ストライク・ザ・ブラッド~黒輪の根絶者〜   作:アイリエッタ・ゼロス

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蒼き魔女の迷宮 XIV

「アレが....」

「監獄結界....」

 海上に現れた監獄結界に、古城と姫柊は言葉を失っていた。

 

『チッ....完全にミスった....』

 俺は現れた監獄結界を見て小さく舌打ちした。

 

「ふははは! どうやら、こちらの勝ちみたいだね黒輪の根絶者(デリーター)。それじゃあ、ボクは

 一度引かせてもらうよ」

 ヴァトラーは高笑いしながらそう言うと、霧になってこの場から消えた。

 

『あの野郎....!』

「それじゃあ、ここは君達に任せるよ」

 そう言って、今度は仙都木 優麻が空間転移でこの場から消えた。

 

『っ....どいつもこいつも好き勝手荒らしやがって....』

 俺はこの状況に対してイライラが爆発しそうだった。

 

『おい叶瀬 賢生。仙都木 優麻を追えるか?』

「流石に無理だ。だが、監獄結界の近くにゲートを開くことはできる」

『そうか。なら....暁 古城! 姫柊 雪菜! お前らは仙都木 優麻を追え! ここは俺が

 引き受けてやる!』

 俺は魔女と対峙している二人に向かってそう叫んだ。

 

「い、良いのかよ?」

『アイツはお前のダチだろ! アイツを本当の意味で止められるのはお前だけだ! それに、

 姫柊 雪菜の雪霞狼があれば身体を取り戻すぐらいは出来るだろ!』

「....確かに、その通りかもしれません」

 姫柊は納得したかの様にそう言った。

 

「先輩、ここは黒輪の根絶者(デリーター)に任せて優麻さんを止めに行きましょう」

「....そうだな。じゃあ、悪いがここは頼んだ!」

 そう言って、二人は叶瀬 賢生が創り出したゲートの中に入っていった。

 

『さてと....俺はこのババアどもに八つ当たりしてから向かうか』

 俺はアッシュダウンの魔女を見てそう言った。

 

「バ、ババアですって!?」

『嘘は言ってねぇだろ。なぁ、ラ・フォリア』

「そうですね。先程激怒した時に小じわが目立っていましたよ、おばさま方。それに、

 お肉のたるみも。いやしくも悪魔と契約したのに、不老延命の肉体を得られないとは....

 よほど素養に恵まれなかったのか、それとも度を過ぎた無能だったのでしょうか? 

 無理な若作り滑稽ですと忠告するのか迷ってしまいますねぇ。ねぇ、紗矢華」

「そ、そうですね....」

『相変わらず、敵に対しての口の悪さは健在だな』

 リアの余裕綽々とした言葉に、紗矢華は若干、いや、かなり引いていた。そして、俺はそれを

 聞いて大爆笑していた。

 

「こ、この小娘がぁぁぁ!」

「わ、私達がどれほどの苦労をしてきたのかも知らずに....! 口惜しや!」

「そ、そこまでキレるの!?」

 紗矢華はババアどもキレている様子に驚いていた。

 

『その程度でキレるから空隙の魔女に及ばないんだよ、テメェ等は』

 そう言いながら、俺はカードを展開して一枚のカードを手に取った。

 

『ライド、無心なる刃 ハートレス』

 俺は別のユニットにライドすると、武器である燃えるように赤い剣を構えた。

 

『煌坂 紗矢華! 俺とラ・フォリアでババアと触手の足止めをする。お前はその間に

 あの技を使え』

「あの技って....」

『ナラクヴェーラの時に使ってた技だ。あの触手の正体はアッシュダウンの森の木だ。

 ババアどもの手によって悪魔の眷属と化したってつくがな』

「っ! ....なるほど。わかったわ!」

 そう言うと、紗矢華は煌華麟を弓の形に変えた。

 

『ラ・フォリア。お前は煌坂 紗矢華に向かっていく触手を撃墜しろ。俺はそれ以外の触手を

 ぶっ潰す』

「わかりました」

 リアはそう言うと、呪式銃で周りの触手と紗矢華に向かっていく触手を撃墜していった。

 俺はそれを横目に見ながら、ババアどもの周りにある触手を斬り裂きながら、ババアどもの

 逃げ道を塞いでいった。

 

「このっ....!」

『遅いわ!』

「ガハッ....!?」

 俺は魔弾を放ってきたババアの攻撃を躱して、腹に剣をぶつけた。

 

「オクタヴィア!」

『テメェもよそ見してる暇あるのか!』

 そう言いながら、俺はもう一人のババアにも剣を振りかぶった。だが、その攻撃は触手に

 よって阻まれた。だが、ババアは剣を振った時の風圧で吹き飛ばされていた。それと同時に、

 俺達の上空に巨大な魔法陣が形成された。その魔法陣を見るに、紗矢華がこの前使った技と

 同じ魔法陣だった。その魔法陣からは、無数の光の矢が降り注ぎ、周囲の触手を浄化して

 焼き尽くしていった。

 

「わ、私達の守護者が!?」

『終わりだババアども!』

 俺はババアどもに一気に接近し、腹に剣をぶつけて気絶させた。

 

「流石の腕前ですね」

『そいつはどうも。....じゃ、悪いがここは任せるぞ。召喚(コール)、デスティニー・ディーラー』

「えぇ。お任せください」

 俺はリアにそう言ってデスティニー・ディーラーに乗り、ある場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

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