ソードアート・オンライン IF(アイエフ)   作:イノウエ・ミウ

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アンケートの結果が予想以上に拮抗していて驚いてます。正直、7:3で分けるべきや!が勝つと思っていましたが、こうも接戦になるとは・・・
アンケートはALOにダイブするまで置いておくので、皆さん遠慮せずどんどん答えてくれたら嬉しいです。
今回の話は前半は雪斗の学校生活、後半は病院の出来事になります。


ep.1 弟の苦悩

時枝雪斗の学校生活は平凡なものだった。

朝7時に起きて、朝食を食べたら制服に着替えて学校に向かう。

学校で授業を受けて、授業が終わったら部活動に励み、そのまま帰宅する。そんな毎日の繰り返し。

今は1月で、この時期になると受験が近くなり、普通なら志望してる高校に入るべく必死に勉強するのだが、雪斗は既に剣道部の功績による推薦が決まり、後は卒業を待つのみ。

今日も本来なら学校に来る予定は無かったが、顧問の先生から高校に入る前に少しでも練習しておけと言われ、雪斗自身も自分を鍛えるいい機会になる為、特に断らなかった。

竹刀を入れたバックを肩に下げながら、校舎の近くにある剣道部の道場に入ると、見知った顔がそこにあった。

 

「雪斗君!」

 

雪斗に声を掛けてきたのは、同じ剣道部の部員であり、雪斗と同じで推薦が決まっている桐ヶ谷直葉だった。

彼女も雪斗と同じく練習に来てたようで、既に剣道着に着替えて、道場の床に正座していた。

 

「直葉も練習か?」

 

「うん、顧問の先生に言われてね」

 

「そうか」

 

そう言って、雪斗は着替え室に行き、制服から剣道着に着替えると、そのまま直葉の隣に座った。

 

「剣道部のエースも、こういう練習に来るんだ」

 

「既に推薦が決まっているとは言え、進学先は強豪校だ。入学した後で付いてこれないってなったら笑い話にもならない」

 

「そうだね。私も雪斗君と同じ高校に行くんだし、気を引き締めないと」

 

そんな会話をしていると、直葉が提案してきた。

 

「ねぇ、雪斗君。せっかくだし、先生が来るまでにひと試合してみない?」

 

「・・・あぁ、構わない」

 

特に断る理由はないので、勝負を受けることにした雪斗。

お互い防具や面を身に付けて、正面を向き合いながら一礼して竹刀を構える。

両者一歩も動かず、相手の出方を待つ。

しばらく無音の時間が続いたが、先に動いたのは直葉だった。

 

「やぁぁぁぁぁぁ!」

 

竹刀を振り上げ、雪斗の面を狙うが、雪斗は竹刀を前に出して防ぐと、カウンターで直葉の小手部分を狙う。

咄嗟に振り下ろした竹刀を上げて、ギリギリの所で防いだ直葉は一度距離を取る。

 

「(流石ね。竹刀を振る早さも反射神経も他の子と全然違う)」

 

直葉は今年の大会で全国ベスト8入りを果たしており、かなりの実力者なのだが、大会の成績だけ見れば、目の前の少年は自分よりも上だ。

一点たりとも油断できない相手だと認識しながら、直葉は全力で挑みに掛かる。

得意技の小手面を仕掛ける直葉に対して、雪斗は腕を引いて小手を躱し、続く面を竹刀でいなすと、直葉の面を狙い、彼女はそれを竹刀で防ぐ。

両者レベルの高い打ち合いを何度も繰り返していき、このままでは埒が明かないと痺れを切らした直葉は、強引に鍔迫り合いに持ち込んだ。

 

「(よし!これなら・・・!)」

 

チャンスだと考えた直葉は、鍛えた足腰に力を入れて、雪斗の竹刀ごと両手を上に上げた。

その隙を逃さず、がら空きとなった胴を狙う。

 

「どぉぉぉぉぉぉぉう!」

 

気迫の籠った叫びと共に振られた竹刀は、次の瞬間、雪斗が後ろに小さく飛んだことで、彼から数センチ手前で空振った。

その瞬間、直葉は雪斗の狙いに気づいた。考えて見れば、鍔迫り合いの時、彼は一向に力を入れてる様子はなく、いとも簡単に隙を見させた。それも全て、この瞬間の為にわざと見せたのだと。

しまったと気づいた時は既に遅く、雪斗は鋭い一撃を直葉の面に叩き付けた。

 

「面っ!!」

 

強烈な竹刀の一撃が直葉の頭を打つ。

面を付けているとはいえ、その一撃はかなり重く、打たれた頭部は痛みを感じ、意識が飛びそうな感覚が直葉に襲い掛かる。

フラフラとしながらも何とか体を支えようとするが、中々上手く動くことができず、思わず倒れそうになった瞬間、誰かが直葉の腕を掴んで、彼女を支えた。

 

「すまない。強く打ち過ぎた」

 

「だ、大丈夫。ありがとう・・・」

 

礼を言いながら彼の手を借りて、何とか踏みとどまった。

やがて痛みも治まり、普通に話せる状態になったところで、お互い防具を外して、正面を向き合う。

 

「イヤー、結構いいところまで行ったと思ったんだけどなぁ・・・流石、"全国大会一位"の凄腕剣士様だね」

 

参ったと言わんばかりの顔で喋る直葉。

それに対して、雪斗は何処か不満そうな顔をする。

 

「・・・駄目だ。全然足りない」

 

「え?」

 

「こんなんじゃ駄目だ。俺はもっと強くならないと・・・」

 

全国上位の直葉に勝っても尚、雪斗は満足する様子を見せず、更なる高みを目指そうとする。

そんな彼を見て、直葉は少し心配そうな表情をする。

 

「なんか、雪斗君って結構自分に厳しいね。成績だって、学年の中でも上位なのに、全然満足してる様子を見せないし」

 

「・・・満足するわけないだろ。どれだけいい成績を残そうが、剣道で全国一位になろうが、あの人に勝てない限り俺は・・・」

 

「雪斗君・・・?」

 

険しい顔をしながら話す雪斗のただならぬ雰囲気に、直葉は冷や汗をかきながら気圧される。目標や願望とかそういう夢見がちなものではない。もっとどす黒い憎悪に近いものを彼から感じた。

こちらを怯えるように見つめる直葉の視線に気づいたのか、雪斗はすぐさま顔を戻して床に正座した。

 

「すまない、今のは忘れてくれ。そろそろ先生が来るはずだ。早く座ろう」

 

「う、うん・・・」

 

モヤモヤした気持ちを残しつつも、直葉は雪斗の隣に正座する。

その後、顧問の先生の指導の下、二人は昼休みまで練習に励んだ。

 

 

 

 

本田小春は今日もまた、病院に来ていた。

今週で既に4回程行っており、周囲から見れば行き過ぎだと思われるが、そんなもの彼女は気にしない。

春斗がいつ目覚めるかなんて保証はない。それでも、彼がいつか目覚めた時、誰よりも早く傍にいたいから。この想いだけは絶対に譲れなかった。

受付を済まし、春斗の病室に向かっていると、廊下で見知った顔を見つけた。

 

「あ、雪斗君」

 

反対側から歩いてくる雪斗を見つけた小春は、彼に声を掛けると、彼も小春に気づいた。

 

「こんにちは、本田さん。今日も兄さんのお見舞いに来たんですか?」

 

「うん、私にできることはそれだけだから・・・」

 

そう言って、顔を俯かせる小春。

兄と彼女の関係は雪斗も知っている。SAOで一緒に戦い、ゲーム内とはいえ結婚までしたと知った時は、流石の雪斗も驚いたが、SAOで二年間兄を支えてきたその姿は、兄のパートナーに相応しいと言えるだろう。

そんな彼女が、パートナーである兄の帰りを未だに待ち続けることがどれだけ辛いことなのか。

彼女の気持ちを察しつつも、いつまでも突っ立ている訳にはいかず、雪斗と小春は共に歩き、春斗の病室に向かう。

病室に入ると、相も変わらずナーヴギアを被ったままベットに眠り続けている春斗。

そんな春斗を二人は黙って見つめていると、雪斗が小春に問いかけてきた。

 

「あの、本田さん。一つ聞いていいですか?」

 

「うん?何かな?」

 

「兄さんは・・・SAOではどんな感じの人でしたか?」

 

その問いに、小春は少し悩んだ素振りを見せながら答える。

 

「誰よりも優しくて、困った人がいたらすぐ助けに行ってね。攻略組でもトッププレイヤーとして、最前線で戦ってたよ。皆を助ける勇者みたいな人。少なくとも、私はそう思っている」

 

本人に言ったら否定されるけどね、と笑みを浮かべながら語る小春。

それを聞いた雪斗は、何故か顔を暗くした。

 

「そうですか・・・やっぱり、仮想世界でもあの人は常に光を浴びていたんですね」

 

「どういうこと?」

 

「リアルでも同じってことですよ。俺の兄さんは、いつも学年トップの成績で運動神経も高かった。あらゆる分野でトップを取り続けて、間違いなく天才と言える人だった」

 

「そ、そうなの?」

 

パートナーの知られざる能力の高さに驚愕する小春。

前々から能力は高いと思っていたが、学力は学年トップを取り続けて、運動神経も全ての分野で好成績。正に天才という言葉に相応しい人物だ。

まさか、自分のパートナーがその言葉に当てはまる人物だったとは思っていなかった。

 

「それもあって、周りからは常に頼りにされていました。近所でも兄さんの事も称賛する声が多く、ちょっとした有名人でもありました。勉強、スポーツ共に高く、困っている人がいればすぐさま駆け寄り、救いの手を差し伸べる。正に皆のヒーローのような存在。だけど・・・」

 

そこで雪斗は、怒りを含んだ声で小さく叫んだ。

 

「俺は一度たりともあの人をそんな風に思ったことは無かった・・・!」

 

「え・・・?」

 

突如怒りの感情を出した雪斗に、小春は困惑する。

能力が高く、周りからも頼りにされる兄。そんな兄に対して、弟は怒りの感情を持っていた。

 

「あの人が有名になっていく度に、弟の俺はいつもあの人と比べられた・・・!どれだけ頑張っても、どれだけ努力しても、あの人は常に先へ行って、その背を追いかけるだけの毎日。同級生だけじゃなく、教師からもお兄さんの弟ならこれぐらいできて当然だと言われ、その度に自分の無力さを思い知らされた。俺はどれだけ頑張っても兄さんには及ばないんだって・・・!」

 

雪斗から語られるのは、彼にとっての苦痛の記憶。

完璧である兄にコンプレックスを抱き、彼は周りの期待に応えようと常に努力した。

しかし、どれだけ頑張っても兄に届くことは無く、何時しか完璧な兄に憎しみの感情を抱くようになった。

 

「俺は今でも、兄さんと戦っている。それは、兄さんがSAOに閉じ込められても変わらない。父さんと母さんは一刻も早く兄さんの意識が戻るのを望んでいるけど、俺にはそれを素直に望むことができない。戻って欲しいと願う一方で、心の奥では、このまま目覚めないで欲しい・・・そう願っている自分がいます」

 

「!?・・・そんな・・・!確かに、今の話を聞いて、雪斗君の気持ちも分からなくないけど・・・それでも家族なんでしょう!?雪斗君はハルトの弟なんじゃないの・・・!?」

 

弟であるはずの雪斗から語られたあまりにも残酷な願いに、小春は悲痛な顔をする。

その問いに対して、雪斗は何も答えなかったが、しばらくして口を開いた。

 

「・・・一旦外に出ましょう。続きはそこで話します」

 

 

 

 

病室を出て、病院にある中庭のベンチに座りながら、雪斗は兄について話し始めた。

 

「兄さんは・・・俺と違って、父さんと母さんから産まれた子供じゃありませんでした」

 

「え?産まれてないって・・・養子ってこと?」

 

小春の言葉に、雪斗は頷く。

そう言えば、以前SAOでハルトが家族と血がつながっていないとハルファスが言ってた事を思い出す。

何故、それをハルファスが知っていたのかは分からないが、あれは本当のことだったのかと小春は思い知る。

 

「俺がまだ4歳の頃、ある日父さんが仕事から帰ってきた時、いつもと違って、知らない子供を隣に連れていました。今日からこの子と一緒に暮らすことになった。そう言って、うちにやって来たのが兄さんでした」

 

当時の出来事を思い出しながら、雪斗は兄と呼ぶ少年と初めて出会った時の事を語る。

 

「初めて会った兄さんは、感情の無い人形のような人でした」

 

「そうなんだ。全然想像付かないね」

 

「皆そう言ってます。普段から笑うこともなく、こっちが話しかけてもあまり反応しない。だけど、俺と遊んだりする時はどうにか笑おうと必死に表情を動かしたり、家の物を壊して、母さんに怒られた時は涙を流そうと何回も瞬きしてました」

 

「何だか、必死に人間を覚えようとするロボットみたいだね」

 

「そうかもしれないですね。体は一応人間みたいですけど・・・まぁそれは置いといて、そんな風に毎日過ごして、一年経ったら感情の出し方を覚えたのか、楽しいことがあれば笑って、悲しいことが涙を流すようになりました。その頃になると、兄さんは小学校に入学して、ちょっとした有名人になりました。学校の成績は高く、運動神経もある。生活態度も良くて、困っている人がいたら助ける。正にクラスの人気者でした。交友関係も最初こそあまり友達はいなかったけど、一年後には色んな人と関わるようになりました。そんな兄さんを見て、最初は俺も尊敬して、憧れていました・・・」

 

そう言って、顔を俯かせる雪斗。

最初は彼も春斗に悪い印象は無かったみたいだが、彼の様子を見ると、そんな感情も次第に薄れていったのかもしれない。

 

「俺が入学した後、クラスではこんな噂が早くも出始めました。成績優秀、スポーツ万能な正に完璧な人間。そして、俺がその完璧人間の弟だと知った途端、同級生や上級生、教師から一斉に声を掛けられました。最初は嬉しかったけど、次第に兄さんと比較されるようになって・・・何時しか、俺は優秀な兄の弟として見られるようになっていました。テストで良い成績を取っても、誰も俺を褒めることはしない。皆口を揃えて言うのは、あの人の弟なんだから当然とか、それぐらいできて当たり前とか、そんなことばかり。その度に俺は自分が嫌になって・・・気づいたら、兄さんの事を妬ましく思うようになっていました・・・」

 

春斗に対して悪感情を抱くようになったきっかけを語る雪斗。

それでも、このままではいけないと彼なりに考えていた。

 

「このまま兄さんと比較されるのは御免だった。そう思って、小4になった頃、俺は剣道を始めました。丁度近所に剣道の道場があって、そこに通うことを決めたんです。練習は大変でしたけど、兄さんに少しでも追いつくには、これしかないと思って死ぬ気で練習しました。その甲斐もあって、俺は大会で優勝できるレベルまで成長することができました・・・だけど、始めて一年が経った頃、兄さんが剣道を始めました」

 

「え!?それは・・・どうしてなの?」

 

「・・・兄さんが剣道を始めた真意は分からなかったです。けど、これはチャンスだと思った。自分は剣道を一年もやっていて、兄さんは竹刀どころかおもちゃの刀すら振ったことのない初心者。これなら兄さんを超えれる。だけど・・・兄さんが始めて一ヶ月が経った日、俺は試合で兄さんに・・・負けた」

 

「!?」

 

その言葉に、小春は驚きを超えて絶句する。

まさか、始めてひと月しか経ってない素人同然の春斗が一年以上もやっている雪斗に勝つなんて、彼には申し訳ないが、とても信じられなかった。

しかし、雪斗は暗い顔で実際に起きたことを語っていく。

 

「圧倒的だった。初めて竹刀を握って、たった一ヶ月しか経っていないのに、兄さんは初心者とは思えないほどの技術と才能を持っていました。俺は何としても一本を取ろうと必死になって立ち向かった。けど・・・気づいたら、俺は床に倒れていて、兄さんが俺を見下ろしていた。その瞬間、俺が今まで積み上げてきたものが全て崩れたような気がした・・・」

 

その時の事を思い出したのか、雪斗の顔は悔しさと怒りに満ちていた。

 

「剣道は俺の全てだった!あの人に勝ちたい、その想いで初めて、一年以上も死に物狂いで練習して、大会でも優勝するくらい強くなったのに、それをあいつはたった一ヶ月で壊した!最早天才を超えて化け物ですよ。あの人は・・・!」

 

「そんな!そんなことは・・・!」

 

小春は必死に否定しようとするも言葉が出ない。それを否定してしまえば、彼が今まで積み重ねてきた努力を否定する事になるからだ。

そんな小春の葛藤を感じたのか、雪斗は自虐めいた笑みを浮かべる。

 

「本田さん、雪は所詮春には勝てないんですよ。どれだけ大量に積もろうが、結局最後には春の日差しに溶けて消えてしまう・・・俺たちも同じなんです。どれだけ努力して積み上げていこうが、結局最後は兄さんがいつも上を行く。俺はいつだって、あの人の影だった」

 

そう言って、雪斗は空を見上げる。

彼の目には一体何が映っているのか、小春には想像できなかった。

きっと彼は想像を絶する程の苦痛を味わってきたのだろう。

大切な人が誰かに憎まれているのは悲しい。だけど、雪斗の気持ちも分からなくない。

兄弟姉妹がいない自分では、その痛みを全て理解することはできなかった。

 

「すみません。せっかくお見舞いに来てもらったのに、こんな話を聞かせてしまって」

 

「・・・・・・」

 

小春に一言謝罪して、雪斗は立ち上がった。

 

「俺はそろそろ行きます。本田さんはどうします?」

 

「私は・・・もうちょっとここにいるよ」

 

「そうですか。では、俺はこれで・・・」

 

そう言って、去ろうとする雪斗に、小春は咄嗟に立ち上がって問い掛けた。

 

「待って!雪斗君はハルトを憎んでいるんだよね。それなら、どうして今もこうしてお見舞いに来てるの・・・?」

 

振り返った雪斗は、澄んだ悲しそうな目をしながら答えた。

 

「俺にも分からないんです。本田さんの言う通り、あの人の事なんて嫌いなのに、週に1、2回は病院に通っている自分がいる。純粋に兄さんの目が覚めるのを待っているのかもしれないし、兄さんがこのまま衰弱死するのをこの目で見るためなのかもしれない。その答えは・・・今はまだ見つかっていません」

 

そう言い残して、雪斗は今度こそ去っていった。

残った小春はベンチに座り直した。

今聞いた話は、あまりにも残酷で辛い過去だった。

それでも、そんな壮絶な過去を聞かされても尚、雪斗が兄に向ける思いは憎しみだけなのだろうか。

 

「(ハルト・・・こんな時、あなたはどうするの・・・?)」

 

思い浮かべるのは、先程話した少年の兄であり、自分のパートナー。

もし、弟が自分に憎しみを抱いていると知ったら、彼はどうするのだろうか。或いは、既に知っているのかもしれない。

どちらにせよ、自分だけではどうにもならない現状に胸が締め付けられそうになったその時、誰かに声を掛けられた。

 

「あれ?もしかして・・・コハルか?」

 

声がした方に振り向くと、黒い髪にこれまた黒いジャンバーを着ている自分と同い年くらいの少年が立っていた。




・桐ヶ谷直葉
原作主人公キリトこと桐ヶ谷和人の妹。剣道の腕は確かで、全国ベスト8入りを果たしている凄腕剣士。本作では、同級生で自分よりも強い剣士である雪斗がいるおかげで兄に対する好意は'若干'無くなっている(あくまで若干ですので)。

・お互い名前呼びの雪斗と直葉
中学一年の頃から三年間同じ剣道部の仲間として一緒に戦ってきた二人。気づいたら、名前で呼び合うようになっていました。どっかの眼鏡が二人が名前で呼び合う様子を(陰からコッソリ)見て涙を流したとか・・・

・成績は常に学年トップで運動神経抜群の春斗
実はリアルだとめちゃくちゃチート野郎だった春斗。こんなチート主人公、SAOどころか他の二次創作でも中々いないと思います。

・中学の剣道全国大会一位の雪斗
何気に凄いことをやり遂げています。これに勝てる春斗はいったい何者なんだ・・・

・嫌悪の理由
優秀な兄に嫉妬する弟。バンドリで言うさよひな姉妹(初期の頃のみで現在は和解済み)の逆バージョンと言ったところです。


ただでさえ、兄と比べられてたのに、兄に勝つために始めた剣道ですら兄に勝てなかったら(しかも、雪斗が一年以上やってるのに対して、春斗は始めて一ヶ月しか経ってない)、そりゃあ憎しみを抱きますわ。
最後に登場したのは、いったい〇リトなんだ?


・どうでも良くない小話
裏攻略会議in仙台の抽選に当選しました!!!一日限りのSAOライフ、全力で楽しみたいと思います!

SAOIFルート、一緒にするべきか分けるべきか

  • 分けるべきや!
  • 一緒でもええんやで!
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