新生怪獣王戦いの歴史   作:surugana

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第1話

1996年の夏、バース島の自然核分裂の影響で体内原子炉が暴走したゴジラと、完全生命体デストロイアの戦いはゴジラの勝利に終わった。

 

無限の再生力を持つと思われたデストロイアはゴジラによって倒され、そのゴジラも暴走した肉体が崩壊し、ゴジラの放出した放射線をゴジラジュニアが全て吸収、ゴジラジュニアは急成長し、新たなゴジラへと新生した。

 

完全にゴジラとなったジュニアは東京を離れ、生まれ故郷であるベーリング海にあるアドノア島に移動。

以後アドノア島はエリアGと呼称され国連の管理下となり、Gフォースの管理・監視下に置かれたゴジラは、島から出ることなく、穏やかに暮らしていた。

Gフォースの超能力スタッフによるサイコメトリングによっても、彼(もしくは彼女)が人類に対し敵愾心を持っていないことは証明されている。

 

 

戦わないで済むのなれば、それに越したことはない。

人類は定期的に各国の原子力発電などで発生する核廃棄物をアドノア島の一区画に集積し、ゴジラが島の外に出ないようにした上でゴジラとの共存の方法を探る方針を取った。

 

人類とゴジラ、緩やかな緊張状態が続くと思われた矢先、その事件は起こった。

 

 

 

1996年の秋、グリーンランドにある米空軍テューレ空軍基地との通信が突如途絶。

現地に向かった救援部隊が目撃したのは、壊滅した基地施設と巨大な生物と思われる足跡、そして生存者の怪獣が現れたと言う証言であった。

 

その後もラブラドル海で原因不明の船舶事故が続発し、テューレ基地生存者の証言から米軍は怪獣が出現し大西洋を南下していると判断。

三軍に警戒命令を発し、同時に米国内の特殊生物調査機関『モナーク』に事件調査を依頼した。

 

やがて、ニューヨーク州ポート・チェスターにそれは現れた。

身長70mを超える4足歩行の巨大怪獣だ。

港町を破壊しながら上陸したその怪獣は、そのままアメリカ東海岸沿いを南下しマンハッタンに侵入。

史上初の怪獣の襲撃に混乱した米軍は対応に遅れ、都市部を中心に被害が多発。

だが、アメリカ海軍第2艦隊所属の駆逐艦が独自に行動し、呼応した海軍所属航空機と連携し怪獣への威嚇攻撃と海上誘導、市民避難を敢行。

結果怪獣は海へと消え、辛うじて最悪の被害は免れた。

 

その後、モナークの調査によって怪獣の正体は古代恐竜リドサウルスであること。

かつてグリーンランドで発生した爆撃機の墜落事故で行方不明となっていた核爆弾の放射線の影響で巨大化・怪獣化した存在であり、帰巣本能に従ってニューヨークに現れたことが判明。

米軍は国連G対策センターに緊急支援を打診し、派遣されたGフォーススタッフと共同でのリドサウルス撃滅作戦を開始する。

 

 

数日後、水中に潜伏していたリドサウルスへ潜水艦からの魚雷攻撃が行われ、リドサウルスは追い立てられ迎撃部隊が展開するモントーク島に上陸。

陸海空軍の多重攻撃によってじわじわと体力を奪われ、新型兵器アイソトープ弾を用いた最終攻撃が行われる。

歩兵部隊による決死のアイソトープ弾攻撃は成功し、致命傷を負ったリドサウルスは突如鳴り響いたモントーク灯台の霧笛に応えるように断末魔を発すると、そのまま灯台にのしかかるようにして倒れ込み息絶えた。

史上初の米国本土への怪獣の襲撃事件はこうして幕を閉じたのである。

 

 

同年冬、怪獣の出現事件は欧州でも発生していた。

イングランドのコーンウォール州で続発していた原因不明の漁船沈没事件の犯人である、パレオサウルスが放射能の影響で突然変異した怪獣ビヒモスが出現したのだ。

英海軍の防衛網を突破したビヒモスは口から電撃波を放ちながらテムズ川をさかのぼり、グリニッジ公園で英国軍の総攻撃を受け撃滅される。

 

 

ほぼ同時期、デンマークのツンドラ地方にある鉱山内部で、古代生物の肉片が凍結した状態で発見される。

研究の結果、肉片は古代生物レプティリカスの肉片であり、細胞が生きている状態だと判明。

国立研究所にて培養・蘇生実験が行われるが、度重なる核実験の放射能によって細胞は変異しており、研究者の予想以上のスピードで蘇生、巨大化。

復活したレプティリカスは研究所を破壊してコペンハーゲン市内へ侵攻を開始。

迎撃に出たデンマーク王国軍と交戦に入り、一時は右腕を粉砕するなど戦闘を優位に進めるが、分断された右腕が自己再生して二体目のレプティリカスとなり、戦況は一変。

GフォースEUの提案によって、口内にメーサービーム発射装置からの攻撃を行って殺傷し、その後細胞を粉砕分裂させること無くメーサーによって焼却する作戦がとられ、見事撃退に成功する。

 

 

その他にも、南シナ海に出現した巨大頭足類。

放射能の影響で巨大化し、ニューメキシコで繁殖していた巨大アリ。

台湾に出現した巨大蛇など、世界各国で怪獣による被害が頻発する。

 

 

これを重く見た国連G対策センターは、あらゆる怪獣、即ち特殊生物の脅威から人類を守り抜くためにGフォースの規模拡大を決定。

 

同時期に日本国はより円滑に怪獣に対する特殊戦略作戦を実行するため、怪獣迎撃に特化した第四の自衛隊、特生自衛隊を発足。

今回の怪獣襲撃においてノウハウがない事から後手に回った各国は、怪獣の迎撃対応において最も実績を持つ自衛隊に倣って、同様の対特殊生物迎撃、特殊戦略作戦に特化した軍部門の、怪獣の研究を行う部署の設立を急務としていくのであった。

 




勢い任せで見切り発車してしまいました。

駄文で投降も不定期となると思われますが、お暇ならおつきあいくださいませ。
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