戦姫絶唱シンフォギア ~最善を生み出すその男は~   作:青海 翠果

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 こんばんは!青海翠果です!6月もオンライン授業が続きそうで、私は何時同級生に会えるのかと不安になります。
 さて今回は、ついに響、未来、切歌、調がシンフォギアを起動します!設定が原作と違いすぎたり、最初からウェル博士がトチ狂ってたり、また悠斗君とレーヴァテインのチート能力が出てきたりと色々ありますが、楽しんでくれると幸いです。
 それでは、1話スタート!


第一章 ~G編・英雄は、いつの間にかなっているもの~
#1 この勇気は覚醒


 

 ~アメリカ・とある研究室~

 

 

 ?「...けっ、あのババア、僕の治療も必要とせずに、ネフィリムを眠らせたガキのもとにレセプターチルドレンたちまで連れて行ってしまうとは...本当に余計なことをぉ!!」

 

 薄暗い部屋でパソコンに打ち込みながら恨みを込めてブツブツ呟くこの男はジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクス。通称ウェル博士といいF.I.S.の生化学研究者なのだが、自分を『いつか英雄になれる』と本気で思いこみ、そして大勢の人を救うためなら多少の犠牲は仕方ないと考える、かなりサイコパスに近い科学者だ。

 

 ウ「まあいいでしょう、僕にはネフィリムも『あの計画』もありますからねぇ、うひひひ。」

 

 

 ~ライブから二年後~

 

 

 響「今日もお疲れ様、未来。」

 

 未「響もね。私は元陸上部だから大丈夫だけど、響はあんまり運動してこなかったから最初は心配だったけど、今は40kmも安定して走れてるし、すごいよ。」

 

 響「いやいや、未来が隣を走ってくれてて、悠斗さんたちも応援してくれてるお陰だよ。」

 

 切「さすが年上のお二人は...とても、速いデスね...。」

 

 調「私たちも...運動しとけば、よかった...。」

 

 響「えぇ!?二人とも今まで運動してなかったの!?」

 

 未「凄いね!25kmを運動せずに走れてるのは天性の才能だよ!」

 

 切「えへへ、そうデスかね?」

 

 調「おにぃちゃんに褒めてもらうため、そしておにぃちゃんたちの力になるために、まずは切ちゃんと筋トレから頑張ってる。」

 

 切「今日はお兄ちゃんも一緒だからさらに頑張れたんデスよ!」

 

 悠「四人ともお疲れ様、ほれ。」

 

 そういって悠斗は、四人に水を渡す。ちなみに切歌と調にもしれっとイガリマとシュルシャガナのシンフォギアをお守り代わりに渡している。これはマリアとセレナとナスターシャ博士、二課の司令室の人間には伝えてあるが、他のメンバーには伝わってない。

 

 悠「じゃあそろそろ戻るか。」

 

 しかしその言葉の後に、ノイズの発生を知らせるアラートが。

 

 悠「このタイミングかよ!...仕方ねぇ、行ってくる!」

 

 そういって悠斗は現場に走っていった。

 

 響「...私たちに、出来ることはないのかな?」

 

 未「シンフォギアのない私たちじゃ、避難誘導くらいしか...。」

 

 切「でも、お兄ちゃんたちが頑張ってるのに、何もできないのは嫌デス!」

 

 調「とりあえず、何かあったときのために行きませんか?」

 

 響「うん、行こう。」

 

 そして四人はこっそりとついていった。

 

 

 ~発生現場~

 

 

 悠「早く逃げて!...さて、行くか!」

 

 【Zogern Sie Nicht leyvatain tron】『己が道を迷いなく進むために』

 

 そしてレーヴァテインを纏い、切りかかっていく。

 

 悠「オラァ!...今日はかなり数が多いなっ!」

 

 響「悠斗さん!」

 

 悠「っ!?響!?皆、なんで来たんだ!?」

 

 響「私たちにできることはありませんか!?」

 

 悠「...とりあえず、心に歌が聞こえたら歌え!」

 

 四人『え!?どういうこと(デス)!?』

 

 悠「くっ、まだまだぁ!!」

 

 四人『っ!』

 

 悠斗だけ戦い、自分たちは見ているだけ。自分たちにできることはないのかと考える四人。そのとき、悠斗が言った通り、本当に心に歌が聞こえたのだ。

 

 響「未来、切歌ちゃん、調ちゃん!聞こえた!?」

 

 未「うん、聞こえたよ!」

 

 切「アタシにもバッチリ聞こえたデス!」

 

 調「じゃあ、行きましょう!」

 

 【Nebeneinander stehen gungnir tron】『並び立つまでのカウントダウン』

 

 【Liebe shen shou jing Fesseln tron】『鏡に映る、絆も愛も何もかも』

 

 【Zeios igalima raizen tron】『夜を引き裂く曙光のごとく』

 

 【Various shul shagana tron】『純心は突き立つ牙となり』

 

 そして四人はシンフォギアを身に纏った。

 

 響「うわぁ!これが、私の、いや私たちのシンフォギア!」

 

 未「え、私たちシンフォギア持ってなかったよね!?」

 

 切「あ、もしかして、お兄ちゃんがくれたあのペンダント...。」

 

 調「確かに。あんな綺麗な石、めったに手に入らなそうなのに、響さんたちも同じ形のを貰ってるってことはそれしかない。」

 

 響「てことは、もうあの時からシンフォギアを渡してたんですか悠斗さん!?」

 

 悠「あ、それは、すまん。でも四人は初めて会った時から適合者に選ばれるほどにフォニックゲインが高かったんだ。でももっと遅くなると思ってたんだよ、本当にごめん。あとマリアとセレナとナスターシャさんと二課の司令室の人間は知ってたけど、翼と奏とクリスは知らないから。」

 

 響「え、そうなんですか!?その三人と他の皆さんの差は何ですか?」

 

 悠「マリアとセレナとナスターシャさんは切歌と調のことをいつも気にかけてたし説明しないといけないと思ったから。二課の人たちは後々に迷惑をかけたくないから。三人は話を聞いても止めてくると思ったから。」

 

 未「な、なるほど。それよりもノイズを倒しましょう!」

 

 切「了解デース!それでお兄ちゃん、アタシ達のシンフォギアの特徴を戦いながら教えてほしいデス!」

 

 調「筋トレとか訓練はしてきたけど、実戦は全く経験ないからおにぃちゃんの説明を聞かないと戦い方がわからない。」

 

 悠「分かった、じゃあとりあえず、今流れる歌を歌いながら戦うんだ。そして響は殴れ。未来は鉄の扇子を、切歌は巨大な鎌を、調は刃のついたヨーヨーをイメージしろ。」

 

 響「分かりました!歌いながら殴ればいいんですね!」

 

 未「その扇子で斬るんですか、すごいなぁ。」

 

 切「でっかい鎌でノイズをぶった切るんデスね!頑張るデス!」

 

 調「刃のついたヨーヨーって、結構物騒だね。」

 

 悠「そんじゃ、行くぜ皆!」

 

 そして悠斗はレーヴァテインの事象改変以外の特殊能力を発動する。悠斗が意識すると、四人のシンフォギアからも同じ歌詞が心に現れる。これがレーヴァテインの絶唱を使わずに発動できる、他のシンフォギアに向けて使える能力『共唱(レゾナンス)』。この能力は、他のシンフォギアに同じ歌を流させユニゾンを発動することで、互いのシンフォギアのフォニックゲインを上昇させ、レーヴァテインも他のシンフォギアも本来の5倍の戦闘力を発揮することができる。本来シンフォギアでのユニゾンは、互いの心をシンクロさせないとできないのだが、悠斗はレーヴァテインを介して自分の心を他の人間に伝え、それをユニゾンに繋げている。

 

 ♪「Exterminate(五人バージョン)」(原曲:水樹奈々さん)

 

 悠「オラァ!」

 

 響「すごい!体がさっきよりも動く!」

 

 未「これが、シンフォギアの力、皆を守る力!」

 

 切「ここから先には行かせないデス!」

 

 調「逃がさない!」

 

 そして最後の五匹のノイズ。

 

 悠「終わりにしよう!オラアァァ!!!」

 

 響「ハアアアァァァァ!!!!」

 

 未「セイッッ!!」

 

 切「ラアアアァァァァ!!!!」

 

 調「ハアッ!!!」

 

 ノイズを全滅させた五人、しかし悠斗はこれから怒られることを思い出し、気が滅入っていた。

 

 悠「ヤバいなぁ...ついに四人とも装者になっちゃったよ。翼たちにキレられる...

弦さんたちには説明していたとはいえ、こんなに早くなるとは思わなかったとしか言えないし、どうしたもんか...。」

 

 響「大丈夫ですよ、私たちも説得とか一緒に怒られたりとかします!」

 

 未「全部の責任が悠斗さんにあるわけじゃないですから、私たちもしっかりお叱りを受けます。」

 

 切「お兄ちゃんが怒られるならアタシ達も怒られるデス、デスよね調!」

 

 調「うん、私たちが勝手に行動して勝手にシンフォギアを使ったのは事実。確かにおにぃちゃんにも責任の一端はあるけど、私達にもある。だから、一緒に怒られる。」

 

 悠「皆...ありがとう、そしてこれからよろしくな。」

 

 響「はいっ、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします!」

 

 切「これでお兄ちゃんが戦いに行くのを見送るだけのアタシにさよならデス!」

 

 調「うん、これまで以上に筋トレに力も入るし、装者用に訓練もあると思う。だからもっと頑張らなきゃね。」

 

 未「でも、悠斗さんに追いつきたいから。罪のない人たちを守りたいから。」

 

 悠「...じゃあ、行こうか!」

 

 四人『はい!』

 

 そして五人は二課に向かった。

 




 響と未来の聖詠は、ちょっと暗いイメージだったんで変えました。意味も前向きなものにしてみました。
 そしてタイトルだけですがExterminateをお借りしました。悠斗君のもう一つのチート能力こと共唱は、互いに理解する者同士なら合わせようとしなくても出来ます。
 次回は二課に来る悠斗たちと、地味に外部協力者になった雪音夫妻と悠斗君の両親と天羽家とナスターシャさん、弦さんや了子さんたちの大人会合みたいなものに、立花家と小日向家も参加するところを書きたいと思います。おそらく明日書き上げます。しかし明日は学校の同級生とZOOMで喋る予定なので遅くなるかもしれません。
 感想、誤字脱字報告お待ちしております!それではまた次回、読了ありがとうございました。
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