プロローグを兼ねていますので今回は短めです。
今回はテストではなくアンケートです。
皆さんも感想で答えてもらえたら幸いです……
清涼祭アンケート 第1問
学園祭の出し物を決める為のアンケートに御協力下さい。
『あなたが今欲しいものは何ですか?』
姫路瑞希・テティスの解答
『皆との楽しい思い出!』
教師のコメント
なるほど、お客様との思い出になるような、そう言った出し物もよいかもしれませんね。 写真館なども候補に成り得ると覚えておきましょう。
土屋康太の答え
『エッチな…… 成人指定の写真集』
教師のコメント
言い方を変えてもだめです!
そんなものを求めるには早すぎます!!
吉井明久・シャルナクの答え
『カロリー』
教師のコメント
この回答にあなたたちの生命の危機が感じられます……
プロメテ・パンドラの答え
『混沌(カオス)』
教師のコメント
どれだけ刺激に飢えているんですか!?
世の中平穏が一番ですよ!!
アトラスの答え
『殴られ屋』
教師のコメント
あなたは一体どれだけのストレスをため込んでいるんですか!?
暴力的な方法以外でストレスを発散させてみてはどうでしょうか?
歌を歌ったり、ゆっくりとお風呂に浸かったりするのもいいかもしれません……
第1話
桜色の花びらが徐々に姿を消していき、代わりに新緑が芽吹き始めるこの季節。
文月学園では『清涼祭』という新学期最初の行事の為の準備が始まっていた。
ヘリオスや優子が所属するAクラスでは『メイド・執事喫茶』を開くという話が改築が終わったFクラスに流れ込んだが、今の彼らには全く関係のない話であった。
なぜなら、今Fクラスのメンバーは……
「只今より、Fクラス凶化訓練を開始する!!」
運動場にて集結し、アトラスによる軍隊式の訓練が行われていた。 いつもだらけているはずのFクラスのメンバーがキチンと整列している光景は普通ならあり得ない光景だろう……
「アタシが運悪くキサマら総監督をする事となったアトラスだ! 今のキサマらに期待など何もしていない、今のキサマらは、ほかのクラスからバカ以下のかませ犬…… いや、汚い飯食わせとけば十分だと口汚く罵られても文句が言えない家畜、いや食用の価値も無い分家畜以下の存在だ!!」
鬼教官と化したアトラスからの容赦ない罵倒に流石のFクラスの皆に動揺が走る。
すでに十分鍛えられているシャルナク・テティス・明久、大将として雄二が改築が完了したFクラスにいたが、彼らでさえ多少なりとも驚いている位だ。
アトラスも実際本気で言っているわけではない。 だが、その他クラスの人間からしてみればそこまで言おうとする気がないだけで内心では、そう思われていてもおかしくはないことなのでもある。
「そんな糞の役にもたたんキサマらをアタシ達が次の開戦期間の3ヶ月かけて鍛え上げてやる、ほかのクラスの奴らと戦う術を叩き込んでやる!! キサマらが3ヶ月後に敵の前に立ったとき、粗大ゴミのままか、栄誉ある大将を守る壁となるか、または最前戦で敵を駆逐する勇猛なる精鋭となるか、キサマらが決めろ!」
アトラスからの挨拶が終わった瞬間に皆はなりたい自分というものについて考え始める。
これまでのFクラスのみんなにはなかったことだったかもしれない。
「貴様に問う! 貴様はいったいどんな自分になりたいか!?」
まずアトラスが質問をしたのは秀吉だった。
「ワシは、この演劇の力を生かし、みんなの支えになる立派な仲間になりたいのじゃ!!」
「そうか、バカみたいな目標だな! それが貴様の夢か!!」
「そうじゃ!! 皆にバカにされ、罵られようとも決してそれだけは曲げたくないのじゃ!!」
「それは素晴らしいな!! 貴様には最前線での捨て駒になってもらおう、そのまま後ろを向け!!」
アトラスは強引に頭を掴み、後ろに向けさせる。
「今度は貴様だ! 貴様の目標は何だ!!」
一人、また一人とアトラスの恫喝の餌食となっていく……
「フゥ…… 茶ノ湯ガ美味イナ……」
勝手にポットをAクラスから持ち出し、コンセントにつないでお茶をんでいるシャルナク
「うわ~ぉ…… アトラスもやるねぇ~……」
明久のスマホを勝手に使ってモンストを始めるテティス。
ちなみに挑んでいるのは、ルイ十三世で、デッキは神化頂角と劉備とケットシー、フレンドにユグドラシルという人から借りているものとは思えないレベルでやりこんでいる……
「あいつ、現役で軍の教官を務められるって言っていたけどあれ見てるとマジかもしれねえな……」
「僕も最初はあんな感じだったんだよね、今となっては懐かしいよ……」
明久が遠い目をして空を見上げている。
アトラスのせいで命がけの経験を何度もさせられた頃を思い出しているのだろう……
「おいテティス、ほかの連中は……」
「さあ? みんなでツレションでも行ってるんじゃないかな?」
ほとんどが男子のみで構成されているFクラスでそれはないだろうが、「知らない」といいたいだけだと判断した鉄人はそのまま校舎内を探しに出て行ってしまった。
「でもよ、明久? あの恫喝にはいったい何の意味があるんだ? よく映画とかでも見るけど、てっきり俺はただの演出かなんかだと思っていたんだよ?」
雄二でもわからないことがあるとは思っていなかった明久は一度説明することにした。
「たしか、あの恫喝は一種の通過儀礼で、それまでのだらけた自分を否定してまっさらな状態に戻す事で兵士に育て上げるのに必要なことだってアトラスが言っているのを聞いたよ」
「あれ? だけど姫路だけは何も言われていないぜ?」
「たぶん、ほかの人と違って必要が無いからじゃないかな? 整列を命じられたとき、一番早く前に出て並んでいたし、向上心に満ち溢れた表情をしていたから、覚悟が違うって判断したんだと思うよ?」
瑞希の顔をよく見ようとする雄二。
言われた通り、その眼は闘志に満ちていて、言葉通りほかの人たちとは全く違う覚悟ができている人間特有の顔だった。
もっとも当の瑞希は(ふぇぇぇぇ…… アトラスさんがとても怖いですぅ……)と思っていて油断したら泣きそうになっているが……
「おいキサマ、キサマの目標は何だ!!」
「俺の目標は成績を伸ばし、Aクラスの贅沢な教室で勉強できる素晴らしい生徒になることです!!」
「下らん嘘をつくな!! もう一度聞く、貴様の目標は何だ!?」
今度は須川の番である。
が、明らかな大嘘を平気で吐いた須川に、本当の目標が何なのかを強引に吐かせようとする。
その眼は「また嘘をつく気なら張り手をたたきつける」とでも言わんばかりの殺気に満ちたものだった…
「俺の…… 俺の本当の目標は、 ……Aクラスに勝った後、うまいことハーレムを作れるぐらいに女子にモテモテになることです……」
観念して素直に本当の目標を告白した須川。 だが、あまりにもひどすぎる目標に瑞希と美波はドン引きであった。
「そうか! キサマはありとあらゆる女を虜にできる男になりたい! そうだな、須川亮!!」
「はい!」
内心では頭を痛めているアトラスだが、そんな態度は一切取らずに再度確認をとる。
本気だと思ったアトラスは、須川に一度拳で腹を殴りつける。
あまりの激痛に座りこんでしまう須川。
「おいキサマ、何勝手に座り込んでいる!! そんなことで女を虜にできる男になれると思うな!!」
さらにアトラスは「立て! 貴様の目標に近づきたければ立つんだ!!!」と須川をあおる。
どうにか立ち上がる事が出来た須川は秀吉同様、頭を強引に掴まれて後ろ向きにされてしまった。
「ほう、次はお前か……」
次のターゲットは美波のようである。
だが、何かがおかしい……
「おい美波…… 何を詰めている……」
アトラスは見てしまったのだ、胸に何かを詰めているところを……
「なんだって? 何をボソボソとつぶやいている……」
何か呟いているが、なかなか聞こえずに聞き返すアトラス。
しかし近づいてから美波から話を聞いたアトラスは、鼻で笑いながらデコピンを叩き付け、そのままほかのクラスメイト達に通過儀礼の恫喝を行った……
ちょうど全員終わり、鉄人がやってくる前にFクラスに戻ることとなった。
「やった! ルイ十三世の運極が出来た!!」
「「『テティス、一体どんだけやりこんでんだ!?』」」
another story ヘリオスside
Aクラスではメイド・執事喫茶『ご主人様とお呼び!』の為の準備作業中だったのだが、イメージ用に持ち込んできた執事服を見たヘリオスはいきなりこう言いだした……
「興味深き衣装、私も着たい!!」
実際に着せてみた結果……
「「『全く似合わねええぇ(ない)!!』」」
Aクラスにいた者は全員反応に困っていた。
その視線の先には執事服でとても偉そうにしているヘリオスだ。
(何であんな偉そうなのよ……)
『執事っていう感じが全く感じられないな……』
「モデルHもそう思うのね……」
(絶対敬語とか使いそうにないですね……)
(……正直見ていて痛々しい)
(さすがの僕でもドン引きせざるをえないカナ……)
(((だけど、今の気持ちをどう言葉で伝えたものか……)))
「……ふむ」
みんなが反応に困っている中、ヘリオスは何を思ったのか……
「これは無いな!」
「「『自分で気が付いた!?』」」
そのまま更衣室で着替えに出て行ってしまった。
優子曰く、「それ以前にあの偉そうな態度がダメだったのよ」との事だった……
ヘリオスside end
今回は新章突入という事もあって短めです。
次の投稿は翌月になると思います。
実は半年以上前から自分の周りでモンストが流行りだしていまして、自分もそこそこプレイしています。
因みに自分が使っているデッキは「神化ケットシー」「進化アラジン」「神化頂角」ですね。
「ウンディーネ」も進化させたいのですが、なかなか獣神玉が手に入らなくて……
先輩の中にはクシナダ・イザナミ・阿修羅を手に入れたっていう人もいるんですけど……
流石に難しすぎです……
まあ、このssを書くのをやめるわけではないのでその辺は安心してください!