ストライク・ザ・ブラッド~黒輪の根絶者〜   作:アイリエッタ・ゼロス

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蒼き魔女の迷宮 Ⅻ

我が先導者(マイ・ヴァンガード)

 一時間後、俺の元にマヨロンがやって来た。

 

『ご準備の方はよろしいでしょうか?』

「あぁ」

『では、こちらへ』

 そう言って、俺はマヨロンに連れられ海岸に着いた。そこには、マヨロン以外の結界を

 解析していたユニット達が揃っていた。

 

我が先導者(マイ・ヴァンガード)。黒門にあの紙を』

「あぁ」

 俺はマヨロンに渡されていた紙を黒門を開く者に渡した。

 

『では黒門、後のことは全てあなたにお任せします。我が先導者(マイ・ヴァンガード)、ご武運を』

 マヨロンがそう言って頭を下げると、黒門を開く者以外の結界を解析していたユニット達も

 頭を下げた。そして、カードに戻り俺の手元に戻ってきた。

 

『それでは我が先導者(マイ・ヴァンガード)、結界の解除をいたしますがよろしいでしょうか?』

「あぁ。頼む」

 そう言うと黒門を開く者は頷き結界に手をかざした。すると、結界は音を立てて割れた。

 

召喚(コール)星輝兵(スターベイダー) シニスター・イーグル」

 俺は結界が割れるとシニスター・イーグルを召喚し、黒門を開く者とその上に乗った。

 

「頼むぞ、シニスター・イーグル」

 そう言うと、シニスター・イーグルは鳴き声をあげて絃神島に張られている結界の手前まで

 俺達を運んだ。

 

「さて....召喚(コール)、獄門の星輝兵(スターベイダー) パラジウム、掃射の星輝兵(スターベイダー) ルテニウム、

 星輝兵(スターベイダー) ボルトライン、星輝兵(スターベイダー) ルイン・マジシャン、

 抜刀の星輝兵(スターベイダー) ボーリウム、撃滅の星輝兵(スターベイダー) タングステン、

 凶爪の星輝兵(スターベイダー) ニオブ、沈黙の星輝兵(スターベイダー) ディラトン、混濁の星輝兵(スターベイダー) アイアン、

 猛攻の星輝兵(スターベイダー) ドブニウム、降着円盤のレディバトラー、真空崩壊のレディアタッカー」

 俺はカードを展開させ、そこから十二枚のカードを手に取り空中に投げた。

 すると、投げた場所に魔法陣が現れ十二体のユニットが召喚された。

 

「お前達、手筈通り頼むぞ」

 俺がそう言うと、ユニット達は首を縦に振った。

 

「黒門」

『はい』

 黒門を開く者は結界の前に三つのゲートを創り出した。そして、そのゲート一つに四体ずつ

 ユニットが入っていった。

 

「ライド、ディープスコルピウス」

 そして、それを見届けた俺はディープスコルピウスにライドした。

 

我が先導者(マイ・ヴァンガード)、ご武運を』

 そう言うと、黒門を開く者は俺の目の前にゲートを創った。

 

『あぁ。お前もご苦労さん』

 そう言って、俺はゲートの中に入った。俺がそのゲートを抜けると、抜けた先は絃神島にある

 とある増設人工島(サブフロート)だった。俺はその場から浮かび上がり、キーストーンゲートに向かって弓を

 構えてキーストーンゲートの屋上を見た。その屋上には三人の人物がいた。

 そのうちの二人は、俺が昨日倒した魔女と別の色のローブを纏った女達だった。そして、

 その場にいる最後の一人は、吸血鬼らしき仮装をした古城だった。

 

『肉体は既に奪われてるのかよ....』チッ

 俺は小さく舌打ちをしてそう呟くと、エネルギー体の巨大な矢を構えた。

 

『(これ以上、奴等の好きにさせてたまるか)』

 俺はそう思いながら矢に魔力を込めた。すると、矢の先端は赤く光り出した。そして、俺は

 古城の姿をした仙都木 優麻が操っている魔導書に狙いを定めた。

 

Dreadful Meteor(戦慄の流星)!』

 俺はそう叫び、魔力が込められた矢を放った。矢は目にも留まらぬ速さで、真っ直ぐ魔導書に

 向かって飛んで行った。俺はそのまま魔導書に当たると思っていたのだが、魔導書がある

 キーストーンゲートの屋上に入った瞬間、突如大爆発を起こした。

 

『っ!?』

『(何で急に爆発が....!)』

 俺が驚いていると、爆発した場所から傷だらけの巨大な蛇が現れた。

 

『アイツは....!』

 そこにいた蛇は、ヴァトラーの眷獣の一体だった。その眷獣の足元には出血している

 ヴァトラーがいた。

 

『(あの野郎....!)』

 俺はすぐに二発目を放とうとしたのだが、キーストーンゲートの屋上は謎の触手の様なものに

 覆われた。そして、同時に特区警備隊(アイランド・ガード)の軍用機がキーストーンゲートの上空に現れた。

 

『(チッ....これじゃあ攻撃ができねぇ)』

 ディープスコルピウスの矢は、飛んでいる間にも強力な力を持っている。矢が通り過ぎた

 だけでも、周囲への影響がとてつもない。

 

『(こうなったら、直接乗り込むしかねぇか)』

 そう思い、俺は地面に降りてカードを展開させ、一枚のカードを手に取った。

 

『ライド、勅令の星輝兵(スターベイダー) ハルシウム』

 俺は勅令の星輝兵(スターベイダー) ハルシウムにライドし、右手にエネルギー波を纏った刀を手に持った。

 

『(急がねぇと....)』

 俺は辺りにある建物に跳びながらキーストーンゲートの屋上に急いだ。

 

 〜その頃〜

 

「今度はこっちだ!」

「はい!」

 姫柊と仙都木 優麻の姿をした古城は絃神島を走り回っていた。

 

 

 

 

 




投票の期限は観測者達の宴編までにしようと思っています。
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