バカとライブメタルと召喚獣   作:閻魔刀

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バカテスト!



第5問

生涯に1300もの発明を行ない、白熱電球・活動写真・蓄音機など人々の生活を激変させた発明家は誰か答えなさい。


姫路瑞希・木下優子の答え
『トーマス・エジソン』

教師のコメント
はい正解です。
彼は「非常な努力家」「不屈の人」として有名で、様々な苦難にも負けずに努力の末に成功を収めたことでも有名です。


吉井明久・テティスの答え
『ジェ○ソン』

教師のコメント
全く違います。
最後のソンしか合っていませんよ!


グレイ・アッシュの答え
『トーマス・A・アンダーソン』

教師のコメント
彼が主人公の映画は『映像革命』として話題になりましたが違います。
彼はプログラマーであり発明家ではありません。

アトラスの答え
『トーマス・ライト』

聞いたこともない名前ですね。
詳しくお聞きしたいので職員室まで来て貰っても宜しいでしょうか?


第20話

 プロメテがテティスの挑発に乗ってしまってから数分後。

 なかなか冷静にならない彼にパンドラがとうとうキレて大量の電撃弾を彼に叩きつけることで落ち着かせた。

 『まるで霧島さんのようだな』と明久は思っていたが、プロメテがすぐに起きたことを考えると意外と手加減はしていたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 仕切り直して、プロメテを相手に最初に間合いを詰めたのはアトラスだった。

 間合いが互いの一撃が致命傷になる距離になる。

 そして、お互いが理解していた。 そのぶつかり合う数秒後の未来が……

 

 

「Erste oder von Atlas(まずはアトラスからか)」

「勝負するって解釈でいいのか?

どちらにせよ叩き潰してやるがな!」

 

 先手を取ったのはアトラスだった。

 

『メガトンナックル!』

 

 モデルFの叫びと共に、最も攻撃力に優れたアトラスの純粋打撃技『メガトンナックル』の強烈なストレートに……

 

「ハアッ!」

「くっ!?」

 

 プロメテは見事なタイミングでカウンターを決めようとしていた。

 アトラスはとっさの判断で後ろに避けていたが……

 

「Führung über Arzt mit auf eine Reise in den Himmel(空への旅にごあんなーい!)」

『ギャアアアアアアアアアアア! 滅茶苦茶高エェェェェ!!』

 

 

 

 

 

 大鎌からの衝撃波は回避しきれずに、そのままアトラスは星となった。

 彼女が犯した最大の失敗。

 それは大鎌から衝撃波が出る事を知りながら、後ろへと回避してしまったことである……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「…え? え? え? ……えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」」

「アトラスを遥か彼方に吹き飛ばした!?」

「アトラスの事だから、無事なんだろうけど…… 本当になんなのよあいつは!」

 

 実際の所アトラスは無事ではあるが、星となった彼女が墜落した場所は、商店街からしばらく離れた海水浴場だった。

 ロックマンとしての力をフル活用して戻ってくるにしても、おそらく1時間半はかかるだろう。

 

 

 

 

 学園長side

 

 

「あの学園長? 一体何をなさっているのですか?」

「大会参加者全ての召喚獣に、物理干渉設定をかけているのさ!」

 

 なぜこんなことをするのだろうか?

 理解に苦しむ高橋主任は頭を傾げてしまう。 

 

「それと、商店街の放送機材にハッキングをちょいとね」

 

 いやらしい笑顔で学園長が返す。

 この顔を見て高橋主任はこう思った『大会をぶち壊しにしようとしたあの二人組に仕返しをする気だ』……と

 

 

 学園長side end

 

 

 

 

 

「Kot! Was ist das? Atlas der Kerl, ich war scheint Chima ~ tsu viel Dummkopf.」

「(ふん! 何だ? アトラスの野郎、だいぶ腑抜けちまったみたいだな。)だって」

 

 どうやら、しばらくの間テティスはプロメテの言葉を通訳する側にシフトする事にしたようだった。

 

「Anscheinend hier scheint er Rockman besetzt, nicht vielleicht eine gute Gelegenheit, um sich niederzulassen auf, ist, dass man verdammt Spiel, das erfunden ......」

「(どうやら、ここにはロックマンが勢ぞろいしているみたいだし、あの男が仕組んだクソゲームに決着をつけるのにはいい機会かもしれねえな……)って冗談じゃないよ!」

『そうよ!そうよ! せっかく4人とも平和に学園生活を送っているのに余計なことに巻き込まないでよ!』

 

 テティスの通訳を聞いて、モデルLが保護者気取りの言葉を返す。

 

「Ob, Barker kennen!」

「(知るかバー…)ってうわあああああああ!」

 

 モデルLの言葉を通訳しながらプロメテを激怒させようとしたテティスは何かを言う前に一瞬で腕を掴まれ、宙へと放り投げられていた。

 

「全く、いきなり投げ飛ばすとかやめてよ……」

 

 天井にぶつかる前にハルバードでどうにか直撃を避けたテティスは氷の力を使って仮の足場を作り、どうにか退場せずには済んだ。

 どうやらしばらくはこの安全地帯で適当な飲み物を飲みながら通訳する気の様だ。

 

「「ってテティス! のんびりしすぎよ!」」

『『モデルL、サボらないで!(ってんじゃねーよ!)』』

 

 どうやら射撃専門のエールと優子のふたりにはテティスの様子が見えていたようで、こっそりと通訳のみに回ろうとしているテティスを見逃さなかったようだ。

 

「Oder hören! Diese schlechte zwei Kinder!(聞こえるか! そこのクソジャリ二人!)」

 

 いきなり映画館の音響機材から学園長の声が聞こえてきた。

 

「あれ? 学園長?」

「なんで学園長の声が?」

 

 

 いきなりの学園長の声に動揺している間にもプロメテと学園長の会話は続いているようだった。

 

「Ich weiß nicht, ob es jemand ist, können Sie auch hier nicht vergebt Wenn Sie sagen mir weiterhin toben! (何者だか知らないけど、暴れ続けるって言うならこっちだって容赦しないよ!)」

「Ha ha! I was Kerl versucht, wie ein integraler Bestandteil des Friedens Unschärfe war dieses Land?(はっ! 平和ボケしたこの国の奴が一体どうしようってんだ?)」

「Ich bin nicht bereit, auf jeden Fall aufhören?(どうしてもやめる気は無いんだね?)」

「Ne Ja Sie tun Reiten Ton, nur weil nicht an diesem Ort!

(この場にいないからって調子乗ってんじゃねーぞ!)

Jetzt Wenn Sie fertig sind der Kampf gegen diese Jungs gehen zu Butyrat Tötung der Teme!

(こいつらとの戦いが終わったら今度はテメーをブチ殺しに行ってやるぜ!)」

「... Wenn absorbieren, Du bist wie wahrscheinlich sogar dazu führen, sprechen.

Auch ich Ist das wahrscheinlich Notwendigkeit, Hanappashira falten.

(…こりゃ、話も通じなさそうだね。

鼻っ柱も折る必要がありそうさね。)」

「緊急イベント開催さね! 映画館でとある二人組と召喚獣を使って『鬼ごっこ』をしてもらう、至ってシンプルなものだよ!」

 

 鬼ごっこと言っているが、召喚獣を使うという地点で鬼ごっこで済まないだろう……

 

「いま大会参加者全員に顔写真を送るよ! その二人組を捕まえた者には私の私財から褒美が思いのままさね!」

 

 この地点で完全にプロメテとパンドラが賞金首になったのは間違いないだろう。

 

 

 

 

 学園side

 

 

 

「あと、この辺の腕利きにも連絡を回しておきな。

誰であっても、あのバカ二人を捕まえたやつには報酬を取らせるってね」

「しかし、良いのですかこんなにも騒ぎを大きくしてしまって……」

「『あの男』が勝手に学園に引き入れたとはいえ、ウチの生徒になるジャリが騒ぎを起こしたんだ。

その責任には腹をくくるよ」

 

 そう言い放った学園長は、全召還獣に物理干渉の設定を起動させる。

 Fクラスレベルの召喚獣でも並みの人間の数倍の力を発揮してくれると言われているその力を用いれば、簡単に確保できると踏んでいるだろう。

 

 

「確かに、召喚獣の力を完全に発揮できるなら、それも可能かもしれませんが……」

「やはり、竹原だけは入れるべきじゃなかったさね。

野心のような物を抱いているのは最初から知ってはいたんだが、正直に言って操れると思っていたからねぇ」

「ですから学園長、あの男を教頭にするのだけはやめておいた方がいいと言ったでしょう……」

「全く、大した器を持っている訳じゃないくせにどうしてこうも過激な手に出たがるかねぇ」

「はた迷惑にも程があります。 まさかドイツの『死神』と『魔女』を引き入れるなんてどういうつもりなんでしょうか?」

「あらかた、私に嫌がらせでもしたいんだろうさ。

とは言っても、ここまで直接的な手を使うとは思わなかったけどね」 

 

 一体どれだけ仲が悪ければこんな大事件に発展するような嫌がらせをされるのだろうか? なんて思ってしまうのは高橋先生だけではないだろう……

 

「いいかい、今は教師を動かすんじゃないよ。

トラブルが映画館の外に出てきたら、教師陣の出番さね」

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「西村先生、生徒たちへの避難告知はしておいたのですが……」

「どうしましたか、福村先生?」

「ほとんどの生徒が聞く耳を持たずに飛び出していまして……

もうここには片手で数えられる程度の人数しか……」

 

 その一方、スタート地点となっていた文月学園の体育館では、『鉄人』西村宗一が学園長の放送に頭を抱えていた。

 その顔は怒っていると言うより、最早呆れていると言ってもいいだろう。

 

「仕方ありませんね、私が行って生徒達を回収してきます」

「念の為にもう一度、警察と連携して避難勧告を出しておきましょう。

今度は『学園に避難した後は、避難所である教室から絶対に出ない事!』

『どうしてもあの二人に近づくなら自己責任で』とでも言っておきましょうか?」

「それでもいいと思いますが、多分大半は無視してしまうでしょうね……」

「勝手に賞金まで付けられているとなると、多少危険でも突っ込んでいく奴らばかりですからな……」

 

 あまりにも安直な思考な人間ばかりで溜息をついてしまう、福村先生と鉄人。

 

 

 

 事態はどんどん慌ただしくなってしまう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学園side end

 

 

 

 

 

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「Verstreut! Tun Sie es nicht sagen, Mut und setzen Sie den Preis an uns!

(ちっ! 俺達に賞金をかけるとはいい根性じゃねぇか!)」

「Wie Puromete ......?

(プロメテ…… どうする?)」

「Um guy're auch zwei Menschen, die nicht wissen, irgendwie scheinen?

(何だか、知らない奴が二人もいるようだし?)

Sie es nicht ich werde versuchen oder Qualifizierung ist es, in diesem Schicksal am Spiel teilnehmen!

(この運命のゲームの参加する資格があるか試してやろうじゃねぇか!)」

 

 

 学園長の放送の翻訳をテティスから聞いた皆は、あの二人がこちらの戦力を分断してくると判断し、明久か優子に付いて協力できるように体制を建てようとするが……

 

 

 

 

「Langsam tun Sie es!

(遅いんだよ!)」

 

 プロメテの放った衝撃波に阻まれてしまう。

 そのせいで、「ヘリオス・テティス・エール」「明久・優子」のチームに分断されてしまった。

 

 

 

「くっ! 急いで明久の援護に……」

「…Der Weg(…邪魔)」

 

 ヘリオスはどうにか助けに向かおうとしていたのだが、パンドラが両チームを分断する為に氷の壁を作り上げ、ヘリオス達を完全に隔離する。

 どうやら相当な厚さの様で、エールのフルチャージでも簡単に破る事はできないだろう。

 

「恥ずべき誤算…… この私が、簡単に手玉に取られるなど……」

「Der schlaue … Puromete ……(…プロメテ……ずるい)」

 

 間に合わなかった事を悔やんでいたヘリオスを無視して、パンドラは氷の壁の向こうを向いて呟く。

 

「私とテティスの二人でパンドラの足止めをする。 エールは急いで氷の壁を破壊しろ!」

「分かったわ!」

 

 なんでヘリオスの命令に従っているみたいになっているんだろうと思いつつ、エールはどうにか氷の壁を破るために右手にエネルギーをチャージし続ける。

 

「... Abfall(…無駄)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Gefaltet, Kommen Sie hängen!

(おら、かかってこいよ!)

Wenn Katere mir scheint es bleibt Gedanken Belohnung!

(俺に勝てれば賞金が出るらしいぜ!)」

 

 

 二人を煽るように軽く挑発的な態度を取るプロメテ。

 

「別に賞金なんていらないけどさ、流石に仲間があれだけ酷い目に合わされていたら腹も立つんだよ!」

「その増長しきった態度…… 許せないわ!!」

 

 

 明久と優子にはなんて言っているのかが分かる訳ではなかったが、何を言いたいのかは態度で分かったらしく、まずは明久が前に出ようとする。

 

「待って、吉井君は一度後ろに下がって! まずはアタシがあいつとやるから、可能な限りあいつの技と戦闘スタイルをあなたが割り出しなさい」

 

 だが優子は、強引に明久を後ろに下がらせ、一人で前に出て両手の拳銃を構える。

 

「Tsukuse gebacken!『カルテット・バースト』」

「来たわね…… モデルA、リロード!」

『アクセルバレット! シュート!』

 

 まるでアクション映画の銃撃戦のように二丁拳銃を連射する優子。

 最も、その連射力はその比では無いが……

 プロメテによるドクロのビットは、吐き出された火炎弾ごとまとめて撃ち落とされた。

 

「Gibt es leisten, alle zu zerstören?

(全部壊している余裕があるのか?)」

「くっ!」

 

 だがプロメテも負けてはいない。

 自身に当たりうる弾丸を全て弾き飛ばし、それと同時に上から優子に奇襲をかけたのだ。

 炎を全身に巻きつつ、突進してきたプロメテの攻撃が優子に襲いかかる。

 プロメテの攻撃をどうにかローリングで飛び退いて躱し、ダッシュして銃の間合いに戻して立て直そうとするが……

 

「なっ、速い!」

 

 優子最速のダッシュ移動に、一瞬で追いついてきてしまうプロメテ。

 あまりの速さに優子は驚きを隠せない。

 どうにかプロメテの鎌や蹴りを躱し続ける優子だが、やはり戦い慣れていない為か一気に追い詰められていく。

 

 

「Ist dieses Maß…(この程度か…)

Ich glaube nicht, werden Verbraucher, um Schmutz talk'm(使い手がクズじゃ話にならねえな)」

 

 明らかに優子の事を見下した顔で、大鎌を振り下ろすプロメテ。

 その一閃は、人を殺すという感覚すらない、容赦なき一撃だった……

 

 

 

 

 

 

「『獄門剣』!」

「なっ!吉井君……」

 

 

 

 そこに間に割って入って来たのはセイバーで大鎌を防ぐ明久であった。

 

「Kontakt Mann!(おっと!)」

 

 モデルZのスキル『獄門剣』は、セイバーを盾にして防ぐ防御の技である。

 明久はこのスキルで攻撃を弾き、同時にセイバーを振り下ろして反撃する。

 

「Law, wie so ziemlich Na Modell Z Verbraucher ......

(ほう、モデルZ使い手は結構やるみたいだな……)

Versuchen Sie es sicher, oder ......(念の為に確かめてみるか……)」

 

 

 何を思ったのか一度距離を取り、「カルテット・バースト」を再度使用するプロメテ。

 

「Nun, was werden Sie tun?(さあ、どうする?)

Wie kommt es, das Geschäft ?(どう対処してくる?)」

 

 

 四つのドクロのビットから炎が吐き出されてくる。

 

「うわああああ! 今度は僕かよ!?」

 

 向かってくる大量の炎をどうにか回避していく明久。

 全ての炎を躱しきった明久だが、ただ避けるだけの明久の動きを見たプロメテはあまりにもつまらないと思ったのか溜息をついてしまう。

 

「Auch Missverständnis oder ......(やはり思い違いか……)

Na es ist genug, um enttäuschend ......(期待はずれにも程があるな……)」

 

 この二人にはロックマンの戦いのゲームに参加する資格なんてものは無かったと判断したプロメテは二人を始末してライブメタルを奪おうと『カルテット・バースト』による大量の炎弾、そして鎌から放たれた衝撃波による波状攻撃で一気に止めを刺そうとする。

 

「木下さん、ごめん!」

「え? ちょっ、どこ触って…… きゃああああああ!?」

 

 …が、明久は優子を抱え、全ての炎弾と衝撃波を躱しきる。(どこに触れられていたのか、優子の顔は真っ赤になっていた様だ)

 

「Ich! ? Wenn ich es vermeiden! ? 'S Fähigkeit, hoch zu vermeiden, zu nicht, ob dieser Kerl!

(な!?あれを避けるだと!?回避能力高過ぎじゃねえかこいつ!)」

 

 あまりにも高すぎる回避スキルにはさすがのプロメテも驚愕する。

 

「ああもうっ、キリがない!『波断撃』!!」

「もう一回アクセルショット! 撃っち抜ぅぅぅぅけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 嵐のような攻撃を躱すのに嫌気が差した二人は、咄嗟のコンビネーションを組み、全ての攻撃を打ち落とす。

 特に優子のホバリングによる浮遊状態からの高速射撃はカルテット・バーストの攻撃を全て打ち落とすだけではなく、明久に攻撃が当たらないように衝撃波の軌道を逸らしていたのだ。

 流石のプロメテでも想定外だったのか体制を崩してしまい、それが致命的な隙となってしまう。

 そして……

 

 

「よし、間合いに入った!『天裂刃!』」

 

 そうして隙が出来た一瞬を付き、一気に間合いを詰めるのと同時に上に跳びながらプロメテに斬りかかる。

 この見事な反撃にプロメテは攻撃が当たる直前で瞬間移動で距離を取った。

 

 

「Hey good Ich hoffe,(いいねぇ 見事な一撃だったぜ)」

 

(なるほどな…… 新しい赤のロックマンはジルヴェっていう奴だった時よりも適合率が高いようだな。 パワー・スピード・タフネスは奴よりマシっていう程度だが、回避能力は目を見張るものがある。

まるで戦いが日常になっているかのような戦闘センスは見事としか言い様がない)

(もうひとりのモデルAを勝手に使ってやがる女の方は攻撃力に欠けるが、機動力がずば抜けて高いみたいだな。

俺のカルテット・バーストを全て撃ち落とした高速精密射撃も見過ごせねぇ。

一発は正直豆鉄砲だが雑魚では束になってもかなわねえだろうよ)

 

 

「Ich sehe prognostiziert Das ist mehr als die Macht der(なるほど、予想以上の力だな……)

Zugeben ...... euch ist mein unser Kerl!(認めよう…… お前達は俺達の仲間だ!)

Ich habe in diesem Spiel teilnehmen Sind berech……(このゲームに参加する資格が……)」

 

 プロメテが賞賛の言葉を贈り、ロックマンとして認めようとしたその時だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『ダブルチャージショット!』」

 

 それと同時に、急に氷の壁から亀裂が入り、一気に粉砕される。

 そして、氷壁の先から先程隔離されてしまったエール・テティス・ヘリオスの3人が乱入してくる。

 

「二人共大丈夫?」

「アキヒサとユウコが無事で良かったぁ~…」

「無用な心配…… 木下程度ならともかく明久なら逃げ切るくらいなら大丈夫だと思っていたさ」

 

 二人が無事であることに安心する3人

 そして……

 

 

 

「『十字手裏剣!』」

 

 プロメテの横から不意打ちで十字手裏剣を投げつけるのは、分断された際に行方が分からなくなっていたシャルナクだった。

 それだけでなく…

 

 

 

 

 

 

 

 

「Oh, nicht geworden etwas interessante Sache(おお、何だか面白いことになってきたな)」

 

 そう言ってプロメテが見た先にはたくさんの人々が各自の召喚獣と共に集結していた。

 

「あの死神風のバカと魔法少女風のコスプレをした女の子を捕獲すれば!」

「特別に賞金が出るって聞いて!」

 

 なんと言うべきだろうか…… 優子に限らず、文月学園の女子は本当に血気盛んなようだ……

 でも、よく見てみるとDクラスの平賀など男子も一緒に混ざっている。

 

 

「みんな気をつけて! 相手はあのアトラスを召喚獣ごとまとめて遥か彼方に吹き飛ばした相手だぞ!」

 

 あくまでロックマンとしての事実を隠した上で強敵だということを説明する明久だが……

 

「勝った訳じゃないでしょ?

それに、『女版ミニ鉄人』なんて呼ばれているアトラスの事だもの、どうせすぐに戻ってくるに決まっているわ」

「だったらその前に俺達の誰かが止めてやるぜ!」

「誰が賞金を手にしても、恨みっこなしよ!」

「よーし、かかれぇ~!!」

 

 緑色の髪をした少女の号令と共に、全員がプロメテとパンドラに突撃していく……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え? え? なんか外からたくさん人が来てるんだけど!?」

 

 その一方でグレイが指差す方向からは大会に参加していた人達だろう。

 ボーナスイベントに踊らされ、即席の賞金稼ぎと化した人々達がどんどん映画館の中に入ろうとしていく。

 

「……さっきの学園長の放送」

「あの放送を聞いてやってきたんだと思いますけど、大丈夫なんでしょうか?」

「……多分戦えるようになっていると思う。 ……学園長が召喚獣を使ってと言っていたから、物理干渉ができるようにしてあるはず」

 

 試しに霧島が召喚獣を呼び出し、適当な物で試し切りをしてみる。

 その結果、彼女の召喚獣に切られた物が、一瞬で切断されてしまう。

 

「……学園長も本気」

「って言うかやりすぎじゃないですか!?」

「こんなとんでもない力を人間相手に使うなんて、下手したらあの二人が地面と区別がつかなくなるような光景になって……」

 

 佐藤の言葉に瑞希が同意しようとする。

 

「いや、多分逆だと思う」

 

 

 

 

 

 

 

プロメテ vs 文月学園 B~Dクラス級の皆さん×50

 

総合科目 (無し) vs 190~130点

 

 

 

 

「Wo kleine Fische zur gleichen Zeit wurde nahm Dutzende(雑魚が何十人同時にかかってきたところで)

Führen Sie - denken Sie, dass heißt, es! ! !(意味があると思ってんのか!!!)」

 

 

 

 

「……逆? どういう意味だ?」

「どういうも何も、召還獣の方がやられちゃうんじゃないかって意味だよ」

 

 が、グレイが二人の言葉に反論する。

 

 

 

 

 

「ウボァァッァァァーーー!!!」

「キャアアアアアアアアアアアアアァァァァァァ!!」

「…な、な、なんだよこいつ、 危険だ! 一時撤退!」

 

 

 

 

プロメテ vs 文月学園 B~Dクラス級の皆さん×50

 

総合科目

(無し) vs all dead!!

 

 

 

 

 

「だって、召還獣の力って人間の数倍程度でしょ?

ボク、あいつらと前に戦った事があるから言えるんだけど、あのふたりを同時に相手するならその程度じゃ全然戦力が足りてないよ」

「で・でもそれは最低での話で、中にはさらに数倍強い召喚獣を持っている人も」

「瑞希姉ちゃん、だから奴らはそんな程度(・・・・・)じゃないんだって!

この大会で召喚獣を使って見て分かった。

もし、あのふたりを相手に挑むなら瑞希姉ちゃんレベルの召喚獣ぐらいの強さじゃないとまともに太刀打ちできないのは間違いないよ」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・」

「よ、よし隙あり!」

 

 今度は平賀が召還獣のバスターソードで攻撃を仕掛けていく。

 

「悪いけど、しばらく動かないでいてもらうよ! 腕輪発動『石化』!」

 

 平賀の召喚獣が腕輪を発動させるのと同時にプロメテとパンドラが足元から石化していく。

 このまま行けば擬似的にとは言え石像に変えられてしまい身動きを封じられるだろう。

 だが、二人は慌てるどころか全く動じておらず、プロメテに至ってはあくびまでしている始末だ。

 

「Bad, es war fast eingeschlafen und gelangweilt zu Unerwartet

(悪い、予想外にも退屈すぎて眠ってしまいそうになったわ)」

「…Behinderung(…邪魔)」

 

 結局、攻撃を当てたにも関わらず、全く効いていなかったプロメテとパンドラに平賀の召還獣は頭をわし掴掴にされてしまい、そのままポイと上に投げ捨てられ、そのまま天井に激突。

 点数がゼロになり召喚獣が消え去ってしまった。

 

 

 

 

「戦死者は補習ぅぅぅぅぅぅぅ~!」

「「ギャアアアアアアアアアアア!! 補習は嫌だああああああああああああああ!!」」

 

 それと同時にどこからか現れた鉄人によってその場にいた生徒全員がが一度に学園の補習室に連行されてしまった……

 

 

 

「…………ねぇテティス、あのおじさん誰?」

「……生活指導の鉄人」

「『一気に50人以上の人を一気に運んでいったんですけど!?』」

「鉄人ダカラナ……」

「『あの人普通の人間なの!? 完全に人外生命体の領域よ(だよ)!』」

 

モデルXとエールのツッコミが映画館の中に響き渡る…

 

「……Vor einiger Zeit von Kerl, wirklich nur ein Mensch?

(……さっきの人、ただの人間?)」

「Alles, was Sie Macht der falschen Lloyd par definitiv nicht……

(フォルスロイド級のパワーなのは間違いねえ……)」

 

 

 どうやら鉄人に対しての認識は最強級のロックマンにも通用するようだ。

 エールどころかプロメテとパンドラですらが唖然としていた。 

 

 

 

「…Wie, Puromete?(どうする、プロメテ)」

「Oh, ich habe es schlecht, aber ich immer noch weinen oder Amoklauf(ああ、悪いが俺はまだ暴れたりなくてな)

Und weil mehr Leute toben, kann ich wieder auf, wenn Sie zurück zuerst gehen wollte?(もうひと暴れするから、帰りたかったら先に帰っていいぞ?)」

「……Und weil die Dinge Puromete, dachte ich, wie

(……プロメテの事だから、そういうと思った)

Aber für den Fall, sollte es nicht gehen, um Hallo zu sagen, um das nächste Schul……(でも、次の学校に挨拶に行かないといけないから……)」

「Mit oder so, Komm gehen Pandora nur vor und ich waren.

Holen Sie zurück in der Nacht.

(そうかよ、だったらパンドラだけ先に行ってろ)

(夜には帰ろよな)」

「OK」

 

 プロメテとパンドラが会話を終えて映画館から出ていこうとした時だった……

 

 

「逃がさないよ!『アイススティッカー!!』」

「待ちなさい!『アクセルバレット!』」

 

 二人に逃げられるわけには行かないと判断したテティスと優子が拡散攻撃で動きを止めようとした。

 

 

『……くそっ、逃げられたか!』

 

 だが、あの二人は瞬間移動で映画館から出ていた為に全く意味を成していなかった。

 結局二人には逃げられてしまい、学園長の策も失敗に終わってしまった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんという屈辱…… あのまま逃してしまうとは……」

「ヘリオス、あのふたりの強さが規格外だったんだからこうなってしまうのも仕方がないわよ」

 

 悔しさ故にか壁に拳を叩きつけて怒るヘリオス。

 そして…………

 

 

「あのふたりを捕らえて賞金を手にする事ができれば、今後の生活において金銭面で困ることがなくなるというのに!!」

「「『ヘリオスも賞金狙っていたのかよ!?』」」

 

 さっきからヘリオスが焦り気味なのは賞金狙いだったということだろう。

 『貧すれば鈍する』今のヘリオスに適したことわざだろう……

 

(ドン・ドン・ドドン!!)

 

「あら~? 3人ともどこに行く気なのかしら~?」

 

 いきなり銃が乱射されたが、その先にいたのは逃げようとしたテティス・シャルナク・明久の3人だった。

 ヘリオスが激昂していたのは自分に注意を向けさせ、3人を適当に逃した後、騒ぎになるのと同時に自身も逃げるという作戦を企てていたのだ。

 

「貴方達からは聞きたいことが山ほどあるの」

「ここで逃げても学園でじっくり問い詰めてあげるからもう諦めなさい」

 

 

 

優子とエールが4人をに銃口を突きつける。

最終的にモデルZ達の説得で明久達はおとなしく逃げる事を諦め、明久の家で話し合いの場が持たれることとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後に合流する約束のはずだったヴァンとアッシュが忘れ去られそうになりながら……




タイミングが微妙ですが多分この話が今年最後の投稿になると思います。

メリークリスマス!
次はハッピーニューイヤーとか言っちゃっているんでしょうねwww

感想お待ちしていまーす!



獄門剣

ロックマンX7でゼロがラーニングする防御技。
セイバーを盾にして敵の攻撃を防ぐ技。
敵の攻撃を切り落としたり、跳ね返すこともできます。
が、防御中は動くことが出来ないため、私はあまり使っていませんでしたwww







12月29日 バカテスの回答を追加修正。

平賀源氏の召還獣の設定を追加
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