鬼滅の東刃〜Another of Slayer〜 作:トーニオン
でもどちらかというとそっちじゃない方がメインかも。
「不死川さんの道場ってもうすぐかな?」
「迷イ過ギ!右ニ曲ガレバスグ!」
俺は鴉に案内されながら不死川さんの道場へと向かっていた。
すると、道の端で行き倒れている人を見つける。
近寄ってみると突然俺に抱きついてきた。
「うわぁぁぁぁぁぁ!善逸!どうしたんだ!」
「助けてくれぇぇぇぇ炭治郎炭治郎何卒!もう足が立たないんだ無理なんよ!やっとここまで逃げたんだ!地を這ってきたんだ!気配を消してヤモリのように!命に関わる!殺されるーーーーー!」
ものすごく怖がっているのはわかった。
すると、しがみつく後ろでものすごい形相で腕を組む人が現れる。
そして、善逸の頭を掴む。
「選べぇ、試練に戻るか俺に殺されるかぁ」
「ギャァァァァァァァ」
善逸は汚い高音で叫び、俺にがっちり掴まる。
「勘弁してぇぇぇぇ!ギャァァァァン」
「うるさい!静かにしろ!」
そう言って思い切り善逸の首に手刀を食らわす。
善逸は舌を出しながら気絶する。
「運べ」
「あっはい」
不死川さんはものすごく怒りながら道場への方へ歩いていく。
ごめんな善逸、一緒に頑張ろうな。
「ご無沙汰しています。今日から訓練に参加させてもらいます。よろしくお願いします!」
「調子乗んなよぉ、俺はてめぇを認めてねぇからなぁ」
「全然大丈夫です!俺も貴方を認めてないので!禰豆子を十度も刺したんて!」
俺はそう言い切り、スタスタの善逸を背負いながら道場へと向かった。
「いい度胸だ……思いきり扱いてやるからな」
不死川さんの訓練は善逸がああなるのもわかるキツさだった。
とにかく不死川さんに斬りかかっていくという単純な打ち込み稽古だったが、反吐をぶちまけて、失禁、脱糞、そして失神するまでがほぼ一区切りでそれまで休憩は夜眠る時しかない。
伊黒さんですら1時間半と30分の組み合わせで休憩もしっかりくれた。
そして善逸が目覚めると親の仇の如く俺を何度も責めた。ごめんね善逸。
そして不死川さんは特に俺への当たりが強かった。
一瞬でも気を抜いたら大怪我して治療に逆戻りだ。
その治療が必要な人々を伊黒さんのところに送り付け、そして伊黒さんは木に括り付ける。まさに2人合わせての地獄の試練だった。
「何とか……失神1回で済んだ……」
だが、初日でこれはまずい。全身ボコボコで他人のゲロまみれ。心折れそうだな。
すると、女性隊士のいる部屋から喧嘩の声が聞こえる。
「私が柱になるのよ!とにかく!私は柱の妹!だから私が花柱になるの!」
「私は元柱の育手の弟子です。私が柱になるんです」
その声はカナヲと咲夜、同じような技を使うから仲がいいのかなぁと思っていたけど違うのか。
その部屋の近くで死んだフリをする善逸。
俺は善逸を抱き起こす。
「善逸、どうしたんだ?」
「炭治郎……俺が……2人とも花の呼吸の使うから気になって2人に話しかけたら喧嘩になっちゃって……俺……思いきりぶん殴られた……」
こいつが火種の原因か。
俺は置いて立ち去ろうとする。
「炭治郎!待ってよ!2人は炭治郎のことでも争ってたんだよ!だから炭治郎が仲裁しないとだめだよ!」
なんか面倒事に巻き込まれた気がする。
俺はカナヲと咲夜のいる部屋に入る。
「私は91体倒した。」
「私なんか上弦と戦ってるんですよ!」
2人はとにかく言い争いをしている。
そしてそのまわりには喧嘩を止めようと近づいたのかスケベでも狙おうとしかのかわからない男性隊士の山が築かれていた。
「ちょっと、喧嘩はやめようよ」
俺が喧嘩を止めに入るとぴたっと2人が止まる。
「ちょっと炭治郎、今はこの場から離れて」
「炭治郎さんは今ここに来てはいけないですよ」
ものすごい喧嘩の矛先を向けられそうな臭いがしたので俺は引き下がる。
そして俺が2人の喧嘩をどうしようか考えながら、正座をしていると。
ものすごい弾ける音がした。
そこに立つのは不死川さん。
2人の頬を平手打ちし、2人を倒れさせた。
「てめぇら、何喧嘩してるんだよ。女の争いとかそういうことする暇があったら俺に何度も打ち込みしろよ。それとも、俺に殺されてぇのか?」
2人はその気迫に押されて震える。
「それに、そろそろ飯だ。早く食って早く寝ろ。寝ちまえば喧嘩をする気も起きなくなる」
不死川さんってこんな人だったっけ?
俺はちょっと違和感を覚える。
「あら、2人とも、何かあったの?」
そこに現れるの緑色の髪の女性だった。
「し、師匠!何故ここに!?」
咲夜は何故か声を発する。
「あら、咲夜。それに、カナヲちゃん?2人とも喧嘩は良くないよ〜」
緑色の髪の女性は咲夜の師匠のようだ。
「それに、風柱が心配してさぁ、私のところに相談に来てさぁ、そしてこちらから来てみたら既に時遅しだったわね」
「あぁ、すまねぇ」
不死川さんが謝っている。
「あっ、私は風見幽香、元花柱で胡蝶カナエの前にいた柱。さすがに私のこと知ってる人はここにはいないか」
ものすごく美しいがなにか血のような臭いを感じる。
「とにかくお前ら、俺の試練の最中は喧嘩は辞めるように」
そう言って不死川さんと風見さんは2人で飯のところへいった。
それ以降、2人は喧嘩はしなかった、だが、ものすごく触れたら喧嘩になりそうな雰囲気は感じた。
そして5日目、
「よし、炭治郎、善逸、咲夜、カナヲ、妖夢、5人は試練合格だ。次は一筋縄ではいかねぇから気をつけろよ」
そういわれ、それぞれが色々な感情を発露する。
不死川さんは俺に近づくと耳元で囁く。
「お前は柱の試練としての合格だからな。俺自身はお前のことを認めてねぇからな」
「俺も認めてませんので。妹に謝るまでは」
俺たちは5人は次の場所へと向かう。
あと2つ、ここを乗り切れるのかなぁ。
第六の試練、突破!
妖夢は女の喧嘩には入らない方がいいとずっと喋りませんでした。
ちなみに玄弥は炭治郎が来た翌日に次の試練へと向かっています。
あと2人、アリスと伊之助はいるのでしょうか。
第六の試練突破者数88人(この時点)
次回は原作では最後の試練となるはずの悲鳴嶼さんの試練です。