戦姫絶唱シンフォギア ~最善を生み出すその男は~   作:青海 翠果

44 / 55
 またまた遅くなりすみません、青海翠果です!いやぁ、一人暮らしはなかなか大変ですね。コインランドリーに洗濯物を大量に抱えて向かい、さらに戻ることのつらさと言ったら...。
 さて今回は、二人への説明とドクターアドルフの登場です。
 それでは、第三十三話スタート!


#33 グラトニーな聖遺物

 

 

 ~セレナの世界・F.I.S.日本支部~

 

 

 ifナ「平行世界に存在するとはいえ、あの日よりも更に大人になったマリアが見られるとは...。」

 

 ifセ「この世界とは別の世界の、マリア姉さん...。」

 

 原マ「ええ、この世界の二人とは初めましてね。マリア・カデンツァヴナ・イヴよ。今は亡き元の世界のセレナのアガートラームを使っているわ。」

 

 原響「立花響です!ガングニールの装者をしています!」

 

 原翼「風鳴翼です。聖遺物、天羽々斬の装者をしています。」

 

 悠「葛城悠斗だ、俺はこの三人とはまた別の世界から来ている。今のところ唯一の男のシンフォギア装者で、レーヴァテインっていう聖遺物を使っている。」

 

 原マ「私たち四人は、完全聖遺物ギャラルホルンの平行世界をつなぐ能力によってこの世界に来たの。きっとこの世界にカルマ・ノイズと呼ばれる黒いノイズが出現していると踏んでね。」

 

 ifナ「ギャラルホルン...北欧神話のラグナロクという戦争を告げる角笛の名を冠した、完全聖遺物...。何はともあれ、貴方達四人のお陰でセレナや私たちが救われたのも事実。ありがとうございます。」

 

 ifセ「さっき、今は亡き元の世界のセレナって...それじゃあ、そちらの私は...。」

 

 原マ「ネフィリムを止めるために絶唱を使い、その後研究所の崩落に巻き込まれて...マムはある事件で協力していた研究者の裏切りに遭い、もともと持病があったんだけど、最後の力を振り絞って一緒に事件を解決したのだけれど...。」

 

 ifナ「そちら側のことは詳しくは聞きません。こちらの事情に協力してもらえるとのことですが、よろしいでしょうか?」

 

 原マ「もちろんよ!そのために私たちは来たんだから!」

 

 原響「任せてください!でもネフィリムがあるってことは...。」

 

 原翼「しかも、あのネフィリムは暴走していなかったか?」

 

 悠「誰が研究担当だったんだ?」

 

 ifナ「それは...。」

 

 ?「私を呼んだかね?」

 

 ifナ「っ!!ドクターアドルフ...!」

 

 悠「アンタが、ネフィリムについて研究してんのか?」

 

 ア「ああ、ネフィリムは力だ。」

 

 悠「力、ねぇ。その言い方じゃ、ノイズを殲滅しきるだけじゃないように聞こえるぞ。」

 

 ア「ほう、その根拠は?」

 

 悠「力に目がくらんでるやつの傾向だ。ノイズを殲滅することを口実に、それが終わった後に人類支配でも企んでるって感じだな。そんな奴がいたくらいだしな。」

 

 ア「ふん、若造が。ネフィリムを完全に解放し、制御することでノイズに対抗できる。シンフォギアを持つ者達には分からないだろうがな。」

 

 悠「自分のためにしか戦ってねぇやつには言われたくねぇよ。」

 

 ア「何?」

 

 悠「ノイズに怯えるならソロモンの杖をさっさと探せよ。あの杖はノイズを格納しているバビロニアの宝物庫を開閉し、自在にノイズを召喚できる完全聖遺物だ。だから早くそれを見つけて閉じればいいじゃねぇか...まさか、この世界の奴らはソロモンの杖のことを知らないのか?ならいい情報提供だったかもな。」

 

 ifナ「ソロモンの杖...そんな聖遺物が存在するのですか?」

 

 悠「いや、フィーネの奴が使ってたはずだしな。ルナアタックでフィーネがソロモンの杖、ネフシュタンの鎧、デュランダルをその身に融合してとんでもない化け物になったのは聞いたけど、それが破壊された後三つの完全聖遺物のうち二つは対消滅、残るソロモンの杖だけがあるはずなんだよな...あとでこの研究所に管理されてないか『本気で』調べないとな。」

 

 本気で、の部分に語気を強めて言っている悠斗、それもそのはず。ナスターシャ博士に隠れて研究員の誰かが秘匿しているかもしれないからだ。

 

 ア「くっ...!」

 

 悠「さて、ネフィリムとカルマ・ノイズどっちも片付けるわけだけど、セレナ。協力させてもらっていいか?」

 

 ifセ「むしろよろしいんですか?この世界の事情なのに...。」

 

 悠「それを解決するために来たって言ったろ?」

 

 原マ「任せてセレナ、貴方の姉のように立派ではないかもしれないけれど、それでもあなたとこの世界のマリアが守りたいものを、私も一緒に守りたいのよ。」

 

 ifセ「マリア姉さん...!」

 

 原響「私もしっかり戦います!」

 

 原翼「世界は違えどシンフォギア装者はみな仲間だと私は思っている。力になれるのなら嬉しい。」

 

 ifセ「皆さん...!ありがとうございます!!」

 

 ifナ「私からもありがとうございます。では、仮眠室へと案内します。」

 

 互いの事情を知り、手をつないだ五人の装者達。しかし、マリアの胸の内は...。

 

 原マ(セレナが傷つくのは、見たくない...!でもセレナは、この世界唯一の装者......一体どうすればいいの?)

 

 その銀腕には、迷いが生じていた。

 

 

 

 




 原作とは違い、最初からセレナに説明しました。前回既に別の世界から来たといったので、さっと説明できました。そしてドクターアドルフ。やっぱりウェル博士に近いものを感じます。だから真正面から言葉で悠斗君に迎え撃ってもらいました。
 さて次回は、ネフィリムとカルマ・ノイズの同時出現、そこで悠斗はマリアとセレナに感じていた違和感に気づきます。
 次回は土曜日投稿予定です。感想、誤字脱字報告お待ちしております! 
 それではまた次回、読了ありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。