召喚した絶剣が世界最強   作:焼肉定食

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訓練

トータスにきてから二週間がたった。

その和人は他のクラスメイトから離れ、弓道場で弓を引いていた

 

「ふぅ。」

 

パーンと大きな音を耐えながら和人は次の矢をすぐに矢筒とりまた構えすぐに放つ

そして的に的中していく。和人の寝る間を惜しんでずっと弓矢と片手剣の訓練に開けていた。

今の和人のステータスというと

 

上田和人 17歳 男 レベル:10

天職:召喚術師

筋力:40(600)

体力:40(400)

耐性:18(200)

敏捷:20(1200)

魔力:2000(1000)

魔耐:18 (200)

技能:召喚魔法・豪運・配下強化・契約魔法・技能共有(紺野ユウキ)(南雲ハジメ)・弓術[+狙撃][+正確射撃][+多発撃ち][+早打ち]・気配感知・罠感知・言語理解

 

()内は精霊化の時のステータス

 

となっている

基本的に和人は精霊化で訓練を行っており、誰よりも努力をしていることは見て明らかだった。特に弓術についてはコネを使い二週間の訓練時間と自主練を含めもはや一流の弓術師に比べても遜色なしと言われるくらいには成長している

誰もがいつもはヘラヘラしてクラスのムードメーカーだった和人がこれだけ真剣にするということはかなりクラスメイトにとっても意外だった。時々町の外に行き魔物と戦っている和人は誰もが話しかけられにくい。

そして和人だけがこの時ばかりは気づき実行していたのだ。

 

この世界は遊びではないと。

 

魔力によって移動する的を射抜いていく和人。メルドさんの指示で呼びに来た雫は声を失った。

和人は雫に気づかずに弓を引き続けている。それも雫にとっても異常と言える早さで

射った矢の数と集中力の和人は全て桁違い。

 

なによこの数。何時間引いたらこの本数になるのよ。

的は的確に真ん中を射りすでに壊れている的は100を超えている

また固定の的もすでに使い回されマトの隙間はすでにないくらいに射抜かれていた

そして雫はその時の和人の顔を、見てしまった。

雫はヘラヘラしている時や無表情の時にしか見ていなかった。成績も運動も上の中程度。光輝みたいに完璧みたいではない。

だから女子の印象では友達想いだけどお調子者でアニメオタクって印象が大きかった。

今の和人は真剣でまっすぐに次の的を見つめている。香織に手の肉刺に回復魔法を何度もお願いしにいっていることも知っていた。香織自身和人の肉刺の数には驚いていたが詳しくは詮索してなかった。

でも雫にとってその印象はすぐに変わってしまった

ただ和人の弓を引く姿は雫にとってとても綺麗な姿でありつい見とれてしまう。

的に当たりフゥと息をつく和人。矢筒に入っていた矢が切れたらしい。

 

和人は息を吐いた先雫に気づく。少し驚いたようにしていたがすぐにいつもの笑顔に戻る

 

「どうした、八重樫?」

「ふぇ?」

「いや。こっちが聞きたいんだけど。」

 

と和人はリンクオフといい。精霊化を解く和人。

少し困ったようにしている和人に雫はここに来た理由を思い出す

 

「メルドさんが呼んでいるのよ。」

「ん?メルドさんが?」

「えぇ。なんでも明日のことで話があるって。全員集まっているわ。」

「……ふ〜ん。まぁ後から鈴か恵里に聞くってメルドさんに伝えてくれない?もう少し射っておきたいし。」

「あなた。まだやるの?」

「やるに決まっているだろ?死なないって約束したからな。」

 

するとどこか緊迫感を持ったように和人は弓を触る。

……もしかして上田くんも気づいているのかしら

雫はどこか焦っている和人に苦笑してしまう。でも雫はこれ以上はダメだと首を振る

 

「ダメよ。その前に体調を崩したら鈴や恵里が心配するでしょ?オーバーワークはいけないわ。努力したらダメとは言わないけど。それでもユウキと一緒に片手剣もやっているのでしょ?片手剣で戦場に出ている時に立ちくらみでもしたら一瞬で死につながるわよ」

 

すると和人は少し驚いてしまう。そして気づいてしまう

八重樫もこっちの人間だと

 

「…はぁ。まぁ苦労人の八重樫に免じて終わりにしますか。……てかこれ片付けるの結構時間かかるんだけど。」

「えぇ。片付け手伝うわよ」

「あぁ。つーか電話欲しいな。いつも片付けに一時間くらいかかるんだよ。これどっちにしろ間に合わないだろうからな」

「そ、そう。ってこれを毎日やっていたの?」

「あぁ。俺は集中力四時間くらい持つからな。四時間は弓、もう四時間はユウキに稽古つけてもらっているかな。んでもう四時間ギルドで簡単なクエストを受けているんだよ」

「えっ?」

「努力したら強くなれるんだろ?この世界では。俺はユウキと技能共有の精霊化せいで二つもステータスがあるからな。人の二倍努力しないといけないんだよ。精霊化も今デメリットは分からないし召喚術も未だ不確定要素であることには違いはないしな」

 

雫は少し心臓が跳ねる。いつものヘラヘラしている様子はすでにない。一つの現実に足をつけ歩いている。

こんなに上田くんって頼もしかったかしら

そんな考えを抱いていたのだが和人が片付けにし始めたので雫も隣で手伝うことになる。

結局報告を忘れたので香織が呼びに来るまで、片付けを手伝うことになったのだ

 

 

結局クラス全員が揃うまで待っていたのか和人と雫が来てもメルド団長は話をしてなかったらしい。

というよりもクラスメイトがざわざわしていることから何かあったのだろうか?

和人がユウキを見ると笑顔で手を振ってくる。それを女子数人が鋭い視線で見ていた

 

「……?」

 

何かあったのか?と和人が香織に問い正そうとしている時メルドさんが野太い声で告げた

 

「明日から、実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へ遠征に行く。必要なものはこちらで用意してあるが、今までの王都外での魔物との実戦訓練とは一線を画すと思ってくれ! まぁ、要するに気合入れろってことだ! 今日はゆっくり休めよ! では、解散!」

 

そう言って伝えることだけ伝えるとさっさと行ってしまった。ざわざわと喧騒に包まれるクラスメイト。

 

「迷宮か。」

 

つい和人は呟いてしまう。その際にユウキと顔を合う頷く。

ここからが本番だとお互いが分かっているようにただ少しだけ緊張感が増していった

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