今回のSSは、ツイッターでの夕迩さんというフォロワーさんからアイデアをもらい、書かせてもらいました。
この場を借りてネタを提供してくれた夕迩さんに感謝を申し上げます。
内容的には…この親子にはこういう雰囲気が似合いそうだなと想いつつ。
どこかで聞いたような内容ですが、よろしくお願いします。
昔々、あるところにおじいさん団子とおばあさん団子が居ました。
ある日、おじいさん団子とおばあさん団子の元に、川を流れて大きな桃が流れてきました。
おじいさん団子とおばあさん団子はその桃を持って帰りました。
その桃の中からは、元気な桃色の桃団子が飛び出してきました。
桃団子は言いました。
「僕は桃から生まれた桃団子です、悪い鬼団子を退治にいってきます!」
おじいさん団子とおばあさん団子は言いました。
「あんまり喧嘩をしてはいけませんよ。これをみんなで食べて仲良くなさい」
そう言っておじいさん団子とおばあさん団子は、桃団子に美味しいお団子を沢山くれました。
鬼団子退治に出発した桃団子。
道を歩いていくと、犬団子が向こうからやってきます。
「僕は犬団子です、美味しい団子をくださいな」
桃団子がお団子をあげると、犬団子は美味しく食べてとっても喜びました。
そして桃団子と友達になって一緒に鬼団子退治に行く事になりました。
そのまましばらく歩くと山に入りました。
進んでいくと木の上からお猿の猿団子が降りてきました。
「僕は猿団子だよ、美味しい団子をくださいな」
桃団子がお団子をあげると、猿団子も美味しそうに食べて喜びました。
そして猿団子も、桃団子や犬団子と友達になって一緒に鬼団子退治に行く事になりました。
山を抜けると浜辺に出ました。
鬼団子達の居る島へ向かうための船を捜していると、一羽のキジ団子が桃団子たちのところへ飛んできました。
「私はキジ団子、美味しい団子をくださいな」
桃団子がお団子をあげると、キジ団子は嬉しそうに食べました。
キジ団子はお礼に浜辺を飛び回って船を捜してくれて、桃団子たちと友達になって一緒に鬼団子退治に行く事になりました。
鬼団子達の島に着くと、そこには鬼団子達がお腹を空かせていました。
鬼団子達が悪さをしていたのは、食べるものが無くてお腹をすかせていたからだったのです。
かわいそうに思った桃団子は、お団子を鬼団子達にあげました。
鬼団子達は喜んでお腹いっぱいお団子を食べて、桃団子たちと友達になりました。
桃団子は、友達になった犬団子や猿団子、キジ団子や鬼団子達と一緒に、おじいさん団子とおばあさん団子の待つ家に帰りました。
二人は桃団子が沢山の友達を連れて帰ってきたことをとても喜んで、みんなでお団子を食べて幸せに暮らしました。
おわり
「……な、なんだこりゃ」
「何って、汐ちゃんの為に作った絵本です」
「渚の趣味全開だな……」
「ダメでしょうか……朋也君?」
「うっ……いや、渚らしくていいんじゃないかな、うん」
「はい!だんご大家族から発想を得ましたので、きっと汐ちゃんも喜んでくれるんじゃないかなと思います」
「そうだな……汐はだんご大家族、大好きだからな」
その日は、とても幸せそうな、三人の笑い声と、だんご大家族を歌う声が、響いていましたとさ。
~おしまい~