艦隊これくしょん-艦これ-零ノ刻   作:★零雨☆

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こんにちは、★零雨☆です。
今回は番外編として本編とは違う日常を描いた物語です。本編には関係ありません。番外編では1話、読み切りの話として投稿させてもらいます。
本編とは違う、もうひとつの日常をご覧ください。


番外編① 白露のプリン

これはまだ春雨(前)と村雨、五月雨が着任する前のお話。時雨が着任したてのころのお話。

 

遠征終わりにひっそりと取っておいたあのプリンを食べようと楽しみにしていた白露。

自室に行き、小型の冷蔵庫の扉を開ける。

目の前には白露のプリンがある...はずだった。

誰かが盗み食わなければの話だが。

 

白露「白露型会議~!!」

 

バンッとテーブルに拳二つを勢いよくぶつける。『白露型会議』これはそのままの意味で何事があったら白露型のみんなと会議を開くという会だ。

どうやら白露は自分のプリンが誰かに食べられたことに腹を立てているようだ。

 

時雨「え、どうしたのかな?白露。」

 

突然、開かれた会議に驚きを隠せない時雨。

彼女はまだここに来て間もない艦娘。

 

白露「...私のプリンが食べられた...。今朝は有ったはずなのに...」

 

とても悔しそうな顔をする白露。

それほど楽しみにしていたんだろう。

 

夕立「白露が無意識に食べてたっぽい?」

 

いつのまにか食べていたのではと言う夕立。

 

白露「いや、それは絶対無いよ。あんな美味しそうなプリンの味を忘れるわけないよ...」

 

絶対に忘れるわけがないと断定する白露。

白露は美味しそうなものは後で取って置くタイプの娘だ。夕立はその真逆で美味しそうなものは直ぐに食べる。

 

白露は夕立の方に向きジロリと睨む。

 

白露「まさかと思うけど...夕立が食べたりとかしてないよね?」

 

疑われた夕立は動じず、こう答えた。

 

夕立「夕立は朝から演習だったりしてるっぽい。そんな盗んでまで食べたりする時間なんて無いっぽい。」

 

...確かに...夕立は朝から演習だったり遠征に向かったりして余裕がない。

...とすると、夕立が盗み食いしてる可能性は無い と考えた。

...だとすると誰が食べたの?という話になる。

 

...時間的には短かったが白露たちの体感では長く感じた沈黙。

 

白露「...私たちじゃないとすれば、白露型以外の人が食べた?」

 

...夕立と時雨も食べてないとすれば誰かが盗みに部屋に来たわけだ。

 

時雨「そ、そうなのかな?」

 

白露、時雨、夕立の三人で犯人探しを始めた。

まず、どこに行こうか。

...まずは近くの駆逐艦娘の話を聞こうか。

 

すぐ隣にある陽炎型駆逐艦と書かれたプレートが吊るされてるドアの前に立った。

 

白露「かーげーろーう。今いる?」

 

ドンドンとドアを叩く。

...返事は無いので無理やりドアを蹴り飛ばした。...見事にドアは部屋の中を通り越して外へと飛んでいった。

 

陽炎「え、ちょっ何してんの!!??てかドアがっ!ドア無くなったら部屋が暑くなるじゃない!あとプライバシーの侵害!」

 

陽炎は白露が飛ばしたドアが無くなったことに怒り、白露に文句をいう。

 

白露はそんなことには気にもせず、話をそのまま進めた。

 

白露「陽炎、あたしのプリン...知らない?」

 

威圧感を出し、脅すように問う白露。

だが、陽炎の反応は怯えることはなくむしろ、呆れているような態度を見せた。

 

陽炎「知らないわよ...また取っておいたデザートが無くなったの?」

 

そう、実は今回で三回目の盗難事件なのだ。

一回目は夕立だったのだが、二回目以降犯人は捕まらず今回も被害を受けた。

 

白露「そうよ!またなの!ぐぬぬ...前の時に特定しとけば良かった...」

 

物凄く悔しそうにする白露。

前の時に犯人を見つける事ができず、諦めていた。だが、また被害を受けたので流石に心の広い白露でも怒りは溜まる。

 

陽炎「はぁ...私も一緒に探してあげる...後でドア直しておいてね?」

 

今回も陽炎に協力してもらい、白露たちは犯人探しを始めた。

 

時雨「一体誰が食べたんだろうね?」

 

夕立「きっと、食いしん坊なやつだと思うっぽい。」

 

そうだろうね、わざわざ他人の部屋に侵入してまで食い意地があるということだもんね。

 

陽炎「夕立は他人のこと言えないでしょ...」

 

呆れ気味に話す陽炎。

そう言われても仕方ないだろう。

 

話ながら歩いていると吹雪と会った。

 

吹雪「あれ?白露ちゃんと陽炎ちゃんに...夕立ちゃんと時雨ちゃん、どうしたの?珍しいね4人で居るなんて。」

 

四人揃って歩いてることに不思議に思った吹雪は話しかけた。

 

陽炎「あー...また盗られたみたいなのよ。白露のプリン。」

 

陽炎が吹雪に今起こった事を話した。

 

吹雪「あぁ~...なるほどー。またかぁ~...」

 

因みに吹雪もプリン盗難事件を知っている。

夕立が盗み食いしてるところを目撃した人の1人だった。

 

白露「むむむ...前に捕まえれなかったから同じ犯人かも...」

 

二度盗んでると考えた白露は一刻にも速く捕まえないとまた食われてしまうと恐れている。

 

時雨「吹雪、昼の間に誰かボクたちの部屋に来た人は居たかい?」

 

すると吹雪は何か考え事をし、曖昧な答えが帰ってきた。

 

吹雪「う~ん...丁度此所に来てた時有ったんだけど...その時急いでたからなぁ。」

 

白露「そこを何とか!思い出してみて!」

 

白露が必死に問いかける。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

...吹雪の回送シーン...

 

吹雪『ヤバい!速く行かないと神通さんに怒られる!』

 

私、吹雪は個人演習に参加するために演習場に向かっていたのですが丁度、通っていた道が白露ちゃんたちの部屋の廊下でした。

 

私はその日は珍しくお寝坊してしまって演習時間が直ぐに始まる時間にやっと起きて、急いで演習場に向かってたんです。

 

...ガチャガチャ...

 

すると、ドアノブを開けるような音が私の耳に聞こえ白露ちゃんたちが居るのかなと思って部屋の前らへんまでに戻って来たんです。

すると一つの人影が見えたんです。

 

吹雪『(あれは...暁ちゃん?)』

 

背丈も低くてどうみても駆逐艦にしか見えなかったです。暁ちゃんが部屋から出てパタパタと足音をたてて遠くの方へと行った。

 

吹雪「確か...暁ちゃんが部屋に居てたような気がする...」

 

白露「そうなの!?ありがとう!今から暁のとこに行ってくる!」ビューン

 

時雨「ちょっ、白露。待ってよ...」

 

夕立「ぽいぽいぽーい。」

 

陽炎「少しぐらい落着きなさいよ...」

 

物凄いスピードで走り去って行った。

その後に時雨、夕立、陽炎も急いで白露の後を追っていった。

 

吹雪「はぁー...白露ちゃんたちも大変だなぁ......あっ!ヤバい、この後白雪ちゃんと約束してたの忘れてた!急がないと!」ビューン

 

吹雪は白雪と約束をしていた事をすっかりと忘れいたことに気付き少しでも間に合えという気持ちに押され白雪の元に行ったが時すでに遅しだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第六駆逐隊の部屋にトントンと音を鳴らしてきた人がいた。

 

暁「誰かしら?...今開けるわ」

 

目の前には白露たちがいた。

 

白露「こんちはー暁。今暇?」

 

ニコニコと無理やり笑ってるような顔を見せる。

 

暁「...何かあったのかしら?」

 

何かに察したのだろう暁は覚悟を決めたような顔をした。

 

陽炎「ええ、昼の間に白露のプリンが盗み食いされたらしいわ。...それで、昼に暁が白露たちの部屋に来てたって情報を聞いたんだけど...」

 

陽炎が暁に昼の事を話す。

 

暁「あぁ、それは書類を渡しに来てたのよ。ちゃんと届いてたでしょ?」

 

白露は思い出す...書類...書類...あ、あれか。

 

白露「あぁ、うん。ちゃんと届いてたよ。来週の時間割りでしょ?」

 

暁の言う書類は学級の時間割りのこと。

 

暁「足柄さんに白露たちの部屋に届けてあげてって言われたから届けに行ったの。私じゃないわよ。もちろん響たちでもないわ。一緒にいたものも。」

 

暁が後ろに向き、響らと目で合図する。

 

響「そーだよ、私たちはずっと一緒に居たさ。」

 

雷「大体、他人の物を盗むなんてこと私らはしないわよ。」

 

電「なのです!」

 

夕立「んー...そう言うなら違うっぽいー?...」

 

むむむ...また振り出しに戻った気がする。

 

電「はわわ!電、思い出したのです!!」

 

突然、声を出した電。何か思い出したようだ。

 

時雨「どうしたんだい?電。」

 

電「そう言えば私達が白露ちゃんたちの部屋に入る前に赤城さんが居た気がするのです!」

 

これは有力情報だ!

速く赤城さんのとこに行かないと!

 

白露「ありがとう電!赤城さんに会ってくる!!」ビューン

 

また白露は走り出す。

 

陽炎「あぁ、もう!さっきから走ってばっかり!待ってよ白露~!!」ドタバタ

 

陽炎たちも後を追う。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

白露「ぜぇ...ぜぇ...やっと...着いた...」

 

白露は息を切らせ、ぜぇぜぇと言っているがやっと真の犯人であろう赤城の居る弓道場に着いた。恐らく、今の時間帯は赤城さんと加賀さんが居るはず。

 

陽炎「あのーすみませーん。赤城さん居ますかー?」

 

陽炎が弓道場の中に居る人に聞いた。

 

加賀「赤城さんはいまお花を摘みに行っているわ...赤城さんに何の用かしら。」

 

いつみても鋭い目をしている。

 

...ん??お花を摘みに行っている...???

 

と言うことは赤城さんはトイレに行っている!!??

 

白露「あのー、私のプリン。知りませんか?」

 

加賀「プリン...?あぁ、それならとっくに赤城さんが頂いてたけど...それがどうしたのかしら?」

 

不思議そうに加賀さんは話す。

 

時雨「実は...(カクカクシカジカ」

 

いままでのことを全部加賀さんに話した。

 

加賀「...それは申し訳ないわ。...赤城さん、そろそろ出たらどうです?」

 

トイレのドアにトントンと叩く加賀さん。

中に入っているのは赤城さんだった。

 

赤城「あ、ちょっと待って!まだお腹の調子が悪いの!」

 

トイレの中から赤城さんの声が聞こえてきた。

 

加賀「はぁ...早めに出てきてください。お話しがあります。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

赤城さんがトイレから出たあと、赤城さんは正座をさせられていた。

 

赤城「本当に申し訳ございませんっ...!!」ドゲザ

 

赤城さんが白露のプリンを食べてしまったことを謝った。

 

時雨「まぁ、こんなに謝ってるなら許しても良いじゃないかな...」

 

...時雨、君は優し過ぎるよ。

この白露のプリンを盗むなんて許さないよ!

 

白露「許さない!私のプリン返してよー!」プンプン

 

赤城「あの~...大変申し上げにくいんですがー。」

 

陽炎「?何かあったの?」

 

赤城「白露さんのプリン、腐ってましたよ?」

 

みんな「ふぇ?」

 

腐ってた!?...ということは赤城さんがトイレに籠ってたのは...!

 

赤城「それに気付かず食べてしまい、お腹を壊していました。」

 

後悔しているような顔を見せる赤城さん。

 

時雨「...ねぇ、白露。...結局プリン食べれなかったんじゃあ...。」

 

結局、盗まれていようがなかろうが関係なく白露はプリンを食べることはできないと言うことが分かった。

それにガッカリした白露は数日寝込んだとさ。




白露ちゃんは結局食べれなかったことに落ち込んだみたいですね。

赤城「本当にすみません...」

でも数日寝込んだだけで次の時にはすっかり立ち直ったようです。番外編の更新は不定期に更新されます。次回の番外編をお楽しみに!
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