ストライク・ザ・ブラッド~黒輪の根絶者〜   作:アイリエッタ・ゼロス

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天使炎上 Ⅸ

 全てが終わり、俺はレディヒーラーを召喚して叶瀬 夏音の治療を頼んだ。

 

『悪いな、レディヒーラー』

『....そう思ってるならシフトを減らして欲しい。私も疲れる』

『....わ、わかった』

『....じゃあ、私は戻る』

 そう言って、レディヒーラーはカードの姿に戻って俺の元に帰ってきた。

 

「....叶瀬は、大丈夫なのか?」

『あぁ。魔術によってダメージを負った場所は治った。それに、魔術の痕も綺麗さっぱり

 消滅させた。後は眼が覚めるのを待つだけだ』

 心配そうに聞いてきた古城に俺はそう答えた。

 

「そうか....良かった」

 古城は安心したのか深く息を吐いていた。

 

「....魔術の痕までも消滅させるとは。私はとんでもない者を相手していたのだな....」

 すると、急に叶瀬 賢生がそう呟いた。その顔は、どこか安心したような表情だった。

 

『(....叶瀬 夏音の事、この男なりに本当に愛していたんだな)』

 俺はその表情を見てそう思った。そう思っていると、遠くから船の汽笛の音が聞こえてきた。

 見ると、沿岸警備隊(コースト・ガード)の船が海上に浮いていた。

 すると、突然俺達の近くに魔法陣が現れた。そこから現れたのはなっちゃんだった。

 

「....今回はまた随分な行動をしてくれたなお前達」

「だっ!?」

「いっ!?」

 そう言うと、なっちゃんは古城と姫柊の頭を扇で叩いた。二人は叩かれた所を押さえながら

 その場で座り込んだ。

 

「それと、お前はご苦労だったなジョーカー。今回の件に関わっていたメイガスクラフトの

 連中は捕獲しておいたぞ」

『そうか。すまないな。こちらも首謀者は呪縛(ロック)しておいた』

「そうか。なら呪縛(ロック)を解除してお前はさっさと帰るが良い」

 そう言って、なっちゃんは扇を振った。

 

『あぁ。そうせてもらう。解呪(アンロック)

 俺はリアが呪縛(ロック)した二人を解呪(アンロック)した。すると、なっちゃんはその二人を

 戒めの鎖(レージング)で縛った。

 

召喚(コール)、黒門を開く者』

 そして、俺は黒門を開く者を召喚すると、黒門を開く者は絃神島に繋がるゲートを造った。

 

『では、後は頼んだぞ空隙の魔女。....それと、ラ・フォリア。またアルディギアには遊びに

 行く』

 俺はそう言ってゲートの方に入ろうとしたが....

 

「ジョーカー、少し待ってください」

 俺はリアに呼び止められた。

 

『....何だ?』

 俺はリアの方を見ると、リアは俺に近づいてきた。

 

「今回は本当にありがとうございました。お陰で夏音も無事に救出する事が出来ました」

『....お前と俺の仲だろう。気にするな』

「....ふふっ、そうですか」

 すると、リアは急に俺の頭の後ろに手を回してきた。

 

「でしたら、これは私からのお礼です」

 そう言ったリアは、自身の唇を俺の唇に押し当ててきた。

 

『ん"!?」

『「「なっ....!?」」』

「ほぉ....」

 突然の事に俺は頭が回らず、俺はリアにされるがままだった。そして、姫柊と

 黒門を開く者と古城は驚いて声を上げ、なっちゃんは悪い笑みを浮かべながら写真を

 撮っていた。

 

『お、お前何やって....!』

「さっきも言いましたよね? これは私からのお礼です。あ、もしかしてジョーカーも

 ハジメテで....」

『〜〜〜〜っ! か、帰るぞ黒門!』///

『は、はい!』

 リアは悪戯っぽい笑みを浮かべながらそう言った。このままここにいると、俺はますます

 マズイ事に巻き込まれそうな予感を感じたので逃げるようにゲートの中に入った。

 

 

 

 

 

 

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