艦隊これくしょん-艦これ-零ノ刻   作:★零雨☆

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こんばんは、★零雨☆です。
今回は第捌話の『我、春雨に会う!』の春雨視点の話となっております。
会話はほぼ同じですが捌話ではなかったシナリオが少々入っております。
暖かく見ていただけたら嬉しく思います。
それでは第拾話前半 『春雨、零と会います!』をご覧下さい。


第拾話:前半 春雨、零と会います!

目が覚めると医療室に私はいました。

 

春雨(此処は何処なんでしょうか...。)

 

周りには誰もいません。

どうやら私だけみたいです。

...しばらくするとピンク色の髪をした人が入ってきました。

 

明石「えー...春雨ちゃんだっけ?私は明石って言うの。」

 

春雨「あ、はい。」

 

このピンク色の髪をした人は明石って名前なんですね。

 

明石「春雨ちゃん、此処に来る前の事...覚えてる?」

 

此処に来る前...?

...あれ?可笑しいな...此処に来る前の記憶が無いと思う...。

 

春雨「...すみません、よく覚えてないんです。」

 

春雨は何も思い出せませんでした。ただ、ゆういつあの言葉が浮かび上がってきました。

 

???『春雨姉さん!起きて下さい!』

 

?『揺らさないで、意識がない。...このまま連れていくのは無理そうだな。』

 

一人は聞きおぼえのある声だけど...もう一人は聞きおぼえのない声...。

 

明石「そうですか...。それでは身体の方は大丈夫ですか?」

 

身体は...何の傷一つもない。...大丈夫そう。

 

春雨「大丈夫です。」

 

明石「そうですか、春雨ちゃん余り無理しちゃあ駄目ですよ?...お見舞いの方も来たみたいですし、ゆっくりしてくださいね。」

 

そう言って明石さんは部屋から出ていきました。明石さんとすれ違うように見に覚えのある姿をした人たちが入ってきました。

 

時雨「春雨、起きたのかい?身体は大丈夫かな?」

 

この人はもしかして、時雨姉さん?

 

春雨「はい、大丈夫です。」

 

五月雨「春雨姉さん、無事で良かったー。」

 

白露「そうだよねー、出撃中に見つかったって聞いたから怪我してるんじゃないかと思ったよ...。」

 

五月雨も白露姉さんも私の事を気にしてくれています。...凄く、うれしいです。

みんなと集まってこうして仲良く話せて。

 

...?見に覚えのない姿をした人が一人居ました。...あれ?何処かで会った事が有ったかな?その人の姿を見てとても懐かしい感じがしました。もしかして、あの声の人なのかな?

気付いたら春雨はその人に声をかけていました。

 

春雨「えっと...貴方が私を助けてくれた人ですか?」

 

その人は一瞬、ポカンとし直ぐに普通の顔に戻りました。

 

?「あぁ、うん。そうかな。」

 

やっぱりあの声と一緒でした。

それに、私を助けたと言ってます。

 

春雨「ありがとうございます。助かりました!」

 

お礼はちゃんと言わないとですね。

 

白露「それよりも春雨が来てくれて良かった。」

 

時雨「本当にそうだね。」

 

五月雨「零さんに任せられたときは本当にどうしようかと思いましたよ。」

 

零さん...?あ、この人の名前なんですね。

 

零「ごめんよ?時雨たちが心配でさ、危ない目に遭わせちゃって...」

 

それほど危険な状況だったんでしょうか...。

なんか...春雨だけ力に成らなくて申し訳ないです...。

 

...?そう言えば村雨姉さんは何処に居るんでしょうか?

 

春雨「あの...村雨姉さんはどこに...?」

 

白露「村雨は食べ物とか買いにいってるよ。」

 

白露姉さんの言葉に安心しました。

...今度はちゃんと生きてる...って。...あれ?春雨は前の記憶なんて覚えてないはずなのに何で今度って言葉が出たんでしょうか?

 

村雨「ただいま~...って春雨が起きてる!?」

 

ちょうど村雨姉さんが帰ってきました。

 

春雨「村雨姉さん、おはようございます...ってもう夜なんですけどね...」

 

村雨「何ともなさそうで良かったわ。」

 

村雨姉さんの顔を見れて、私も安心しました。

 

春雨「心配かけてしまってすみません...」

 

でも、心配させてしまったことは変わりないのですから村雨姉さんに謝らないといけません。

 

夕立「春雨が謝る事じゃないっぽい。」

 

夕立姉さんからフォローをしてくれました。

 

その時、ドアからトントン...という音がしました。

 

司令官「入るぞ。」ガチャ

 

その人は軍服を着ていました。

どうやら司令官さんみたいですね。

 

夕立「提督さん?どうしたの?」

 

夕立姉さんが司令官さんに話しかけます。

 

司令官「涙の再会の中で悪いが編成ついて話して来た。」

 

凄く突然の事ですね。

 

白露「うん。」

 

司令官「まず、第四艦隊に所属する者を発表する。白露、時雨この二人には第四艦隊に異動してもらう。そして...」

 

司令官「村雨、夕立、五月雨は第2水雷戦隊に異動してもらう...」

 

司令官「そして、春雨、零。君たちには第1水雷戦隊に異動してもらう。これにて白露駆逐隊は解散する。異論は無いだろうな。」

 

村雨「はいはーい。村雨、少し疑問がありまーす。」

 

司令官「なんだ?」

 

村雨「私たちは異動しても特に問題ないけど...まだ来たばかりの二人はどうするんですか?」

 

確かにそうですね。

今の私は右も左も分からない状態なのであまり出撃するようなメンバーじゃないといいんですが...。

 

司令官「二人には遠征が中心的になるだろう。それにかねて第1水雷戦隊で演習を行うだろう。」

 

つまり、春雨たちは遠征組って事なんですね。

 

司令官「分かったら早く艦隊に集まればいい。他の皆は待っているぞ。」

 

司令官さんが部屋から出ていくと部屋の空気は変な感じがしました。

 

はぁ...目覚めて早速編入なのですか。

 

白露「...行っちゃったね。」

 

村雨「そうね。せっかく会えたのに艦隊が解体されるとは思わなかったわ。」

 

なるほど、私が来る前はちゃんと艦隊を組んでいたんですね。

 

夕立「早く行かないと怒られるっぽい!」ビャー

あ、夕立姉さんが走っていってしまいました...もっとお話したかったのに。

 

村雨(夕立、空気呼んで!)

 

五月雨「確かに早く行かないと怒られそうですね...」

 

やはりそうなんでしょうか?

ならば私も早く行かなければいけませんね。

 

零「私達も行くか。」

 

春雨「は、はい!」

 

いろいろ考え事していたら零さんに置いてかれそうになりました。

そして、第一水雷戦隊のみなさんのところに行くために私たちも部屋から出ました。

 

零「あのさ、始めて此処に来たときどう思った?」

 

此処に来たとき...ですか。

姉妹と再会出来たのも嬉かったですけど、何よりもこんな私を優しくしてくれる。

みんな優しく明るいところが私は好きです。

 

春雨「えっと...みんな明るくて優しい所...ですかね。」

 

そう言えばこの人の名前って本当に零って名前なんでしょうか?もしかしたらニックネームかも...。

 

春雨「...あ、あの!貴方の名前...って何ですか?」

 

零「駆逐艦零。よろしくね。」

 

やはり姉さんたちが呼んでいた名前でした。

 

春雨「よろしくお願いします。」

 

これから一緒に過ごすんだとするととても心強いです。

 

...?零さんが何やら悩んでるように見えます。

どうしたのでしょうか?

 

零「ねぇ、春雨。敬吾は堅苦しいからやめてほしいな。」

 

春雨「あ、うん。分かりまし...分かった。」

 

敬吾は昔からの癖ですね...これでは友達が気を使ってしまいますね。

 

零「ここの鎮守府みんな面白いよねー。金剛さんなんていつでも片手に紅茶飲んでるしねー。」

 

零から話題を出してくれました。

 

金剛?さんと言う人は紅茶が好きなんでしょうか?確かにここの鎮守府は個性的な人たちが一杯いますね。

 

零と色々話していると部屋に着きました。

一体...どんな人が居るんでしょうか。

 

トントン...とドアを叩きます。

 

??「はーい。どうぞー。」

 

誰かが返事をしてくれました。

どうぞと言われたので私たちは部屋に入りました。

 

零「本日から編入した駆逐艦の零です!よろしくお願いします!」

 

零が自己紹介し始めたので私も挨拶しないといけませんね。

 

春雨「駆逐艦の春雨です。よろしくお願いします。」

 

部屋の仲間に敬礼しました。

 

阿武隈「私は第1水雷戦隊の旗艦をしてる長良型軽巡洋艦の阿武隈よ。よろしくね、春雨ちゃん、零ちゃん。」

 

なるほど...金髪の人が阿武隈さんなんですね。

 

不知火「陽炎型駆逐艦の不知火です。よろしくお願いします。」

 

響「私は特Ⅲ型駆逐艦響だ。二人とも、よろしく頼むよ。」

 

初霜「初春型駆逐艦の初霜です!よろしくお願いします!」

 

阿武隈さん以外はみんな私と同じくらいの歳の女の子なんですね。

少し、安心しました。

 

阿武隈「ねぇ、零ちゃんってさこの鎮守府が始めて着任したのかな?」

 

阿武隈さんが零に話しかけます。

 

もしかして私と同じように零もここが初めてなんでしょうか?

 

零「あ、はいそうです。ここが始めてです。」

 

やはりそうでした。

 

響「零って演習で第2艦隊と戦ったんだってね。大丈夫だったかい?瑞鶴さんたち、容赦ないからね。」

 

え...!?第二艦隊...?...もしかして上から二番目の強い艦隊なのかな?

 

零「うん、大丈夫だったよ。途中ヤバかったけどね。」

 

ええ...!?もしかして勝ったの?!

...私が思ってる以上に零は強いのかもしれない...。

 

阿武隈「ええ!?凄いじゃない!第2艦隊って中々強かったと思うけど...」

 

春雨「え、そうなんですか?」

 

やっぱりそうでした。第二艦隊って聞いたら相当強そうな気配がしましたし、そうだろうなと思ってました。

 

響「艦種は同じにしていたかい?」

 

えっと...つまり相手と同じ艦種で挑んだんでしょうか?

 

零「いや、駆逐艦のみで戦ったよ。」

 

不知火「本当ですか?」

 

ええ!?駆逐艦だけで挑んだの!?

え、なにそれチートなのではないですか?

それに不知火さんも怪しんでいます。

そりゃあそうですよね。明らかに負けそうな編成なのに勝つなんて

 

響「すごいね...私じゃあ傷一つすらつけれないよ...」

 

初霜「うわぁー。凄いなぁ...。」

 

あ、やっぱり異常なの零だったんですね。

一瞬私が可笑しいのかと思いましたよ...はい。

 

阿武隈「みんなってもうお風呂入った?」

 

阿武隈さんがお風呂は入ったか聞いてきました。そう言えばお風呂に入ってませんね...。

寝汗もかいてますしお風呂に入りたいです。

 

零「私はまだだけど...響らは?」

 

響「奇遇だね、私達もだよ。」

 

初霜「さっきは奇襲されましたからねぇ...」

 

初霜さんが大変だったと言うような顔をしました。

 

不知火「汗もかいてますし、お風呂に入った方がいいですね。」

 

不知火さんがそう言うとシャツをぱたぱたとしました。

 

阿武隈「よし、それじゃあ皆でお風呂に入ろう!」

 

そうして私たちは大浴場に向かったのでした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お風呂にて、第1水雷戦隊入浴中。

 

零「あ”あ”気持ちいい”。」

 

零がオッサンみたいな声を出してます。

少しギャップがあって笑いそうになりました。

 

不知火「何か...おっさんみたいですね。」

 

不知火さんも思っていた事が同じだったみたいです。

 

阿武隈「不知火ちゃんも人の事いえないなぁ。」

 

阿武隈さんが苦笑いする。

それを聞いた不知火さんは両頬を紅く灯していました。

 

不知火「むぅ...。見られてましたか。」

 

...?零の体に何やら傷があるように見えます。

何でしょうか?...!?零の体には大きめの掠り傷がお腹あたりに有りました。

見ているだけで痛そうです...。

大丈夫なのでしょうか。

 

春雨「(ねぇ、零。その傷どうしたの?)」

 

零「(なんともないよ。ただの掠り傷。)」

 

春雨「(そうなの...)」

 

ただの掠り傷みたいで平気そうな顔をしていました。

 

零「(零型は頑丈さが取り柄だからねぇ!)」ニカッ

 

零は春雨を安心させるためにか笑顔で話しかけてくれますがその顔には凄く辛そうな表情が混ざってました。

 

響「はらしょー」

 

響さんが髪を纏めずに湯ぶねに入っています。

それを見た初霜さんは響さんの元にいき、髪を纏めてあげていました。

 

初霜「響ちゃん、ちゃんと髪纏めないと濡れちゃうよ...」

 

阿武隈「響ちゃん、髪は大切にしないとダメだよ?すぐ痛んじゃうんだから。」

 

響「はらしょー」

 

返事もそれですか。

はらしょーって響さんの口癖なのかな?

て、そもそもはらしょーってどういう意味なんだろ...。

 

阿武隈「あ”っ...!!??眼が...眼が!!」

 

突然、阿武隈さんが眼を抑えて床に転がりだしました。

...あ(察し そう言うことなんですね...。

 

不知火「さっきの仕返しです。」

 

不知火さんが阿武隈さんの眼にシャンプーの泡をつけたんです。...しかも目潰しで。

 

初霜「こら、不知火ちゃんもふざけないの!ここ共有スペースだから!あと、阿武隈さん一応先輩だから!」

 

もしかしたらこの中で真面なの初霜さんだけかもしれません。

 

不知火「...ちっ...」

 

不知火さんは舌打ちをしました。

思ったよりも大きい音がしたので周りにもよく聞こえました。

 

阿武隈「え、初霜ちゃん?その一様と言うのなんで!?...てか不知火ちゃん、今舌打ちした?」

 

阿武隈さんがくるりと不知火さんの方に向きますが不知火さんは阿武隈さんを見ないように顔の方向を変えました。

 

不知火「幻聴ですよ、幻聴。」

 

悪怯れる事なく、そう言います。

 

阿武隈「...可笑しいなぁ...あたし的には舌打ちが聞こえたんですけど...。」

 

不満そうにする阿武隈さん。

...ドンマイです。

 

春雨「な、何だか賑やかですね。」

 

本当にそう思います。

みんな賑やかでとても楽しいです!はい!

 

初霜「まったく...響ちゃんもそうですけど不知火ちゃんも大変ですよ...。」

 

確かに初霜さんにしたら大変な人が二人いるからまとめるの大変そうですね。

 

阿武隈「まぁ、人手が増えたから前よりも楽になるかもしれないわね。...春雨ちゃんはまともそう。」

 

春雨、めちゃくちゃ信頼されてます。

嬉しいですね...って零の顔が凄い事になってますけど...大丈夫でしょうか?

 

響「先に出とくよ。」

 

響さんが大浴場から出ようとしますがその体には泡だらけでした。

きっとこんなのでは初霜さんが反応してしまうでしょう。

案の定初霜さんが反応しました。

 

初霜「...響ちゃん、まさかそのまま出ようとしてない?」

 

初霜さんは笑顔で響さんに問いますがその顔はとても威圧感のある雰囲気がありました。

 

響「これはロシアでの風流だよ(嘘)。泡だらけになってから風呂を出るんだよ。...ロシアでは。」

 

初霜「そんなの聞いたことありませんしそもそも此処は日本です。日本に居るんだからちゃんと泡流してから出てください。マナーが悪いですよ。」

 

響さんは嘘をつきますがズバッと初霜に見破られ、怒られています。

 

初霜「あと、そんな嘘ついたらガングートさんとかタシュケントさんが怒りにきますよ?分かりました?」

 

響「オーケー。分かったよ...。」

 

あ、そこははらしょーじゃないんですね。

 

初霜「そうと決まれば!」

 

響「え?」

 

初霜「ウォッシュタイムです!!」

 

...初霜さんが眼を輝かせていました。

 

響「え、ちょっ初霜...待つんだ...」

 

響さんは今から何をされるか察したのか初霜さんから遠ざけます。

 

でも、それに対抗するように初霜さんは響さんに近づきます。

 

初霜「ほらほら響ちゃんウォッシュタイムですよ?はやく洗わないと髪も痛んじゃいますよ?」ワキワキ

 

初霜さんはそう言いながら手をワキワキと動かしてます。

 

響「...いやだ...来るんじゃない...やめろ!やめっ...!」

 

初霜「うりゃあーーーーー!」ゴシゴシゴシ

 

初霜さんは思いっきり響さんの頭を洗い始めました。

 

響「あああああああああっ!!!...痛だだだだだだだだ!!ちょっ、初霜!痛いよ!...痛だだだだだだだだ!!」ゴリッゴリッ

 

...うわぁ...。

とても痛そうです。

 

初霜「痛い?また嘘ついてるんですよね?実はそんなに痛くないんですよね?ならもっと力をあげてあげましょう!」ガリガリ

 

多分嘘じゃないと思います。

...響さん...頑張れです。

 

響「あああああああああっ!!!痛いいいいいいいいいいいいい!!!!!!」ボリボリボリ

 

もう止めてあげてください...響さん涙目になってますよ...。

 

零「...うわぁ...なんこれ」

 

本当にそう思いますよ...何ですかこれ。

 

阿武隈「...私たちは先に出ておこうか。」

 

不知火「...そうですね。」

 

そうして響さんの救助は断念して先に出ようとすると

 

響「あああ!ちょっと!待ってよ皆!置いて行かないでー!!」ゴリッゴリッ

 

初霜「あ、喋れるほど余裕なんですね。ならもっと強くしても平気ですよね?」

 

響「いやーーーー!!誰か助けてーー!!!」

 

...置いていくことに罪悪感がありますが仕方ないです...自業自得なのです。

 

このあとも響さんは初霜さんに思う存分洗われたという。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お風呂上がりにて 第一水雷戦隊

 

あれから遅れて初霜さんと響さんが出てきました。初霜さんはさっきよりも生き生きとしていてキラ付けになってました。

それに比べて響さんはげっそりとしていました。

 

不知火「やっぱり風呂上がりの牛乳は良いですね。」

 

確かにそうですね。風呂上がりの牛乳はとても美味しいです。

...?何やら零が春雨を見てきますがどうしたのでしょうか?

 

春雨「響ちゃんってブラックコーヒー飲めるんですね。」

 

響「うん、苦いけど一応飲めるよ。」

 

響さんってブラックコーヒ飲めるんですね。

結構苦いですけど飲めるのって凄いなぁ。

 

阿武隈「へぇー、響ちゃんって意外と大人だね。」

 

不知火「阿武隈さんは今も牛乳ですか。」

 

阿武隈「べ、別にいいじゃない!不知火ちゃんだって牛乳飲んでるじゃん!」

 

不知火「私の事はどうでもいいんです。」

 

あはは...好みは人それぞれですよ不知火さん。

 

初霜「あはは...」

 

思わず苦笑いする初霜さん。

 

響「はらしょー」

 

こんなときにでも言うんですね。

 

?「おー、阿武隈っちじゃん。何してんのー?」

 

三つ網の人が話しかけてきました

 

阿武隈「げぇっ!...北上さん...。」

 

どうやら阿武隈さんには面識があるみたいです。知り合いですかね?

 

初霜「北上さん、お疲れ様です。」

 

北上「おーお疲れさんー。...で?そこの新顔の二人は?」

 

零「はじめまして、駆逐艦の零です。よろしくお願いします。」

 

春雨「駆逐艦春雨です!よろしくお願いします。」

 

北上「おー、今度は元気あっていいねぇ!こちらこそよろしくね。」

 

北上さんが私の頭と零の頭を撫でました。(ちょっと気持ちが良いです...。)

 

北上「いいなぁ!阿武隈っち。活きの良いやつ入ってきたじゃん。うちのとこは頼りなくてねぇ。」

 

阿武隈「...今居る子たちが可哀相ですよ。」

 

ぷくぅと膨らませた阿武隈さんは北上さんに睨み付けました。

 

北上「んーまぁ...結局はうちのとこが優秀だろうねー。二人とも頑張りなー。」

 

初霜「そう言えば大井さんはどこに...?」

 

北上「ん?大井っちかぁ...。多分どっかにいるんじゃない?」

 

大井...さん?

...あ、もしかして姉妹なのでしょうか?

 

阿武隈「珍しいなぁ...大概一緒にいるのに。」

 

一緒に居るほど仲が良いですね。

 

北上「んーそうかなー。一人でいる時の方が多いかなぁ。」

 

不知火「意外ですね。見かける時は大体一緒にいるのに。」

 

北上「ま、そう思われても仕方ないねー。」

 

???「北上さ~ん!」

 

すると、北上さんと同じ制服を着た茶パツの人が来ました。

 

北上「お、噂をすれば...大井っちじゃん!」

 

北上さんはその人を見つけると嬉しそうな顔をしました。

 

大井「もう北上さんったらこんなとこに居たんですね!...そこの二人ははじめましてかしら?私は軽巡洋艦の大井よ。」

 

零「こんばんは、駆逐艦の零です。よろしくお願いします!」

 

春雨「駆逐艦の春雨です、よろしくお願いします。」

 

とても優しそうな人ですね。

 

大井「ええ、こちらこそよろしくね。...で、さっきまで何してたんですか...阿武隈さん。」

 

大井さんは阿武隈さんを睨み付けました。

阿武隈さんは大井さんから睨まれたせいなのかブルブルと怖がっています。

 

阿武隈(えぇ...、あたし何かいけないことでもしたかなぁ...)

 

北上「やだなぁー、大井っちー。偶然会っただけだよー。」

 

大井「え、そうなんですか?...ま、まぁ...それならいいんですけど...」

 

さっきの怖いオーラが消え、緩やかな雰囲気になりました。

 

響「北上さんたちは今からお風呂かい?」

 

響さんが北上さんに聞きます。

 

北上「うんそだねー。今からうちらお風呂だよー。」

 

大井「と、言うことだからさっさと行きましょ!北上さん!」グイーッ

 

興奮気味な大井さんは北上の袖を引っ張りながら大浴場へと向かっていきました。

 

阿武隈「はぁー、危なかった...。殺されるかと思った...。」

 

阿武隈さんは苦手なんですね...春雨もちょっと分かる気がします...。

 

不知火「阿武隈さん。早く部屋に戻りましょう。早く寝たいです。」スタスタ

 

不知火さんが急ぎ気味に部屋まで歩いていきました。

 

初霜「ち、ちょっと~、不知火ちゃーん。速いよ~」

 

その後を初霜さんもパタパタと足音をたてて不知火さんの後を追いました。

 

阿武隈「あの子達は元気だよねぇ...。」

 

阿武隈さんが二人をみてあきれています。

 

響「そう言う阿武隈さんはお婆さんか何かなのかい?」

 

阿武隈「違うわよ!叩かれたいのかしら!?」

 

阿武隈さんが響さんに対して怒ります。

...そりゃあそうですよね。

明らかに悪口ですもんね。

 

響「じゃあ阿武隈さんはヨボヨボお姉さんだね。」

 

阿武隈「ヨボヨボ!?何それ?!酷いよ響ちゃんったら!もう!」

 

零「ヨボヨボ...ふっ...。」

 

微かに零が笑いました。

その微かな音に反応したのか阿武隈さんは零の方に向きます。ヨボヨボ...って結局はお婆さんって言う意味ですよね?

 

阿武隈「あー!?今、笑ったでしょー!?零ちゃんも酷いじゃない!これでもピッチピチのお姉さんなんだからー!!」プクー

 

零「ぶっふぁwwピッチピチのwお姉さん...w」

 

響「流石に...ピッチピチではw無いでしょw」

 

めちゃくちゃ二人とも笑ってます。

それにもっと腹をたてたのか阿武隈はさらに顔を赤くさせました。

 

阿武隈「ぐぬぬぬぬぬー!もう!」

 

阿武隈さんは二人を捕まえようとしますが二人とも華麗に避けます。

 

零「うわぁー...阿武隈さんが怒ったー(棒)」ピャー

 

響「逃っげろー(棒)」ピャー

 

そのまま三人とも走っていきました...。

...って春雨...置いてかれました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

初霜「ふわぁ~...ふっかふかです~。」

 

初霜さんがベットの上に寝転ぶ。

 

不知火「疲れたときには直ぐに寝てしまいそうになるほどフカフカですね。」

 

モフモフとかけ布団を触る不知火さん。

 

響「やぁ、私はベットだよ。寝心地の良さに魔の布団て呼ばれてるよ(裏声)」ヒョコリ

 

裏声で話す響さん...って、どっから出てきたんですか!

 

阿武隈「もう!響ちゃんたらそんな所に隠れちゃったらダメじゃない!埃ついちゃうでしょ!?」

 

不知火「...ぷっ。響の声...w」

 

初霜「響ちゃん...埃まみれだよ~...もう。」

 

初霜さんは響さんの頭についてる埃を取りました。

 

響「すぱしぃーば、初霜。」

 

嬉しそうな顔をする響さん。

初霜さんと仲が良いんですね。

 

阿武隈「もう11時ですか...時間たつの早いですね。」

 

阿武隈さんに言われて春雨は時計を見ました。

確かに11時ですね。

とても早いですね時間がたつのは。

 

零「あっと言う間に時間が過ぎた気がする。」

 

阿武隈「そうだねぇ...特に今日は忙しかったもんね。」

 

響「明日も頑張らないとね。...ふぁあ...眠っ...。」

 

響さんはベットの上にのり寝ようとします。

...そう言えば春雨たちのベットはどこなんでしょうか?

 

初霜「あ、零さんと春雨さんはあっちのベットですよ。」

 

初霜さんが指差した方向は角の部分にあるベットでした。

 

不知火「それではおやすみなさい。」

 

阿武隈「おやすみ~」

 

初霜さんの後に不知火さん、阿武隈さんも続いてベットに入りました。

 

零「さぁーて、私らも寝るとしようかぁ...。あ、春雨は上の方で寝る?」

 

春雨「あ、うん。」

 

零「りょー、んじゃあおやすみー。」スヤァア

 

零はベットに入って直ぐに眠り着きました。

相当疲れていたんですね。

 

それでは春雨も明日のためにもう寝ましょう。夜更かしは体に悪いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

...気がつくと何やら黒い部屋?に居ました。

 

春雨「ここは...何処でしょうか?」

 

周りには何もありません。

人も居なければ物もありません。

何もないので少し怖いです。

 

すこし...歩いてみましょうか。

 

春雨「...」

 

歩いても何も景色が変わりません。

何も見えないのでつまらないです。

 

春雨「誰かいませんかー?」

 

叫んでも誰も返事はしません。

本当に春雨以外居ないのでしょうか?

 

バタンッ!!

 

何かの音がしました。

どうやら奥の方に何かが起きたのでしょうか?

様子を見に春雨は音がした方に行きます。

 

すると景色は真っ黒で何もないところから何やら執務室のような景色に変わりました。

何も無ければただただ普通の執務室だなと思うのですが春雨の思っている執務室とは違いました。

 

その執務室には首を吊っている私とその近くにいる少女が見えました。

 

春雨「ひっ...!?」

 

私とそっくりなその人は眼から鼻から口からいろんなところから液体をこぼしていました。

 

そしてその死体を大きく揺らす少女がいました。

 

少女「どうして...!!どうして死んじゃったの!!ハル!!」

 

その少女は必死に死体に向けて話しかけますがそれは何も反応しません。

 

少女「...ん?」

 

少女が春雨の方に向きました。

な、何でしょうか?

 

少女「え、なんで...?何でハルと同じ姿をしているの?...あれ?でもハルは此処にいて...でも、目の前にもハルが居て...?」

 

どうやらその少女は混乱しているようです。

見間違えても可笑しくないぐらいその少女が言うハルと春雨は顔が似ていました。

 

少女「...そうか...そうかっ...!!」

 

何やら考え事をしているみたいです。

大丈夫でしょうか?

 

少女「お前がっ...ハルをっ!!殺したんだっ...!!」

 

少女は春雨の方に睨み付けます。

何を勘違いしたのか春雨がハルを殺したと思ってるみたいです。

 

春雨「あの、違うんですけど...。」

 

少女「うるさい!黙れこの人殺しめ!!」

 

違うと言っても聞いてくれません......っ!?

少女は突然刃物を取り出しました。

...ってどっから出してきたんですかそれ!

 

そのまま少女は春雨を追いかけます。

 

もちろん春雨も殺されたくないので必死に逃げます。

 

春雨「はぁ...っ!はぁ...っ!どうして...春雨がこんな目に...」

 

目の前には白い光りが見えます。

彼処に行ってみましょう、何か...あるはずです...!

 

少女「死ねぇええええーー!!!」

 

少女が春雨に追いつき刃物を向けてきました。

 

春雨「(殺られるっ...!!)」

 

?「春雨ーーー!!おーきーろー!!」(爆音)

 

そう思った瞬間、突然大きな声が春雨の耳に入ってきて夢から目を覚ましました。




最後の春雨ちゃんの夢は怖かったですね...実際に殺される夢を見るのは嫌ですよね...。
しかし...何故春雨はあんな怖い夢を見てしまったのでしょうか...首を吊っている春雨...これは零が見た夢とそっくりな内容ですね。
やはり何か関係があるのでしょうか...
さて、そんな怪しい雰囲気を零の元気な目覚ましで吹き飛ばしまして次回春雨は飛び起きます(笑)
第玖話 『我、学校なう!』の春雨視点のお話となっています。
次回をお楽しみに!!
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