戦姫絶唱シンフォギア ~最善を生み出すその男は~   作:青海 翠果

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 こんばんは!青海翠果です!ミェンミェン実装とガルパ超電磁砲コラボが始まりましたね!!始めてから一時間以内にどちらも終わらせてしまったので、暇になってしまいましたが...。
 さて今回は、同一人物同士の模擬戦の響・翼・クリス編です!翼さんの時に新しい武装が登場します!原作にもない武装です!
 それでは、第二十一話スタート!


#21 各々のウェポン(響・翼・クリス編)

 ~原作世界・シミュレーションルーム~

 

 

 さて現在、原作世界の装者達と最善世界の装者達の模擬戦が始まろうとしている。これは個人戦であり、同じ名前を持つ者同士で行われる。

 まずは響同士の対決。

 

 響「宜しくね、響!!」

 

 原響「うん、宜しく!!響ちゃん!!」

 

 二人の響のように区別がつくようにそれぞれで呼び方を変えている。

 

 響:【Nebeneinander stehen gungnir tron】『並び立つまでのカウントダウン』

 

 原響:【Balwisyall nescell gungnir tron】『喪失までのカウントダウン』

 

 そして互いにガングニールを身に纏う。

 

 原弦「それでは審判は俺が行う!用意、始め!!」

 

 原響「たぁあああ!!!!」

 

 響「フッ!!」

 

 始まった瞬間に原響が放った拳をしっかりと受け流す響。

 

 響「セイッ!!!」

 

 原響「ガアッ!?」

 

 そして腹に握り締めた拳を叩きこむ。

 

 原響「がはっ...ぜ、全然見えなかった...!」

 

 響「次はこっちから行くよ!!」

 

 そして手足の攻撃を織り交ぜながら、連撃を繰り出す。原響は腕などでしっかり防ぐが、反撃ができない。

 

 原響「ぐぅぅ...!」

 

 響「ハアッ!!!」

 

 原響「うわっ...!?」

 

 そして突然足払いをされて体勢を崩され、その瞬間

 

 響「ダアッ!!!!」

 

 原響「ゴハァ!?」

 

 そして倒れ伏してしまう。

 

 原弦「勝者、平行世界の響君!!」

 

 倒れ伏したままの原響に駆け寄る響。

 

 響「あれ、響!?大丈夫!?」

 

 原響「う、うん。大丈夫。へいき、へっちゃらだよ!」

 

 響「や、やりすぎたかなぁ...。」

 

 そしてその様子を見守っていた原作世界の装者達は...

 

 原翼「立花が、あんな一方的に...!」

 

 原ク「向こう側のバカの奴、全部見切ってなかったか!?」

 

 原マ「ええ、並大抵の訓練で身に付けられるレベルじゃないわ。」

 

 それもそのはず、原響の場合弦十郎のビデオ鑑賞からの実践になるため、ほとんど素人と変わらない。しかし響は空手・柔道・合気道の基礎をしっかりと習い、そこから自分で経験を積み、自分なりの戦い方を見つけているのだ。さらに、これはフィーアハート全員に共通することなのだが、鍛錬の講師が悠斗だということも戦闘面の学習能力が上がったことの一つだろう。

 

 

 続いて翼たちの対決。

 

 翼「行くわよ、翼。」

 

 原翼「ああ、翼嬢。」

 

 なんとも堅苦しい二人なのだが、互いに思うことは一つ。『剣を交えて理解する』ことのみ。

 

 共通:【Imyuteus amenohabakiri tron】『羽撃きは鋭く、風切る如く』

 

 天羽々斬を纏い、剣を構える。

 

 原弦「用意、始め!!」

 

 原翼「せやあぁぁぁ!!!!」

 

 翼「セイッ!!!」

 

 縦に振り下ろした原翼の剣を横に払い、切っ先の向きを変える。

 

 翼「セェイ!!!!!」

 

 原翼「ハッ!?くうっ!!」

 

 すかさず切り込んできた翼の剣を己の剣で受け止めるも、威力の高い翼の剣は防いだとしてもダメージが入るのだ。

 

 原翼(この剣圧、何て強い!!)

 

 翼(いまいち攻めきれない、なら!!)

 

 剣圧で弾き飛ばした原翼に向かって駆け込み、大量の剣をギアの装甲の中から飛ばしながら切りかかる。

 

 翼「これならどうだ!?」

 

 原翼「なっ!?そんなことが!?」

 

 飛んでくる剣を弾くが、その中から一際鋭い斬撃が飛んできた。翼の斬撃だ。

 

 原翼「があぁぁぁ!?」

 

 その一撃をまともに喰らい、そして壁に背中をぶつける。

 

 原弦「勝者、平行世界の翼!!」

 

 斬撃の威力が強く、壁にぶつかった後倒れながらギアを解除してしまう原翼。

 

 翼「翼!?大丈夫?」

 

 原翼「あ、ああ...先ほどの大量の剣は一体?」

 

 翼「二課の研究チームの改良の成果の一つ『プラスアームド』。武装一つじゃ心もとないからと作ってもらったの。」

 

 『プラスアームド』。装者の心が現れるアームドギアとは別に、装者をさらに支援するために後付けされた装備だ。翼の場合は装甲を変形させて最高30本の剣を出せる。飛ばしたり多刀流として使うこともできる。

 

 原翼「それは、そちらの装者全員が?」

 

 翼「悠斗さん以外ね。あの人は複数のアームドギアを持ってるから。」

 

 そう、プラスアームドを取り付ける必要のない悠斗はアームドギアのみである。

 

 原翼「そういえばそうだったな...。」

 

 原マ「プラスアームド...かなり使い勝手が良さそうね。」

 

 調「うん、戦術がかなり増えた。」

 

 切「とっても便利デース!!」

 

 

 続いてクリスたちの対決。

 

 ク「宜しくね、ク―。」

 

 原ク「クリスだからクーか、わかりやすいな。じゃああたしは普通にクリスって呼ぶぞ?」

 

 ク「全然良いよ。」

 

 同じ人物のはずだが、性格が全くと言っていいほど違う二人。

 

 原弦「用意、始め!!」

 

 ク「今日はこれで行く!!」

 

 原ク「あぁ!?アサルトライフル!?」

 

 原クリスはボウガンしか出せないが、クリスは遠距離武器や銃火器ならほとんどアームドギアとして出せる。

 クリスが遠距離武器のほとんどをアームドギアにできた理由は『ちゃんとした遠距離武器ってイチイバルしかない、ならイチイバルの可能性をもっと見てみたいから。』ということだ。スナイパーライフルもハンドガンも弓も、クリスが遠距離武器と認識し、構造を理解すればアームドギアとして展開できる。

 今クリスはアサルトライフルの二丁拳銃を構えている。

 

 ク「油断しないでね、クー。私、あんまり手加減できないから!!」

 

 原ク「くっ、上等だぁ!!!」

 

 距離を取ろうとする原クリスだが、アサルトライフルを撃ちながら距離を詰めていくクリス。

  

 原ク「マジかよっ!?」

 

 ク「遠距離だけが、私の戦いのフィールドじゃない!!」

 

 そしてアクロバティックに蹴りを打ちこもうとする。遠距離だけだと近づかれたときに対処できないと思い、ツヴァイウイングの二人や悠斗に頼み、武器を持った状態での格闘方法を学んでいたのだ。

 

 原ク「なんでもありじゃねぇかぁっ!!??」

 

 ク「ここっ!!」

 

 そしてクリスはプラスアームドを展開する。空中を飛びながら、クリスを支援する銃撃が出来るドローンのようなもの。いわゆる『ビット』というものだ。そのビットが8機。二機ずつ撃てる攻撃が違う。しかもクリスの意思関係なくAIによって操作されていて、クリスのサポートとして最適なタイミングに攻撃を繰り出す。

 

 原ク「それがプラスアームドってやつか!」

 

 ク「うん、私をサポートしてくれる子達。行くよっ!!!」

 

 アサルトライフルの銃撃に足技の格闘戦術、ビットによる攻撃が容赦なく原クリスを追い詰めていく。

 

 原ク「これは、やべぇな...おわぁぁぁ!!??」

 

 そして攻撃が全て重なり、一気に喰らってしまった。そしてギアを解除してしまう。

 

 原弦「勝者、平行世界のクリス君!!」

 

 ク「クー、大丈夫?」

 

 原ク「お、おう...お前強すぎだろ...。」

 

 ク「そうかな...これでも私たちの中では弱い方。」

 

 原ク「クリスで弱いって、どんだけだよ!?」

 

 模擬戦はまだ、始まったばかり。

 

 

 

 

 

 




 ちなみに響にもちゃんとプラスアームドはあります。使うことがあるかどうかは私が思い出したらの可能性大です。
 さて次回は、原作F.I.S.組(マリア・切歌・調)の三人です。マリアのガラハッドの能力は次回初公開になりそうですね。
 次回は、土曜日投稿の予定です!感想、誤字脱字報告お待ちしております!
 それではまた次回、読了ありがとうございました。

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