戦姫絶唱シンフォギア ~最善を生み出すその男は~ 作:青海 翠果
さて今回は、水着ギアの登場でございます!ちなみにこの作品の世界を『最善世界』、原作はそのまま『原作世界』としています、ご注意ください。
それでは、第十九話スタート!
~最善世界・海~
アルカ・ノイズを完全に消滅させ、原作世界への転移から帰還して数週間後の今日。全員の予定が空いていたということで、海開き直後の風鳴家が保有するプライベートビーチにやってきた。
響・切歌・奏『海ぃぃぃぃ!!!!!』
未「元気ですね、あの三人。」
翼「今日を楽しみにし過ぎて、昨日から興奮してたしね。」
ク「奏先輩...叫ぶのは良いけどこっちも手伝って。」
奏「あ、ごめんな!今やるよ!」
響「私も手伝います!」
切「アタシもやるデス!」
エ「こっちにも人手をお願いしていいですか!?」
マ「わかったわ。」
調「何すればいい?」
弦十郎により簡易的な海の家が準備されていたので、パラソルやバーベキューセットなどを持ち、別々に組み立てている。食材も風鳴家が用意してくれている。
悠「至れり尽くせりですんません、弦さん。」
弦「ハッハッハッ!!構わんよ、たまには息抜きも必要だろう!」
悠「じゃあ存分に楽しまないとですね!」
しかし悠斗は、神からこんな情報を聞いていた。
~数時間前~
神『エクスドライブに何度も至ったあなた方なら、心象変化も使いこなせるでしょうね。』
悠「心象変化?何だよそれ?」
神『装者の心理状態と周囲の環境によってギアの姿が変化することを心象変化と言います。今回向かう海ならば『水着型ギア』も会得できるでしょう。」
悠「へぇ~、そんな力があるのか。水着型ギアねぇ...まだ内緒にしとくか。」
~現在~
組み立てや準備も終わり、皆も水着に着替えようとするが...
響「悠斗さん?着替えないんですか?」
悠「ああ、ちょっと試したいことがあってな。」
他の全員『?』
悠(心象変化ってことは、俺の心持ち次第ってことか。ならもっと水の中で速く、鋭く!!)
【Zogern Sie Nicht leyvatain tron】『己が道を迷いなく進むために』
そしてその心持ちのまま、ギアを展開した。すると虹色の薄いライフジャケットのようにレーヴァテインが変化していた。下半身も短パンの水着のような装いになっている。
悠「よし、出来た!」
他の全員『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!?????』
響「悠斗さぁん!?どどどどうしたんですかぁ!?」
悠「ギアをこの環境に適応させられる『心象変化』っていうのを教えてもらったんだよ。」
弦「それは、以前言っていた『別世界の神』という者からか?」
悠斗は、神のことを皆に既に話していた。色んな反応があったが危害を加えるつもりは無く、それどころか有益な情報の提供ばかりなので、とりあえずは信用している。
悠「はい、環境とそれに適応したいと望む心のまま聖詠を歌う。俺の場合は水の中でもっと速く、鋭くって思いながら展開したらこうなりました。」
響「てことは、私たちも同じようにできるってことですか!?」
悠「神の言い分だとおそらくな、緒川さん!!」
緒「一応持ってきていましたが、まさか使うことになるとは...。」
そして各々がギアペンダントを構えた。
フィーアハート(悠斗さん/お兄ちゃんに可愛いって言ってもらえる水着に!!!)
奏・翼・クリス・マリア・セレナ・キャロル(水の中でも、もっと素早く!!!)
フィンフディーヴァとキャロルは悠斗と同じく速さを求めて、フィーアハートは私欲しかないが、それでもギアは水着型に変化した。
悠「おぉ、皆しっかり変わってんな。」
奏「おお!砂に足を取られないな!」
翼「戦闘時と変わらない足の軽さだ!」
ク「これなら砂上の敵とか水上の敵とか楽だね。」
マ「水中でもどうなるのか試してみましょう。」
セ「そうですね。」
キャ「フィーアハートの皆さん、なんで頬を赤らめていたんですか?」
フィーアハート『ふぇ(デス)!?』
ク「悠斗さんに見せようとしてるの?」
奏「なるほどな、先輩にアピールするためにもそんな可愛い水着ギアになれたわけだ。」
悠「えぇ!?」
フィーアハート『あ、あの...そのぉ...///』
普段は大胆なフィーアハートの四人も、肌をいつもより多く晒す水着を見せるとなると、少々照れが現れるようになった。
響「悠斗さん...///」
未「私たちの水着...///」
切「どうデスか...?///」
調「似合ってます...?///」
悠「あ、ああ...素敵だと思う...///」
ぎこちなくはなっているが、それでも素敵と褒めてもらえたので、四人は自信が付いた。
響「...よ、よし!水に潜りましょうか!」
翼「切り替えたわね、立花。」
奏「というか、ギアのままだと海水もべたべたしないんじゃないか?」
マ「まあ、実践あるのみね。」
ということで水に潜ると...
切「全然息ができるデスよ!!」
調「水中で喋れる!!」
セ「それに海水を感じないですね。」
未「これなら水中の戦闘も全然大丈夫ですね!」
ク「アームドギアとかどうなるだろう?」
そしてアームドギアを展開すると、地上と同じ速度で攻撃を繰り出せる。
キャ「ここまで凄いんですね、心象変化って。」
悠「他にもありそうだな。」
そして水着ギアというよりただの水着のように遊んでいる皆。途中バーベキューやスイカ割り、そして夜には花火も行った。
~夜・花火中~
響「悠斗さん!花火の炎分けて下さい!」
悠「はいよ、気をつけろよ。」
未「ありがとうございます!」
切「とっても綺麗デスねぇ!!」
調「おにぃちゃんや皆と一緒に花火、来年も出来たらいいなぁ。」
翼「もちろん、来年もやりましょう。」
奏「錬金術師とか、平行世界とか、いろいろ事件を片付けて平和に過ごそうぜ!」
マ「そうね、このゴタゴタが片づけば四人もフィーアハートとして活動するだろうし。」
セ「そうですね、忙しいですが命の危険は減りますね。」
ク「デビューは何時どうやってするのかとか、悠斗さんと一緒に考えたりね。」
キャ「皆さんのライブとか曲とか、とても楽しみですね!」
エ「僕も買おうかな?ルイーナはどうする?」
ル「俺も買う、一応同僚としてな。」
キャ「ルイーナったら。でも私たちは応援していますから!」
響「ありがとうキャロルちゃん、エルちゃん、ルイーナちゃん!」
そして本部では...
ギャランホルンにかすかに赤い光が点滅している。
キャロルのダウルダブラ水着ギア、良いと思います。ポケモンユナイトに関しては何とも言えません、自分の好みではないジャンルになると言えばいいでしょうか、まず互いに喋らないとチームとしてプレイが成立するのか、外国人の方との協力プレイの場合コミュニケーションを取れるかどうかも個人差があるのにどうするのかなど色々不透明な部分もあります。それらを含め、自分はユナイトはやらないと決めています。
さて次回は、ついに最善世界の装者全員が、原作世界に向かいます!どんなストーリーになるのか、作者は頑張って書いています。明日投稿予定ですので、お楽しみに!
感想、誤字脱字報告お待ちしております!それではまた次回、読了ありがとうございました。