鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜   作:トーニオン

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那田蜘蛛山編開始
ここはやはり1つのターニングポイントなのかもしれませんね


下弦討伐編
糸と人形


那田蜘蛛山につく頃には、すっかり日も暮れていた。

そして山の入口には鬼殺隊の1人が倒れていた。

「大丈夫ですか!」

「あぁ、なんとか、というより那田蜘蛛山は恐ろしい、ここには既に30人以上の隊士が既に潜入して、俺は4組目で入ったら、隊士同士は何かに操られてお互いを斬り合い出したんだ。そしてなんとか俺は背中を浅く斬られたもののここまで来れた。ここにいる鬼は桁違いだ、柱でも来ないと…」

心配なので手当をしようとすると、

「あっ、やっぱり俺にも付いてたんだ!あぁぁぁぁぁぁぁ」

そうして隊士は気にぶつかりながら山の中へとひきづりこまれた。

「炭治郎〜さっきの隊士も言ってたし俺たちじゃ何も出来ないよ〜。やっぱり柱を呼びに」

「ガタガタ言ってんじゃねぇ。強ぇ鬼がいるんだ。俺がぶっ倒してやる!」

「あっ、待てよ伊之助!早まるんじゃない」

「猪突猛進!おめぇらはガタガタしながら山の入り口でも守ってろ」

そう言って伊之助は猛スピードで山へと入っていった。

それを追うように俺は山へと入る。善逸は置き去りにして、

「ちょっと〜、俺をここに置いてくなよ〜」

 

 

山の奥へと入っていくと伊之助は気がつく。

「あれ、なんかネバネバするなぁ」

辺りを見回すと木々には大量の蜘蛛の巣が張っている。

おそらく那田蜘蛛山には蜘蛛が大量にいるんだろう。

そう思っていると右奥のほうから悲鳴がする。

「あぁぁ!助けて!誰か!」

駆けつけると何人もの隊士がまるで操り人形のように吊るされていた。

「あぁぁぁぁ!助けてくれ!糸が!糸が!」

そういうと何人かから骨が折れる音がする」

まさに地獄のような様だ。こんな酷いことをする鬼がこの山にいるのかと噛み締める。

さらに奥からもまた人が来る。その人々は隊士。だがほとんどは意識がなくのらりくらりとしてる。

「危ないぞ!そいつらを操ってる親玉がいるんだ。こっちへ来い!」

木の影から隊士が呼ぶ。

そして伊之助と俺は隊士の方に行く。

「ここで起きた話をしよう。この山に最初に入った俺たちは、ある白髪の子供を見たんだ。そうしたら1人の隊士が切り刻まれた。そして他の隊士が突然変な動きをしだしたから慌てて俺だけは逃げた。そしてそれから2日が経ち今はなんとか生き延びられている状態だ。」

「は、逃げ回るとかふざけてんのか?この弱味噌が!」

説明されているのに殴ろうとする伊之助を止めながら話を聞く

「そういえば、階級はなんだ、俺は村田誠壱、階級は庚、」

「俺は竈門炭治郎と申します。階級は壬」

「ふん、階級なんか興味ねぇ」

伊之助は鬼殺隊をやっているよりも鬼を倒して強さを証明したいって気持ちが強いのかこういう感じに時々なる。

「壬、こんなとこに来てもあんまり意味が無い、何せここに来た隊士のほとんどは壬だ。それでも全く状況が進んでない。こうしてる間にも何人も隊士が招集されては死ぬ。そんなのあんまりじゃないか」

とても危険な状況なのはわかった。だが、突破口を見つけない限り埒が明かない。

そんな時とてつもない刺激臭がする。鬼、しかもかなり強いもの。

そして見ると大量の蜘蛛が足元にいた。

蜘蛛が操り糸を出していたのか。

「蜘蛛だ。蜘蛛が操っていたんだ。」

「ということは、蜘蛛を皆殺しにすればいいんだな!」

「それじゃダメだ、しかもかなりいる。こうなると鬼の居場所を探るしかない」

鬼がどこにいるかは分からない。そんな時伊之助は刀を地に指し、両手を広げた。

 

獣の呼吸。漆の型 空間色覚

 

「見つけた、そこか!」

「そうか!すごいぞ伊之助!」

 

こうして俺たちは鬼の方へ向かう。

 

その時だった、突然、大きな音がする。

後ろをむくと、首なしの大男のような人形が刀を振り回していた。

木々は折れる。

「伊之助!気をつけろ!」

「あぁわかってるよ!」

糸を切るしかしすぐにまた糸が付く。

これではキリがない。

「袈裟斬りだ!これなら広範囲に斬ることが出来る!」

伊之助は猛攻撃を躱す。しかし、糸が伊之助に絡みつく。

「しまった!蜘蛛がいた。」

伊之助の絶体絶命に俺はすかさず糸を斬る。

すると伊之助は少し気が抜けた感じをした。だがすぐ、

「てめぇ!これ以上俺をホワホワさせるんじゃねぇ!」

「伊之助!ここは力を合わせよう!伊之助!俺を踏め!」

そうして伊之助は俺の背中の箱に乗り大男の腕をとばす。

「伊之助!飛べ!」

その隙に俺も

 

全集中 水の呼吸。 打ち潮

 

両足を斬り、膝をつく。そして伊之助は袈裟斬りを決める。

 

伊之助は一瞬止まったあと。刀を置いて俺に向かってきた。

「おめぇにできることはおれにもできるわぼけ!」

そして俺はおもいきり上空まで投げ飛ばされる。

そして上空で鬼の匂いを嗅ぐ。

「そうか伊之助!そういうことか!」

そして鬼の方向に向かう。

鬼は何かを悟ったかのように、さぁ斬ってくださいと全てを捧げてる。

そう、死を受け入れる鬼には痛みをなくやさしく斬る技がある。

 

水の呼吸。伍の型 干天の慈雨

 

斬られた鬼は安らかな顔をしていた。

「十二鬼月がいる。気をつけて…」

 

そう言って塵へと帰っていった。

 

 

十二鬼月は鬼舞辻無惨に近い存在。その血を珠世さんのところに送れば、禰豆子が鬼に戻る可能性も高まる。

そう思い心に強く決めた。

その時だった。

「あら、私も倒そうと思ってたけど少し遅かったかしら」

女の子の声がする。

振り向くと、栗色の髪の少女がいた。肩には小さい人形が乗っている。

「あら、そういえばあなた、素晴らしい技をお持ちね。」

満更でもなかったがここは凛とする。

「あら、こちらから名乗るのが筋かしら、曲戸アリスよ。この人形は、蓬莱。あたしの守り神なの。」

「俺は竈門炭治郎って言います。そういえば、君も俺と同じ最終選別にいたよね。」

「えぇ、あの時はものすごい鬼を倒したんだなぁって物陰から見てたんですよ。」

さすがに手鬼を倒していたのを近くで見ていたとは思わなかった。

そうしてると思い出す。

「そうだ伊之助!大丈夫かな!」

2人で伊之助の元に向かう。

 

「倒したかぁ」

伊之助は仁王立ちしていた。さすがにほっぽり出していたのは悪かったと思う。

「あらあら、血が出ていますわ、手当をしないと」

「なんだ、そこのアマ、気安く触んじゃねぇ」

「アマとはなによ、アマとは、せっかく手当してあげるのにその口の利き方はなんなの!」

2人はなんか色々言い争っているので伊之助を1発殴って黙らせた。

アリスは伊之助にやさしく手当をしていた。

手当が終わると3人で他の鬼を探しに行った。

あと置いてきた善逸は今何してるんだろうと思いながら。

 




いやぁ那田蜘蛛山編は長い!
まぁ立志編の大きな戦闘の山場ですからね。
そして新たに同期組も参戦!こういうのはいい所かも。

大正コソコソプロフィール

氷川智溜乃
1903年9月9日生まれ
身長は128cm(初登場時)→143cm(最終選別時)
体重は25kg→36kg
出身地は埼玉県秩父郡野上村(現在の秩父郡長瀞町)
スリーサイズは最終選別時は76-57-74

ちなみに鱗滝さんの住んでいるところは武甲山で修行場所は甲武信ヶ岳。両方とも埼玉県なので智溜乃さんの出身地からは割と近く。
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