新生怪獣王戦いの歴史   作:surugana

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まだまだある意味した準備回。ちょっとずつ伏線もばらまいたり…
そんな回でございます。

時系列的な所は矛盾もあるので、後々全体的に見直すかもしれません。


第5話

99年。この年は様々な新世代対怪獣兵器が相次いで登場する年であった。

 

 

自衛隊ではATRAGON計画で建造された轟天級万能航空護衛戦艦『轟天』が就役。

艦長には立花泰三一等特佐が就任し、陸海空特の四自衛隊から選抜された精鋭クルーで運用され、統合幕僚本部直属の航空護衛艦隊所属第一航空護衛隊唯一の所属艦として、今後の国土防衛の要と言う重大な任を任される。

同じくUSCXFではランブリング、ESSOAではエクレール、SMPAではペイルーン、中国特殊戦略部隊では火龍の轟天のバリエーションがそれぞれ就役した。

 

 

ほぼ同時期、特生自衛隊は3機種の新世代対怪獣用迎撃兵器『99式メーサー戦車』、『98式自走メーサー高射砲』、『XF-1対獣戦闘機』を発表。

更にGフォースでは超人的な身体能力を持つ超能力者『ハイヤード』によって編成された歩兵部隊がGハウンド内に発足し、歩兵部隊ではハイヤードの身体能力に歩調を合わせるため、サイバネティクス技術の権威である伊吹吾郎博士が開発した汎用パワードスーツユニットを配備。

機動性に優れた『MPM-01ジャガー』、火力に優れた支援モデル『MPM-02レオーネ』、偵察用に加速性と格闘能力が高められた『MPM-03ティグレス』と命名され、通常の歩兵部隊では対応しきれない局面での活躍が期待されることとなる。

 

 

新城夫妻、第二子で長女の未来誕生。

つくばより東京都多摩市、聖蹟桜ヶ丘に夫功二が新居を建て転居。

 

 

青木夫妻、長男一也誕生。

 

 

韓国ソウル市内を流れる漢江から突如両生類を思わせる怪物が複数出現。

川辺に居た多数の民間人を、全身から生える腕と尾で捕獲し下水道へと逃げて行った。

怪物に連れて行かれてしまった被害者の少女が、携帯電話で家族にかけた電話により、怪物は群れの長が卵を産み付ける母体として捕らわれたことが判明。

韓国政府はすぐさまGフォースに救援を要請し、極東支部から派遣されたGハウンド部隊とMPM部隊が中国特殊戦略部隊と共に下水道へと突入。

途中怪物―グエムルと命名された―の小型種から奇襲を受け苦戦しながらも、グエムルと互角に戦闘を繰り広げるハイヤード部隊の奮闘と、MPM部隊の火力によって打倒に成功。

捕らわれた民間人を救助し外界へと逃走する。

 

 

それに怒った大型グエムルは下水網を破壊しながら地表へと出現。

展開していた韓国陸軍車両部隊の攻撃もものともせず暴れまわり、辛うじてGハウンドのハイヤード・MPM部隊の機動力と火力で侵攻を阻止している状態であった。

 

 

すると、黄海に突如氷堤が発生、更に氷堤は漢江を遡りながらソウル市に接近し、やがてその凍った波の中から三本の角を持つ怪獣が、そしてソウル市の地下から水牛の様な角を持った怪獣がそれぞれ現れた。

 

 

2体は同調するように巨大グエムルの前に立ちふさがり、暴れまわるグエムルへと攻撃を仕掛ける。

力と防御力で勝る二本角の怪獣はグエムルの攻撃を剛腕で押さえつけ、三本角の怪獣は抑えつけられたグエムルへ向かい槍状の火炎エネルギー弾を発射しその巨体にダメージを与えていく。

 

すると、一瞬のスキを突いてグエムルが長い尾で三本角の怪獣を抑えつけ、群れのリーダーを守るかのように小型グエムルの集団が二本角の怪獣にまとわりつき攻撃を仕掛ける。

 

そこに中国特殊戦略部隊の李翔中佐率いる火龍が到達。

グエムル殲滅を優先した中佐の判断でブレードメーサーキャノンとプロトンミサイル攻撃が行われ、小型グエムルは一掃。

大型もダメージを受け三本角の怪獣を手放してしまった。

体勢を立て直した二体の怪獣は連携してグエムルに最後の攻撃を挑む。

炎の様なエネルギーを宿した二本角の怪獣のパンチによって頭部を破壊され、グエムルはついに大地に倒れ伏した。

 

 

勝利を確信し雄たけびを上げる二体の怪獣。

Gフォースは即座に二体の怪獣を迎撃できるように体勢を整えるが、二体ともに地中と海へ現れた時と同じように去っていき、軍の追跡も振り切ってしまうのだった。

 

 

 

後に、G対策センターはグエムルと言う怪物の出現原因を解明。

在韓米軍と癒着関係にあったバイオメジャーが違法廃棄物を地下下水道に垂れ流し、それを浴びた下水道内に生息していた両生類の肉体が異常成長した事が原因であることが判明し、在韓米軍と製薬企業双方は大きな批判を受けることとなる。

 

 

 

一方、グエムルを撃退した怪獣はそれぞれ朝鮮半島に伝わる神話に由来し、古来より人々を守護する神獣『プルガサリ』と『ヤンガリー』ではないかと韓国市民の間では考えられるようになった。

 

 

これをきっかけに、G対策センターは古来の伝承や神話に登場する神獣、幻獣、魔獣こそ、かつて地球上に出現した怪獣の姿ではないかと予想。

今それが復活しつつあるのではないかと考え、世界各国の大学の考古学、生物学研究室に、世界各国に伝わる幻獣伝説研究の協力を要請するのだった。




誤字指摘ありがとうございました。

時々変な事故を起こしてしまい申し訳ありませんです。
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