新テニスの王子様最速RTA U-17日本代表中学主将ルート   作:どぐう

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ㅤ明らかなテニス要員でテニヌ界の頂点を目指すRTA、はーじまーるよー!

 

 

ㅤはい、という訳でおはようございます。

ㅤスゲーッ爽やかな気分だぜ。目覚めがジメジメした洞窟内なのはご愛嬌。洞窟で寝ようが、状態が下がることはほぼ無いです。ごく稀に不可になる場合がありますが、乾汁を使用してるので問題ありません。

 

「おらっ、ノロノロすんじゃねぇ! とっとと練習せんかい!」

 

ㅤ三船コーチが檄を飛ばします。ついでに唾も飛んでます。きたない。

 

ㅤでは、育成パート:早朝練のスタートです。

ㅤカリスマを上げていくことが第一目的なので、それを上げることができる練習「走り込み」をしていきましょう。カリスマを上げる練習とは(哲学) ……まぁ、跡部なんかは割と長時間粘り続ける試合が多いです。カリスマには地道な努力が重要なのでしょう。

ㅤとはいえ、「走り込み」は当たり前ですが、スタミナ上昇が主です。カリスマはスタミナ上昇分の半分程度しか経験値が入ってきません。ですから、乾汁によるブーストは大事なんですね。

 

ㅤあと、もう一つ忘れてはいけないことがあります。ペアで練習することです。効率が上がるので、絶対に誘いましょう。断られることはまずありません(0敗)

ㅤ財前って、実を言うと周りからの好感度は言うほど低くはないんですよ。正確には、嫌われるほど関心を向けられてないが正しいんですけれども。四天宝寺メンバーで30から30台後半程度、他で25前後です。例外として、白菜(亜久津)からは3とかですけど、あれは別の問題ですから。

ㅤよーし、急いで誘いましょう。オイお前、一緒に練習すっぞ!

 

「一緒に練習? 別に構わないが……」

 

ㅤ誘う相手は乾です。そういえば、なんで乾は負け組なのに、バーカウンターに乾汁があったんでしょうねぇ……? レシピ流出か?

ㅤそれはともかく、乾の「博士」というアビリティはとても有効なのです。

 

ㅤまず、アビリティの説明からしましょうか。これはキャラが固有に持つスキルで、会話により入手することもできます。

ㅤ例えば、財前だと「ブログネタゲット!」というアビリティを持っています。まぁ、これは「メンタル上昇・スタミナ低下」というクソアビリティなので、全くもって必要ないんですけどね。

 

ㅤ逆に乾のスキルは重要です。それは「連続練習を可能にする」からです。

ㅤそもそも、このゲームでは基本「三回以上は連続で同じ練習ができない」という仕様です。要は、キャラが飽きてきちゃうんですね。しかし、今回は育成パートで走り込みしかしません。よって、乾と練習することで同じ練習をループしようという訳です。他のステータスは、イベントによる上昇だけで十分です。

 

ㅤ柳の「教授」というアビリティも同じ効果があるんですが、特に信条的な理由でも無ければ乾を選びます。というのも、乾の好感度を上げておくと「乾汁」をくれるようになるからです。作成者本人から貰える方が楽ですし。

ㅤという訳で乾と一緒に走り込みをしましょう。ここで選択肢が出てきます。

 

・会話をする

・黙って走る

 

ㅤ後者を選びます。会話をすると、練習がスキップできないからです。ホラ、黙って走りな!

ㅤ練習結果は……流石にまだどのステータスも上がりせんね。これは仕方ない。

 

「一緒に練習出来て良かったよ、財前。またやろう」

 

ㅤ社交辞令感満載のセリフを言う乾。お前それ、全員に同じこと言ってんだろ。それを真に受けて、この先ずっと誘うとしましょう。ヘッ、後悔すんなよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ㅤ早朝練を終えたら、コテージ前に集まります。高校生も揃ってますね。次のイベントは決まってるんで、特に何もありません。

 

「――今日は天気も、ワシの気分も良い。よって……『スポーツマン狩り』じゃ!」

 

ㅤはい、スポーツマン狩りです。これは腰につけた風船を割られないようにしながら、森の中を逃げ続けるという練習です。風船には鷲の好きな匂いが付けてある為、どこまで逃げても追ってきます。

 

ㅤこれは逃げるだけでは、何も解決しません。いえ、一応時間内逃げ切ればクリアではあるのですが。それでは、経験値のうまあじが少なすぎます。これはスピード・メンタル・知力を上げるのに有用ですから、せっかくなら上手く経験値をゲットしたいものです。

ㅤそれには、鷲を迎撃することが重要です。これによって、技「5球打ち」を入手できます。解放しなくても先に進めはしますが、鬼十次郎・徳川カズヤなど上位高校生との対戦で詰みます。後でも入手可能ですが、手間が掛かるのでRTA的にポイント低いです。

 

ㅤしかし、この5球打ちの成功には条件が存在します。「2人以上で協力、テクニックの合計値は9以上」です。合計値の値が中途半端なのは、原作ではリョーマと金太郎の2人だったからでしょう。彼らのテクニック合計値は9ですから。

 

ㅤ経験値は仲間で山分けなので、本当は2人の方が望ましいです。ですが、財前のテクニックは3。どう頑張っても、2人での組み合わせは不可能です。

ㅤテクニックが6のキャラには、手塚・跡部・幸村が存在しますが、生憎彼らは全員勝ち組。諦めて3人で挑みましょう。

ㅤそして誰を選ぶかですが、この辺は誰でも良いです。まずうちさぁ、作戦……あんだけど

 

「ほう、作戦があると? ……ふむ、いいだろう。手伝ってやる」

 

ㅤそして、今回選んだのは真田です。なんかその辺に居たんで。

 

「――財前! 何話してるんや?」

 

ㅤえ? ……あぁ、謙也が話に入って来たんですか。彼は財前の関係者の中でも、好感度が38とトップです。なので、偶に話しかけてくるんですね。ちょうど良いです、彼を誘っちゃいましょう。オッスお願いしまーす!

 

「ええで! なんかよぉ分からんけど!」

 

ㅤ了承を得たところで、「スポーツマン狩り」開始です。はい、よーいスタート(棒)

ㅤまず、すぐに森の中に入りましょう。森に入る前に、大人気ない高校生に狙い撃ちにされる場合があります。そうなるとリセットです(6敗)

 

ㅤ森に入って初めにやることは、地面に落ちた毬栗を集めることです。後でこれをテニスボールの代わりに使うことになります。ちゃんとボール使えや!って思わなくもないですが、これはテニスじゃなくてテニヌなんで……ま、多少はね?

 

ㅤ栗を集め終えたら、森を出ます。崖近くを走り回り、鷲をギリギリまで引き付けます。しばらくすると、協力者が栗を打ってきてくれるので、鷲にぶつけてやりましょう。

 

「「財前!」」

 

ㅤおっ、来てくれましたね。真田が3個、謙也が2個で合計5個……ってファ!? 両方5個打ってきやがった! アイエエエ! ゴコ!? ゴコナンデ!?

ㅤそうか、謙也は意外とテクニック値高いんだった! 真田が5で謙也が4だから、財前入れてテクニック値合計12! しまった、こうなると「10球打ち」の入手条件に変更になるんです。

 

ㅤ文字通り「10球打ち」は「5球打ち」の上位互換です。試合などで5球打ちを使いまくることで、10球打ちを覚えることができます。それによって、ようやく上位高校生との試合で互角に戦えるという訳です。なので、10球打ちがこの時点で手に入っていれば非常に進めやすいのは確かです。

ㅤでは、何故5球打ちを狙っていたのか。理由は10球打ちは「全くと言っていいほど」成功しないからです。試走中も一度もお目に掛かったことはございません。wikiで情報を見ただけです。

 

ㅤ原作のリョーマですら、この時点で10球は打てません。なので、他のキャラの成功確率なんか著しく低いに決まってるんですね。どーすっかなぁ、リセ案件かなコレは

 

 

 

 

 

 

――10球打ち成功!

 

ㅤウッソだろお前。

 

 

 

 

 

 

ㅤえー驚いたことに……打ち返してしまいました。なんだこれは……たまげたなぁ

ㅤ財前も流石にビックリしてます。そらそうよ。

 

「ほぅ、ちっとはマシな動きになってきたな」

 

ㅤ三船コーチがこっちを見てなんか言ってますが、気にしてなんかいられません。未だに心臓がバクバクしてますから。

 

「……すっ、凄え! あの中学生、同時に10個の栗を打ちやがった!」

 

ㅤまたオレ何かやっちゃいましたか?

ㅤまぁ、冗談はさておき。これで周りとの関係性がどう変わってくるかは気になりますね……。5球打ち成功でもイベントそこそこ増えるのに、10球だとどうなることやら。とはいえ、10球打ちを入手する作業をしなくて済むのは魅力ですし……。少々ロスが増えても、何とかなるでしょう! このまま進めたいと思います。

 

「今日はもうやめだ。解散せい!」

 

ㅤあっ、終わりましたね。この後はまた練習です。乾を誘って、走り込みをしましょう。また無言で走り続けてスキップ……ってあれ? できない。

 

「――財前ー! なぁ、さっきのアレ凄かったわぁ! いつ出来るようになったん!?」

 

ㅤ金太郎が話しかけてきました。そんなん聞かれたってこっちも知らんわ。適当に誤魔化しましょう。さっさと切り上げてスキップじゃい!

 

ㅤここでステータスをみてみましょう。おっ、パワーが3に上がっていますね。良かったです。

ㅤ試合も普通にやるよりKOの方が早いので、基本はKOで決めたいですから。パワーが3あれば、直接攻撃技も覚えやすくなります。これで心置きなく、スタミナ+カリスマを上げまくれますよ。やったぜ。

 

ㅤ本当なら寝床に戻って乾汁を飲み干し、死んだように眠りたいところですが……今回はそれが出来ません。今夜はイベント「革命の狼煙」があるので、乾汁で気絶しても意味が無いのです。

 

ㅤイベント「革命の狼煙」は、負け組中学生と三船コーチとの間で信頼関係が生まれるイベントです。

ㅤ真田が発起人となり、負け組全員で合宿所に再び酒を盗みに行きます。特別任務にも真田が参加していたせいで、窃盗の快感に目覚めてしまった人みたいになってますが……(目そらし)

ㅤとにかく、この行動(犯罪)によって「人に言われずとも動ける」ことを示し、コーチの特訓に付いていく覚悟を見せつけます。そして、キャンプファイヤーを皆で囲み、「U-17合宿メンバーへの革命」決起集会をするのです。

 

ㅤですが、これスキップ出来るので全カットです。これ、RTAだからね。当たり前だよなぁ?

 

ㅤそれでは、今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:忍足謙也

 

 

ㅤ四天宝寺のお約束。

ㅤ笑かしたモン勝ち、勝ったモン勝ち。

ㅤ途中でどれだけ泣くようなことがあっても、最後に笑えたらそれでチャラ。勝ってしまえば、過程にあった全ての問題は解決してしまうということだ。

ㅤしかし、勝てなかったら……何も解決しない。「あの夏」の後、謙也は時折そのようなことを考えてしまうのだった。

 

 

 

ㅤ全国大会準決勝D-1で、謙也は出場権を千歳に譲り渡した。理由は簡単だ。彼が出る方が勝ちそうだったから。強いものがコートに立つ。それは、単純明快な論理だ。

ㅤ後輩の財前には、オーダーの変更を事前に話さなかった。言ってしまえば、彼は「俺出ぇへんでもええです。謙也さんが出たらええやないですか」と言っただろう。気を遣ってではなく、単に面倒がってそう言うのだ。だから、教えなかった。

 

ㅤ結局、四天宝寺は勝てずに終わってしまう。去年と同じ、ベスト4止まりで。

ㅤ勝てなければ、全ての問題が残ったままだ。

ㅤ財前がポーチに出て失敗し、無様を晒してしまったことも。「あん時のお前、オモロかったなぁ」という笑い話に昇華するには、まだまだ多くの時間を必要としていた。

 

ㅤU-17合宿の招集。

ㅤ財前は「面倒なので行かない」とだけ言った。それを聞いて、白石は「嫌やのに無理強いすんのもなぁ」と言い、その後は彼に話を振らなかった。普段なら粘りに粘って、彼が根を上げるまでつまらないギャグを言い続けただろうに。

ㅤ要は、彼が全国大会で得てしまったトラウマを刺激しないようにしたという訳だ。「こういうのは日にち薬やで」とも、白石は述べた。

 

ㅤレギュラーの多くは、概ね白石の意見に賛成だった。唯一、ユウジだけは「あんな小生意気なスカポンタン、甘やかすだけ付け上がるわ」と批判的だったが。

ㅤだからこそ、ユウジは財前を連れて合宿所までやってきたのだ。小春云々もあるだろうが、資格があるのに行こうとしない姿に、心底むかついていたのだろう。彼は合宿に呼ばれなかったから。

 

ㅤそして、今。

ㅤ負け組合宿に合流した財前はただ淡々と練習をし続けている。口数も前以上に少ない。別に、拗ねて無口になっている訳ではない。話しかけたら、普通に返事もする。だが、どこか今までと違うのだ。何者かに追われているような、そんな目をしている。まるで、生き急いでいるような……。

 

ㅤ謙也は「ノースピード、ノーライフ」が信条だ。だから、食事でも着替えでも素早く済ませてしまおうという気持ちなら分かる。

ㅤけれども、何かがおかしい。スピード第一で生きてきた人間だから分かる。あれは異常だ。

 

「財前、どうしたんや?」

 

ㅤそう聞けたら、どれだけ気が楽だろうか。しかし、どうしても躊躇してしまうのだ。聞いたが最後、後戻り出来なくなる。そんな予感がしてならない。

ㅤ故に、謙也は財前にいつも通りに話しかけ続ける。それだけが、彼に出来ることだと信じて。




テニヌのゲームなので、当たり前ですがKOはあります。
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