鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜   作:トーニオン

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今回はちょっと息抜き回
だけどやりたいことを少し時代背景も説明したいなぁと


遺品整理と姉弟子

鼓屋敷での激闘の後、

俺たちは屋敷で戦った響凱の遺品を整理していた。

「炭治郎〜こういうのも片付けるのか?」

「あぁ、こういうのも鬼殺隊の仕事だからな、鬼のいた跡も残さない。そう出ないと次この屋敷に入る人に申し訳ないからな」

「ちっ、おめぇに負けなきゃ、こんな雑用、する必要もねぇのに、いてて」

3人でやっていると、タンスからある手紙を見つけた。

「誰だろう、差出人、姫海棠はたて」

「あれ、そういうの、見てもいいのか?」

「俺は字が読めねぇからそういうのには興味ねぇ」

俺は気になったのでその手紙を開ける。

そしてその手紙にはこう書いてあった。

 

 

拝啓、生命力に満ちた寒椿が活力を与えてくれる厳冬の候、

いよいよご活躍のこととお祝い申し上げます。

さて、あなたの作品を読み、感動致しました。

響凱先生の作品は、色々なものがあり、

中でも私は「久しき師へ」という作品がとても好きです。

師を思う心そして、師に見限られようとも諦めない主人公には何度も心を打たれました。

私も仕事で何度も辛いことがあり、

諦めてしまいそうでしたが、私は先生の作品でこれから夢に必死にしがみついていこう、そう決めることが出来ました。

先生の作品がもし世に認められないとしても、

私のような読者がいることを忘れないで欲しい。

そう思っています。

先生の作品は何年かかってもいいので待っています。

敬具

 

宇多響凱先生の1番の読者、姫海棠はたてより

 

1907年1月28日

 

 

8年前に書かれたファンレターを読んで響凱にも色々あったんだなぁと思いこれを善逸にも読ませたところ、突然泣きながら原稿用紙を纏めだした。

 

「これ、もじがずるど、ぎょうがいぜんぜぇのじがいざぐだったのがも」

 

そうして、色々整理をしながらも響凱の作品を纏めると40編はあるのではという数に驚いた。

 

「これは、藤の屋敷に行った時に屋敷の人に新聞社に送ってもらおう」

「そうだね。これはとても良い作品だから、きっと報われるよ」

「はっ、文字の読めねぇ俺への当て付けか!勝手にしろ!」

 

俺と善逸は藤の屋敷に作品の入った箱を持っていった。

文字の読めない伊之助はさっぱり分からないので終始怒っていたがな。

 

「はぁ、今日はほんとに疲れた」

「まぁあのぐるぐる回る屋敷は目が回りそうだったな」

「ただ、あの屋敷にいた鬼はそんな強くなかったがな」

鼓屋敷での戦闘は本当に辛かった。

しかも、俺の戦った鬼は目に数字が刻まれていたし。

もしかすると十二鬼月だったのかもと思い考える。

 

そして、2日が過ぎたその夜、

「炭治郎、暇だから1つ遊びでもやらないか?」

確かに暇だった。

安静にしろとは言われたが、ここまで何もすることがないと刀を手入れするしかない。

それに伊之助もうずうずしていている。

そんな時だった。

障子が突然開く。

「話は、聞かせてもらったぜ!」

「ぎゃああああ!って、姉弟子じゃないか」

善逸に姉弟子?俺にも姉弟子はいるがまさか善逸にもいるとは、

「おぉ、善逸じゃん、元気だったか?あたしのこと忘れちまったとはいわせねぇぜ!」

「あぁ忘れねぇとも、俺の事散々、扱いてくれたの、絶対忘れねぇよ!」

2人はなんか色々とありそうなので聞いてみる。

「あの、善逸の姉弟子さんですね、お世話になっております。善逸の同期の竈門炭治郎と申します。」

「おう、あたしは霧雨魔理沙だぜ。善逸の同期かなりいるって聞いていたのでな」

「ということはここで休息に?」

「あぁ、実は半月前に膝を捻挫してなぁ。もうそろそろ完治してここを出るって所かな」

まさかの姉弟子の魔理沙さんという方もいたとは、しかも俺たちよりずっと前、ということは俺たちのことも影で見ていたのではと疑う。

「あぁそうそう、善逸はなぁ、3年前に」

「いいよ!俺が自分で話すから!」

 

そして善逸は過去の話をし始めた。

 

 

 

「実は俺、3年前まで新宿の鉄火場にいたんだ。だが、その時の客の女の子に惚れたんだが、その子が駆け落ちしたいって言うんでお金を渡したら、その子が駆け落ちした後に俺に借金を肩代わりするように仕向けててそれで、俺は鉄火場の人達に袋叩きにあってた所を競馬場帰りのじいちゃんに助けてもらったんだ。それからはお前は強くなれだとかすげぇ扱かれたよ、特に姉弟子なんかは、俺にきつく当たってたし」

「あれは、修行から逃げ出したい〜とか、鬼が怖いんだ〜とか泣き叫んでたくせに」

「うるさいよ!話の腰を折るなよ!まぁそれでも俺は一の型は習得したし、他にも弐から陸まであったけど、それは出来なかったけど、まぁそんな姉貴も、なんか新しい型だーって漆ノ型を創作して俺に教えるわで、扱き出したし!まぁそれでも休みの日にはじいちゃんと姉貴の2人で競馬場に行くことは楽しかったけど!」

 

そんな過去があったのかと関心する、今の善逸はヘタレだがやるときゃやるような男だ。

 

「それで気になったんですが、競馬場ってなに?」

「あぁ、馬が集まって速さを競い合ってそれで勝つ馬を当てるためにお金をかける所」

そんな所があるのかと驚く。東京ってほんと栄えてるんだなぁと実感した。

「ところでさぁ姉貴、なんでこっちに来たの?」

「あぁこんな時は花札ってので遊べばいいぜ、それにさぁそこの猪の頭のやつは字が読めないって聞いてたからさぁ、花札なら絵合わせで覚えれば簡単だしさ、そこの炭治郎くんの耳飾りも花札みたいだし。」

そう言われると簡単な気もする。

ということで魔理沙さんに色々と教わることにした。

 

 

「まずはこいこい、これは2人用の遊びだ。これは役が出来ればいい、ただ役ができてもこいこいをすれば続行そしてまた役がどちらかにできるまでは札が切れるまで終われないってやつだ」

そうして遊びが深まっていく、これには伊之助も割と覚えやすいものだと思う。

 

「そしてこっちは馬鹿花だこれは3人で遊べるやつでこっちは役を覚えなくてもいいってやつだ」

 

そうしているうちに俺たちは花札にハマっていた。

暇さえあれば花札で3人で遊んでいた、時には禰豆子も交えた。

そして4日が過ぎた時、

「おう、ということであたしは失礼するぜ。お前たちも完治するまではあんまり動くんじゃねぇぞ」

そう言って魔理沙さんは次の任務へと向かった。

 

こうして休みの時は俺たちは花札で遊ぶようになった。

 

そして完治した直後、藤の花の屋敷を出ると、鎹烏達が来た。

「次は、南の那田蜘蛛山!鬼殺隊の剣士が多く向かっている!」

 

そして俺たちは那田蜘蛛山へ向かった。

この後その恐ろしい全貌を見ることになろうとは。




今回から新コーナー
大正コソコソプロフィール

古明地さとり
1896年3月10日生まれ
身長は145cm
体重は38kg
出身地は東京市麹町區
スリーサイズは78-59-74

心柱であり心の呼吸を使う隊士
ちなみに義勇さんには口下手すぎる人なので私が話さなきゃって言う感じになるそう。
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