新生怪獣王戦いの歴史   作:surugana

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基本的に事態が動き出すのは00年代に入ってからですね。


第2話

日本で発足した特生自衛隊を皮切りに、世界各国では特殊生物対策に特化した軍部門が続々と生み出されていた。

 

アメリカでは合衆国対特殊生物要撃軍『USCXF』

欧州では欧州特殊戦略作戦軍『ESSOA』

中国では『人民解放軍特殊戦略部隊』

ロシアでは特別任務対応軍『SMPA』

 

各国の怪獣迎撃組織はGフォースから齎された技術を研究し、独自のメーサービーム兵器を筆頭とした怪獣用特殊装備の開発を進めていく。

 

 

さらに、日本の自衛隊からのある提案が、国連G対策センターによって採決された。

それは特殊戦略作戦の要として、陸海空宇に対応可能な万能母艦の建造計画『ATRAGON計画』。

既に日本で建造が開始されている、万能戦艦轟天号の基本設計データをGフォース経由で各国に提供し、怪獣迎撃力を高めるというものであった。

最初に建造計画に着手したのはアメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、オーストラリアの6か国。

モジュール化された船首部分に各国の特色となる装備が搭載されることとなった。

 

 

97年春、メカキングギドラからリバースエンジニアリングされた23世紀技術、通称『MG-Tec』の民間利用が一部解禁。

超高効率太陽光発電システムや重力制御装置の解放によって燃料資源問題に光明が差し、宇宙開発計画も加速。

月、火星、木星への探査船団が派遣されることとなった。

 

 

同年夏。三枝未希、かねてから交際のあったGフォースパイロット新城功二中尉と結婚。新城未希となる。

ほぼ同時期にGフォース兵器開発部門主任青木一馬も国立生命科学研究所の五条梓博士と結婚。

Gフォース、国連G対策センターのスタッフたちから盛大な祝福を受ける。

 

 

同年冬。特生自衛隊はついに初陣の時を迎える。

同年初頭より火山活動が活発化しつつあった、秋田県と山形県の県境にある鳥海山の火山活動調査に赴いていた国の調査隊が、火口湖より怪獣が出現したと通報。

古生代の爬虫類パラノボーダ、通称バランと認定された怪獣に対して特生自衛隊及びGフォースが出撃。

にかほ市と由利本荘市に展開した陸上部隊と航空部隊による同時攻撃が行われるも、体内に電気エネルギーを持ち、全身の被膜に電流を流して電磁バリアを貼ることが出来るバランに対し外側からの攻撃は効果を発揮しなかった。

 

その後バランは雷を口から吸収して電気エネルギーを蓄え、飛翔し佐渡島方面へ日本海を南下。

バランの飛行能力が空気をイオン化して行われていることを看過したGフォースは、バランの飛行ルート上で燃料帰化爆弾を爆裂させ真空状態の空間を作り、バランを墜落させる作戦を決行。

作戦は成功し、バランは能登半島沖に墜落。富山湾からの再上陸を目論むも、海岸線に展開していた特生自衛隊とGフォースが迎撃作戦を開始。

 

スーパーXⅢの冷凍攻撃で海面を凍結させて身動きを封じ、雷を口から摂取することから、目線から上で発光する物があると口を開けるというバランの習性を利用し、照明弾を用いて解放された口部目掛け、自衛隊が開発していた新兵器、フルメタルミサイルが発射されバランの口中を直撃。

内側からのダメージにはバランも耐えられず、更に自衛隊が開発していた新型メーサー兵器97式プラズマ自走砲の一斉砲撃を受けついに殲滅される。

特生自衛隊の初戦は課題こそ残すものの見事白星で締めくくられた。




読んでいただきありがとうございます。
00年代に入るまでは技術力を高めるシーンが多いと思われます…
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