艦隊これくしょん-艦これ-零ノ刻   作:★零雨☆

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こんにちは★零雨☆です。
前回は零がルームメートの誰かとぶつかって意識を失ってしまいましたが今回、零は目を覚まし五人のルームメートと出会います。
さて、第参話 『ヨーソーロ』をご覧ください。


第参話 ヨーソーロ

零「知らない天井だ。」

 

目が覚めたら知らん天井。

誰もが言ってみたいセリフだ。

まぁ、私は海の上で目覚めたがな。

てかどこだここ。

 

 

?「あの~大丈夫?...かな?」

 

茶パツのショートカットかセミロング?(髪型にはよく知らないが)くらいの髪の長さの子が話しかけてきた。どうやら私のことを心配しているようだ。

 

零「うん、大丈夫だよ。ちょっと痛いけど...」

 

明るい髪の色をしている長い髪の子が

私が起きたことに気づいた。

 

明長髪の子「ごめんなさいっぽいー。」

 

茶パツ「もう、夕立。絶対にあんなことしちゃダメだからね?」

 

うーむ。どうやら長い髪の子は夕立って言う名前らしい。...なんだろう。懐かしい気がするけど前世に関係があったのだろうか。

 

茶パツ「そ、れ、に!村雨も腹が立ったからって妹を投げちゃダメでしょ!?」

 

あ、双子みたいな子の名前村雨って言うだな。

 

村雨「むぅー、白露姉さんだって投げる時はあるじゃない。」

 

...兄弟って似ることあるよね。うん。

テカアタシクウキ。

 

白露「さぁ?なんのことかしら?」

 

...なんか、カオスだな。

 

夕立「それよりもその子ほっておいているけど大丈夫ぽい?」

 

あ、やっと気づいてくれた。

 

白露「あ、ごめんね?夕立がぶつけちゃって...」

 

 

零「全然大丈夫だよ。対して出血しなかったし。」

 

そのときガチャっとドアを開けた人がいた。

 

時雨「ただいまー...ってどうしたんだい!?」

 

時雨が私の元に来て顔を上げた。

 

時雨「っ!出血してるじゃないか!...白露...もしかしてだけど君が原因?」

 

白露)ギクッ

 

白露「ち、違うし。今回は村雨だから!」

 

白露?って子はブンブンと顔を横に振った。

 

時雨「本当に?...じゃあ村雨がやったの?」

 

村雨)ギクッ

 

村雨「えっとそのー。仕方なかったって言うか~そのー...夕立を投げちゃって☆」

 

うん。ダメだこりゃ

 

時雨「いやいや、ダメだよ。投げちゃっあ。」

 

村雨「はい....」

 

村雨がしゅんと落ち込む。

 

水色の長髪の子「それよりもあの....挨拶....」

 

時雨「あ、そうだった。まずは挨拶からだね。ボクは白露型駆逐艦二番艦の時雨だよ。よろしくね。」

 

白露「ふっふーん!みんなの一番艦の白露よ!!あたしがいっちばーんなんだからね!」

 

村雨「三番艦の村雨よ。よろしくね。」

 

夕立「ぽいぽーい!夕立っぽい!よろしくね!」

 

夕立が自己紹介すると同時に飛び付いてきた。

 

零「えーっと、私は駆逐艦の零です。しばらくお世話になります。」

 

まだ夕立は私にふっついている

 

夕立「なんかこの匂い懐かしいっぽいー。」

 

....?懐かしい?そんなに臭うのかな....。

 

私は袖を臭う。

 

時雨「あ、大丈夫だよ。多分その花の匂いのせいかな。」

 

首にかけている時計を見ると一輪の花が結ばれていた。

 

夕立「あ、本当だっぽい!それでかなー。」

 

村雨「...」

 

村雨が暗い顔をしている。

...どうしたんだろうか。

 

零「...?村雨?どうしt...」

 

言いかけたとたん、白露が大きな声を出す。

 

白露「よーし!零が着任祝いってことで甘味処に行くよー!」

 

夕立「ぽーーい!!」

 

白露と夕立はとても速く走って行った。

 

時雨「ごめんね、姉たちが騒がしくて。ボクたちはゆっくり歩いて行こうか。村雨 五月雨、零。」

 

五月雨「わ、私もついていきます!」

 

...元気だなぁ...白露型の子って。

 

村雨「...春雨?いや、そんなわけないよね...?だって私の前で死んだんだから...」

 

この時、零は村雨の言葉に気づくことはなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

白露「ん~おいひい~!!」

 

大きなパフェを一口分をすくい、パクりと食べた。白露はとても幸せそうにしている。

 

五月雨「やっぱり美味しいですね!」ニコニコ

 

五月雨は頬っぺたにクリームをつけながら美味しそうに食べていた。

 

夕立「おいしいっぽいーー!!!」ガツガツ

 

夕立はがっついて食べていた。

 

時雨「夕立、誰も盗らないからゆっくり食べなよー。」

 

ほう。こんなに美味しいもんなのか。

 

私も一口食べた。

 

零「っーーーーーー!!??」

 

なんだこれ!?え、めっちゃ美味い。

甘酸っぱくて美味しい苺と、とても濃厚なソフトクリーム...うん、美味い!

 

白露「...どう?美味しいでしょ?」

 

白露が顔を覗かせて話しかけてきた。

 

零「うん、とっても美味しいよこれ。食べたこと無いよ。」

 

村雨「...」

 

また村雨が暗い顔をしている。

本当にどうしたんだろうか。

 

夕立「村雨が食べないなら夕立が貰うっぽいー!!」ヒョイ

 

そう言うと夕立は村雨のパフェを手に取り、一口、夕立の口へと運ばれた。

 

夕立「う~ん美味しいっぽいー!!」

 

村雨「えっ、ちょっと夕立!?私の盗らないでー!!」

 

村雨と夕立がワチャワチャと騒いでいる。

 

時雨「さてと、二人が争ってるうちにボクが頂こうか。」

 

時雨が村雨のパフェを手に取ろうとしている。

その瞬間、もう1つの手が時雨の手の上に重ねる。

 

白露「やだなぁー、それ、私のじゃない?」

 

二人とも睨み会っている。

 

時雨「さぁ?ボクの、の間違いじゃないかな?白露。」

 

ヒートアップして白露と時雨も争い始めた。

 

五月雨「あわあわ、どうしましょう。パフェも溶け始めるし...」

 

涙目でこちらを見る。

うーん。争うくらいなら私が食べちゃえばいいか!

 

私はパフェをパクりと食べ、完食した。

 

夕立.村雨.白露.時雨.五月雨「え」

 

....?さっきまで争っていたのにみんな手を止めた。何故ですか。

 

零「あ、美味しかったよ?」

 

シーンと静まり返る。

 

時雨「ぷっ!」

 

零「?」

 

時雨「あはは、本当に零は春雨みたいだね。」

 

え、どう言うことだ?

 

村雨「え?春雨みたい....?あ、確かに前もこんなことあったわよね。」

 

時雨「零。春雨もね、君と同じようにボクたちが争ってるうちに食べちゃったんだよ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

白露『これは私のー!!』

 

時雨『いや、ボクのだよ!』

 

夕立『夕立に頂戴っぽいー!』

 

村雨『いやよ、私も食べたいのだから!』

 

五月雨『ど、どうしよう。』

 

春雨『(....あれ?食べちゃっていいのかな?)』

 

パクっ!

 

みんな『え?』

 

時雨『春雨!?え、食べちゃったの!?』

 

春雨『え?あ、はい。美味しかったです。』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

夕立「確かににてるっぽい!仕草とか!」

 

????

 

村雨「そういえばそうね。その髪の毛を弄る癖とか。」

 

あ、無意識にやってたのか....

 

村雨「よく似てるわね....春雨に。」

 

....?何でまた暗くなってんすか。

また私何かやらかしたんか?

 

妖精『多分違うと思う。』

 

うわ!?突然話しかけないでよ!?びっくりするわ。

てか、どこおんの?

 

妖精『あなたのよこにいますよ。みんなには見えないようにしてますけど。』

 

....見えないようにする必要あるんかな?

 

妖精『...それよりも返事をしたらどうです?』

 

あ、そうか。でも春雨って何があったか気になるんですけど。

 

零「そんなに似てるんですか?春雨さんに。」

 

ん?なんかみんな暗い顔をしてんだけど。

 

妖精『もうしらね。』

 

あれ、妖精さんにも見放されたんですけど。

 

村雨「...ええ。そうね。そのかみのけを弄る癖もね。」

 

...?

どういうわけ?そんなに似てるんですかね?

 

時雨「まぁ、零は春雨なんだけどね。」

 

....ナンデイウンデスカネ?トラウマが掘り起こされるでしょ。

 

時雨 零 以外「は?」

 

村雨「え?え?どういうこと??零が春雨?」

 

五月雨「時雨姉さん、さ、流石に冗談ですよね!?」

 

...めんどくさくなってきたな

 

夕立「ぽい...?春雨なの?」

 

....なんでそんなかおしてんすか....こわいわ。

てか妖精さんどこいったんや....

 

零「えっと、多分そうかな。」

 

白露「....?どうして断言できないの?」

 

零「ハッキリいうと春雨の記憶がないんだよな。」

 

五月雨「ええ!?記憶がないんですか?」

 

そんなに驚くことなのかな...

 

零「え、あ、うん。」

 

白露「やっと...グスッ...会えたと...思ったのに...グスッ。」

 

...この言葉を聞いた途端陽炎が過ってきたのは何故だ。

 

時雨「ま、まぁ完全に忘れてるなんてこと無いよね?」

 

ええ...嘘でしょ?何もおぼいておらんよ?

 

妖精『いや、残念ながら零本人には記憶がない。だがしかし...』ヒョコ

 

皆「しかし?」

 

妖精『その時計に記憶が記されているだろう。』

 

五月雨「な、ならそれを開ければいいじゃないですか?」

 

妖精『だがな、鍵がかかっている。』

 

時雨「鍵!?それはどこに」

 

妖精『海の底。』

 

はい?何て言った?

 

皆「は?」

 

妖精『海の底だよ。』

 

白露「いーやいや、そんなわけ...え、本当にそうなの?」

 

妖精『俺は嘘を言わん。どうやら春雨は大事に持ち過ぎたようだ。』

 

それを聞くと同時に村雨が空に向けて叫ぶ。

 

村雨「春雨ー!!だから言ったでしょー!?『無くす』から持っていくの止めなさいと!!」

 

時雨「...多分沈んだ時に落としたのかな。」

 

夕立「村雨、空に向けて言ってもムダっぽい。」

 

なんなんですかね?この状況。

 

零「はぁ」

 

妖精『...まぁ言ったら二度と記憶が戻らないって言うことだな。』

 

みんなの空気が重くなる。

 

零「(なぁ、空気重くしてどーすんのさ...)」コソコソ

 

妖精『(仕方ないじゃないですかー。嘘ついたって後でバレてしまうことですしー。)』

 

白露「てか、村雨なんか心当たりあるの?何か叫んでるけど...。」

 

まぁ、そーだよなー。

気になるナーこの時計に関係してるんでしょ?

 

五月雨「...はっ!?」

 

突然、五月雨がまさかって言いたそうな顔をした。

 

時雨「?...五月雨?どうしたんだい?そんな直球を顔面に喰らったかのような顔して。」

 

夕立「ぽい?」

 

五月雨「もしかして、それ。村雨ちゃんが春雨ちゃんにあげた物なんじゃないですか?だってこの前村雨ちゃんが『この時計かわいいでしょ?これね春雨にあげるの。ほら、春雨、もうすぐ誕生日だからね。』って言ってました!」

 

村雨「確かにそうね。私があげた物にそっくりよ。」

 

むむって顔した村雨。

 

白露「もし、本当に零が春雨だとしたら持っていても可笑しくはないよねぇ...」

 

よーせーさーん!!出でおいでー。甘いのあげるからー

 

妖精2『はいー。なんですー?』

 

時雨「わ、妖精さんが増えた...!」

 

零「えっ、そんなに珍しいの?」

 

暗い空気からふっと軽くなった気がした。

 

五月雨「妖精さんって普通工廠や私たちの艤装の中にいますよね?」

 

零「え?」

 

みんな「え?」

 

時雨「えっとね...零。妖精さんは普段から人前に出ないんだ。だから、提督自体も妖精さんに会ったこと無いんだよ。」

 

零「え、そうなの?」

 

夕立「普段から艦娘に付いていってることが珍しいっぽいー。」

 

白露「うーん...零以外で妖精さんが付いていってる人は...由良姉さんだったかなー。」

 

由良...?

 

時雨「(あ、由良さんは四水戦の旗艦を勤めていた艦(ひと)なんだ。あと、物凄く強いよ。)」

 

へぇ、由良って名前聞いたことあるなぁ...いつ聞いたっけ?

 

妖精『(あなたの前世で関係あった人ですよ。)』

 

あぁー...それでかー。

何となく覚えがあんの。

由良って人は最初は四水戦での旗艦を勤めていたんだよな...でも途中から那珂って人に旗艦が変わっていったんだよな...?

そして最期は史実の由良は史実の夕立に雷撃処分されてしまったんだけってな...

うん。運命って残酷だな。

 

五月雨「由良姉さんは三人妖精さんを連れていた気がします!」

 

村雨「うーん、零は見たところ二人くらいかしらね?」

 

零「多分、そうかも。」

 

時雨「一人居てもすごいことなんだけどね。二人居るとは思わなかったよ。」

 

零「...気になる事が一つあるんだけど...」

 

白露「うん?どうしたの?」

 

零「...みんなのパフェのソフトクリーム溶けてるよ?」

 

みんな「ああー!!??私たちのパフェがっ...!?」

 

溶けきってしまったソフトクリームパフェを急いで食べる白露たちでした。

 




零が春雨(前)の生まれかわりだと言うことに驚きすぎて自分のパフェを食べ忘れてたようですね。
この後急いで美味しく頂きましたとさ。
次回、第2艦隊の艦娘たちと出会い演習をします!
次回をお楽しみに!
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