戦姫絶唱シンフォギア ~最善を生み出すその男は~ 作:青海 翠果
とりあえず、なのは衣装の響強すぎ。
さて今回は、悠斗と響たちが二課の人と話をして、そのあと大人たちの会議が行われます。
~特異災害対策機動部二課~
弦「...ついに、使えるようになってしまったか。」
了「巻き込みたくは、なかったんだけどね。私も、彼も。」
ナ「仕方がありません。選ばれてしまったからには、その役目を果たさなければなりません。それにあの子たちは望んでギアを使おうとしていましたし。」
マ「...戦うのは私たちだけでいいと、思ってたんだけど。」
セ「知らず知らずのうちに、あの子たちに劣等感を与えてしまっていたのかもしれません。」
そこに、奏と翼、クリスも入ってくる。
奏「旦那!あの子たちがシンフォギア使ったって!?」
弦「ああ。響君、未来君、切歌君、調君の四人が、ギアを起動させた。」
翼「そんなっ!?」
ク「嘘...あの子たちを巻き込んだの!?」
奏「なあ、その様子だとマリア達も知ってたよな?」
マ「ええ、本当はあの子たちが自分で決めたことなのよ。それに二年前のライブの日に響ちゃんと未来ちゃんにはもうギアペンダントを、悠斗さんが渡してたの。」
奏・翼・クリス『っ!?』
奏「嘘だろ...先輩が、自分から戦いに巻き込んだってのか!?」
セ「あの子たちがシンフォギアを使えるようになりたい、って言ったらあの子たち自身にも私たちにも内緒でギアペンダントを渡してたんです。」
弦「俺と了子君や司令室の人間、ナスターシャ博士は聞かされていた。」
了「ガングニールと神獣鏡を使いこなせるのは、二人しかいないからって。」
奏「神獣鏡!?あれを使ったのか!?」
翼「奏、その聖遺物を知ってるの?」
奏「あたしが先輩に助けてもらった遺跡で見つかった聖遺物だ。闇を祓う鏡ってやつらしい。」
ク「ガングニールって、イチイバルの次に見つかった聖遺物じゃなかった?」
弦「そうだ、二課で所有する第三号聖遺物。そして切歌君と調君はイガリマ、シュルシャガナを起動させた。」
マ「...そう、F.I.S.の持ってた聖遺物ね。」
ナ「はい、もう少し時間が過ぎたら使ってもらう予定だったのですが、あの子たちが鍛錬を行っているのを見かねた葛城君が、今のうちに調整しておいてくれ、もしかしたら二人がノイズに巻き込まれる可能性もある。だから速いに越したことはないでしょ、と。」
奏「はぁ...先輩らしいけど。」
翼「立花と小日向も、同様の理由でしょうか?」
弦「ああ、また戦いに巻き込まれるかもしれない、とな。」
了「でも、彼自身も迷ってたみたいよ。また巻き込むのかって。」
奏「迷ってたんならいい。先輩は誰も戦いに巻き込みたくないって思ってるみたいだし、そんな先輩が迷わず四人にギアペンダントを渡したなんて思えなかったしな。」
弦「...噂をすれば、だな。」
そしてエレベーターから、真剣な顔の悠斗と、緊張した面持ちの響たちが現れた。
悠「葛城悠斗、戻りました。」
弦「よく戻ってくれた。そして新たにギアを起動した四人の少女たち、ようこそ。特異災害対策機動部二課へ。」
響「あ、二年前にお父さんたちとお話ししてた人だ!」
弦「おお、覚えていてくれたか。風鳴弦十郎だ。特異災害対策機動部二課の司令官をしている。宜しく頼む。」
了「初めまして、私は櫻井了子。ここで聖遺物とシンフォギアの研究をしているわ。」
ナ「切歌、調、よく戻りましたね。そしてお二人とは初めましてですね。ナスターシャ・セルゲイヴナ・トルスタヤと申します。了子さんと同じく、聖遺物とシンフォギアの研究をしています。」
奏「よっ、四人とも久しぶりだな。」
翼「まさか貴方達まで装者になるなんてね。まあ、無理しないようにしてね。」
ク「四人とも、怪我とかない?慣れないことばっかりだと思うけど、私たちも支えるから。」
マ「本当は戦わせたくないんだけど、四人が決めたことだものね。私たちが止める意味はないわ。」
セ「分からないこととかは何でも聞いてね。もう私たちは仲間なんだから。」
響「あ、はい!よろしくお願いします!」
未来・切歌・調『よろしくお願いします(デス)!』
弦「そして悠斗君、想定していたよりも早かったな。」
悠「はい、一人で現場に向かったんですが、後ろから付いてきてみたいで。帰るように言った方が良かったですかね?」
弦「いや、遅かれ早かれこうなることは決まっていたんだ。ならなるようになるしかないだろうな。」
悠「はい...奏、翼、クリス。秘密にしててごめん。でも、三人に言えば絶対に止められると思ったんだ。」
奏「分かってるよ、先輩も望んだわけじゃないんだろ?」
悠「ああ、むしろあのまま日常にいてほしかったよ。」
響「でも、無力なままで居たくないんです!少しでも皆さんの力になれるなら、なんでもいいんです!」
未「もうシンフォギアを使っちゃったから装者として活動しますけど、本当はシンフォギアじゃなくても、皆さんの役に立てるなら何でも良かったんです。だって、自分達だけ何もできないのは本当に苦しいんですから。」
切「アタシ達は、もう力なく皆さんを見送りたくないんデス!」
調「それに、私たちが皆さんの役に立てれば、もっと多くの人が助けられる。ですよね?」
悠「皆...じゃあ誓ってくれ。絶対に死なないこと。無茶はしてもいい、でも死んだり意識を失ったりするようなことはやめてくれ。俺も出るときはなるべく俺が何とかする。だから絶対に死なないこと。俺たちの手が届かなくなるところに行かないこと。それが守れるんなら俺は君たちを歓迎する。」
響「はいっ!私たちは皆さんのおかげで戦えてるんですから、皆さんの元に帰るまでが私たちの戦いです!」
未「響ったら...でも、私も響や皆さんを置いて死ねません。シンフォギアを使わなくてもいい世界になるまでは、使うけど死ぬつもりはありません!」
切「アタシもデス!死ぬなら何十年もあとに穏やかに死にたいデス、その時までは死ねないデス!」
調「切ちゃんと一緒に、年老いてから死ぬ。それまでは何があっても死ねない。」
悠「分かった、巻き込んでごめん。そして、協力してくれてありがとう。これからもよろしく。」
四人『はい(デス)っ!!』
~装者たちが解散した後~
洸「いやぁ、風鳴さんからまた連絡をもらい、未だに驚いていますよ。それで、響と未来ちゃんがシンフォギアってやつを使っちゃったんですね?」
弦「はい、お嬢さんたちに危険なことをさせてしまい、本当に申し訳ございません。」
洸「いえいえ、響は頑固ですからね。一度しっかり決めたことは最後までやり通すんですよ。今回も、シンフォギアを使えるようになるために、筋トレとかを未来ちゃんやほかの子たちとも頑張ってるって聞いたんで、親としては危ないことはしないでほしいけど、あの子たちが望んだなら、帰りを信じて待つことも親の役目だと思ったんです。」
そして未来の母「小日向睦未(むつみ)」も喋る。
睦「私たちもです。未来と響ちゃんはきっと帰ってきてくれる。親なら子のことを信じるしかないんですよね。」
了「響ちゃんと未来ちゃんには、できるだけ無理をさせないようにします。幸い悠斗君をはじめ、他にもシンフォギアの装者は6人、そこにあらたに響ちゃんと未来ちゃん、切歌ちゃんと調ちゃんを入れて10人。手本となれる子たちもそろっているので、任務に赴くときは彼らを二人以上入れて行う予定です。」
洸「他の子たちに負担を強いてしまうのが、心苦しいですね。」
雅「クリスも、絶対戻ってくるって約束してくれましたから。ですが、ちょっと心配にはなりますよ。」
ナ「私も、マリア達が無事に帰ってくるためにできることはやっているのですが、それでも心配になりますね。」
そこに、悠斗の両親『敦也』と『菜緒』がやってくる。
敦「やあ、お待たせして申し訳ない。」
菜「ちょっと晩御飯に時間かかっちゃって...。」
弦「いや、今皆さんも集まったところですよ。」
敦「それならよかった、どうも。悠斗の父です。悠斗がお世話になっております。」
菜「悠斗の母です。」
洸「ああ、これはこれは、響の父です。」
睦「未来の母です。」
こうして大人たちの夜は更けていった。
初登場の未来ちゃんのお母さんと悠斗君のご両親。
さて次回は、装者たちの訓練の様子と、ウェル博士の計画が動きます。
明日になるべく投稿します。感想、誤字脱字報告お待ちしております!
それではまた次回、読了ありがとうございました。