鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜 作:トーニオン
一週間後。俺は機能回復訓練に入っても良いと許しが出たので俺は道場へと向かう。
「おう、三四郎、やっと訓練か、俺とアリスはもう任務に復帰するぜ」
「私たちは任務に出ますので、一足お先に」
「俺も早くみんなと任務に出れるように頑張るよ」
伊之助とアリスは任務に復帰してこれから任務に出るところだった。
俺は2人に挨拶をして、そのすぐ後に道場に入った。
「んーー悔しい、やっぱりなかなか体力戻らないなぁ」
「仕方ないですよ。あれだけの大怪我だったんですから、無理もないです」
「みんな任務に出てること多いけど何かあったの?」
俺はきよちゃんにきくときよちゃんは少し言葉につまる。
「実は隠の人からきいたんですが、最近万世極楽教が活発化してきてて、なんでも最近は芸術品とか売ったり、変な商売をしているとか、それでそろそろ本格的に危なくなってきたって言ってましたね。なんでも、最近信者が一万人を超えたことか…」
「そんなにやばい宗教初めて知ったよ。もしかして鬼との関わりとかあるの?」
「関係あるも何も、炭治郎さんの行ってた任務の本来の目的は万世極楽教と繋がりのある二人の鬼を倒すのが目的ですよ?知らされなかったんですか?」
「知らなかった…。宇髄さんの任務ってそれだったのか…」
宇髄さん、そういうことは教えて欲しかった。
「あっそうだ!俺が眠っている間に刀届いてない?刃こぼれしてしまったやつなんだけど」
「うっ、刀ですか? 刀はですね…」
「鋼鐵塚さんからお手紙来てますけど…ご覧になります?」
俺はなほちゃんから手紙を渡される。
"お前にやる刀は無い。許さない許さない、呪ってやる、末代まで祟ってやる。憎い憎い、お前が憎い"
と殴り書きで何枚も書かれていた。
「これは…まずいぞ…」
「ですよね…」
俺は焦る。鋼鐵塚さんならやるとは思ったけどなぁ。
「2ヶ月以上あったんですけど刀は届いてなくて」
「うーーーん、今回は刃毀れだけだったんだけどなぁ、前に折っちゃったり溶かされちゃったりしたからなぁ」
俺は頭を抱えた。
そんな時3人の看護師が話してくれる。
「刀が破損するのはよくある事なんですけど…鋼鐵塚さんはとても気難しい方ですね…」
「里の方に行ってみてはどうですか?直接会ってお話した方が良いかと」
「里って?」
「刀鍛冶の皆さんの里です」
「え?行っていいの?」
「いいとは思いますよ。でもその里は極秘ですからね。鬼でさえ一度も見つけられないと聞きますからね。行く人は一部しか知らないですからね」
そうなんだ、そりゃ鬼に見つかれば刀が仕事道具の鬼殺隊には命取りになりかねない。
だからこそ厳重なのかもしれない。
「じゃあ明日までには出発できるように隠の人にお願いしておきますね」
「ありがとう。助かるよ」
明日には出発。用意をすることにする。
そして気がつく。
禰豆子がいない!
俺はしのぶさんに聞きに行く。
「すみません、禰豆子は、どこにいるんですか?」
「禰豆子さんなら心柱さんのところにいますよ」
「ありがとうございます!では行って来ます!」
「あっちょっと…、行っちゃいました」
俺は心柱のさとりさんの屋敷に着く。
「ここがさとりさんの屋敷か…大きいなぁ」
「ごめんください!」
「はーーーい」
さとりさんはいた。
「あら、炭治郎くんじゃない。お久しぶりね」
「お久しぶりです。しのぶさんから禰豆子がここにいると聞いたので来ました」
「なるほど、じゃああがって」
「お邪魔します」
「禰豆子ちゃんは今は箱の中で眠っていますよ」
「禰豆子!よかった〜、大変だったろう」
俺は箱を抱いた。すると、さとりさんが俺の肩に手をかける。
「炭治郎くん、禰豆子ちゃんは、催眠術が施されいるわよね」
「はい、鱗滝さんが、禰豆子は人間を襲わないようにと、そう言われました」
「やっぱりね、でもそれが施されてからもうかなり時間が経ってるのよ。それで、催眠術の掛かりが甘くなっていたのよ。だからね、私が催眠をかけ直しておいたわ。その鱗滝さんよりもずっと深い催眠を、私がかけたことによって禰豆子ちゃんは人間をもう襲うことは無いわ。私の催眠術はいちばん強いからね」
「ありがとうございます。本当に禰豆子のことを気にかけて下さって」
「いいのよ、それに、私は禰豆子ちゃんを生かしたからには、責任を持たないといけないと思ったから。だから…いいわ。禰豆子ちゃんのこと、しっかり守るのよ。もし危なくなったら禰豆子ちゃんも戦えるんだし、頼るのも大事よ。それに、この前の吉原みたいな鬼化が進んでも禰豆子ちゃんは人を襲わないから、安心しなさい」
「さとりさん。本当にありがとうございます。では、俺は準備があるので、失礼します」
俺はさとりさんの屋敷をあとにした。
翌日、隠の人が蝶屋敷に来る。
「はじめまして、お館様より許可が出ましたので私がご案内します」
「はじめまして、竈門炭治郎と申します。よろしくお願いします」
「案内役の事情で名乗ることは出来ませんがよろしくお願いします」
隠の人はそういうと俺に目隠しをし、耳栓をする。
「そういえばあなたは鼻が利くんでしたね。なら、鼻栓もしますね」
俺の鼻にまで巻紙を突っ込まれる。
そして俺は隠しの人に背負われて、刀鍛冶の里へと運ばれるのだった。
鋼鐵塚さんはやはり気難しい人だな。刀は消耗品なのに
あと禰豆子は催眠術を強化されたので今後一切人を襲うことは無いです。