鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜   作:トーニオン

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今回は妖夢視点での妓夫太郎戦です。
でも何かおかしい。


兄鬼と攻略法

「お前は、絶対に許さない!私の刀で…」

「ほう…よくそのちいせぇ体でやろうとしてるなぁ。女の子は黙ってままごとでもしてろよぉ」

私の心は怒りがふつふつと煮えたぎっている。

倒さないと、絶対に倒さないと。

「妖夢ちゃん、はやるのもいいが、俺たちもいるんだ。力を合わせよう」

善逸が横に立つ。

「俺は親分だから子分の面倒をしなきゃな」

伊之助も同じく立つ。

「わかりました。やりましょう。私たち3人で、あの鎌野郎の首を」

「お前らは仲間がいて幸せだなぁ…そういう奴から俺たちは取り立てねぇと俺たちの不幸の分は取り返せねぇ。それが俺たちの生き方だからなぁ…お前らは3人まとめて鎌で刎ねとばしてやるよぉ」

妖夢が先陣をきって技を放つ。

 

魂の呼吸。 伍の型 荒御魂

 

兄鬼の方の左腕が飛ぶ。

 

「ちっ、逸らしましたね」

 

雷の呼吸。壱の型 霹靂一閃 三連

 

両足を切り落とされ倒れそうになる。

しかし、

すぐさま回復をし、鎌を振るう。

 

血鬼術。 飛び血鎌

 

斬撃が大量に飛び回る。

「その技は既に見きった!」

伊之助は足元に転がっていた瓦を何枚も投げて止める。

「伊之助さん、流石ですね。技の特性を瞬時に察するなんて」

「そうだろう。俺を崇めよ!」

妖夢が伊之助に感心している。すると、

「危ない、よけろ!」

善逸が何かを察しすかさず避ける。

 

その瞬間を見ると、帯が大量に襲ってきた。

 

「なんとか…、なりました」

私の体には切り傷がいくつもついた。

善逸や伊之助も同じく、

「ひひひ、俺と妹の両方の技を使えるんだよ。今は俺と妹は、視覚が繋がっててわかるんだよ。お互いにな」

共視覚、それに技の両打ち、これがこの鬼の本当の強さか。

「技を片方見きったところで、勝ったつもりになんなよなぁ!」

 

飛び血鎌がいくつも放たれる。

それを抑えるのにも私たちは必死だ。

帯も避けながら戦うのは至難の業だ。

ならば、

「伊之助さん!刃こぼれしたその刀で、帯を絡めとってください!それが今の得策です」

「なるほどなぁ!ギザギザに噛ませれば絡め取れるなぁ!なかなかやるじゃねぇか」

伊之助は帯を何枚も刀に絡ませて、巻きとる。

そこへすかさず善逸の霹靂一閃も加わり、細々に切り裂かれる。

「どうやらあなたは、帯を使いこなせてないようですね。先程の妹の方が多く帯を出せたようですが」

出せた帯はそれほど多くない。

首を私は刎ね飛ばす。

だが、

「お前らは、俺の事を弱く見てねぇか!俺の本当の強さはこれからだよ!」

 

血鎌の斬撃が大量にあらわれる。

 

血鬼術。円斬旋回・飛び血鎌

 

まずい、このままじゃ、みんなやられる。

 

音の呼吸。肆の型 響斬無間

 

凄まじい斬撃が、切り刻まれて消える。

「なんだぁ、その技は」

 

土煙の先から現れたのは

「お待たせしました!吉原の人はほとんど避難しました!」

「私たちも加勢します!」

弁々さんと八橋さん、来てくれたんだ。

 

「助かった〜。死ぬかと思ったよ」

「俺も血の刃にはぶるっちまったぜ」

善逸さんと伊之助さんはほっとする。

 

「仲間が増えただとぉ、5人もいるなんて聞いてねぇ、それに、5対1とか卑怯だろぉよぉ」

「卑怯ではありません。それに、あなたも強い、だから私たちは力を合わせてるんですよ」

「鬼狩りにほめられたところで嬉しくねぇ」

兄鬼は震えながら斬撃を放つ。

 

数も多い、それに、一つ一つが重い。

「どうしたぁ、さっきまでの威勢はぁ、お前ら人間は弱いから嫌いなんだよぉ」

斬撃に押される。

その時、炭治郎さんの言ってたことを思い出す。

 

「力と力がぶつかる時に、強い方が勝ってしまう。弱いならば、受け流せ!」

私たちは斬撃を同じ方向へと受け流す。

すると斬撃同士がぶつかり合い、相殺する。

 

「急に連携が取れてきたなぁ。お前ら、やはり継子かぁ?」

「正確には継子はこの2人だけです。私たちは宇髄さんの継子じゃないです。もしかして、信じてたんですか?」

兄鬼は地団駄を踏む。それをしながら斬撃を放つ。

 

「飛び血鎌を四肢全てから出すのは久々だぁ、ここまで俺を怒らせたのは100年振りだよぉ!」

「そうですか!あなたには私たちに勝てないと思いますよ」

「それはどうかなぁ、お前らはどんどん、俺の毒に蝕まれてるんだぜ?」

斬撃に触れたら最後、猛毒で死ぬ。呼吸で私たちは毒の巡りを遅くしているものの、その毒は強力だ。幽々子さんはこの血鎌をくらって死んだ。だからこそ奴を倒さなければならない。

 

「鈍くなっているのはあなたも同じでは?私たちは本気で戦っているんですよ!」

「ふん、だからなんだよぉ、俺はお前らを喰らいてぇ、あの女を喰ってから、俺は一人も人間なんか食ってねぇんだよ!」

「空腹でしたか、その姿を見れば一目瞭然ですよ」

私は散々煽った。相手も幾度となく斬られ、頸も2度刎ねられている。

つまり、こいつは上弦には値しない鬼だ。

「ふざけんなよ!俺がどれだけ苦労したかわかってんだろぉ!」

兄鬼は涙を流しながら斬撃を飛ばす。

だが、鬼の斬撃は単調になっている。

 

「ならば、もう一度刎ねられなさい!」

「や、やめろ!俺を取り立てるな!」

 

兄鬼は再び頸が刎ねられた。

だが、やはりおかしい。

なぜ、頸を刎ねられても死なないのか。

やはり、2人同時に飛ばさなければならない。

ならば、頸を持って逃げればいい。

私は頸を抱えて走った。

 

これなら、相手の方が頸を刎ねてくれれば終わる。

そう思った時、兄鬼が突然大声で叫び出す。

「やめろ!やめるんだ!それだけは絶対に!今すぐ目を瞑れ!」

その意味を知るのには私たちは少し時間がかかった。




妓夫太郎は何に対して言葉を発したのか。
気になりますね。
あと、なんか弱くなってません?
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