ー家ー
昼食を食べ終わり、凜香と千葉君に連絡を取る。
理由はバルクールなどの基礎を叩き込もうと山の中でしようと思ってるからだ。
「ハルカ、私この後凜香と千葉君にバルクール等の基礎教えたら妖館に行くけどなんか用ある?」
妖館ー通称
表向きは由緒ある家柄の人間のみ入居を許されるというが、実際は『先祖返り』(先祖が過去に妖怪と交わり、その妖怪の容姿・能力を受け継いで生まれてくる者たち)が純血の妖に狙われない為に身を寄せて助け合うのが妖館だ。
日本各地に存在している。
ハルカ「妖館…。強いて言うならお酒欲しいけどなぁ。売らしてくれないだろ?」
「ま、そうだな。海外に行ったら買えるけどな。ちなみに何がほしいんだ?」
ハルカ「コーヒーリキュールやチョコレートリキュール系」
「お菓子にか。GW中に買っといたら良かったな...。ま、海外に行った時にでも買っとくよ」
ハルカ「ん、お願い」
****
ー山の中ー
凛花と千葉君を呼び出して、まずやる事は準備運動だ。
それを、怠って怪我とかされたくないしね。
屈伸、伸脚首回し...。
特に手首を念入りに回す。
準備運動が終われば、ウォームアップだ。
軽く走る場所は山を1周だ。
それが終われば、トレーニングだ。
「トレーニングには3種類ある。1つ目が筋力、2つ目がバランス感覚、3つ目が技系だ。最後に関しては1番最後にやろうと思う。筋力は家で腹筋とか腕立て伏せとかしといて、バランス感覚は平均台の上で歩くor木の上になるかな。...で何か質問ある?」
千葉「無い」
凛花「大丈夫よ」
「んじゃ、木の上登るか。大丈夫落ちそうになったら助けにはいるから。木登りのコツは出っ張っている所に足かけながら登るしかないわ」
「よーし、スタート」
ー1時間後ー
木の上で立ち難無く動く事が出来た2人だった。
本来なら木々に伝うようにと言いたいが、伝う時の注意点を教えてないので、今日はここまでとなった。
***
千葉君と凛花と別れた後、
フロントに向かい私の目に写ったのは、氷漬けにされかけている成人済み男性(青鬼院蜻蛉)と冷えたうどんを温めに行く一反木綿(反ノ塚連勝)とその他(白鬼院凜々蝶、御狐神双熾、ラスカル、夏目残夏、髏々宮カルタ、雪小路野ばら)が居た。
「よーす、元気にしてる〜?ん、というか蜻蛉帰ってきてたのか、おかえり」
蜻蛉「ふむ!今帰ってきたばかりなのだ!家畜共!そして、貴様にもお土産を渡そう。鞭剣だ」
「え、そう言うの何処で買ったの?ま、貰うけど。ありがと」
鞭剣か...。
加工すれば殺せんせーに効くかなと思いつつ、カルタや凜々蝶、野ばらの話をしていた。
ちなみに私にも『先祖返り』というのがある。
名前も知らぬコピーの妖怪の血が混ざっているようだ。
使う事あるのかなと思う。
*****
1時間後。
黄昏時となる時刻だ。
この時間は『先祖返り』は最も危険と言われている。
純血の妖が『先祖返り』を殺し力を強くする為に襲われる可能性があるからだ。
さぁ、転移で家に帰ろう。
家に帰り、クラスのチャットに流す動画は『先祖返り』だ。
魔法とは関係なくなったけど知識として身につけて欲しくてね。
妖狐×僕SSに関しては基本的には入れないつもり。
『先祖返り』が入ってくるぐらい。
『夏目友人帳』と『妖狐×僕SS』は同じく妖があるのでオリジナル展開あるかもね〜(フラグ)