ロックマン以外のゲームに少し浮気してしまい、話の流れは出来ても、文章化をしていないという状態で数日の間、小説活動を停止していました。
でも、気分転換にはちょうどよかったですね。
テストの結果は予想通りでしょうけど・・・・・・
この後から、完全オリジナルストーリーを入れていきます。
「では、限定テストの結果を発表します」
限定テストが終了し、採点を終えた高橋先生が戻ってきた。
この勝負の結果で今後の学園生活を変えると考えると、ヘリオスを除く全員が息を呑む・・・・・・
「Aクラス、霧島翔子 『97点』」
Aクラス代表が満点を外した。 その言葉を聞いたFクラスは喜びの声を上げていた。
中には勝利を確信し、「明日からAクラスの教室になるんだな!」と喜びながら肩を組み、ガッツポーズを決めている人たちまでいる始末だ。
そんな中、アトラス達はAクラスの様子がおかしいことに気が付いていた。 あまりにも
普通、負けが確定したと思ったなら、もっと悔しそうにしている物のはずである。 むしろ、大暴れしてもおかしくないぐらいだ。 だが、Aクラスにはそれが一切なかった。 それどころか、「あ~あ、やっぱりか・・・・・・」とでも言うように、あきれ顔になりながら頷いている者もいた。
「続いて、Fクラス 坂本雄二・・・・・・」
そして、『Fクラス代表』坂本雄二の点数は・・・・・・
「・・・・・・『49点』。 2対1、2分でAクラスの勝利です!」
高橋先生の締めの台詞・・・・・・ これにて、試召戦争が終了。
Fクラスの卓袱台が『ミカン箱』になった。
「・・・・・・雄二、私の勝ち」
床に膝をつく雄二に霧島が歩み寄る。
「・・・・・・殺せ」
「いい覚悟だ、坂本。 歯を食いしばれ!」
「あああああ、アトラスさん! 落ち着いてください!」
アトラスがキレて拳を構えるところに、姫路が前に出てきた。
「大体なんだ、この49点って! 0点なら名前の書き忘れとかでわかるが、この点数だと・・・・・・」
「いかにも、俺の全力だ」
「貴様ァ! 私でさえ復習すれば100点取れるぞ!勝負科目決まってるならちゃんと復習位しろォォォォォォォ!」
「とにかく一度落ち着かんか、アトラス」
「そこをどけ姫路・ヘリオス! そこにいるA級戦犯には内臓から焼き払うという体罰が必要なんだよ!!」
「そこまでやったら体罰じゃなくて処刑です!」
「って、体内から炎で焼き払うってどうやってよ!」
「おろかなる選択・・・・・・ 焼き払う前に、異端審問にかけてから正式に刑罰を決めるのが現代日本における犯罪の裁き方と言う物だ・・・・・・」
「「ヘリオス(さん)!!」」
ヘリオスも
「・・・・・・でも、危なかった。 雄二が所詮小学生の問題だと油断していなければ負けてた」
「言い訳はしねぇ」
「ト言ウ事ハ図星ダッタナ!」
シャルナクも我慢の限界だったのか、隠し持っていた苦無を取り出して、雄二に切り掛かろうとした所を明久・秀吉・テティスの3人に抑えられていた。
いくらシャルナクでも、秀吉に涙目でやめるように頼まれたら、攻撃的な手には出られないようだった。
「・・・・・・ところで、約束」
その台詞を聞いた途端、全員の注目が霧島達に集まる。 ムッツリーニに至っては流石と言うべきか、準備が速かった。 Fクラスの皆もその準備の手伝いをしている。
「分かっている。何でも言え」
雄二の潔い返事。 自分の事とは限らないのに格好つけている姿に、Fクラスの大半が怨念を向けていた。
「・・・・・・それじゃあーー」
霧島が姫路に一度視線を送り、再び雄二に戻す。
そして、一度息を吸って、
「・・・・・・雄二、私と付き合って」
言い放った。
「「・・・・・・はい?」」
さすがにヘリオス達も予想できなかったのか、全員固まってしまった。
霧島と言う女性はとてもモテるにも拘らず、どんな男子からの告白も断っていることで有名だった。
中には「異性に興味が無く、女子にしか興味のないレズビアンである」なんて言う噂まで流れているほどで、ヘリオス達は流石に信じてはいなかったが、雄二の事が好きであるなんて、この二人のつながりがわからないこともありこの予想もできていなかったのである。
「拒否権は?」
「・・・・・・ない。 約束だから今からデートに行く」
「ぐあっ!放せ! やっぱこの約束はなかったことに・・・・・・」
霧島は雄二の首根っこを掴み、そのまま教室を出て言った。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「ねぇ、アトラス?」
「・・・・・・何だ、テティス?」
「キリシマって普通の女子だよね? 何でユウジを片手で運んでいけるの?」
「知らん! 見た限り、腕の力は普通のようだが、握力はかなりの物のようだったな。 しかし、それ以外が普通となると、長距離は運べないはずだから、途中で脅迫・・・・・・ ポケットに仕込んでいるやつを使ってOHANASIをして一緒にデートとやらにでも行くんじゃないのか?」
「What?」
「ナゼ、ソコデ英語ニナル?」
そこで教室にしばしの沈黙が訪れる。
あまりの出来事にこれ以上の言葉が出てこなかった。
「さて、Fクラスの皆。お遊びの時間は終わりだ」
呆然としている明久達の耳に野太い声がかかる。
音のした方を見やると、そこには生活指導の鉄人(西村先生)がたっていた。
「あれ?鉄じ・・・・・・ 西村先生。僕らに何か用ですか?」
「ああ、今から我がFクラスに補習(補修)についての説明をしようと思ってな。」
その言葉の意味をFクラスの全員が理解できなかった。
「おめでとう。 お前らは戦争に負けたおかげで、福原先生が副担任になって、担任は俺に変わるそうだ。 これから1年、死に物狂いで勉強ができるぞ」
「「なにいいいいいいいぃっ!」」
クラスの男子生徒全員が悲鳴を上げる。
生活指導の鉄人と言えば、言葉通り『鬼』の二つ名を持つほど厳しい教育をする先生だ。今回の戦争では、補習室の管理もしていたし。
「いいか。 確かにお前らはよくやった。 Fクラスがここまで来るとは正直思わなかった。」
本当に予想外だったのか、西村先生も称賛の言葉を送ったが・・・・・・
「でもな、いくら『学力が全てではない』とは言っても、人生を渡っていくうえでは強力な武器の一つなんだ。 全てではないからと言って、ないがしろにしていいものではない」
あまりの正論に全員ぐうの音も出なかった。
「あと、Fクラスの教室についてなんだが、一部の関係者から抗議の声が上がってな。 畳と窓ガラスを変えるための補修工事をすることとなったから・・・」
「「その間は休みですか!?」」
「馬鹿者! その間、授業は空き教室(Dクラス相当)を借りて補習を含めて授業だ!」
「「何ぃ!」」
Fクラスの教室が一部改善されるとはいえ、その間Fクラスだけが休みなんてありえないことを勝手に妄想して喜んだFクラス男子は、当然の言葉に対して勝手にジェ〇ガのブロックのように崩れ落ちた。
明久side
「では、今日はゆっくり帰って休むといい」
そう言って、西村先生はそのまま教室を出て言ってしまった。
でも、明久達は自分たちの要望が通ったことを内心喜んでもいた。
これで、補修が完了すれば、姫路の体調の問題は解決する為、後は、ヘリオス達ロックマンの皆が元の世界へと帰る手段を探すための調査に専念できるからでもあった。
そんな明久に島田さんがススッと歩み寄ってこう言った。
「さぁ~て、アキ。補習は明日からみたいだし、アキのおごりでクレープでも食べに行きましょうか?」
「え? 島田さん、そんな約束した覚えが・・・」
まさか、Dクラス戦で清水さんに島田さんを売った恨みだろうか? その償いとしてクレープをおごらせようと言う気のだろうか?
それはマズい! もしここでクレープなんて贅沢品を勝手におごろうものなら家計を握っているヘリオスに殺されてしまう。 仮に殺されなかったとしても、家の住人全員食事抜きで説教なんていう事にもなりかねない・・・・・・
よく見るとヘリオスも明久達を警戒している。 その眼は「明久組にはそんな余剰資金は無い!」とでも言うような眼であった。
「だ、ダメです! 吉井君は私と映画を観に行くんです!」
「ええっ!? 姫路さん、それは話題にすら上がってないよ!?」
一体何がどうなっているのかわからないけど、姫路さんまで!
ああ、ヘリオスの視線が痛い・・・・・・ こめかみまでピクピク引き攣っているし、このままだといろんな意味でマズい!
「っていうか僕この後バイトがあるんだから無理だって!」
「そう? バイトなら仕方がないわね・・・・・・」
「そうですか。 残念です・・・・・・」
どうにか、バイトのシフトが入っていることを思い出し、それを理由に断ることが出来た。
だがその結果、二人とも、ものすごく残念そうにしゅんと落ち込んでしまった。
「と、言う事だからバイトに行ってくるね。 今日の晩御飯の材料はアトラスかテティスにお願いしてもいいかな?」
「ああ、買い物ならテティスあたりがやっておいてくれるだろうから、私は観察処分者の仕事に行ってくる。」
アトラスが観察処分の仕事を、テティスが買い物という事に決まり、明久はそのままバイトに行こうとしたが、
「って、バイト? アキが!?」
「一体、どこでバイトをしているんですか? 教えてください!」
さっきまで落ち込んでいた二人が、明久に詰め寄ってきた。
「いや、バイトはバイトだよ?」
「だから、バイトっていったいどこで働いているのよ!?」
「そうです! 場所くらいは聞いてもいいじゃないですか!?」
何でそこまでやらなくちゃいけないのだろうと明久は考えるがすぐに切り替え、
「え? シャルナク、何!?」
「ハ?」
二人の注意を適当に向けさせた後に、
「さいなら!」
二人の横を全力で突っ切り、そのまま逃走した。
その速度にロックマンズを除く全員が唖然としていた。
「あ、待ちなさいアキ!」
「待ってください、吉井君!」
待てと言われてそう簡単に待つ人はいない。 明久は正門から一気に二人を撒いて、バイトに向かおうとした。
明久side end
ZXAside
文月学園前に付いたエール達は、下校する生徒たちから吉井について話を聞いていた。
ヴァンとエールは正門の方から出てきた生徒たちから、グレイとアッシュは裏門の方から待ち伏せを兼ねて、門の方を警戒しながら吉井について調べていた。
『オイラ達の方では、学園一の問題児だっていう事しか分からなかったや・・・・・・ ごめん、エール』
「ううん、気にしないで? 元々、ダメもとで聞いているんだし、もしここで何もわからなかったら、別の場所を調べてみましょう?」
どうにか、あの少年に会って、どうにか自分たちの世界に帰らないといけないことは百も承知だが、それで焦っていては出来ることも出来なくなってしまう。
それでは元も子もない為、落ち込むモデルAを慰め、グレイとアッシュにも落ち込まないように伝えてもらおうとした時だった。
「エール! あの少年の名前と所属している組がわかった!」
『本当か! ヴァンはやっぱスゲーな!』
「ただ、あの二人大丈夫かな? 男の方がなぜか手錠されたまま二人で映画に行ってくるって言って、話を聞いた後、そのまま何事もなかったように行ってしまったんだが?」
「『それ、本当に大丈夫なんだよな!?』」
別の生徒から話を聞いてきたヴァンが情報を持って帰って来た。
それはいいのだが、情報源が怪しすぎる為、いまいち信用に欠けていた。
「いや、ここで嘘を付く理由がないだろ?」
「『それはそうだけど・・・・・・』」
さっきからエールとモデルAの言葉が同調しているが、ヴァンは気にせずに続ける。
「まず、名前は『吉井 明久』 学園一のバカで学校の問題児としての称号『観察処分者』を持っているそうだ」
「観察処分?」
『何だ、それ?』
その称号がいったい何なのか、二人ともきちんとわかっていないようだったが、ヴァンは説明を続ける。
「その説明は後でする。 そして、この学園では勉学による学力でクラス分けされるそうだが、この子は最低ランク設備を与えられる『Fクラス』に所属しているそうだ。」
「設備を? クラスごとに違う訳?」
『学校ってそういうもんなのか?』
学校と言う物を詳しくは知らないモデルAは、ついヴァンに質問をしてしまう。
「いや、この学園特有のシステムらしい。 勉学を頑張った優秀なエリートはAクラスと言う特別待遇のクラスに、それが出来ない奴ごとにクラスを分けて行って、最後にそれが出来ない落ちこぼれをFクラスと言う一番冷遇されたクラスに押し込むんだそうだ。 ちなみにこの学園の長の方針でこうなっているらしい」
『エール、グレイ達が速くモデルAをこっちに戻して欲しいって言っているんけど』
ちょうど、グレイ達の所に行っていたモデルXが戻ってきていた。
「ごめんごめん。 じゃ、ヴァンの話をまとめて、グレイに伝えてくれるかしら? お願いね、モデルA」
『おう! オイラに任せてくれ!』
そう言って、モデルAはヴァンが聞いた情報をまとめ、グレイとアッシュに伝えるべく、大急ぎで戻っていった。
「あんなに慌てて、大丈夫かしら?」
「まあ、見つかるような失敗はしないだろう? とにかくもっと情報を集めながら、見張りを続けて・・・・・・」
そんなことを話しながら、調査を続けようとしたその時・・・・・・
ZXAside end
「もう、しつこいなぁ!」
「待ちなさい、アキィィィ!」
「どうして、教えてくれないんですか。吉井君!?」
明久は一度撒いたはずの二人に再び見つかり、第2の逃走劇を繰り広げていた。
だけど、今は下校時間で、バイトにも急がないといけなかった。 彼は今バイトに関してはもう少しで皆勤賞をもらえる可能性がある為、ここで遅刻するわけにはいかなかったのである。
これ以上の時間をかけている余裕はないと一気に人の多い、正門から一気に突っ切って二人を再び撒こうとしていた時だった。
「ヴァン、あの時の少年よ!」
「あれ? なんだか様子がおかしいぞ? 誰かに追いかけられているみたいだ・・・・・・」
『なら、あの子に協力する代わりに話を聞けないかい? もしかしたらモデルZだけじゃなくモデルH達の事も知っているかもしれない』
先程から正門で見張りを続けていたヴァンとエールの二人に見つかってしまった。
「そうね。確か、少し走ったところの路地裏を利用すれば、あの二人を撒いて話を聞きだせるかも? 一旦あの子を助け出して、それから話を聞きましょう!」
『なら、ヴァンはグレイ達と合流してあの少年を確保。 僕とエールであの二人を足止めしよう』
「分かった! エールとモデルXも気を付けろよ!」
ヴァンは一旦エールと別れてグレイ達の元へ、エールは明久の元に向かっていった。
一方、明久は何とか二人から距離を取って逃げ続けていたのだが、
「アキ! いい加減に捕まりなさい!」
どうにか、姫路を体力切れに追い込んで、完全に蒔いたのだが、島田は諦めずに追いかけていた。
その執念を無い胸の豊胸と古典の成績向上に向けることが出来ればなんて思ったりもするが、そんなかなわない願いは適当に捨てて、うまく逃げようとしたその時だった。
そんな明久の前に一人の女性が立っていた。
「うわぁぁぁっと!」
そのせいで逃げ切れなくなった明久はどうにか捕まえようとする島田を回避して、そのまま逆方向に逃げようとするが、今度はその女性が島田よりはるかに速い速度で追いかけてきた。
「ちょっ! お姉さん、いったい何者・・・・・・」
「驚いたわね。 私も最速で先回りしたつもりだったけど、こんなにすぐに来るなんて思ってもいなかったのよ? 一体どうやってきた訳?」
この女性からは逃げ切れないと悟った明久はひとまず、島田を撒いた後、適当なところであきらめ、人気のない路地裏で、距離を取りながら適当な長さの鉄パイプを拾って構えた。
「あら? かなり乱暴な子ね? か弱い乙女にそんなもの向けるなんて・・・・・・」
『エール! お前、どうやってここに来た!?』
『モデルZ、それはこっちが聞きたいんだけど?』
「ライブメタル!?」
明久はいきなり聞き覚えのない声に驚いていた。 この女性の懐から、見たことのない青いライブメタルが現れてきた。
「先回りして僕を待っていたとか、いきなり追いかけてきて、見たことのないライブメタルを持っているとか。 アンタ一体、何者なんだ!?」
「落着きなさい! 私はあんたと戦いに来たわけじゃない。 私の名前は」
エールがそう言いかけた時、上から建物の間を一気に壁蹴りしながら明久側に近づいてくるガゼルのような姿をしたロボットと二人の少女と青年。
まるでヘリオス達から聞いていた『フォルスロイド』のようだったなとか思っていたら、そのまま二人の間に割って入ってきた。
「え? ちょっ! 何!」
いきなりのことだらけで軽くパニックになっている明久。
その『フォルスロイド?』は急に光に包まれ、さっきのガゼルの姿から2丁拳銃を構える少年の姿になっていた。
「くっ! エールから離れろ!」
「えええええええ!! 僕まだ何もしてないよ!」
『おい、グレイひとまず落ち着・・・・・・』
『モデルZ! やっぱりこいつもロックマンか!!』
「モデルZを悪用しているというのなら、そんなことをさせるわけにはいかない。 モデルZは僕らが回収する!」
モデルZもどうにかグレイを説得しようとしているが、どうも鉄パイプを持ってエールと戦っていると勘違いしているようで、一向に話が進まない。
「なるほど、これがアトラス達から聞いたロックマン同士の戦いって言うやつだね。 どうやら、話し合いは通じなさそうだし、いきなり2対1っていうのは流石に無理だろうけど、どうにか逃げ切るしかないな」
『オイラ達から逃げ切る? オイラ達から簡単に逃げ切れるなんて思うなよ!』
「ロックオン!!」
「トランスオン!!」
二人の勝手な勘違いから再び、文月市を舞台にロックマン同士の戦いの幕を開けようとしていた。
ロックマンとしての戦いの運命が、世界を変え、再び動き出す。
「「『だから、話を聞けぇぇぇぇぇ!』」」
エール達をそのまま置き去りにして。
今はここまでです。
この戦いの勝者はいったい誰に?
世界は違えと二人は共に主人公です。
二人の戦いを楽しみにしていてください!
今回はゼロの必殺技を出していないので解説は無しです。
因みに、浮気と称した気分転換にプレイしていたゲームはSAOのホロウフラグメントです。
本当に経験値が溜まらなくて、なかなかすすめられないですねwww