ストライク・ザ・ブラッド~黒輪の根絶者〜 作:アイリエッタ・ゼロス
「げっ....コーヒーがねぇ....」
朝起きた俺は冷蔵庫を見てコーヒーが無いことに気づいた。
「仕方ねぇ....下の自販機に買いに行くか」
俺は机の上にある財布を取って家を出たその時....
「っ!」
突然俺は謎の浮遊感を感じた。この浮遊感はなっちゃんが使う空間転移に
どこか似ていた。
「(何で急に空間転移が....!)」
そう考えているうちに、俺は何処かの島に転移されていた。そして、少し向こうには
絃神島が見えていた。
「(ここは....この前
俺がそう考えていると、突然色んな方向から魔力がこもった何かが向かってきた。
「
俺は咄嗟に二人を召喚して飛んできた何かを無効化した。そして、俺は何かが飛んできた方を
見ると、そこにはスーツを着た男やローブを纏った女が大量にいた。
「アイツらは....」
すると、その男や女達の前にリーダーらしき女が二人現れた。
「シュラン、あんな餓鬼が本当に黒輪の
「こうしてここに転移して来たという事はそういう事だろう」
二人の女はそう言いながら俺の方を見ていた。
「お前が黒輪の
白いローブを纏った女は俺にそう聞いてきた。
「そうだって言ったらどうする。....それよりも、お前らは何者だ」
「我等はLCO。図書館と呼ばれてる魔導犯罪者組織だ」
「LCO....」
その言葉に俺は聞き覚えがあった。
「黒輪の
今ここで汝を潰す!」
青いローブを纏った女がそう叫んだ瞬間、周りにいた連中は俺に向かって炎や氷といった
魔法攻撃を放ってきた。だが、その攻撃は全てコスモリースとコスモチャプレットによって
弾かれた。
「....とりあえず、テメェらは俺の敵って認識で良さそうだな」
そう呟いた俺はコスモリースとコスモチャプレットを退却させて腕を振ってカードを
展開した。そして、俺を中心に巨大な紫色の魔法陣が展開された。
「人が起きたばっかって時に訳の分からねぇ事しやがって....テメェら全員纏めて
ぶっ飛ばす」
そう言うと、一枚の黒いカードが浮かび上がった。
「過去、現在、未来、全ての繋がりを絶つ者よ。我に仇なす敵を討ち滅ぼし、
全てを無に帰せ! 今ここに再誕しろ、我が分身! ライド・ザ・ヴァンガード!」
そう叫び終わると、俺の身体は黒い霧に包まれた。そして、霧が晴れると、
俺の姿は巨大な青い翼の様な物を生やした異形の姿に変わった。それはまるで、
エイリアンの様な....
『
この姿を見た部下の様な人間達は恐怖で後ずさっていった。
「怯むんじゃねぇ! 所詮は一人! 数で押し潰せ!」
白いローブの女がそう叫ぶと、部下の連中は俺に攻撃を仕掛けてきた。俺はその攻撃を
巨大な腕で全てかき消した。
『
すると、俺の周りに四体のユニットが現れた。
『....行けお前達。誰一人逃すな』
そう言うと、四体のユニットは雄叫びをあげて雑魚どもに向かっていった。そして、
俺は二人の色付きローブの女を見た。
『さぁ、こっちも始めようか。魔女ども』
〜〜〜〜
姫柊side
「雪菜ちゃん、朝ご飯できたからシュウ君呼んできてくれない?」
「伊吹先輩ですか?」
「うん」
「分かりました」
朝、先輩の家に来ていた私は凪沙ちゃんにそう言われた。そして、私は伊吹先輩の
家の向かってチャイムを鳴らした。だが....
「....出ませんね」
既に三回押したのだが、伊吹先輩の反応はなかった。すると、凪沙ちゃんが出てきた。
「シュウ君出ない?」
「はい....」
「ん〜....ちょっと待ってて」
凪沙ちゃんはそう言うと家の中に戻りカードーキーを持ってきた。そして、伊吹先輩の
扉のカードロックにカードをかざして伊吹先輩の家の中に入っていった。
「ん〜....靴は無いしカードキーも無い。何処かに出かけちゃったのかなぁ?」
「な、凪沙ちゃん? どうして伊吹先輩の家のカードキーを....」
私は凪沙ちゃんの流れる様な動きに戸惑った。
「シュウ君がくれたの。たまに家を空ける事があるから電気とかガスが止まってるか
確認して欲しいって理由でね。あと掃除もだけど」
そう言うと、凪沙ちゃんは靴を脱いで家の中に入り、何かの部屋の中に入っていった。
だが、入って数秒も経つと部屋から出てきた。
「シュウ君、携帯を置いて何処かに行ってるみたい。部屋の中にお財布が無かったよ」
「そうですか....どうしましょうか?」
「何処に行ったか分からないんじゃどうしようもないからね....とりあえず、私達は先に
朝ご飯を食べよっか。シュウ君の分は冷蔵庫の中に入れておくよ」
「....それが良さそうですね」
そう話しながら、私は凪沙ちゃんの家に戻り朝食の準備を手伝った。