鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜   作:トーニオン

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今回は炭治郎視点ではなく置いていかれた善逸視点です。
なのでここでの俺は善逸になります。


雷の呼吸ときょうだい

(俺、嫌われてるのかな。普通、山の入り口に置いてくか?説得しない?仲間なら。説得してくれたら行ったよ。なのに、2人ですたこらさっさかよ)

「ちゅん!ちゅんちゅん!」

チュン太郎がなんか話しかけてくる。だけど、俺には雀が何言ってるのか全く分からない。

「お前は、気楽でいいよな。」

そういうとちゅん太郎はつついてきた。

「いててててて!何するんだよ!お前可愛くないよ!ほんとそういうとこ!」

そして気がつく。炭治郎は禰豆子ちゃんを背負ったまま山に入ったことを。

それに気づいた俺は全力で禰豆子ちゃんのいる山へと入っていった。

 

 

山へと入っていき、少し息切れてきたので足を遅める。

「禰…禰豆子…禰豆子ちゃん…どこ…」

探しても誰もいない。

「禰豆子ちゃん!炭治郎!猪!どこにいるんだよ!」

叫んでもどこにもいない。

悲しくなる。チュン太郎は肩にずっと乗っていたので呼ばなかった。

そうして探すと手に痛みを感じる。

「いて、なんだよう!禰豆子ちゃんも炭治郎も見つかんないし。

なんだろう、だんだん腹たってきた。みんなを見つけたらさっさと山なんか降りてやる。」

カサカサと音がする。

しかもかなり多い。ここは蜘蛛が相当いるんだな。そう思うと後ろから大きな音がする。

振り向くと人間の坊主頭をつけた大蜘蛛がいた。

「そんなことってあるか〜!イヤ〜〜〜〜!」

俺は全力で逃げる。

こんなのが夢なら醒めてくれ。

だけどさっきの痛みがあったせいで夢ではないと思わされる。

そして逃げた先には多くの隊士が吊るされていた。

あるものは手足が蜘蛛のようになり。

またあるものは髪が全て抜け落ちている。

 

その状況に俺は焦る。

しかも吊るされた隊士たちの中央には家が浮いていた。

しかもなんか糸みたいなものに乗っかってるようなものだ。

 

そしてそこの家から蜘蛛が出てくる。しかもでかい。

「おめぇみたいなやつなんかとは口聞かないからな!」

そして来た道を引き返そうとする。

しかし、来た道に何かがぶつかる。糸の壁だった。

「ひ、もうわかってんだろ!お前は既に食われるか蜘蛛になるかの運命なんだって」

「蜘蛛になるかって、ってこれは…」

左手を見ると所々色が変わっているのに気がつく。

「毒だ!噛まれたよな、蜘蛛に」

そして俺は怯える。

「これは時計だ!お前は毒によって2時間で蜘蛛の仲間入りだ!15分で痺れが出てきて、30分でめまいと吐き気、更には40分で、激痛が加わり体が縮んできて失神!目が覚めたらお前は蜘蛛だ!」

怯えて逃げる、そして木の枝に飛び乗り幹にしがみつく。

「怯えるんならなぁ毒を追加されて!」

「ひぃぃぃぃ」

幹にしがみついているとあの頃を思い出す。

 

 

「しっかりしろ!泣くな!逃げるな!そんな行動に意味が無い!」

「いや、もう死ぬと思うので!」

「おーい、早く降りてこいよ!」

じいちゃんたちとの修行時代にもこんな事あったなと。

俺が根性なしの弱虫で修行での強く当たられるとよく逃げていた。

「でも、俺はじいちゃんのことは大好きなんだ!俺も期待に応えたいよ!こんな俺でもよ!本当は全然寝ずに何度も練習してる!でも結果が出ないんだよ」

そう、泣きながら木の上にいると姉貴が木を揺らしてくる。

「おい、降りろよ。おめぇのことは師範が一番信頼してる!あの兄弟子がなんかおめぇに当たってるのも分かるけどさぁ」

「落ち着け、善逸、魔理沙の言う通りお前には才能がある」

そうやっていると天気が変わりだし、雲行きが怪しくなる。

「もう俺は、」

ドカーーーーン

「あぁぁぁぁ!」

「ひゃぁぁぁぁぁ」

俺は雷に打たれた。姉貴も気を揺すっていたせいで被雷する。

「善逸!魔理沙!」

(雷に打たれて、俺も姉貴も髪の色が黄色になっちゃうしさぁ、その後兄弟子にはバカにされるし散々)

 

 

(俺は、自分のことが一番好きじゃないちゃんとしなきゃと思うのに、逃げるし、怯えるし、泣きまくるし、もうサイアクだ。変わりたい。ちゃんとした人間になりたい。なのにこんな所で坊主頭の蜘蛛で一生終えるのなんかもっと最悪だ)

逃げない、そう決めて立ち向かおうとする。

すると、足元に髪の毛が数本落ちてる。俺の髪だ。

もうこんなに早く効果が出てくるのか。

「ひひぃ、思ったより早く効果が出てくるんだな」

それを聞いた俺は失神する。

 

その直後、女の子が壁を越えてくる。

「あ、まだ蜘蛛の生き残りがいたんですね。」

銀髪の女の子が、同じ鬼殺隊の隊士。

「そこに失神している。隊士の方はなんか情けないですが、私がお相手しましょう。」

そういうと刀を取り出す。

そして兄の方へ向かう、

花の呼吸。壱の型、椿落ち

縦に刀を振るう。

そして周りに吊るされていた隊士たちが地面に落ちる。

そして俺はもう1人の"俺"への変わる。

剣を構え、そして兄蜘蛛へと斬りかかる。

 

雷の呼吸。壱の型……

 

斑毒痰

吐き出した鬼の毒を身を捻り避ける。

そして、すかさず避けた俺に対し、鬼は大量に蜘蛛を寄せ付けていく。

「危ないですよ、あなたは確実に蜘蛛にターゲットにされています」

「あぁ、わかっているよ」

大量に寄ってくる蜘蛛を避けながら、俺は集中して構えを止めない。

そして、放つ。

 

雷の呼吸。壱の型 霹靂一閃 六連

 

そうして俺は逃げる兄鬼を狙い、

そして、斬る!

 

「なんだと!俺は斬られたのか。あんな奴に」

兄鬼は断末魔をあげて消える。

 

「素晴らしい、お見事です。」

銀髪の女の子はそういう、そうしてると。

 

「うるさいわねぇ、さっきからガタガタ、お腹の子供にも悪いわ」

突然、家の中からお腹の大きい女の子が出てくる。

その子は、嫌な顔でこっちを見る。

「まだ鬼がいましたの。はっ、」

銀髪の女の子と俺は周りを蜘蛛が固めていた。

「ここは、早くしないと」

「いや、俺が何とかする。あんたはあの女を切ってくれ」

「わかった、じゃあそうします!」

 

雷の呼吸。壱の型 霹靂一閃

 

花の呼吸。壱の型 椿落とし

 

こうして道が開ける。

 

「あなた、もしかしてこの山の蜘蛛の母親ですか?」

「まぁそんなもんね、でも私にはすごく強いお兄ちゃんがいるから」

「あなたの兄ならたしか死んだはずですが?他にも兄はいるんですか?」

「えぇ、私にはもうひとりいるわ。しかも、十二鬼月の!」

蜘蛛鬼の女の子は糸を大量に出し身を守る。

銀髪の女の子の攻撃を止める。

しかし銀髪の女の子も負けない。

 

花の呼吸。伍の形 徒の芍薬

 

九連撃を打ち出しそして、糸玉を粉々にする。

さらにすかさず、技を放つ。

花の呼吸。壱の型 椿落とし

 

妹蜘蛛の頸を斬り落とす。

そうして地面に落ちる。

「ヤマメ、お兄ちゃんみたいになりたかった。でも私が死んでも腹の中の蜘蛛はまだ生きているよ。」

そして、蜘蛛が大量に妹蜘蛛の腹から湧いてくる。

そこに向かい、俺は、

 

雷の呼吸。壱の型 霹靂一閃

 

斬撃により一瞬で燃え尽きる。そして周りの蜘蛛もそれを見て逃げ出す。

 

 

終わった。なんとか切り抜けた。

俺は目を覚ますと、銀髪の女の子に背負われていた。

「あれ、どうして、俺は…」

「安静にしましょう。ここは柱の人たちが来るまでやり過ごすために山を下りましょう。」

体が動かない。体には激痛、思っていたよりも重症だ。

「今、何時?」

「ええっと、11時34分です。」

時計を出された時のことを思いだす。

あの時の時刻は10時57分。

つまり37分もたっていた。

やばい、もうすぐ俺は蜘蛛になる。そう慌ててしまう。

そんな時だった。

「あ、柱だ、しのぶさん!こっちですよ!こっち側に隊士がたくさん倒れてます!あと、背中の彼にも、早く治療を」

そうして背中から下ろされて横たわる。

「まだ、意識はありそうですね。ちょっとチクッとしますけど、これであなたの毒を治療しますからね」

しのぶさんという人が俺の腕に針を刺す。

「はい、終了。しばらくは安静にしててくださいね。」

こうして俺は何か安心感を感じ眠りについた。

 

 




ここでまたも新キャラ登場。
原作よりも早く花の呼吸が出てきちゃいましたね。
果たして銀髪の女の子は一体なんなんでしょう。


大正コソコソプロフィール

魂魄妖夢
1899年8月6日生まれ
身長は154cm
体重は46kg
出身地は東京市赤坂区(青山霊園の近く)
スリーサイズは82-60-84

なんでも幽霊とかそういうのは信じちゃうっぽく
鬼殺隊の最終選別は鬼殺隊で死んだ幽霊がなんか話してるみたいなのを聴いて独学で呼吸を身につけた。
なので同期組で伊之助の他にも同期組でオリジナルの呼吸を持っている。
ちなみに髪の色が白いのは軽度アルビノで生まれつき目の色は黒いものの毛の色は全部真っ白なんだとか。
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