待つ狭霧山へと向かった。




ここに来て新たにキャラも追加され合格者にもちらほらと、

ちなみにですが大正時代の物価だと500円あれば金だと350g牛肉ロースだと145kgは買えたという計算です。
マジでそんな大金を渡せる鬼殺隊のトップって一体......

ということでまた次回
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