聖なる力で敵を蹴散らしていきたいと思います。 作:テンペストランス
「メイプルー、どこー?」
メイプルを探し出してしばらく経ったがメイプルは影も形も見えない。
「こりゃ森の奥の方に行っちゃってるかもなぁ……」
と思い森の奥深くに向かおうとした矢先に小さくだが確かに悲鳴が聞こえてきた。
「おっとこれはかなりまずい感じか?!」
メイプルー!と大声で呼びかけながら悲鳴の聞こえた方向に走って行くと、そこには人の形をしたモンスターの塊があった。
しかも中からはメイプルの悲鳴が聞こえてくるし、よく見ればメイプルの物らしき手と短刀が見える。
「………何事?」
しかし悩んでいても仕方ない為、メイプルと思われる何かのまわりのモンスターを減らしていく
ほとんど片付いたあたりで涙目のメイプルが飛び出してレティシアに抱きついてきた
「レティシアさーん!ありがとうございますー!気がついたら囲まれてるし短刀で攻撃してもなかなか倒れてくれないし気持ち悪いし!」
「わかった!わかったから抱きつかないで!まだモンスター残ってるから!私ダメージ受けてるから!」
メイプルが抱きついている間は2人は好き放題攻撃されていたため、この2人以外が同じ事をすれば2人そろって死んでしまっていただろう
「うぅ……ひどい目に遭いました……」
「むしろ何したらそういう事態になるのよ……」
そうして2人は今日のメイプルの謎行動について話しながら帰路についた
◆
そうして時は流れ第一回イベント当日
最初の広場に参加者が続々集まってくる中、緊張した顔つきの大盾使いの後ろから静かに近づくレティシア
そして無防備なそのでかい背中を思いっきりたたいた。
「緊張してるねークロムさんや」
「うおっ!?なんだレティシアか」
「なんだとは何だ」
もちろんクロムである、ちなみにメイプルも探したが見つからなかった
「ついにイベ当日だねー」
「そうだな、対人戦とかほとんどやってないから緊張するわ」
「まあ大盾にけんか売るのめんどくさいからねー、無駄に堅いし」
「俺以上に無駄に堅い人に言われたくないな」
「無駄って言うな」
「レティシアが先に言ったんだろ」
と無駄話をしているとアナウンスが大きな声でイベントがもうすぐ始まることを告げた。
「いよいよかー、向こうであったら敵同士だからね」
「お前とやるとぐだぐだになるから会いたくないな」
「すごい時間かかりそうだよね」
「耐久戦になるからな、しかもお互い回復持ち」
「最悪のカードだね」
そうこうしてる間にカウントダウンが始まる
「じゃあまた、頑張ってねー」
「そっちもな」
そんな会話を後に2人は光に包まれて転移していった
そろそろステータス公開だし設定を固めなくては