IS (インフィニット・ストラトス) 〜男達の運命〜   作:konsome

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はい!今回はアイツが出てきますよ!

そのアイツとは…!?

んじゃ、第十一話どうぞ!


第十一話 最強最悪の敵

如月仁とキラ・ヤマトの邂逅の翌日

 

ラボのとある部屋の前で二人の男が立っていた

 

「…おい、どうするんだアレルヤ」

 

「レイもわかってるだろうけど…部屋から出てこないんじゃ、どうしようもないよ…」

 

二人の男のうちの一人、レイが部屋のドアをノックする

 

「おい、キラ・ヤマト。部屋から出てきて昼食でも食え」

 

ドアの奥からは返事が返ってこない

 

「「……ハァ」」

 

そんな状況に二人は溜息をはく

 

「しょうがないよ、今のところまともに会話できるのは仁だけだからね…」

 

「その仁だが…いったいどこに行ったんだ?」

 

「また戦闘に行ったよ…」

 

「そうか…早く帰ってきてくれれば、それで良い。そしてこの状況をどうにかしてほしい…」

 

今朝、十五歳の少年、キラ・ヤマトを連れて帰って来た仁は三時間ぐらいの仮眠を取った後、またヘビーアームズカスタムEWを身に纏いどこかへ行ってしまった…連れ帰ってきた十五歳の少年の面倒を二人に押し付けて…

 

「「………ハァ」」

 

物言わぬドアを前に二人はまた、溜息をはくのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じ頃…南米のとあるジャングル

 

ガンダムヘビーアームズカスタムEWを身に纏った俺はジャングルの中を歩いていた

 

目的は昨夜突然出現した謎のISコア反応がこのジャングルの中で消えたからだ

 

俺は昨日の夜はキラ・ヤマト救出のために別の場所に行っていたから、このことはキラ・ヤマト救出後の帰還時に知った

 

俺が上記のことで手間取っていたために、世界政府側が調査のために軍用ISを5機派遣したらしい…ようするに先を越された訳だ

 

そんな時、空中ディスプレイが俺の意思とは関係なく開かれ俺が前の世界でよく見たことのある顔が映し出さされた

 

『聞こえるか?こちらIS学園調査要員のティエリア・アーデだ』

 

「ティエリア!?」

 

『驚いたな。その顔、その声、ロックオンそっくりだ…』

 

「まあ、そういうふうに閻魔に頼んだからな…」

 

IS学園調査要員であるティエリアは俺が転生者だと知っている数少ない人物だ

『無駄口をたたいてる暇は無い。とりあえずIS学園での調査結果を報告する…そうだなIS学園のほうは女尊男費がとてつもないほどとまではいかないが一部過激派が秘密裏に活動していることが確認できる。一方、織斑一夏含む原作メンバーのほうは…まあいつもどうりだな…ハァ…』

 

「なんでため息はくんだよ…?」

 

『それはまあ…アレだ…ご想像にお任せしますというやつだ』

 

「ああ…大変だなお前も…」

 

『大変だ…まったくな。あとセシリアとかいう女はあまりにもムカついたから俺とエアリアともう一人の奴と一緒に三人連続の模擬戦でフルボッコにしてやった…(ドヤァ)』

 

そのドヤ顔、けっこうムカつく

 

『そしてその『もう一人』の奴と言うのがまた問題なんだが…そいつの使っているISがトールギスだったんだ』

 

「トールギス!?それってあのガンダムWの!?」

 

『ああそうだ、この件についてはもう少し調査してから報告させてもらう』

 

「そうだな…頼む。それで後……」

 

『ああ、わかっている。未確認のISコア反応だろ?IS学園も今朝からこの話題でもちきりだ…』

 

「まあそりゃそうだろうな…ISコアの製造方法はトップシークレットどころか世界でただ一人しか知らないもんな…」

 

『篠ノ乃束か…』

 

「ああ、今回の未確認のISコア反応騒ぎもそいつのせいというのが一番辻褄のあった考えだ…」

 

『たしかに理に適ってはいるな…』

 

「じゃあそろそろ通信を終わるぞ」

 

『了解』

 

ティエリアが短く沿う言ったのと同時に空中ディスプレイが消えた

 

 

 

 

 

 

それからしばらくジャングルの中を歩いていると何人かの女性が倒れていた

 

「…!おい!大丈夫か!?」

 

俺は一番近くに倒れていた女性に向かって走った

 

倒れている女性を抱き起こしてみる

 

「………!」

 

抱き起こした女性の腹部からは血が止め処なく流れ、すでに息絶えていた

 

まわりを見渡してみると他の女性も皆息絶えていた

 

「どういうことだ…これは」

 

さらによく見てみると所々にISの装甲と思わしきものが散乱していた

 

倒れている女性は5人…どうやら国際政府が派遣した軍用ISの調査隊のようだ

 

軍用IS5機がこうもあっさりと敗北するとは…どうやら犯人は只者ではないようだな……

 

俺がこの件について考察をしているとセンサーにビームの反応が感知され警告音が鳴った

 

咄嗟に反応するが間に合わず、右腕に装備したダブルガトリングガンに当たりダブルガトリングガンが爆発した

 

「……!なんだ!」

 

俺はビームが発射されたと思わしき場所のほうに振り向く

 

そこにいたのは大きな剣を右手に持ち、真紅の装甲をもち、背部からは赤いGN粒子を放出した全身装甲(フルスキン)のISがいた

 

「あれは……あの機体は……スローネツヴァイ!」

 

俺が状況を理解できていないでいるとスローネツヴァイはGNバスターブレードを構えて俺のヘビーアームズカスタムEWに向かって一気に肉薄してくる

 

「……!」

 

俺はダブルガトリングガンが爆発して何も持ってない状態の右手にビームサーベルを展開してGNバスターブレードを装備したスローネツヴァイと鍔迫り合いになる

 

こういうときにISやMSの拡張領域は便利だ。原作ではビームサーベルを装備できないガンダムヘビーアームズカスタムEWでもビームサーベルや様々な武器を装備できるのだから

 

『久しぶりだなぁ!如月仁!』

 

鍔迫り合い中のスローネツヴァイから通信が入る

 

「…!なぜ俺の名前を知っている!?」

 

『なぜって!?そんなもん決まっているだろ!俺が西村(にしむら)アツシだからだよぉ!』

 

「西村…アツシ…?……まさか…そんな…!?」

 

『思い出したかぁ!?テメェと一緒に外宇宙航行艦ガブリエルに乗っていた西村アツシだぁ!』

 

「そんな…なんでお前がここに……!?」

 

『そんなもんテメェが一番知ってるはずだろぉがよお!テメェと同じ転生だよぉ!』

 

「だが…お前はそんな声じゃなかったはずじゃ…」

 

『俺から言わせてもらえばテメェの声もそんなモンじゃぁなかったはずだがなぁ!まあいいぜ!見せてやるよぉ!』

 

西村がそう言ったのと同時にスローネツヴァイの頭部装甲がなくなり西村の顔が現れた

 

だが、そこにあったのは前の世界で見慣れた西村アツシの顔ではなくアリー・アル・サーシェスの顔だった

 

さらには声までサーシェスの声だった

 

「お前…その顔…ならこっちも顔を見せないとな…」

 

俺はそう言いヘビーアームズカスタムEWの頭部装甲だけを外した

 

『テメェはロックオン・ストラトスの顔と声かよ…』

 

「ああそうだ…これが俺、如月仁だ!」

 

俺は言葉の最後の部分の語気を強くして右手のビームサーベルを振り払ってスローネツヴァイから距離をとる

 

『そおかよぉ!後今度からは俺のことはサーシェスって呼べよなぁ!』

 

「ああ、解ったよ!」

 

『いけよファングゥ!』

 

サーシェスがそう言ったのと同時にツヴァイの腰のアーマーから6基のGNファングが射出される

 

「……くっ!」

 

俺は左腕のダブルガトリングガンと胸部ガトリングガンを飛来してくるGNファングに乱射しながらスラスターを吹かせて地面の上をホバー移動する

 

「らああああああああああああ!」

 

6基のGNファングを全て潰した俺はツヴァイのほうへ振り向き左腕のダブルガトリングガンを向けようとするが、木の間から出てきた2基のGNファングがダブルガトリングガンに突き刺さり爆発する

 

「…しまった!予備の存在を忘れていた…!」

 

そう、ツヴァイにはGNファングが6基と予備にもう2基装備されているのであった

 

『はっはぁ!アメェんだよぉ!もらったぁ!』

 

爆発の煙で前が見えない状態だが、センサーがツヴァイの接近を知らせてくる

 

ツヴァイは煙が晴れると同時にGNバスタブレードで切りかかってくるであろうと予測した俺は左手にもビームサーベルを展開する

 

煙が晴れると同時にツヴァイがGNバスターブレードを振り下ろしてくるが俺は両手のビームサーベルをX字に構えてGNバスターブレードを受け止める

 

『また殺してやんよ如月仁!』

 

「また殺す…!?どういうことだ!?俺もお前も隕石の衝突で死んだはずだ!俺は殺されたことはない!」

 

『どうやら気づいてないようだなぁ!』

 

「…なに!?」

 

『不自然に思わなかったかぁ!?ガブリエルに隕石が衝突!隕石が近づいているならガブリエルのセンサーに反応があったはずろうがよぉ!』

 

「…!ということは…お前…!」

 

『ああそうだ!俺がガブリエルのセンサーをきったんだよお!』

 

「そんな…どうして!?なぜそんなことを!」

 

『お前には解らないだろうなあ!外宇宙航行艦ガブリエルはお前を含む十数人の研究員と技術者が作り上げた!だがマスコミや世間は史上最年少技術者で天才であるお前一人が作り上げたみたいに報じた!俺達の努力、功績を全てお前に奪われたんだ!だから殺した!だからガブリエルのセンサーを切った!』

 

「そんな事で他のクルー達の命まで奪ったのか!?」

 

『そんなことだとぉ!?そんなことだとおおおおおおおおおおおお!!?』

 

俺はヘビーアームズカスタムEWの胸部ガトリングガンを撃とうとするが、それよりも先にツヴァイがヘビーアームズカスタムEWを蹴りつけて距離をとる

 

俺はツヴァイに向けヘビーアームズカスタムEWのミサイルハッチを全て開け大量のミサイルを発射するが、ツヴァイはスラスターを吹かせて空中をバックで飛びながら左腕に装備されたGNハンドガンで的確にミサイルを迎撃していくが、迎撃しきれなかったミサイルがツヴァイに直撃しツヴァイが爆炎に包まれる

 

煙が晴れると無傷のツヴァイが現れた

 

「…無傷かよ…」

 

だが、まだ少し残っていた煙が晴れるとツヴァイのGNバスターブレードがボロボロであった

 

どうやらアレでミサイルを防御したらしい

 

ツヴァイはGNバスターブレードを拡張領域に収納すると両肩にマウントされているGNビームサーベルを抜刀してヘビーアームズカスタムEWに突撃してくる

 

「『らああああああああああああああああああああああ!!!!』」

 

俺もまた両手に持ったビームサーベルで迎え撃った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後…如月仁のラボ

 

「仁!大丈夫か!?」

 

「ああ、なんとかな……」

 

右肩を抑えながらラボに帰って来た俺を迎えてくれたのはレイだった

 

「おい!なにがあった!」

 

「詳しいことは明日話す…だから今日はもう休ませてくれ…」

 

「あ…ああ……………」

 

そのまま俺はラボの自室に入りベッドに倒れこんだ

 

そのまま眠りに付いてしまいそうだったが怪我の手当をしなければと思い、重い身体を起こした

 

「西村アツシ……いや、アリー・アル・サーシェス…!」

 

今回は命からがら逃げれたけど次はこうもいかないだろう……

 

 

 

 

そしてその『次』はそうとおくないということは、このときの俺はまだ知らなかった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





女であること、男であること。そしてコーディネーターであること。それは自ら選んだわけではない運命。
それぞれが想う未来は枝を拡げ、やがて実を結ぶ。
そんな運命の中、シンは一つの枝を掴み取る

次回
IS(インフィニット・ストラトス) 第十二話 拡がる歪み
怒れる瞳で、運命を見つめ続けろ!シン!
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