バカとライブメタルと召喚獣   作:閻魔刀

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なんだかんだで流星のロックマン2をクリアしていないのですが、キリのいい所までかいたので投稿します。

バカテスト

第9問




以下の問いに答えなさい。
『バルト三国と呼ばれる国を全て挙げなさい』


姫路瑞希・ヘリオスの解答

『リトアニア・エストニア・ラトビア』

教師のコメント
その通りです。


土屋康太・アトラスの解答

『アジア・ヨーロッパ・浦安』

教師のコメント
あなたたちにとっての国の定義が気になります。


吉井明久・テティスの解答

『香川・徳島・愛媛・高知』

教師のコメント
正解かどうか以前に数が合わないことに違和感を覚えましょう。


島田葉月・グレイ・アッシュの答え

『クリームランド・アメロッパ・シャーロ』

教師のコメント
分からないからと言って、ゲームから適当に名前を出すのはやめましょう。


第3話

「くっ、なんたる屈辱…… 一体どう言うつもりだ、貴様ら!!」

 

 そう言いながらも、学園内で柱に縛られているヘリオスとモデルH。

 どうにか抜け出そうと必死であるが、しっかりと縛られている為に脱出できずに両者共に芋虫のようにもがくことしかできていない……

 

 

 

 

「ふっふっふっ、ボクもそんなにワルじゃない。 条件を飲めば逃してやろうっ」

 

 そんなヘリオスの前であくどい笑みをうかべて悪ノリ全開で構えているテティス。

 

「単刀直入に言おう! ボク達に力を貸せ!!」

「『断る』」

「「何で!?」」

 

 

 間髪を容れずに速攻で断るヘリオス。

 普通に考えて、いきなり拉致された上に、木に縛られている状態で何かを要求されても素直に答えるわけが無い。

 彼らが柱に縛られる前、このような事が起こっていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

another story ヘリオスside……

 

 

 

 

 

「あれ? 今ヘリオス、設営で忙しそうだったね?」

「アア、ドウセ暇ダロウト考エテ、イタンダガ……」

 

 今、明久・テティス・シャルナクがいるのはAクラス前の教室である。

 どうにかして、ヘリオスを呼び出したい所だったのだが、当の本人は業者の人達への指示などで意外と忙しそうにしていた

 

「まあ、どうにかなるでしょ?」

 

 そう言ってテティスが取り出したのは……

 

「確保ォォ~~!!!」

 

 西部劇で見かけるようなとても長い縄だ。

 「一体何なんだ!?」とAクラスの面々は驚いていたが、その一瞬の間にヘリオスは縄で縛られてしまい、あとから乱入してきた明久・シャルナクによって、そのまま外に連行されてしまった。

 「おい明久、テティス! なんの冗談だ、さっさと離せ…… うわああああああああああああああああああああ!!」というヘリオスの叫びが聞こえたが、もうFクラスには関わり合いになりたくないからか、ヘリオスの無事を祈りながら、そのまま各自の準備に取り掛かって行ってしまった……

 

 

 

 

 

another story ヘリオスside end……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Fクラスの事情などもう知るか! 教室も充分綺麗な物になっているだろう!

清涼祭の準備に関してうまくいっていないと言うのなら、それは貴様らの自業自得と言うだけの事だろうが!!」

「「いや、それも違うよ。 とにかく話を聞いてよ」」

 

 ヘリオスの怒りもごもっともだが、明久とテティスは一度ヘリオスを落ち着かせようとする。

 

「はぁっ…… 愚かなる選択…… 話くらいなら聞いてやるから今すぐにこの縄を解け…… この状況は恥ずかしすぎる」

『すれ違った女子全員がこっちを見て「クスクス」と笑って何処かに行ってしまったしな……』

「も~仕方が無いなぁ。 ヘリオスもモデルHもワガママなんだから」

「『どっちが!!!』」

 

 さすがに縄を解いてあげようと、縄の結び目に手を付けるテティスだったが……

 

「……ん? あれれ? …………ごめん、解き方忘れた」

「『本気で怒るぞ…………』」

 

 「テヘッ!」とかいいながら謝るテティス対して、かなりドスの効いた声でキレかけるヘリオス。

 テティスにだけは甘いヘリオスでもさすがにここまでやられたら激怒するのも当然の事だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ひとまずどうにかヘリオスを開放した3人は美波から聞いた事情をそっくりそのままヘリオスに説明していくことにした。

 

 

「なるほどな、姫路が貴様らのクラスの環境を理由に転校させるかどうかの話に発展しているというわけか……」

 

 因みに3人の頭には髪の毛が吹き飛び、『シュゥゥ……』といいながら大きく膨れ上がったコブがギャグとかではなく言葉通りの意味で出来上がっている。

 

「うん、それでどうしようかと思ってヘリオスのところに来たってこと」

「ふん、いちいち他クラスの私の所に来ないでも、別に坂本を探せばよかっただろ?」

「……ソノ坂本ト連絡ガ取レン」

「…………ああ、そう言えば霧島とも連絡が取れないな。 多分あいつに追い掛け回されているんだろう。 確か「家族に紹介して本格的に家も用意する」などと言っていたな」

『確か、結婚出来る年齢って……』

『ええ、男は18からだったはずよ?』

 

 行動が早過ぎる霧島の事で皆は苦笑いしてしまう。

 

「そういうことなら話は分かった。 しかし、姫路の転校か…… そうなると喫茶店の成功だけでは全く意味を成さんな」

「なんで?」

『姫路父が転校を勧めた要因は主に二つ、《貧相すぎる設備》《レベルの低すぎるクラスメイト》に絞られるんだ』

「教室自体は改築された事でマシにはなっているからな。 前の教室だったらもはや話し合うまでも無かっただろうが……」

「そして、学力の方は姫路・島田(姉)が対策を練っているところだったな?」

「ま、はっきり言って効果は無いとボクは思っているけどね~」

 

 テティスは先程二人に行った時のように言うが、どうもヘリオスの考えは違うようだった。

 

「暗愚なる認識…… 確かにあの二人の選択肢は最適だとは言い難いが、姫路の交渉力次第では充分良い手ではあるぞ?」

「……ホウ、意外ダナ? オ前モ、テティスト同ジ意見ダト思ッテイタ……」

 

 

『別に、姫路さんが出たからといっても別に大した影響は無い。

パートナーの学力が最低クラスであったとしても、トーナメントの順位が上がっていけば充分学力のある強敵に会える事になる。

 そこでパートナーがうまく彼女をサポートくらいの事が出来る人物だったなら、少なくともクラスメイトのレベルが低いと言う言葉を否定する事が出来るんだ』

 

 モデルHが説明するが、彼が言う事に正直納得できないのだろう……

 ヘリオス以外の全員がその場で考え込んでしまう。

 

『ちょっといいか?』

「なに、モデルZ?」

『恐らくだが…… 明久達Fクラス組とヘリオスとでは姫路に対するイメージが全く違うんじゃないのか?』

「「『どういう事(なの)(だ)(よ)?』」」

 

 モデルZは何かに気がついた様で、その事に付いて指摘していく。

 

『ヘリオス、お前は姫路という少女についてどう思っている?』

「……《学年次席相当の学力を有する才女》だが、《体が弱く》《それが災いし、テストで体調を崩すという悲劇によって最底辺のクラスに落とされた女》。性格は《基本的に温厚で大人しい》が《実はかなりの激情家》で《下の男の子に変なコスプレをさせる趣味を持った変態でもある》と言った所だな…… 感情を爆発させて激怒しながらだったら親をうまく説得する事ができると思ったんだが……」

『意外とよく見ているな…… あれ? あの女がグレイによだれかけやおしゃぶりをつけさせようとしたのはFクラスでの出来事だったはずだが……?

 明久達はどう思っている?』

 

 意外としっかりと観察していることに驚きのモデルZだった。

 モデルZは次に明久達に全く同じ質問をする。

 

「「「大半はヘリオスと同じだけど、追加するなら実は議論による駆け引きが苦手!!」」」

『毒殺料理人でござる!』

『全国の巨乳嫌いの貧乳少女を敵に回す腐れおっぱいかしら?』

「「『モデルL、お前に一体何があったんだ!?』」」

 

 いきなりのモデルLの発言にはさすがに驚くみんな。

 

『と…とにかくだ、明久達とヘリオスとでは元から持っている情報量が違うというわけだ! だから、あの女に対しての結論が全く違ってくるという事! もうこれでいいか!!』

 

 まくし立てるように言葉を畳み掛けていく事でモデルZが話を戻そうとする。

 

「……別に私を拉致する必要性がなかったんじゃないか? 私はクラスメイトに対しての認識を変えるだけなら彼女たちを信じてやればいいだけだが、もし不安ならば明久達でバックアップメンバーを集めればいいだろう?

 そこまでやってダメだったらそのときはその時は素直に諦めろ……」

 

 クラスメイトの問題は瑞希・美波コンビの支援をするチームを作る事で話を進めるようにアドバイスをするヘリオス。

 

「それと、設備の問題だが、今回に限り特例で利益をあげれば設備の質を上げて良いと言われたのだったな?」

「うん、テツジンが呆れ顔で言ってきたよ……」

『なにをするのかは決めているのか?』

「うん、本格中華喫茶で店名は《ヨーロピアン》にする予定だよ?」

「なぜそんな店の名前になったんだ……?」

 

 相変わらずのFクラスの奇行に関しては全く理解が出来ていないヘリオスは頭を抱え、呆れ果ててしまう。

 

「どちらにせよ、設備の向上に関しては、こっちでも学園長に相談したほうがいいかもしれんな。 学園長室に乗り込んでみよう」

 

 そう言ったヘリオスと共に、明久達4人は学園長室に向かう事となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「『(ドゴーン!!)←扉を蹴り飛ばす音 学園長、失礼しまーす』」」

「なんだ…… ギャアアアアアアアアアア!!」

 

 

 返事を待たずに4人は思いっきりドアを蹴破って学園長室に突入する。

 その際にドアの一つが飛ばされて、中にいた竹原を押しつぶす。

 当然、竹原はその衝撃に耐え切れずにそのまま気絶してしまう。

 

「な… 何やってんだい、あんたら!? 普通は返事を待ってから入るもんだよ」

「「すみません、学園長(棒読み)」」

 

 棒読みで頭を下げて謝る明久達。

 とは言っても棒読みで謝られても全く説得力がないのだが……

 

「んで、ガキどもは一体何の用だい?」

 

 とは言っても、竹原と言う邪魔が気絶しているからか、彼の存在を全く気にすることなく話を続ける。

 

「とりあえず、話だけは聞いてやってもいいが、まずは名前を名乗ってから入ってきな。 それが社会の礼儀ってものだよ、このクソガキども」

「それは失礼しました、2年Aクラスのヘリオスです。 そしてこちらがFクラスの吉井明久とその奴隷のシャル……」

「オイ、ヘリオス! ドウ言ウツモリダ!!」

「すまんシャルナク、奴隷じゃなくて捨て駒だったな」

「殺スゾ……」

「面白い、出来るものならやってみろ」

 

 ヘリオスの暴言にキレたシャルナクが苦無を構え、逃げるヘリオスを追い掛け回す。 投げた苦無のうちの1本が観葉植物に刺さり、《バキン!!》と何かの機械を破壊する音がした。

 それと同時にヘリオスが学園長室から逃走し、それをそのままシャルナクが追いかけていった……

 

「……アンタ達から話を聞こうじゃないか、さっさと話しなこのウスノロ」

「うん分かったよ。 Fクラスの設備について要求があるんだけど」

「そうかい、それはヒマそうで羨ましいことだね」

「ボク達は今年の清涼祭で喫茶店をやろうとしているんだけど、今のFクラスの設備だと衛生面と機能面で問題だらけなんだよ。 学園長みたいな幕末の動乱から生き延びた様な老いぼれならともかくほかの一般客のみんなには迷惑がかかっちゃうんだよね」

 

 テティスが話を進めていくが、交渉事には全く向いていないテティスでは全く話になっていない……

 

「要するにこのまま喫茶店をやるとバイオハザードが起こるかも知れないから設備をどうにかしろこのババア、と言う訳なんだよ」

「そうかい。 話は分かった」

「それじゃあ……」

「却下だね」

「テティス、コンクリとドラム缶は体育館裏にあったよね?」

「アキヒサ、もうちょっとくらい粘ろうよ……」

 

 とりあえず、明久をテティスがなだめる。

 

「全くこのちびっこが失礼しました。 どうか理由を聞かせてもらえますかババア!」

「まったくだよ、いいから教えてよこのババア」

『アンタたち、本当に理由を聞きたいと思っているの!?』

 

 

 笑顔でババア呼ばわりを繰り返す二人にツッコミを入れて止めにかかるモデルL。

 だが、その程度でふたりが止まるはずもなく、二人はどんどん暴言を吐き続けようとする。

 

「理由も何も設備にさをつけるのはこの学園の基本方針だからね。 あの時の改修工事だって例外中の例外だったんだから、これ以上ガタガタ抜かすんじゃないよ。 なまっちょろいガキども」

 

 忘れいてはいけないが、あくまでこの学園は設備に差を付ける事で学力の向上を促している学園なのだ。

 このことを忘れてはいけない事を明久達は思い出す。

 

「……といつもなら言ってるんだけどね、これまでに何度か手伝ってもらった生徒の頼みだ。 今度の頼みを聞くなら相談に乗ってやろうじゃないか」

「本当ですか?」

「ただし、学園祭中だけだよ。 それ以外は、畳とかは新調したから、もしものことを考慮して、学園祭の利益でなんとかしようってんなら、条件付きで許可するよ」

 

 学園長はため息混じりでそう言った。

 

「「『条件?』」」

 

 その言葉の意味を確認するべく明久とテティスは聞き返す。

 

「ああ、うちの学園の方針に則って、試験召喚大会でFクラスの人間が優勝したら設備の改修を許可するよ」

「な~んだ、だったら『ただし、姫路瑞希・テティス・アトラスの3人は除外だよ』なんで!?」

 

 さすがに納得いかないのか、テティスは目を剥いて抗議する。

 

「普通に考えてみるさね。 あんたたち3人はクラスはFクラスでも実際の成績はAかBに相当する成績を持っているだろ? 総合でFクラスの成績の奴が優勝しないと認める気はないさね」

「アキヒサ、たしか体育館の裏に……」

「テティス、気持ちは分かるけど、今はまだ(・・・・)だめだよ」

「『後でもやったらダメ(さね)(だろ)(よ)!?』」

 

 立場が逆になった状態で全く同じ会話をしている二人に対する学園長とライブメタルのツッコミが、同調して部屋中に響く……

 

「まったく、とにかくさっき指定した3人以外なら問題ないから大丈夫さね『じゃあヘリオスに援軍』もちろんほかのクラスを巻き込むのもダメさね」

 

 悔しそうな顔をしたテティスが、起きそうになっている竹原を再度気絶させるために彼の上に被さっているドアにケリを入れ続ける。

 竹原は悲鳴を上げる余裕も無いまま、再び気絶した。

 

「アンタ達も結構酷いさね……」

 

 あまりにも容赦のないテティスの攻撃に、思わず学園長も軽く後ろに引いてしまう……

 

「とにかく、この件はFクラスの人間だけでやっておくれ。 アンタたちの話がもうないならとっとと出ていきなこのクソガキ共」

「「は~い、失礼しました~」」

 

   

 そう言って、明久とテティスは蹴り飛ばした扉を回収した後、簡単にはめ直して出ていった。

 因みに竹原は適当なところにポイ捨てされていたが、それを見つけた女子生徒の通報のおかげで大事には至らなかった……

 折角ならきちんとドアを修理してから出て行って欲しかったが、それを期待するのも無理だと思った学園長は大急ぎで修理屋を呼んで扉を直してもらうことにした。

 




はい、今回は短いですね……
キリのいい所で終わらせようとしたら予想より短くなってしまいました……

あ、一応言っておきますけど、もう一つ連載したからといいて手を抜いたわけではありませんよ? 本当ですよ!
バカテスと絶対絶望少女のssを連載し始めてはいますけど、本当にそれは関係ありませんです。

もし、絶対絶望少女も知っているならこちらの方も見て行って下さい。
私の小説投稿リストから入ることができますので……
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