剣と魔法の世界でなぜかスタンドが発現したんだが   作:でお

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第四話

スタンドらしきものが発現してから4日がたった。

色々実験をした結果、わかったことが3つある。

 

1、この世界でスタンドを使う時は魔力を消費すること。

おそらくだが、この世界のスタンドは、自分の精神を具現化したのではなく、魔力を具現化した存在なのだろう。そうじゃあなければ、魔力なんて消費しないはずだ。

まあ、俺の魔力量でも、1時間は動かすことができるから、そこまで気にする必要はなさそうだ。

 

2、ジョジョと同じで、一般人にはスタンドが見えない。

両親の目の前で、これが見えるかと聞いてみたが、2人とも、どこを見ればいいのかわからないというような顔だった。

おそらく、同じスタンド使いでなければ見えないだろう。

だが、俺の魔力を見ることができる者であれば、スタンドを使えなくても見れるかもしれない。この世界のスタンドは魔力でできているからな。

 

3、俺のスタンドのステータスと能力。

このスタンドに、岩を殴らせてみたり、少し遠くに離れているものに石を投げさせてみたりした。

おそらくこんな感じだ。

 

【破壊力:A / スピード:A (甲冑を脱いだらもっと速くなる)/ 射程距離:D(3m程度) / 持続力:A (能力を使っている時はE)/ 精密動作性:C / 成長性:E】

 

最初は、7歳でこれほどのステータスなら、もっと強くなれるのでは!?と思ったが、俺の精神年齢が30を超えているから、これ以上の成長はあまりないと思われる。

まあ、強力なラッシュができるからいいや。

 

そして肝心の能力は……、時を0.1秒止める能力だ。インターバルは5秒程度。

DB超の時飛ばしかよ。

 

最初は、0.1秒しか止められないのかと残念がったが、甲冑を脱いだ状態のこのスタンドなら、0.1秒でも充分だ。

一瞬で相手との距離を詰めて『無駄無駄』ができるだろう。

 

高いパワーと圧倒的なスピード、甲冑と時間停止……、本当にチャリオッツとザ・ワールドの力を手に入れたんだな。

ジョジョの世界であれば、強力なスタンド使いになれただろうが、この世界はどの程度のレベルなのかはわからん。

決して油断、慢心はせずにやっていこう。

どのくらいのレベルにまで行けるかはわからないが、行けるところまで行ってやる。

 

 

 

 

この日から、前より積極的に体力トレーニングなどを行うようにした。魔術を鍛えるよりも、いざという時の脚力が重要になってきたからだ。

 

俺のスタンドの射程距離は3m。かなり、相手に接近しなくては戦うことはできない。

いくら、時を0.1秒止めれるとは言っても、0.1秒で数10mも離れている敵に詰めれるかと言われると少し厳しい。1度時を止めたら、5秒のインターバルが必要だからな。

その時に、相手に詰めることができる技術がなくては一方的にやられてしまう。

 

そのための、ランニングだ。ランニング程度で、この世界のまだ見ぬ化け物共に追いつけるかはわからないが、やらないよりかはましだ。

 

以前とは違い、今の俺には強くなるためにやるべき事がわかっている。ならば、それを全力でやるのみだ。

 

(そういえば、スタンドの名前を決めていなかったな……)

 

スタープラチナも名前を付けられてからは、制御しやすくなっていた気がするから、早いとこ名前を付けなくてはな。

うーん、少々無難すぎる気もするが、これでいいか。

銀の甲冑と、屈強な身体、そしてその能力。

これはもう、これしか思い浮かばん。

生前、洋楽をもっと聞いていたら違う名前になっていたのかな。

 

「お前の名前は……、『Silver World』だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

―――そしてさらに3年がたった。

俺は先日、10歳の誕生日を迎えた。

以前より、Silver Worldを自由自在に動かせるようになり、動かせる時間も15分増えた。

時間停止は結局、0.1秒のままだった。やはり、7部Dioと同じで止めれる時間は決まっているのだろう。

 

3年間トレーニングをしたおかげか、俺は体全体に魔力を纏うことができるようになった。これのおかげで、俺は、Silver Worldほどではないが、普通の大人よりも全然速く走れるだろう。

これのおかげで、距離詰めが楽になったな。

 

 

 

そう思っていた時だった、空の色が茶色と紫が混ざっているような色に変色した。

 

異世界ではこういうこともあるのかなと思っていたが、外にいる人々も慌てている様子だ。

 

(何かやばそうだな……)

 

玄関から外に出て、出かけている両親のところに行こうとした瞬間、空から放たれた白い光りが街全体に広がってきた。

 

「まずいッ!『Silver World』ッ!時よ止まれ!」

 

慌てて、時間を止めたが、これは0.1秒で対処できるものではない。

その光りは、俺を包み込み―――そこで、俺の意識は途切れた。

 

この日、フィットア領は消滅した。




どうしてもスタンドの名前が決まらなくてこうなっちゃいました…
ネーミングセンスがほしい…
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