ソードアート・オンライン IF(アイエフ) 作:イノウエ・ミウ
今回と次回は『そーどあーと・おふらいん いふ』となります。何卒宜しくお願い致します。
「皆さん、こんにちは!そーどあーと・おふらいん いふにようこそ!司会のコハルです!」
「解説のハルトです」
「司会補佐のアスナです」
「解説補佐のキリトです」
「この番組では、アインクラッドのあらゆる出来事を皆さんにお伝えする情報バラエティー番組です。今回は記念すべき第一回目ということで、原作ソードアート・オンライン主人公のキリトさんとメインヒロインのアスナに補佐という形で出演していただいております」
「精一杯サポートするわね」
「大変かもしれないけど、しっかりやれよ二人共」
「ありがとう。頑張るよ」
「それでは、早速本日のゲストに登場していただきましょう。本日のゲストこの方です。どうぞ!」
シュッ!
「アインクラッドで無双の強さを誇り、《
「ザントだ。それ以上もそれ以下も語ることはねぇ」
「おいおい、せっかくゲストとして呼ばれたのに随分機嫌が悪いな」
「無理矢理連れて来られて、ここにいてただトークしてろって言われりゃ、そりゃ不機嫌になるだろうが」
「かと言って、こんな不機嫌そうな顔のままテレビに映せば、番組的に良くないな。どうすれば機嫌が良くなるんだ?」
「そうだな・・・(シュッ!)」
キン!
「うおっ!?」
ザントの攻撃を咄嗟に防ぐキリト
「俺の機嫌が直るまでに、ちょっくら相手になれよ!」
「ちょ!今、生放送中だぞ!いきなり斬ってくる奴があるか!?」
「知るかよ!ほら、どうしたぁ!?ぼさっとしてると、あっという間に斬られるぜ!」
「くっ!流石に手強い!」
「キリト!加勢するよ!」
「ハハッ!いいぜ、二人まとめてかかってこいよ!」
「コハル!二人がザントさんを止めている間に早く進めて!」
「そ、それでは、まず初めにプレイバックのコーナーから初めていきたいと思います。どうぞ!」
プレイバックコーナー
「このコーナーでは、『ソードアート・オンライン IF』から、いくつかのシーンをセレクトして解説していくコーナーです」
「毎度お馴染みのコーナーだな」
「ちっ!・・・覚えてろよ、テメェら」
「何とか落ち着いたみたいだな。放送中にこんな戦いをするなんて前代未聞だぞ」
「キリトはこんな激しい戦いをそーどあーと・おふらいんの方でも毎回やってたんだね」
「いや、そーどあーと・おふらいんでも、こんなことは滅多に無いからな!」
「それでは、ザントさんも落ち着いたので早速始めましょう。まずは、プロローグより、このシーンです。どうぞ」
「ちなみに、プレイバックのシーンでは、本編に書かれていた文はほとんど省いて、会話文だけでお送りしています。もし会話だけでは分かりにくいって人は実際に本編を見てください」
プロローグ βテストでの出会い
「あのっ!」
「ん?」
突然声を掛けられ振り向くと、黒髪で翠色の瞳の少女がこちらを見ながら立っていた。
「はじめまして。私、コハルていいます。突然で申し訳ないんですけど、私VRMMOにまだ慣れてなくて、最終日だから迷宮区に来て何とかここまで来れたんですけど、道に迷ってしまって・・・もしよろしければ、戦い方を教えてくれませんか」
「別に構わないよ。後、敬語もいらないから。僕はハルト。よろしく、コハル」
「っ!・・・よろしく!ハルト!」
「これは、僕がコハルと最初に出会った時だね」
「へぇー、二人はこんな風に出会ったのね。何だか運命的だわ」
「そうかもしれないね。今の私があるのは、あの時、ハルトに出会えたからだと思う」
「それはこっちのセリフだよ。君と出会えて、いつも隣にいてくれたからこそ、僕はここまで辿り着くことができたんだ」
「ハルト・・・ありがとう。これからもよろしくね!」
「フフッ、仲が良くて何よりね」
「ああ、羨ましいぜ」
「つか、テメェら二人(キリアス)も充分運命的な出会いをしてるだろ」
「ちょっとザントさん!何言ってるんですか!?私は別にキリト君と、そこまで運命的って言える程の出会いはしてません!」
「怪しいな・・・キリト、お前とアスナの出会いはどんな感じだったんだ?」
「確か、アスナが一層の迷宮区で死に掛けてた所を俺が助けたんだ」
「・・・充分運命的じゃねぇか」
「キリト君!!」
「うわぁ、アスナの顔、どんどん真っ赤になってる」
「アスナの顔が真っ赤になりすぎて、放送事故すれすれの顔になる前に次行ってみましょう。続いては、ep.3より、このシーンです。どうぞ」
ep.3 ボス攻略会議
「おい、キバオウって奴」
新たに前に出てきたのは、片手直剣を背中に収めた黒髪の髪をしたハルトと同い年くらいの少年だった。
それに続くように、複数人の少年たちが前にでて出てきた。
「俺はギルド「紅の狼」のリーダー、トウガ。さっきからお前の話を聞いているが、お前は何を言っているんだ?」
「なんやと!?」
「俺から見ればお前は、2000人のプレイヤーが死んだのも攻略が進まないのも一方的に元βテスターたちのせいにして、挙句、それを理由に元βテスターから金やらアイテム強引に奪い取って自分だけ楽をしたいだけだろ?ここはボス攻略会議でみんな真剣にボス攻略に挑もうとしているんだ。死ぬ覚悟もなしにただ金やアイテムを奪い取ろうとしに来たんだったら、とっとと、ここから消えるんだな」
「なっ!?このガキっ!!」
「これは、トウガさんの初登場シーンですね」
「キバオウ相手にあそこまで言い切るなんて、流石だな」
「別に普通だろ。テメェの言いたいことを正面から言っただけだ。テメェの言いたいことも言えず、ただうだうだしてる奴より千倍マシだ」
「フフッ、ある意味キリト君とは正反対ね」
「おい、アスナ!どういう意味だそれは!?」
「では、次はep.7より、このシーンです。どうぞ」
「おい!俺の疑問は無視か!?」
ep.7 第三のボスと鍛冶屋の真実
「やぁーーー!」
岩が割れた
「や、やった・・・」
「見事じゃ。汝に我が秘技<体術>を授けよう」
その場に座り込むコハル
「(ハルトに待っててって言われてたし、このままここで待とう)」
「おーい、コハル!」
声がした方へ振り向くと
「「ハァ、ハァ、ハァ」」
「ブオーーー!!」
「えええーーー!!?」
「ああ・・・このシーンは確か、アルゴに嵌められて、牛さんに追いかけられたシーンだね」
「アルゴの奴、相変わらずめちゃくちゃなことを考えるな」
「そうね。漫画版プログレッシブでも、いきなり牛に追いかけられてたからびっくりしたわ」
「あの鼠の性格がムカつくのはいつものことだろ?」
「でも、性格の割には、依頼した情報はきちんと集めてくれるし、それが攻略にも影響しているから、ホント憎めないよ」
「アルゴさんが寄せる信頼は絶大ですね。続いては、ep.10より、このシーンです。どうぞ」
ep.10 遺跡の奥の少女
キン!
「!? 誰か戦っている!?」
「もしかしたら、幽霊かもしれない。行こう!」
二人は奥に向かって走り出す。そこにいたのは・・・
「ヤァ!」
片手棍を振りながら、周りのエネミーを倒す全身鎧のプレイヤーと、同じく短剣を構えながら周りのエネミーに応戦している幼い少女がいた。
「あれは!?」
「行こう!」
鎧のプレイヤーの前にいたアンデッドのエネミーに向かって棍を振り下ろすハルト。
「き、君たちは?」
「手伝います!あなたはその子を守ってください!」
「助かる。そちらは任せたぞ!」
「私達がリーテンさんとマテルちゃんに初めて会ったシーンだね」
「うぅ・・・相変わらず不気味なエリアね」
「そう言えば、アスナはお化けが苦手だったね」
「この時のアスナの怖がりっぷりはマジで必見だぜ。興味がある人は小説版プログレッシブ4巻を見てくれ」
「キリト君、どさくさに紛れて宣伝しないで!」
「悪い悪い。ところで、リーテンはともかく、マテルは何が目的でここに来たんだ?」
「それが、私たちも分からないんです。あの後、マテルちゃんは一人でどこか行っちゃったから・・・」
「今言えるのは、何らかの目的があって、色んな所を回っているくらいかな」
「・・・本当に彼女は何者なんだろうな。そこら辺はSAOIFをやっていれば分かってくるとは思うけど・・・」
「マテルちゃんの考察はこの辺にしておきましょう。それよりもコハル、早く次のシーンを見せないと」
「そうだね。次は、ep.14より、このシーンです。どうぞ」
ep.14 オークション開催!《精霊錫》は誰の手に?
「いい加減にしやがれ!ゴミ虫共!てめえらは一体、何していやがる!!ここは攻略会議だぞ!それなのにくだらねぇことで喧嘩しやがって!攻略する気がないなら帰りやがれ!!」
「な、何なのあんた!?いきなり出てきて・・・」
「これは、ALSとDKBの問題だ。部外者はひっこ「ざけんじぁねぇ!!」ひっ!」
「ALS、DKBの問題だぁ?攻略組全体の問題だろうが!俺らが今やるべきことは、ALS、DKBのどちらが指揮を執るかじゃなく、攻略組の誰が全体の指揮を執って、その上で、どうボスを倒すのか決めるために会議をしてるんだろうが!特にALSのお前!さっきも言ったが、そんな欲やくだらねぇ対立心や嫉妬にまみれた思考でよくもまあ、会議に参加しようと思ったな!ボス攻略は遊びじゃねぇんだよ!!」
「これは確か、トウガさんマジギレの時ですね」
「この時のトウガ君、普段のクールな感じが微塵も無かったわね。当時、見ててびっくりしたわ」
「普段おとなしい奴程、キレると怖いとはよく言ったもんだ。まぁ、猿共の怯えた顔が滑稽すぎて俺は大満足だったがな」
「ちなみに、文だから分かりにくいけど、この時のトウガは、いつもの富樫勇太(ダークフレイムマスター時)ボイスじゃなくて、カトルボイスで喋ってるよ」
「トウガってボイスチェンジが激しい奴だよな。普段の時とキレてる時とで実際に比べてみると声が全然違うから、本当に同じ中の人がやってるのか分かりずらいよな」
「こうも違う声で切り替えていかなきゃいけないんだから中の人は大変そうだね」
「二人共、メタいわよ」
「アハハ・・・では、次はep.17より、このシーンです。どうぞ」
ep.17 蒼嵐
「ヴォン!」
飛びかかるラピード
「うわ!?なんだこいつ!?」
「な、何なのよこいつ!?」
「邪魔するってんならお前を「黙れ三下共」」
『!?』
「さっきから黙って聞いていりゃ、部をわきまえろ・・・ギルドの威信がかかっている・・・ギルドの名前を利用してイキがってるだけの雑魚共が!・・・七層の時、トウガの言葉で少しは知恵を持ったと思ったらこれかよ・・・やっぱり、猿にはその身で分からせるしか方法はねぇようだな!!!」
「「ヒィーーー!!??」」
「これもまたガチギレのシーンだね」
「この時のザントさんの殺気、やばかったですよね」
「ああ、トウガと違って、感情的になってない分、怖さも人一倍だな」
「こういうところも、ある意味ザントさんらしいって言えばらしいわね・・・」
「・・・・・・」
「でも、こうして話してみれば、そんなに悪い人ではなかったわね」
「そうね。困っていることがあれば、なんだかんだ言って手伝ってくれるし」
「最初は見た目が怖くて近寄りがたいイメージがあったけど、見た目と違って面倒見がいいところもあるからね・・・噂では、何人かの性格が危うい女性プレイヤーに『斬ってください』って懇願されてるみたいだし・・・」
「今ではすっかり、苦労人キャラと化してるな」
「・・・テメェら、俺のことをなんだと思ってんだ?」
「えっと・・・弱い人が嫌いな戦闘狂かな」
「ちょっと怖いけど、なんだかんだ言って優しい人」
「ツンデレ」
「最近、痛い二つ名を付けれたり、ドMに好かれたりと、色々と苦労してる奴」
「よし、テメェらが俺のことをどう思ってんのかよく分かった。特にキリト、お前後で楽屋な?」
「ひっ!」
「キリト・・・君と友達になれて良かったよ」
「頑張ってね、キリト君。明日までには骨を回収しておくわね」
「二人共!縁起でもないこと言わないでくれ!」
「アハハ・・・以上、プレイバックのコーナーでした」
「そろそろお別れの時間です。皆さん、記念すべき第一回目のそーどあーと・おふらいん いふ、いかがでしたか?」
「そうだな・・・それなりに上手く進めることはできてたと思うぞ」
「えぇ、初めてにしては中々上手くやれてたわね」
「ありがとう二人共。ザントさんはどうでしたか?」
「話してる間は退屈だったが、こいつらともやり合えたし、それなりには楽しめたかもな」
「お!また、ツンデレ発言来たな。やっぱり、ザントは強面の皮を被ったツン――」
「だが、キリト。お前は後で楽屋来い。何、ほんの少しOHANASHIするだけだ」
「キリト・・・骨は拾っておくよ」
「だから、縁起でもないこと言わないでくれ!」
「それでは皆さん!第二回でまたお会いしましょう」
「「「「バイバイ!!」」」」
「またな」(←ザント)
その2へ続く・・・