ソードアート・オンライン IF(アイエフ) 作:イノウエ・ミウ
本編の最後に重大発表あるよ
「皆さん、こんにちは!そーどあーと・おふらいん いふにようこそ!司会のコハルです!」
「解説のハルトです」
「この番組は、アインクラッドのあらゆる出来事をお伝えする情報バラエティー番組です。今回も前回と同様に、アインクラッドで起きた様々な出来事を振り返っていきたいと思います」
「今回はあまり時間が無いので、さっさとゲストに登場していただきます」
「本日のゲストはこの方々です。どうぞ!」
シュッ!シュッ!
「まさか、俺たちがそーどあーと・おふらいん いふに出演できる日が来るとはな」
「原作じゃ絶対にありえねぇからな。二次創作ならではのできる芸当だぜ」
「ソウゴさん、メタい発言は控えてください。本日のゲストはギルド、紅の狼のリーダーであるトウガさんと、そのメンバーのソウゴさんです」
「トウガだ。今日はよろしく頼む」
「んまぁ、ボチボチやるぜ」
「お二人共、よろしくお願いします。紅の狼は確か、幼馴染五人で結成したギルドでしたよね?」
「ああ、俺たちは元々リアルでは友達同士で、よく五人で遊んだりしていたんだ。SAOを五人で始めたのも、前の日から決めていたことだったんだ。購入しようとした時、店はかなりの人だかりでな。五人分買えるかどうか心配だったんだが、何とか全員分買うことができたよ。まあ、苦労して買えたというのに実はデスゲームでした、なんてオチは予想できなかったがな」
「つか、初回一万人の中から俺ら全員がプレイできたって中々スゲーと思うぞ」
「確かに、一万個の中から一つ買えたことだけでも凄いけど、五人全員分のナーブギアを買うことができたって中々無いと思うな。そう言えば、クライン達の風林火山やオルランドさん達のレジェンド・ブレイブスもメンバーが全員いるってことは、全員がSAOを買うことができたってことになるね」
「そうだな。彼らもまた、そこら辺に関しての運は持ち合わせていたということになるな。何はともあれ、こうして五人揃ってSAOをプレイできたのは嬉しいと思っている。後はまあ、誰一人死なないようにSAOを攻略していくだけだ」
「フフッ、頑張ってください。それでは早速、プレイバックのコーナーから行ってみましょう」
プレイバックコーナー
「このコーナーでは、『ソードアート・オンライン IF』から、いくつかのシーンをセレクトして解説していくコーナーです。今回は第十四層から花嫁衣装は笑顔と共にまでの中から、いくつか解説していきたいと思います」
「ほう、花嫁衣装は笑顔と共にまでか。今回はかなり長くなりそうだな」
「つか、前回のおふらいんが短すぎたんだよ。一つの階層に対して、振り返りがワンシーンのみっていくらなんでも短すぎだろ」
「まあ、
ep.19 赤銀の魔女
「ここなら、広いし存分に力を発揮できる。行くよ、コハル!」
後ろから迫ってきているキノコ軍団を迎え撃とうとしたが
「ハルト!前、前を見て!」
「ん?・・・なっ!?」
コハルの慌てている声が聞こえ、彼女が指を指している方を見ると、前方からキノコ軍団が迫ってきていた。
「(マズい!このまま挟まれたりしたら・・・)」
「まさか、先回り「先回りされましたの!?」・・・え?」
声がした方を見ると、そこには赤いコートを着た銀髪ツインテールの少女がいた。
「・・・ということではありませんのね。あなた達があのエネミーの群れを連れてきてしまったのでしょう?」
「なっ!?・・・そっちだって、向こうにいるエネミーの群れを連れているじゃないか?」
「もしかして、私たちみたいに胞子で集まったエネミーから逃げてたんですか?」
「いいえ、逃げてなどいませんわ。有利な地形に移動しただけですわ。まさか、同じような方達と衝突するとは思いませんでしたけど・・・仕方ありませんわね。ここを
「うわー、出た。この銀髪」
「ソウゴさん、明らかに不機嫌そうな顔をしましたね。彼女は第十四層で出会った魔剣《フィンスタニス》使いのサーニャさんです」
「魔剣《フィンスタニス》は、斬った相手のHPを吸い取って自分のHPを回復させることができるし、連続で攻撃し続ければ、攻撃力が上昇する能力を持っている。だが、逆に言えば、少しでも攻撃が途切れたら《フィンスタニス》の攻撃力は標準の値に戻ってしまうデメリットがある。それを踏まえた上で、あそこまで使いこなしているんだ。彼女の実力はかなり高いと思った方がいいだろうな」
「まぁ、腕は良いかもしれねぇが、性格はスゲーウザイけどな。二十層の時に至っては、でっけぇ態度を取った割には足引っ張ってたし」
「ソウゴ、二十層の事はサーニャだけじゃなく、コハルにとっても辛い出来事だったんだ、あまりその話はしないでくれるかな?」
「・・・悪かったよ」
「ハルト、私は気にしてないから大丈夫だよ。次は、ep.21より、このシーンです。どうぞ」
ep.21 復活の勇者
「カァーツ!!!攻略組であろう者達が、
突然の男の叫び声に誰もが振り向くと、そこにいたのは
『レジェンド・ブレイブス!?』
「なんでお前らがこんな所にいるんだよ!?お前らには関係ないだろうが!引っ込んでろ!この犯罪者集団が!」
「貴卿の言う通りだ。一度は大勢の者たちを不幸にし、地に落ちた我らだ。どんな風に言われようと仕方のないことだと思っている。だが、どれほどの咎めを受けようと、罪を受け入れ、この世界で生きし一人の勇者として戦い続けることを我らは再び誓った!だからこそ、こうして最前線へと戻ってきたのだ!そして、そこの姫君もまた、この世界から脱出するべく、死をも覚悟してボスに挑もうとしている。それを武器が他よりも優れているからとの理由で責め立てるなど言語道断!!」
「中々カッコイイ登場をしたじゃないか、オルランドさん」
「まさか、ここでレジェンド・ブレイブスが復活するとは誰も思っていなかっただろうよ」
「ちなみに
「確かに、俺が出ても、怒りで冷静な判断ができない状態では場を治めるのは難しいだろうし、ザントが行っても、治めるどころか状況を更に悪化させてしまうな」
「そこで、今までの内容を見返して、ふと、思いついたアイデアがレジェンド・ブレイブスの復活だったんだ。一度地に落ちた勇者たちが最前線に復帰すると同時に、バラバラになりかけていた攻略組を一つにするべく舞い戻ってきた」
「正にIFならではの展開だな」
「今ではレジェンド・ブレイブスの皆さんも立派な攻略組の一員ですね。次は、ep.24より、このシーンです。どうぞ」
ep.24 夕暮れの激闘(前編)
「今だ!」
トウガはソードスキルが放たれるタイミングでジャンプし、<スター・スプラッシュ>を躱した。
すると、トウガは跳んでいる最中に空中で短剣を三振り程振った。
「ふん、空中に、跳んだ、からと、いって、俺の、攻撃から、逃れられると、思うな」
「お前の攻撃?もう避ける必要なんてないぞ」
「なに?・・・大口を、叩けるのも、今の内だ!」
「なぜなら・・・お前は既に俺の
そう言いながら、着地と同時に短剣を振った次の瞬間
「ぐぉ!?」
トウガの近くまで迫ってきていたエストック使いが突然何かに斬られたかのような声を出し、動きを止めるとその場に膝を付いた。
「このシーンは、トウガさんがオレンジプレイヤーの一人と戦っている時にトウガさんが発動させたソードスキルのシーンですね」
「トウガのこのソードスキル、凄いね。短剣を当ててないのにダメージを与えたよ」
「フフッ、短剣の中でもかなり特殊なソードスキル、<ラジオナイフ>。モーションは大変だが、発動させると、離れている敵にもダメージを与えることができる不可視の刃だ」
「ちなみに、ラジオナイフって言葉は日本語で電気メスという意味だぜ」
「相手を麻痺させることができるから、そんな名前が付いたんですね。続いては、ep.25より、このシーンです。どうぞ」
ep.25 夕暮れの激闘(後編)
キーーーン!!!
先程以上の剣戟がフィールド中に響く。
それが再開の合図となり、ザントと黒ポンチョ男は再び剣戟を繰り広げる。
死闘。その言葉が似合うくらい殺意を剝き出しながら戦うザントと黒ポンチョ男の姿に戦っている者もそうでない者もただ黙ってその死闘を見据える。
そして、何度目かの打ち合いの際に戦況が動き出した。
「あぁ?」
短剣と大太刀がぶつかり合い、ほんの僅か膠着状態になる隙を付いて黒ポンチョ男が下から蹴り上げを繰り出した。
そして、男の蹴り上げがザントの手元に当たり、手に持っていた《蒼嵐》が上に上げられた。
ニヤッと笑いながら黒ポンチョ男は追加の蹴りを入れ、ザントは咄嗟に腕をクロスさせて防ぐも、強力な蹴りによって後ろへ飛ばされ、木に背中から激突した。
それを好機と見た黒ポンチョ男は追撃をかけるべくザントに接近する。
ザントは今、武器を持っておらず、防ぐすべがない。
男は笑みを浮かべながらザントに向けて短剣を振り下ろそうとした次の瞬間
グサッ!
「っ!?」
ザントの右手から突如片手直剣が出現し、男の右肩に突き刺した。
自身の肩に刺さっている剣を見ながら驚く黒ポンチョ男。
仕掛けは簡単。男がザントに接近した瞬間、ザントはクイックチェンジでストックしてある片手直剣を取り出し、それを男の右肩部分に刺しただけ。
先程まで優越感に浸っていた黒ポンチョ男はそのことに気付かず困惑している隙を付いて、ザントは剣を持っていない左手で男の顔面を思いっ切り殴った。
思いっ切り殴られて後ろに吹き飛び、そのまま地面に転がっていく黒ポンチョ男。
その隙にザントは片手直剣をしまうと、先程上げられた《蒼嵐》が下に落ちてきて地面に突き刺さった。それを抜くと、すぐさま追撃をかけるべく黒ポンチョ男に接近する。
対する黒ポンチョ男も転がりながらも体勢を立て直し、顔を上げると、こちらに向かって接近して来るザントを見て笑みを浮かべ、短剣を構えながらザントに接近した。
両者、猛スピードで迫り、互いに剣を振るう。
カキーーーーーン!!!
今まで一番大きい剣戟がフィールド中に響いた。
その衝撃により、周りの地面が崩れ、そこから砂塵が舞い上がり、フィールドに置いてある木々が次々と倒れていく。
砂塵の中にいるザントは静かに息を研ぎ澄ませ、『蒼嵐』を構えながら走る。
砂塵の影からそれぞれの敵の姿を見据えた両者は互いの笑い顔を見つめ
「へっ」
「ハハッ♪」
その瞬間、砂塵の中から豪快な轟音が鳴り響き、二人の周りを包んでいた砂塵が一気に散っていく。
「このシーンはザントさんとオレンジプレイヤーのリーダーと思わしき人との戦闘シーンですね」
「いつ見ても、この戦闘シーンはヤバいね」
「文字だけだから分かりずれぇけど、Fateのサーヴァント同士並みの戦いしてんな」
「あの男はいつか英霊召喚でもされるんじゃないか?というか、戦闘のレベルがヤバすぎて、これ本当にSAOか?って誰もが思うんじゃないか?」
「それを言ったら、そのザントさんと互角に戦ったオレンジプレイヤーのリーダーも凄いですよね。敵ですけど」
「いつか、こんな強敵とも戦えるように、僕たちももっと強くならないと。次は、ep.27より、このシーンです」
「ちょっと!それ、私の仕事!」
ep.27 第二十層ボス攻略
ハルトは<レイジ・スパイク>で《ザ・ワンアイド・ビースト》に突進する。
そして、《ザ・ワンアイド・ビースト》にダメージを与えると体勢を整え、次のソードスキルを放とうとモーションをし、あるソードスキルで攻撃した。
「あれは!<ファイア・スラント>!?」
「いや、違う!これは・・・!?」
キリトがそのスキルの名前を呟いた。
「バーストスキル・・・!」
キリトが呟くと同時にハルトの剣が赤く光り、まるで炎に包まれたかのように輝いた。
「いっけーーー!!」
《ザ・ワンアイド・ビースト》目掛けてバーストスキル<クリムゾン・スクエア>を放った。
炎を纏いし剣が一撃二撃と《ザ・ワンアイド・ビースト》の巨体を切り刻む。そして、最後の五連撃目でハルトは剣を両手に持ち直し
「僕たちは前に進むよ。今も・・・これからも」
《ザ・ワンアイド・ビースト》の額の宝石に向けて思いっ切り剣を振った。
すると、額にあった宝石は割れ、《ザ・ワンアイド・ビースト》は頭を押さえて苦しみながらポリゴン状に四散した。
「これは、二十層ボスに止めを刺すシーンか。ハルトが繰り出したこのスキル。普通のソードスキルとは違うのか?」
「うん、《バーストスキル》って言って、指定された特定のソードスキルを放つことで発動できる特殊なソードスキルだよ」
「条件を達成することは大変だが、その分普通のソードスキルよりも強力なソードスキルを相手に食らわせることができるという訳か・・・」
「けどよ、発動させるまでの間に何回か指定のソードスキルを打たないと発動できねぇんだろ?そう考えたら、効率かなり悪くね?」
「発動させるとしたら、ここぞという時・・・それこそ、さっきの映像みたいに相手に止めを刺す時だな」
「正に起死回生のソードスキルという訳ですね。続いては、同じくep.27より、このシーンです。どうぞ」
ep.27 第二十層ボス攻略
「・・・本当にいいのかな?私は・・・君の隣にいてもいいのかな・・・?」
「良いも悪いも無いよ」
「だって」と言いながら、ハルトはコハルを抱きしめる。
「僕は、君のパートナーだから」
コハルは涙を流しながら、笑顔で抱きしめ返す。
「うん!守るから・・・今度は私が守るから」
やがて二人は抱擁を解き、互いの顔を見つめ合う。そして・・・
ゆっくりと目を瞑りながら顔を近づけ、互いのくち「「わあああぁぁぁーーー!!!」」
大声を上げながら、映像を停止させたハルトとコハル。
「ちょっと!なんでこのシーンを入れたんですか!?」
「絶対に入れないでくださいってあれほど言ったのに、ホントあの
「・・・まさか、二十層の時から既にできていたとはな」
「やれやれ、リア充ってのは油断ならねぇな。つか、三周年イベントで実質プロポーズみてぇなことしてんのに、なんでSAOIFじゃ未だにキスシーンがねぇんだよ」
「確かに、三周年の時点であれだけのリア充っぷりを発揮してるのに、キスシーンの一つも無いのはおかしい。今年のブライダルイベントで結婚式を挙げるついでに、キスシーンの一枚絵が出ることに期待するしかないな」
「そんな期待しなくていいから!」
「もう!さっさと次行ってください!次は、ep.28より、このシーンです!」
ep.28 クォーター・ポイント
「それでしたら、私がタンク役を務めます。専門ではありませんが、守りは得意な方です」
「スティラさん!?でも、そんな軽装備でタンクなんて無茶ですよ!」
「安心しろ。この女の場合、軽装備だろうと当たらなければ問題ないからな」
「ザントさんの言う通りです。何も受け止めるだけが防御ではありません。耐えるだけがタンクでもありません。耐えられないなら――」
そう言っていると、スティラに向かって燭台が迫ってきた。
「軌道を逸らしてしまえばいいのです」
スティラは目に見えない速さで燭台を殴り付け、彼女に向かって飛んできた燭台の軌道をずらした。
軌道をずらされた燭台はそのまま壁に激突した。
「剣の世界なのに、拳一つで戦うとは・・・なんというか・・・ザントみたいな非常識なプレイヤーが他にいたんだな」
「茅場涙目案件ワロス」
「剣の世界とはいったい何だったんだ?」
「ある意味、'
「三人共、訳分からないこと言ってないで、次行きますよ。続いては、ep.31より、このシーンです。どうぞ」
ep.31 戦う理由
「待て。今日お前には色々と世話になったからよ。帰る前に一つ礼をさせてくれねぇか?」
「お礼?もしかして・・・夜のお相手とか!?」
「アホ、そんなんじゃねぇ。ただ・・・お前に一つご馳走させてくれないか?」
「ご馳走?」
疑問に思っているリズベットを尻目に、ソウゴは装備を外すと、ストレージを開き、普段着にエプロンを着用した恰好に着替えた。
「あんた、料理作れるの!?」
「あぁ、家が食堂でな。現実世界に帰った時、腕を鈍らせない為に<料理>スキルをそこそこ鍛えてあんだよ。ちなみに、メンバーの飯も毎日俺が作ってるぜ」
そう言いながら、ソウゴは料理を始めた。
食材を切り、切った食材を沸騰したお湯が入ってる鍋に入れ、そこに黄色味が混ざった茶色い塊を入れると、香ばしい匂いが部屋中に漂った。
「この匂い・・・もしかして、カレーライス!?」
「正確にはライスがないただのカレーだ。米はまだ作れねぇから、パンでいいか?」
「え、えぇ・・・構わないわ」
ソウゴはできたカレーを皿に装い、別の皿にパンを二つ乗せると、リズベットの下へ持っていく。
「ほら、食え」
リズベットはスプーンを手に取り、カレーを口に入れた。
「!? 美味しい・・・」
思わず、口から声を漏らしてしまう。
野菜と肉の旨味がルーに絡み合い、カレー本来の旨味とスパイシーな味わいが体中に伝わるのを感じた。
「このシーンはソウゴさんがリズベットさんに料理を振る舞うシーンですね」
「へぇー、ソウゴって料理できたんだ。それも、かなり腕が良さそうだね」
「ソウゴの料理は中々美味いぞ。料理スキルの熟練度もかなり高いしな」
「まぁ、将来は一応コック志望だしよ。こういう時だからこそ、作れるようにしとかねぇと、現実世界に帰った時に腕が鈍っちまうだろ」
「ソウゴさんの料理に対する情熱、凄いですね。私も頑張らないと。続いては、ep.33より、このシーンです。どうぞ」
ep.33 第二十七層ボス攻略
「ほら!リーダーからの許可も取ったことだし、早速行くわよ!」
そう言うと、リズベットはソウゴの服の襟を掴み、そのまま引っ張りながら部屋の出口に向かった。
その姿は某任○堂オールスターゲームXの○空の使者でDDKに無理やり引っ張られるFXやそうめんの姿を連想させた。
「あー・・・もう、どうにでもなれ・・・」
引っ張られていくソウゴは半ば諦めの表情でリズベットに連れて行かれるのであった。
「「「・・・・・・」」」
「・・・何故、このシーンを選んだ?」
「そ、ソウゴさん、顔が怖いです・・・」
「二十七層のボス戦では、俺が活躍するシーンが沢山あったはずだ。なのに、よりにもよって何故ギャグ要素が高いこのシーンを選んだ?言え」
「ひっ!?」
「ソウゴ、この辺にしておけ。司会が怖がっているせいで先に進めん」
「・・・ちっ、分かったよ」
「うぅ・・・ソウゴさん。怒った時の顔、怖いですね。次は、カオスランドより、このシーンです。どうぞ」
カオスランド(前編)
「カンロジ?カンロジなのか!?」
「え?」
そこには口元に包帯のようなものを巻き、白黒の羽織を着ているソウゴが驚愕の表情でコハルを見ていた。
「カンロジ、どうしてここに?一人で逃げ出してきたのか?」
「えっと・・・ソウゴさん、ですよね?どうしたんですか?なんか、ちょっと怖いですよ!後、カンロジって誰ですか!?」
訳が分からないことを言いながら近づいてくるソウゴに、コハルが困惑していると
「ヴっ!?」
トウガがソウゴに近づき、無言で腹パンした。
「彼女はカンロジではない」
トウガが静かにそう言うと、ソウゴはそのままうつ伏せに倒れた。
「だから、何故俺の時だけギャグ要素の高いシーンを選ぶんだ?」
「そそそ、そんなこと私に聞かれましても!」
「いいから落ち着け。これは番外編の話だ。本編では、お前が中の人ネタと黒咲さんのモノマネをしたことなんて、一度たりとも無いんだ」
「チキショー・・・あの
「
「
花嫁衣装は笑顔と共に
「ハルト、どうかな?私のドレス姿・・・似合ってる?」
「勿論、似合ってるよ」
「ありがとう!ハルトもカッコイイね」
お互いの姿に対して、褒め合うハルトとコハル。
「こ、これは・・・私とハルトの衣装合わせの時ですね」
「この時のコハル、可愛すぎて一瞬女神かと思ったよ」
「そ、そんな、女神だなんて・・・ハルトこそ、かっこよくて、思わず見惚れちゃった」
「おい、ゲスト差し置いてイチャつくな、腹立つ」
「つか、これ
「その後は、コハルの立ち絵と後に出てくる一枚絵のスクショを撮ったらしくてな。今でも
「
「ハルト・・・!」
「ハイハイ、ごちそうさま。それで、もうこれで最後か?」
「いえ、後一つ残っています」
「そうなのか?さっきのシーン、割と終盤のシーンだったから、これで最後かと思っていたんだが・・・」
「それは見てからのお楽しみです。それでは行ってみましょう。ラストは、同じく花嫁衣装は笑顔と共により、このシーンです。どうぞ」
花嫁衣装は笑顔と共に
「今日も風が気持ちいいなぁ・・・」
一人孤独にフィールドのベンチに座りながら風を感じるトウガ。
「ぶっ殺してやる!あのクソ
「うわぁ!トウガさんがご乱心だ!」
コハルが驚き、ソウゴが後ろからトウガを羽交い締めした。
「おい、少し落ち着けよ」
「うるせぇー!よりにもよって、なんでこのシーンを選んだ!?なんだよ、儀式って!?なんだよ、ブライダルイベントって!?誰もいないベンチに一人孤独に座って、リア充共のイチャイチャを見させられた俺の気持ちが分かるかゴラァ!!」
「トウガ・・・やっぱり、内心根に持っていたんだね。ん?なんか紙が落ちてる。えっと・・・『ここで、司会のコハルさんと解説のハルトさんにプレゼントがあります by運営』」
「
その時、二人の体が光り輝いた
「きゃ!」
「うわぁ!?」
光が止むと、二人は白いタキシードとクリーム色のウェディングドレスを着ていた。
「これって!?確か、花嫁衣装は笑顔と共にで着たタキシードだ」
「私もあのイベントで着たウェディングドレスに着替えてある!」
すると、それを見たトウガが動きを止めたと思いきや
「キエエエーーー!!」
「うわっ!?更に悪化した!」
「おそらく、あのイベントで見た二人のウェディング姿を再び見たことで、あの時の悪夢がより賢明に蘇って、精神崩壊しかけてんだろうよ」
「とりあえず、僕らはいつもの装備に着替えてくるから、その間にトウガを止めておいてね」
「以上!プレイバックのコーナーでした!それでは!」
「ちょ、俺はこのままか!?」
「すまない、少々取り乱してしまった」
「少々どころか、かなり暴れてたと思うけど・・・いえ、何でもないです」
「アハハ・・・さて、トウガさんも落ち着いたところで、そろそろ番組終了のお時間となりました。」
「もう、そんな時間か・・・今思えば、ここまで来るのに結構時間が掛かったね」
「そうだね。色々辛いこともあったけど、ここまで来れたのも皆のおかげだよ」
「いや、こちらこそ、お前たち二人に出会えてなかったら、今の俺たちはここにいなかっただろうな」
「まぁ、悪くない時間ではあったな」
「さて、ここで重大発表があります!」
「いきなりだな!?」
「え!?私、聞いてないよ!?」
「うん。だって、番組が終わるまで誰にも言うなって
「ハルトだけに知らされてたってことか・・・いったい、どんな内容なんだ?」
「それは・・・
――『ソードアート・オンライン IF』は今後、二つのルートに分岐して進めていきたいと思っています」
「はっ!?」
「なんだと!?」
「二つのルートに分岐ってどういうこと!?」
「それでは皆さん、また次回お会いしましょう。バイバイ!」
「おい!最後にとんでもない爆弾を置いて終わらせるな!」
「えぇっと!詳細はあとがきに書いてあると思うので、そちらをご覧になってください。それでは皆さん、今後も『ソードアート・オンライン IF』をよろしくお願いします」
オリジナルスキルレコード紹介、第二弾が完成しました。こちらのリンクから閲覧できます。
さて、最後の方でハルトも言っていましたが、『ソードアート・オンライン IF』は今後、原作の話に沿った原作ルートとSAOIFの話に沿ったSAOIFルートの二つの展開に分けて進んでいきたいと思います。
何故このような決断に至ったのかというと、元々は二十七層編終了後、赤鼻のトナカイなど原作の話を基準に進めていくつもりでした。しかし、SAOIFでストーリーを進め、その話を書いていく内に、ハルト達がSAOIFの世界でどのような物語を創っていくのか気になってしまい、かと言って原作の話も捨てがたいし、どうすればいいのか悩んでた時、『そうだ!二つのルートに分けて、両方書けばいいじゃないか』という考えが思い浮かび、この決断に至りました。
この二つのルートのそれぞれの違いは以下の通りです。
・原作、SAOIFルートでそれぞれ話の展開が変わっていく
・SAOIFのオリジナルキャラは原作ルートに登場しない
・SAOIF関係のストーリー(SAOIFのイベントストーリーなど)はSAOIFルートで書かれる
・今後執筆予定のフェアリーダンス編やファントム・バレット編は原作ルートの時系列となる
・アインクラッド編で登場予定が無かったリーファやシノンだが、もしかしたらSAOIFルートで登場するかもしれない
今後の予定は、しばらくの間は原作ルートを進めて行きます。SAOIFルートは時間がある時に逐次更新していきたいと思います。
突然の決断に戸惑う人もいるかもしれませんが、どうかこの『ソードアート・オンライン IF』を今後ともよろしくお願いいたします。