ストライク・ザ・ブラッド~黒輪の根絶者〜 作:アイリエッタ・ゼロス
「ん....?」
昼休み、屋上にいると突然俺の前に灰色になった三枚のカードが現れた。そのカードは
俺がなっちゃんに叶瀬の護衛に渡した三枚のカードだった。
「(コイツらがやられた? 相当魔力は乗せておいたはずだが、面倒が起きたか....)」
俺は退却してきた三枚のカードを消滅させて周りに誰もいないのを確認してカードを展開した。
「ライド」
俺は展開したカードの中から"黒門を開く者"を手に取ってライドした。そして、俺は現在
古城達がいると思われるフェリーの上空にゲートを作り、目の前に作ったもう一つの
ゲートをくぐった。ゲートをくぐった先はフェリーからちょっとだけ離れた所の上空だった。
『(ちょっと離れたがまぁ良いか....)』
そう思いながらフェリーがいる方角を見ると、フェリーには一体の金色の巨人と、第四真祖の
眷獣である"
『(アイツ、新しく目覚めさせたのか....)』
そう思っていると、"
巨人は抜け出そうとするが、"
呑み込まれていった。そして、金色の巨人は完全に海の中に呑み込まれて消滅した。
『(....無駄な心配だったか)』
そう思っていると、絃神島がある方向から巨大な飛行船が飛んできた。
『(俺も退却するか....)』
そう思い、俺は彩海学園までゲートを使って撤退した。そして、俺は学園に着くとライドを
解除した。
「(後は帰ってくるのを待つか....)」
そう思いながら教室に戻ろうとした時....
『
突然俺の頭の中にジョーカーの声が聞こえてきた。
「(どうしたジョーカー)」
『さっき、あのフェリーの上から何かを感じなかったか?』
「(何か? 特に俺は何も感じなかったが....強いていうならアヴローラの魔力の残骸ぐらいだな)」
『....そうか。なら、俺の気のせいか....すまない、変な事を言った。さっき言った事は
忘れてくれ』
その言葉を最後にジョーカーは何も言わなくなった。
「(....ジョーカーだけに、何か感じる魔力でもあったのか?)」
そう思いながら、俺はなっちゃんに連絡を取った。
「なっちゃん、今良いか?」
『教師をちゃん付けで呼ぶな....で、何の用だ?』
「今フェリーにいるだろ。そのフェリーから変な魔力を感じないか?」
『変な魔力だと? ....私は特に感じないぞ』
「そうか....なら良いんだ。悪い、変な事を聞いた」
俺はそう言って電話を切った。
~~~~
ジョーカーside
『....』
『ジョーカー』
『....フォトンか。何か用か?』
『お前がさっき感じていた魔力、他の者も感じているようだったぞ』
『やはりそうか....』
『あぁ。微弱だったが、あの魔力には俺にも覚えがある』
フォトンはそう言って俺の隣に立った。
『あの魔力、間違いなくオラクルシンクタンクのツクヨミだったな』
『....あぁ』
『何故、奴がこの星にいると思う』
『さてな....だが、惑星クレイに何かが起きてこの星に来た....そう考えるのが妥当だ』
『....』
『問題は、誰と契約したかだな....』
『考えられるのは剣巫の娘、もしくは
『第四真祖の妹、か....』
俺の言葉にフォトンは頷いた。
『....一先ず、今は様子見だ。ツクヨミ本人を見たわけではないからな。ただ、調べる事が
できる時は調べておくぞ。全員に伝えておいてくれ』
『了解した』
そう言うと、フォトンは俺の視線から消えた。
『ツクヨミ....一体何故、貴様がこの星にいる』