新生怪獣王戦いの歴史   作:surugana

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今回も無駄に小ネタ多し……
何かきっかけがないと宇宙用兵器何て作らないだろうなと思いこんな感じのイベントが起こりました。

ちょっとだけシーンを加筆。ゴジラさんの出番追加です。


第4話

99年。

地球近傍天体を観測するスペースガード財団と、Gフォースが所有する宇宙レーダーが冥王星軌道外に突如出現した多数の異常物体を検知。

総数400を超える物体は従来の彗星以上の速度で地球への衝突コースを取っていた。

国連は、火星開発船団に対し隕石の軌道変更を行うため、核弾頭の発射を指示。

だが彗星群と思われたものは、木星軌道周辺で発射された核弾頭を回避し、更にその彗星群を93年に外宇宙へと旅立ったモスラがすさまじい速度で追跡していることも確認される。

 

 

モスラの行動と能動的な回避運動、更にモスラから新城未希を始めとしたテレパシストたちが、彗星群が地球への明確な侵攻の意思があると精神波を受信したことで、彗星群を地球に接近する危険度の高い地球外生命であると認定。

Gフォースは各国に警戒命令を発令した。

 

世界中でメテオインパクトに備えた住民避難が行われ、アメリカとロシアは休眠状態にあった攻撃衛星を再起動し、火星軌道の内側に入り込んだ彗星群へと核弾頭を発射。

更にGフォースは福岡の戦いで大破し、辛うじて修復が終了していた、唯一の宇宙戦闘能力を持つ対G超兵器『MOGERA』に彗星群の迎撃を指示。

 

現役復帰を果たした結城晃以下かつてのMプロジェクトのメンバーが招集され、宇宙へと飛び立った。

モスラの猛攻と核弾頭の近接起爆によって、400以上あった彗星群、否、アサルトボートの集団は月軌道以遠でMOGERAと交戦状態になる頃には150近くにまで数を減らしていた。

 

MOGERAは会敵と同時に全兵装を全開。

地球到達までに少しでも数を減らすべく、ダメージやオーバーヒートを考慮せずにすさまじい攻撃を展開する。

それまで回避以外の反応を示さなかったアサルトボートも、減った数に危機を感じてか、モスラを迎撃するグループとMOGERAを迎撃するグループ、そして地球に殺到するグループに分散。

 

そこで体力的な限界が近い事を悟ったモスラが分散して足止めを行う2グループを一気に相手取る戦法に出、それを理解したMOGERAチームは全力で地球へ向かうグループに攻撃を仕掛けた。

ついに地球の大気圏にアサルトボートは突入し、それぞれが世界各国の主要都市を目指す。

MOGERAは一隻でも多くのアサルトボートを撃破すべく、大気圏に突入しながらもすべての武器を継続発射。

熱圏突破をする頃には機体が限界を迎え、万が一に備え安全な太平洋の中心への落下コースを取らせると同時にクルー全員が脱出。

最後の役目を果たしたMOGERAは南太平洋にあるホーン諸島とバトア島のちょうど中間地点に落下。パーツの50%が消滅するほどの大爆発を起こすのだった。

 

 

一方、大気圏を突破できたアサルトボートの数は僅か30程度。

極東大阪、北米のオハマ、欧州ドイツのミュンヘン付近のそれぞれ3エリアに分散して降下し、中から3本の細い脚で駆動する異星人の戦闘ユニット『トライポッド』が出現。

すでに周辺に展開していた各国の特殊戦略部隊、Gフォースと交戦に突入する。

 

トライポッドは戦車砲の直撃にも耐えられる電磁バリアを装備しており、当初投入された従来の地上・空中戦力では有効的な攻撃を行えず、トライポッド側のビーム攻撃に苦戦することとなる。

だが、遅れて到着した各特殊戦略軍が開発した試作型のメーサー、およびレールガン兵器の投入で戦局は一変する。

 

大阪会戦ですでに着陸したトライポッドを撃滅した特生自衛隊から、メーサーの同時照射でシールドに負荷をかけ、抵抗力が弱まったシールドをレールガンで貫徹する戦法が有効であると世界中に伝達されたのだ。

通常兵器が面で制圧射撃とかく乱を行い、相手の死角からのメーサー・レールガンの混合攻撃によって次々トライポッドは撃破されて行く。

 

 

同時刻、アドノア島にも3機のアサルトボートが着陸し、中からトライポッドが出現。

その場に現れたゴジラはトライポッドに興味を示し、最初は静かにその動向を観察していた。

だがトライポッドはゴジラに攻撃を開始、困惑しながらもゴジラもある程度トライポッドに呼びかけを行っていたが、その場に居合わせた国連職員へもトライポッドは危害を加え、ゴジラも完全にトライポッドを敵と認識。

放射熱線を撃ち込み、一撃ですべてのトライポッドをバリアごと粉砕する。

穏やかな気質を持ちながらも親譲りの力を持っていることを実感した国連職員たちは、改めてゴジラに畏怖を感じるのだった。

 

 

 

やがて最後の一機のトライポッドをUSCXFが追い詰めると、中から緑の体表を持つ爬虫類の様なエイリアンが出現し、ふらついたまま倒れ伏した。

接近し捕獲を試みる歩兵部隊がエイリアンの前までたどり着いた瞬間。

エイリアンが突如自爆!

一矢報いようとしたのだ。

 

だが、接近した兵士はその爆発に巻き込まれることはなかった。

黒いボディースーツに身を包んだ謎の少女がすさまじいスピードで、兵士を爆発の影響圏から救い出したのだ。

そのまま少女は呆然とする兵たちの前から姿を消した。

 

 

実は、日本がいち早くトライポッドを撃滅出来たのは日本だけの功績ではなかった。

戦闘が始まる少し前、防衛相地下の特殊戦略作戦室に3人の少女が現れた。

彼女たちは地球においてM88と言う名で確認されている遠い銀河から、難民として地球へやって来たヴァンガード族と呼ばれるヒューマノイド型異星人の末裔であり、今地球へ来襲しようとしているエイリアンたちの弱点を知って居るのだという。

 

人ならざる身体能力や電子機器をハッキングする技術から彼女たちをアドバイザーとして意見を参考にし、負荷をかけたシールドに貫通力の高い質量兵器を極超音速でぶつけるという戦法が実施され、それは見事に成功した。

 

 

その事実はトップシークレットと言う形でGサミット参加国の上層部に伝えられ、彼女たちは今後あり得るだろう外宇宙からの侵略に対するアドバイザーと言う立場を極秘裏に与えられた。

 

 

その後、破壊されたトライポッドの中から収容されたエイリアンを検死したところ、一部のエイリアンは地球における気管支炎、即ち風邪に罹っていたことが判明。

免疫がないがゆえに急速に伝搬したとされ、最後のエイリアンが殺害前に衰弱していたのはそのためだったのだ。

 

これが善意と悪意、それぞれを持った隣人との最初の出会いであり、国連G対策センターは今後外宇宙からの脅威への対策も本格的に考慮することが必須であると痛感した。

 

迎撃手段がほぼ各国の攻撃衛星に依存し、機動的に対応可能なオプションが一切ない事は、火星や月で開発を行っている開拓団員が窮地に立つも同義だからだ。

 

同時に、唯一の可動可能であった対G兵器であるMOGERAの損失も大きく、Gフォースは新たな汎用超戦闘マシーンの開発計画を動かさざるを得ない状況に陥る事となった。

 

尚、宇宙のアサルトボードを全滅させたモスラは無事地球のインファント島に帰還。以後インファント島周辺はエリアMとして国連の管理下に置かれることとなる。

 

 

 

 

 

最後に余談だが、かなりの綱渡りな作戦を取った新城功二大尉は妻である新城未希女史にこっぴどく怒られ数日間家に帰れなかったという。

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