第6問
トランプの数字を全て足すといくつになるか答えなさい。
姫路瑞希の答え
『364』
教師のコメント
正解です、簡単な足し算ですね。
ヘリオスの答え
『364、因みにジョーカーを加えると365になり、1年の暦と同じになる』
教師のコメント
面白い雑学もあって楽しかったです。
因みにエキストラジョーカーは暦でいううるう年を指すとも言われています。
吉井明久・島田葉月・グレイ・アッシュ・テティスの答え
『1+2+3+4+……』
教師のコメント
頑張ってください。
シャルナクの回答
『366枚オールジョーカー!』
教師のコメント
トランプというゲームが成立しなくなるので止めてください。
プロメテは工事中であった道路にて新たなる賞金稼ぎ集団に襲われていた。
しかもその中には、あの常夏コンビと高城の3人まで混ざっていたのである。
とは言っても、この3人以外は既に戦闘不能で鉄人に連行されてしまっていたが……
「いいですね、なんとしても私達で捕まえてみせますよ」
「応! こいつを捕まえるだけで褒美が思いのままってサイコーだぜ!」
「捕縛の褒美で理事長直々の推薦書でも書いてもらえば大して勉強しなくても簡単に合格できるしな、つー訳で覚悟!」
高城雅春・夏川俊平・常村優作 vs プロメテ
教科 総合科目
点数 4219点・3265点・3301点 vs ロックマンモデルV(良好)
「まずはこれを喰らいなさい! 腕輪発動『完成(ジ・エンド)バルカン!』」
高城雅春の召還獣の腕輪・『完成(ジ・エンド)』は本来ならこれまでに見てきた敵の腕輪の能力を模倣してそれを一瞬で完璧に磨き上げた状態で体現させる能力である。
その腕輪で体得した能力の一つで40点の点数を消費させ、高城の召還獣は片手をバルカン砲に変化させ、大量の弾丸をバラまく。
「Oder Geschenkartikel von mir? Auch es nicht jucken auch weh, aber ich?(それは俺への贈呈品か? 痛くも痒くもないんだがな?)」
「足止めすら出来ませんか……」
「ったく、好きなだけの褒美なんて景品を出しやがるだけのことはあるぜ!」
「つーかよ、こいつ召喚獣使っていねえじゃねえか、だったらこっちも召喚獣以外の物を使ってもいいってことだよな?」
「常村くん、何か策があるのですか?」
「まずは動きを止めようぜ、夏川!」
「腕輪発動!『スモーキング・ディスチャージャー!』」
まずは夏川の召還獣の腕輪、『煙幕』のスキルを使って目くらましを図る。
「Hm, das war, was Nebelwand oder ...... es ist!(ふん、煙幕か…… それがどうした!)」
だが、プロメテに対してはあまり効果が無く、大鎌を振り回すことによる衝撃波によって十秒で吹き飛ばされてしまう。
「十秒もあれば十分なんだよ! ここは工事現場! だったらこんなのがあっても不思議じゃねえよな?」
いやらしい笑顔をして、何かを投げつける夏川の召喚獣。
その一方で常村は、先程からいじ繰り返している機械を動かそうとしている。
「なるほど、発電機ですか。 それに伝導率の高いワイヤーとコードを改造して無理矢理に取り付けたのですね」
一体いつの間にそれだけの作業を済ませたのだろうか?
夏川はその改造電撃装置のワイヤーをプロメテに一瞬で巻きつけた!
「一気に電撃を流してやる! 死ねやコラァァァ!!」
「ちょっ! 目的が完全に変わっていますよ!?」
無理な改造によってショートした高圧電流がワイヤーを介してプロメテに襲いかかる。
「~ Was? Ist das ein Kerl sagen Toka statische Elektrizität? Coli und lose Es könnte gut sein,(ん~? これは静電気とか言う奴か? コリがほぐれていいかもしれねえな)」
「ちょっ! 全然楽そうにしてんだけど!?」
「無理やりショートさせた電流を流してんだぞ、少しは痺れろよ!?」
「なら今度はこれでも使います、腕輪発動!『
余裕綽々な態度のプロメテに対して、高城の召喚獣が今度使った能力はキャノン砲を作り出す能力のようだ。
50点程消費させ、強力な砲弾をプロメテに放った。
「okay?」
軽く大鎌の柄の部分で砲弾を打ち返したプロメテ
「はああああああああああああああああああ………… せいりゃあああああああああああああ!!」
その砲弾をさらに煙管型ハンマーで打ち返す夏川の召喚獣。
そして、その砲弾はプロメテに目掛けて飛んでいき、そのまま大爆発を起こす!
「「「よっ……しゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」」」
「やりましたね夏川くん!」
「ホントだぜ、やるじゃねえか夏川!」
「俺は野球部だぜ? しかも3番バッター! あの程度の単純な砲弾を打ち返すぐらいなら簡単だっての!」
なら4番は誰なんだろうかとか思ったりする常村と高城だが、キャノン砲の大爆発ならモロに食らって無事なわけが無いと思った3人はハイタッチで手を叩き合ったり、ガッツポーズを決めたりしていた。
「Hübsch oder nicht es sich leisten?(随分と余裕じゃねえか?)」
実際にはプロメテは爆発の寸前でテレポートを発動させて、遥か後方に退避していたのだが……
「なっ! 遥か後方に逃げているじゃねえか……」
「嘘だろォ!?」
仕返しとばかりにプロメテは強力な衝撃波の嵐を3人に目掛けて叩きつける。
ぬか喜びしていて油断していた3人はギリギリで召喚獣に命令させ、ある程度は防いだものの、常夏コンビの召喚獣は衝撃波の力に耐え切れずに戦死、高城も急激に点数を削られてしまった。
高城雅春・夏川俊平・常村優作 vs プロメテ
教科 総合科目
点数 1123点・DEAD・DEAD vs ロックマンモデルV(良好)
「うわあああああああ!」
「チキショーォォォ!!」
「戦死者は補習ぅぅぅぅぅぅぅ!!」
召喚獣が戦死してしまった常夏コンビはそのまま鉄人によって学園に連行されてしまった。
『今度こそは仕留める』と思って「イビル・ワルツ」で鉄人に追撃をかけようとするが、その場にいたはずの鉄人は残像で、既にそこにはいなかった。
「Können, ob von diesem alten Mann im Moment unterwegs verwendet werden…(瞬間移動でも使えるのかよあのおっさん…)」
「本当に……滅茶苦茶やってくれますね。 ならこちらも容赦しません!!」
高城は常夏コンビの仇討ちとでも言わんがばかりに果敢に攻めかかる。
「腕輪発動!『
そして、『ソード・ワイドソード・ロングソード』トリプルプレデーション!
プログラムアドバンス、『ドリームソード!』」
腕輪の能力も出し惜しみせずに乱用し、自らの腕輪の力を乱用して強引にねじ伏せようとする……
その能力の多様さはまさしく技のデパートと例えられるだろう。
「Ich schien ziemlich groß Trick, ~ Na durch die Chibi es gibt keinen Sinn Sie nicht ramponiert, dass?(技は結構多いようだったけど、そのチビがボロボロなんじゃ意味無いよな~?)」
「くっ…… 悔しいですが、どうやらもう腕輪が使える程点数が残っていないようですね……」
「Aan, was ich sagen Ya suchen? Richtig Worten Shabereyo Barker!(ああん、何を言ってやがる? ちゃんと言葉喋れよバーカ!)」
「何を言っているかは分かりませんが、言いたい事は分かりました。 でも、これだけやれば第2目標くらいはできたと思いますよ? ……ほかの人達が来るまでの時間稼ぎ位なら……ね」
言いたいことを言い切った高城はさすがに体力の限界だったのか、そのままガクリと気絶してしまった……
「Hmm? Oder Newcomer?(んー? 新手か?)」
そんな気絶した高城をギリギリで避けながら、謎のボロボロになった車で何人かの人間が降りてきた。
「Underdog, die auf einen Schlag mit mir gemacht wurde, wird gesucht Ya kam durch Senkung blind und wie Wetzlar?(オレに一発でやられた負け犬がのこのことどのツラ下げて帰ってきやがった?)」
「お主を捕らえれば!」
「……褒美が思いのまま(街の警邏用と偽って小型衛星を要求する)」
「文月学園二年オールスターズ~、しゅつじ~ん」
「……雄二を殴りつけたその報いを受けてもらう」
「さっきはよくもやってくれたな、ガチで仕返しをさせてもらうぜコラ!」
その車から降りてきたのは秀吉・土屋・工藤・霧島、そして目を覚ました雄二であった。
そもそもどうやって車なんて入手してきたのかが気になるのだが、プロメテの前に来るまでの間にこんなことがあったのである。
another story 坂本side
文月学園の教頭、竹原は大急ぎで自分の車を止めていた場所に向かっていた。
きっかけは商店街でプロメテが暴れだした時の事である。
彼は、商店街のとある喫茶店で優雅にティータイムを楽しんでいたのだが、いきなり商店街の放送からとんでもない事が放送されだしたのだ。
その内容が「ロックマンと呼称する謎の暴走集団が竹原教頭のレク○スを狙っています。 被害に遭う前に急いで車を避難させて下さい」と怪しい感じがプンプンする物だったのだが、彼はこれまでにも学園内で謎の集団に車を二台も破壊されており、保険会社から何度もイヤミを言われるまで信用を無くしている身なのである。
ここで車が盗難なんてされようものならもう3度目はないだろうことを考えると、多少怪しくてもその放送を信じて愛する車を避難させるしかないだろう。
「レク○スは、私の愛しいレク○スは必ず守って…… 何だ、貴様ら?」
車まで到着していざ移動させようと鍵を取り出した瞬間だった。
謎の暴走族風の特攻服を着込んでいる5人の男女に囲まれ、内心焦っている竹原。
顔はサングラスとマスクをしていて、服には意味不明な漢文が大量に書かれており、詳しくは分からないが、危険な奴らだという事は分からない方がおかしいだろう。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ…………!!」
そして、首筋に高圧電流のスタンガンを当てられた竹原は、無念にも愛車を守れずに気絶してしまった……
「ちょっ! 雄二、やりすぎじゃぞ!」
「教頭先生が泡吹いてるよ!?」
先程から暴走族の振りをしていた(させられていた)秀吉達はあまりにも非道な行いに流石にドン引きしていた。
車を確保(強奪)する為に、持ち主であった竹原教頭を襲撃した上に、その高級車泥棒の罪をロックマン(誰とは言っていない為)に押し付けたのだから、ロックマンみんなの怒りを買ったことだけは間違いないだろう。
「仕方ねえだろ! 長距離移動するのにわざわざ歩きって言う訳にはいかねえし、それに有事の際には多少の悪事は歴史上でも実質的に黙認されているし、それに……」
「「……それに?」」
「これで犯人はどこかの暴走族か明久達ってことになるだろ? 5人のロックマンだったらあいつらがちょうどいいし」
「「ワシ(私)達が言いたいのはそういうことじゃなーい!!」」
さらりと言ってのけた坂本。
そして、エンジンのボタンを押して、何事もなかったかのように発進しようよする。
「……坂本、車の運転は出来るのか?」
そう、一番肝心な事である。
土屋の言う通り、車の運転が出来ないのであれば、この車両強奪にはなんの意味もないのである。
「大丈夫だろ? 頭○字D・湾○ミッド○イト・グラ○ツーリ○モ・スリ○ド○イブ・○ッジ○ーサーとかで明久相手に余裕勝ちできるぐらいに鍛えているし……」
「ねぇ、ムッツリーニ君! ボクらはやっぱりタクシーでも拾って……」
「あ、踏み込みすぎた……」
「「ギャアアアアア(きゃああああああああああぁぁぁぁ)! 誰か助けてええええええ!」」
本物の車をゲーム感覚で扱おうとする雄二の無茶な運転に心臓が止まりそうになる秀吉・工藤・土屋。
どうやら霧島だけは平気なようで、的外れな知識だけのアドバイスまでしている。
彼らは彼らで、プロメテとパンドラを捕獲する気のようだった。
はっきり言ってよく生きてプロメテのいるところまでたどり着けたと思う……
坂本side end
「……みんな、一気に勝負をつける」
「全員で一気に腕輪の能力を叩き込むぞ!」
「「応!!」」
坂本雄二・土屋康太・木下秀吉・工藤愛子・霧島翔子 vs プロメテ
教科・総合科目
点数 1350点・962点・849点・3527点・4631点 vs ロックマンモデルV(良好↓)
「……腕輪発動、
「みな、霧島の能力に合わせていくぞい!」
霧島の召還獣の腕輪の能力も高城と同じ物の様だ。
彼女の召喚獣が放った球状の竜巻『ダブルサイクロン』に合わせて、全員で総攻撃を仕掛ける。
「急所をえぐってやるのじゃ! 喰らえ!」
プロメテの上空からは秀吉の召還獣の薙刀が……
「腕輪発動、『電撃』! 全力スイングを叩き込むよ!」
プロメテの間合いの中に潜り込んだ工藤の召還獣の全力の一撃……
「……『加速』」
加速の能力で背後に回り込んだ土屋の召喚獣。
その3体の召還獣の渾身の一撃を……
「Ob dieser mon!(ちょこざいな!)
Hast du gedacht, ich werde in so etwas fallen!!(こんなもので俺が倒れると思ったか!!)」
簡単に大鎌を振り回しただけでなぎ払った。
「うわああああああああああああああああ!」
「ワシらは今日はこんなのばっかりか~!?」
「……だけど、本命が間合いに入った」
振り回したあとの隙を狙って、雄二と彼の召喚獣が間合いの中に詰め寄る。
いまの彼の召喚獣はそれなりに温まっており、サードギアまでシフトアップされている。
坂本雄二・土屋康太・木下秀吉・工藤愛子・霧島翔子 vs プロメテ
教科・総合科目
点数 1030点・DEAD・DEAD・DEAD・4097点 vs ロックマンモデルV(良好↓)
そして、体を掴み、頭から地面に叩きつけようとするのだが……
「くっ…… ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「Was, was Sie wollen, um mich zu werfen?(なんだ、お前は俺を投げ飛ばしたいのか?)」
「くうぅぅぅぅ!!」
「Durch tun es lauwarm, das ist etwas, dass die Macht!(ぬるいんだよ! これが力っていうやつだ!)」
プロメテは武器をわざと手放す。
先程まで掴まえていたはずの雄二の腕は逆に引き剥がされ、召喚獣ごと地面に叩きつけられた!
「うああああああああ!」
「Sie lassen Sie jemand Merikoma sogar auf dem Boden bleiben diese(お前はこのまま地面にでもめり込ませてやるよ)」
「フォルスギア、シフトアップ!」
とっさの判断で腕輪の力を増大させ、その力を持って一瞬で回避する。
「……よくも雄二を、許さない!!」
度重なる雄二に対する暴力に対して、とうとう霧島の我慢が限界を超えた。
そんな彼女の召還獣の攻撃は苛烈を極めた。
「……腕輪発動!『
「Oh! Schwer zu keinen guten Angriff zu tun, nicht ganz tun(おお! なかなかいい攻撃だよ、なかなかやるな)
Oder Sie sind kein schöner genießen es!(お前は、なかなか楽しめそうじゃねえか!)」
しかし、その痛烈な連撃を浴びながらもプロメテは笑みを崩さない。
実際、彼女の召喚獣は強いと言う事は間違いない。 だが、プロメテはその強さをも上回るのだ。
「……喰らえ、腕輪発動!『
彼女の召喚獣が体得した腕輪の中でも最強の攻撃力を持つ能力『熱線』で一気にトドメを刺しにかかる。
「Es war gut ...... ziemlich gut Angriff!(んんっ…… なかなかいい攻撃だったぞ!)」
「……そんな、」
「Aber also'm Sie damit fertig!(だが、お前もこれで終わりだ!)」
一度手放していた大鎌を拾い、そのまま彼女を召喚獣ごと衝撃波で薙ぎ払う。
霧島本人は召喚獣が盾になったおかげでほとんど怪我はなかったが、衝撃波の余波を受けてそのまま気絶してしまう。
「Kormorane ~ N Ob genossen Well Well, wischte anderen aus ...... in diesem(う~ん、まあまあ楽しめたかな、これでもう全滅……)」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「Guy, noch was bewegen!(こいつ、まだ動けるのか!)」
まさか、まだ雄二が動けるとは思っていなかったプロメテはさすがに面を喰らい、それが致命的な隙となってしまう。
「Und werden ... und er Einsatzkräfte aus vor einer Weile sprang!(なっ…さっきより力が跳ね上がっているだと!)
Außerdem, wenn er welche diesen Chibi bemüht sich seither um mich!(しかも、このチビの方が俺を押してきている!)」
徐々に押され始め、焦り気味になりだすプロメテ。
「...... Es ist nicht tun Sie reiten den Ton an!(……調子に乗ってんじゃねえぞ!)」
流石のプロメテも渾身の力を込めて、一気に雄二を召喚獣ごと投げ飛ばす。
「In der Tat wäre es nicht mehr Handfläche, alles zu tun ......(さすがにもうこれ以上は何も出来やしねえだろ……)」
そう言って、あと味の悪い勝利の余韻に浸っているプロメテの横顔を……
「でやああああぁぁぁぁ!!!」
さらに雄二の召喚獣が容赦なく殴り飛ばす!
「Wahl ...... Jetzt werde ich angreifen, bis die Bewegung stoppt, um zu gewährleisten!(上等…… 今度は動きが確実に止まるまで攻撃してやらぁ!)」
「おらああああああ!」
プロメテの言葉も虚しく、今度は雄二の方が押し始めていた。
召還獣の方もギアの6段目にまで突入しており、単純な馬力だけなら全召喚獣の中でも頂点に立つだろう。
そんな、召喚獣の連撃を喰らい、一気に体力が減衰していくのをプロメテは感じ取った。
どうにかその状況を打破すべく、プロメテは渾身の一撃でもう一度雄二の召喚獣を本人ごと蹴り飛ばす。
「Mit diesem Sprung Kick, können Sie als zuverlässiger Stop!(この飛び蹴りで、確実なトドメとしてくれる!)」
プロメテは一気に跳躍し、己の力を足の一点に集中させる。
ここで一気に勝負に出るようだ。
その跳躍したプロメテを……
姫路チームside
「完璧に捉えたわ!」
遥か遠方にいた瑞希の召還獣と「合体変身」を遂げたエールの召喚獣が、プロメテを完璧にロックオンしていた。
合体変身によって、数倍にも膨れ上がった瑞希の召喚獣は新武装の荷電粒子コンバーターをフル稼働させ、それから生み出されたエネルギーを惜しみなく腕輪に込める!
「狙撃ィィィィ!!」
「喰らいなさい、最大級の荷電粒子砲です!!」
「つーか、これ死ぬんじゃね!?」
『それよりも学園長さん、どれだけ広大なフィールドを貼ったんだろう…… 下手したら街全体を覆っているんじゃ……』
彼女らの狙撃のサポートを忘れないようにしながらもツッコミを入れるグレイとモデルXだったが、そんな彼らの言葉にもお構いなしで腕輪の荷電粒子砲を放つ二人。
二人の合体した召喚獣から、たまたま射線上にあった電柱が一瞬で蒸発するような禍々しき光線が放たれ、それは確実にプロメテへと向かっていく。
プロメテもまさか荷電粒子砲なんていうものまで飛んでくるとは思っていなかったようで、驚愕の表情が浮かんでいた。
「何か対処をしないと」と思ったときには既に遅く、プロメテは完全に荷電粒子砲に飲み込まれる。
そして、瑞希とエールの合体召還獣が放った一筋の光はプロメテを飲み込み、それでなおどんどん伸びていき街の境目まで伸びていた召喚フィールドの端まで伸びていった。
「うわ~ぉ…… あれを喰らって立てる奴っているの?」
『どうだろう、元々強力な召喚獣にしかもその力を数倍に引き上げるように合体変身したエールの召還獣が、全力で放った事実上最強の攻撃のはずだから、それでダメだったら……』
グレイとモデルXの懸念も最もだろう。
これだけの事をやっておいて全く効き目がなかったなら、事実上大会参加者の召喚獣では全く歯が立たないことになってしまうのだから。
「直撃させたわね、手応えはあったけどどうかな?」
「もしこれでダメなら……」
「...... Verdammt(……くっ)」
そこには苦悶の顔を浮かべながらもどうにか立っているプロメテの姿があった。
坂本雄二・土屋康太・木下秀吉・工藤愛子・霧島翔子 vs プロメテ
教科・総合科目
点数 87点・DEAD・DEAD・DEAD・156点 vs ロックマンモデルV(不調・ヘルメット半壊・左手が軽度のやけどあり)
「うわっ! 倒しきれてないし!!」
「やっぱり秀吉くんの召喚獣はこっちに回ってもらって、出力上昇の設定でも入れてもらえば良かったでしょうか?」
『君たちはそういう事を言っている場合かい!? このままじゃマズイよ!!』
グレイとエールもさすがに予想外だったようで、モデルXの言葉と共にグレイが姫路の手を引いて大急ぎでその場から逃げようとする。
大急ぎで映画館の屋上から階段で降りて、もう少しで映画館から出られると思っていったその時だった。
いきなり瑞希の持っていたケータイに誰かから電話がかかってきたようだった……
「あ、はいもしもし。 ……ごめんなさい、ふたりのことをすっかり忘れていました……」
姫路チームside end
「Nun ist die war wirklich Yabaka ~ tsu .......(今のは…… 本当にやばかったぞ。)
Das habe ich, im Ort, um für einen Augenblick den Tod vorbereitet sein!(この俺が、一瞬死を覚悟する位にはよ!)」
プロメテはこの世界に来てから始めて敵に対して殺意を覚えていた。
ここまでの怒りを超えるとするなら、それはマスター・アルバートへの復讐心ぐらいのものだろう。
「Wenn Sie sagen, der Kerl, den Weg hier zu stehen, wäre es zu Fett oder Meganebusu aus Flachs oder rosa Doppelbohrer mon wie.(ここで邪魔立てする奴と言ったら、ツインドリルのアマか桃色のデブかメガネブスあたりか!?)
Es ist dir vergeben, wenn Sie dieses Mal traf. Ich werde mit Sicherheit entdeckt zu töten! !(今度会ったら許さん。 確実にぶち殺してやる!!)」
プロメテは激昂した状態のまま、まだ点数の残っている雄二と霧島のふたりを放置して、そのまま工事現場を後にした。
彼が瞬間移動をして、雄二たち5人と先程から気絶しっぱなしの高城だけとなった工事現場。
そこに、発電所で高額景品を守る試験管を勤めていたはずのハイボルトが現れる。
「ここでまだ戦っている子達がいるから救援に向かってくれと店長から言われてきたのだが、一体どうなっているんだ? 全く、慌ただしいことだ……」
とりあえず気絶している全員を避難所に指定された文月学園へと連れて行こうとしたその時だった。
「まずは病院だろーがあああああああああ!!」
「うおっ、なんという闘争心! この者、途中で放置されたのか!?」
肉体が精神を凌駕し始めている代わりに、周りが全く見えていない状態の雄二がツッコミのような言葉を入れながらハイボルトに襲いかかる。
「おい、もう敵はいなくなったぞ。 だからもう静まれ!
分かるか? もう?・敵?・いない?」
「……Zzzzzzzzzz…Zzzzzzzzzzz」
「あ、あれ? ……寝ているな、なんだこいつは?」
ハイボルトの説得のおかげで落ち着いてきた雄二だったが、体力の限界を超えて肉体を行使し続けた結果、そのまま眠り込んでしまった。
実際、避難場所の学園よりも病院で診てもらった方がいいと判断したハイボルトの手に寄って、少し離れたところにある病院に全員を連れて行き、病院の警護も兼ねてハイボルトはこのまま病院に残ることになった。
一度倒されかけて怒り心頭のプロメテは、姫路たちが残っている可能性のあった映画館前まで戻って来た。
そこにはロックマンとして待機している明久達やモデルXでロックマンとなっているエール、完全に高額景品が全部捌けた事で暇になったルアールとパープリル(エールの影に怯え始めている)、そして鉄人・高橋女史、計10人が戦闘態勢で待ち構えていた。
「Oder Kerl, dass viele der noch störend?(まだ邪魔をする奴が多いのか?)
Doke, Leute!(どけ、お前ら!)
Zunächst einmal, es ist früher töten von rosa molligen gesichtet! !(まずは桃色のデブからぶち殺すのが先だ!!)」
「Nein, es geht nicht in, aber Sie, es zu tun eigenen Weg als diese.(いえ、これ以上貴方に好き勝手やらせるわけには行きません)」
「Schließlich die Sicherheit aller gewährleistet ist.(ようやく皆の安全が確保された。)
Diese uns auch bei voller Leistung zu kämpfen?(これで俺たちも全力で戦えるぞ?)」
瑞希に対して物凄い言い様だが、それに意を介さず止めにかかる高橋女史と鉄人。
その後ろで瑞希はテティスから通訳してもらった言葉を聞いて「普段の私はそんなに太っていません! 最近エールさんから料理を習っていて食べ残しが無い様に自分で食べているだけで…… いつもはもっとスリムなんですからね!!」などと言って太ったことに対して言い訳をしている。
グレイやテティスからしてみれば対して変わっていないように見えるのだが、そのへんに関しては年頃の女の子特有の物があるのだろうと思い、考えるのをやめてしまった。
「もう降伏しろプロメテ、お前に勝ち目なんてないぞ!」
「Es ist die lästigen Jungs(うっとおしいヤツらだ)
Wäre schön, ...(いいだろう…)」
明久の言葉をテティスが通訳することで、プロメテに降伏する様に呼びかけるのだが、全く話を聞く気がないプロメテは静かに大鎌を構え、思いっきり振り回しながら突撃してきた。
「ヒャハ! コレでも喰らいな!『ブラストボム』」
「やーん! ルアールちゃんこわいよー(ぶりっ子モード全開)『アイスアロー!』」
「Verstreut!(ちっ!)」
だが、合体召還獣の『荷電粒子砲』を喰らってダメージを負った体では、応戦してきた2人の攻撃にさしものプロメテも後退せざるを得なくなる。
「愚かなる選択、諦めて捕まるがいい」
「公平トハ言イ難イガ相手ヲシテヤル」
ヘリオスとシャルナクもパープリル・ルアールの増援に入る。
それに対して、プロメテはさらに闘気を膨らませ、前に出ようとした。
その時だった!
「ハッハッハ! 私の名前はセルパン! 全てを支配するライブメタル『モデルV』のロックマン!
そして…… この大会が順当に進んでいけば、シークレットアイテムを賭けた戦いの最後の敵になる予定だった男だああああああああああああああああああああ!!」
「「(げ! あのおっさんロックマンがどうこうとか勝手にほざきやがった!?)」」
タイツマン或いはスレードゲルミルと言ってもいいような格好で体操選手のようなド派手な登場の仕方をするセルパン。
本当なら、ラスボスとしてのイベントの前にやってきた大会参加者を驚かしたかったのだろう。
なぜか股間に白鳥の顔が付いたパンツまで装着しており、それを見た女性陣が顔を赤くして「キャアアアアアアアアアアアアア!!」と悲鳴を上げ始めている。
いや、木下優子だけは腐女子全開の瞳で見つめ、したたかに今後のネタにしようと顔を隠すふりをして凝視している。
そして、別の意味で大暴れしたセルパンは、プロメテの前に立ちはだかり、先程までつけていた白鳥パンツを脱いでプロメテの顔面に投げつけた。
「相変わらずだな、プロメテ。 本当なら私が直々に相手をしてやりたい。 だが、お前だいぶダメージを受けているな」
「Was ist damit?(それがどうした?)」
先程投げつけられた白鳥パンツを適当に投げ付け、再び大鎌を構えるプロメテ。
テティスに挑発された時並にこめかみがヒクついているが、おっさんの履いていた汚いパンツを投げ飛ばされてキレない方がおかしいだろう。
「せっかくなんだし、ロックマンとしての決着は明日以降にしないか? 」
「Unterschätzen! Die ...... nur sagen, dass es Schäden an Sie Gotoki Jungs…(舐めるな! ダメージがあるとは言ってもお前らごときに……)」
「喰らえ!『チャージセイバー!!』」
「『十字手裏剣!!』」
「プラズマサイクロンH!」
「『アクセルバレット!!』シュート!!」
「ジルヴェの仇!!『ダブル・チャージショット』」
懲りないプロメテにロックマン5人の全力攻撃が集中し、そして……
「この街から出て行くがいい!『ストライクアッパー!!』」
最期にセルパンからの蹴り上げがプロメテに直撃。
ロックマンsの攻撃で今度はプロメテが星となっていった。
「ふっ、今度元気になってから戦おう」
「何やってるんですか、逃してどうするんです!?」
プロメテを何処かに蹴り飛ばしたセルパンに鉄人が詰め寄って説教を始めてしまう。
これではもうプロメテを追うことは不可能だろう。
「とりあえず、先程飛ばされた方角から追い込むように付近を封鎖してもらえるよう警察に連絡をしてもらいます」
「それでいきましょう高橋先生。
しかし、今日中に決着が付けばいいんですが……」
「この様子でしたら心配いらないですよ西村さん、いざとなったらこの私が宇宙まで蹴り飛ばし……」
「「セルパンさん、目標を忘れないで下さい!!」」
結局、セルパンと文月学園の教師陣が警察と連携して総出でプロメテが飛ばされたと思われる山に包囲網をかけて完全封鎖。
大会を中止にしてまで山狩りをしてでもプロメテを捕まえようとしたが、テレポートを使って逃走したプロメテは見つかることなく、完全に逃げられてしまった。
明久達は映画館内で隠れてもらっていた残りの仲間達と共に鉄人達が騒いでいる間にこっそりとその場から逃走。
プロメテを追いかけて返り討ちにされた雄二たちがいると連絡があった病院に向かい、これまでに得た景品のチケットを希望制で再分配をする事となった。
因みに本日の街の被害に関しては、半分は学園長のポケットマネーから(誰も捕まえていないため賞金の話も無しになった)、残り半分はセルパンの方で対応することになったようだ……
あけましておめでとう!
明久・テティス「もう2月だよ! 遅いにも程があるわ!!」
「メンゴメンゴ、一度書き上げたはいいんだけど納得いかなくて色々と展開を変えていました」
常夏コンビ「例えばどんな」
「竹原教頭の車泥棒の犯人が常夏コンビと高城さんだったとか」
「プロメテが一度ここで捕まる予定だったりとか」
プロメテ「ある意味その方がマシなんだがな……」
「当初の予定では町の人達全員が本物の鉄砲や牛肉解体用の肉切包丁で武装してて、プロメテには休まる暇も与えないなんていうものもありましたね」
ヘリオス「愚かなる選択…… 幾ら何でもやり過ぎだ。 町が無法地帯と化してしまう」
「うん、個人的にそれはないと思ってボツにして編集し直したらかなり時間がかかってしまいました。
楽しみにしていた皆さんには申し訳なく思います」
明久「作者も反省してよ! 次の投稿はいつ?」
「未定です…… ですが、次で第1章は終わり、次から新たなステージへと進む予定です」
パンドラ「…………本当?」
「……………………………………………………………………………本当さ!」
「「なんだよ、今の長い間は!!」」
「……さいなら!」
坂本「追え、絶対に逃すな!」
「「応!!」」
こうしてしばらく不毛な鬼ごっこを楽しんだ。
まあ、たまにはこういうのも悪くないだろう……
感想を楽しみにしています!
因みに本当に次で第1章は終わりです。
2月3日 召喚獣設定を更新