バカとライブメタルと召喚獣   作:閻魔刀

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ようやく次の話の文章化ができました。
話のイメージは大体はできているんですけど、いざ文章にするとなると大変なのなんの。

今回シャルナクのセリフはある程度細かくスペースで区切ることで読みやすくしようとしてみました。



試召戦争編
第2話


『これが難しいとされる振り分け試験か・・・ 大丈夫か、明久?』

 

『心配ないよ、モデルZ。 この程度なら・・・』

 

『まさか!』

 

『5問につき1問は解ける!』

 

『やはり無理だったか・・・』

 

『仕方ないよ、アキヒサの頭だもん。』

 

『ちょっ! テティス、それどういう意味!?』

 

『そのまんまの意味よ。 このバカ!』

 

『モデルLもひどい!』

 

『シケンニ シュウチュウセヨ! タタカイハ スデニ ハジマッテ イルノダゾ!』

 

 

『『『シャルナクに説教された!』』』

 

ライブメタルを介して念話の要領で話をしながら試験を受けているこの状況。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話は数か月前に遡る・・・

 

 

「明久の通う学校に入学? 何故私たちがそんなことをしなければならん? 今の私達の目的は元の世界に帰ることで、学校なんかに通ってお勉強をすることではないはずだが?」

 

「ふーん。 もしかしてアトラスは勉強が苦手だから学校とか行くのに抵抗があったりするのかい?」

 

「おい、テティス! こう見えて私は・・・」

 

「明らかなる動揺・・・ 訓練校時代の学力はともかく、今となっては見る影がないと思われても仕方のないぐらいの慌てぶりだぞ」

 

『まあ、勉強なんてテキトーに文字と簡単な計算が出来ればもんだいねーんじゃねーのか?』

 

『モデルF、この世界で生きる上で学力が重要なものとして求められていることは明久を見ていれば分かることのはずだぞ?』

 

 

そうモデルHは言うが、ヘリオスの狙いは別にあるようだった。

 

 

「惜しい着眼点・・・ 私の目的は文月学園のシステムにある。」

 

「マサカ・・・」

 

『ヘリオス殿の狙いはあの学園の召喚獣のシステムか!』

 

「その通り、試験召喚システムと呼ばれているらしいが、あれは科学と偶然とオカルトが重なった事でできたシステムだ。 あのシステムの力に干渉しもう一度この世界と来た時の現象を引き起こせたら・・・」

 

「元の世界に帰ることができる・・・」

 

元の世界に帰る事ができる可能性が見えてきたテティスは期待を胸に込めたような笑顔を浮かべていた。 だが、アトラスとシャルナクは疑惑の念を捨てきれないでいた。

 

「待て、ヘリオス。 そう言うが、それで本当に帰れるという確証があるのか?」

 

「タメシテミテ ダメデシタト イワレタラ マッタクノムダボネダゾ?」

 

その疑念に対してヘリオスは・・・

 

「それが大きな問題・・・ その確証を得るために、あそこの学生として潜入しさらなる調査をすべきと判断した」

 

更にヘリオスは続けて言う

 

「今日まで、この世界の情報誌や図書館、ネットワークへのハッキングを繰り返して調べてきたが、やはり確証までは得られなかった。 ならば文月学園に潜入し直接システムの解析を試みるしかない・・・」

 

「だがあそこに入り込むには問題がいくつもあるぞ? まず、私たちはこの世界の勉学をほとんどしていない。 明久から小学校とやらのレベル・・・しかも文字を読むための日本語の文字しか知らん。」

 

「それもそうだよねぇ~。 下級の学校レベルの文字しか知らない状態で上級の学校に入るなんて・・・ ましてやそこで本格的に勉強して、しかもその試験召喚システムの解析までするなんて無理があるんじゃないのかい?」

 

そう言った質問も想定済みだったのか、ため息をつきながらもヘリオスが質問に対して答えた。

 

「ささいなる問題・・・ ならば、私が貴様ら愚者を合格へと導いてやるためにこの世界の勉学を叩き込んでやる・・・」

 

「「「誰が愚者だ!(ダレガグシャダ!)」」」

 

この後、キレた全員が郊外の森でロックオン。(ライブメタル達も巻き添え)大乱闘に発展し、騒ぎを聞きつけた警察と機動隊から見つからないように逃走・・・ その乱闘の跡はまるで戦争のようだと注目を浴び、新聞の3面記事で特集として取り上げられていたという。

それもそのはず、強力な火炎放射機を使ったが如く木々が木炭と化していたり、一部の土が完全凍結していたり外部では巻き添えを食らった野生動物が傷ついたまま道路に飛び出してしまい、交通事故が多数発生・・・

挙句の果てに「空を飛んで、雷と竜巻を引き起こすお兄ちゃん」がいたといった目撃証言があり、むしろ騒ぎにならない方がおかしいくらいだった。

しかもその後に、ヘリオスが元の世界へと帰るための調査をしながらアメリカの一流大学主席レベルで勉強をしていたことも発覚し、背に腹は代えられないと3人は悔しそうにしながらヘリオスから勉強を教わる事になった。

更に詳しい事情を知らない明久を巻き添えにヘリオス先生(ロックオフ状態に指揮棒+伊達メガネ)による、地獄の勉強会が開催された。 ライブメタル達もヘリオスから勉強のデータをインストールしてもらい、ヘリオスの手伝いをしていた。これが受験5か月前の話。

 

受験日の2か月前。 ロックマンズは経歴をうまく誤魔化すために、戸籍を偽造し異世界の事情を隠したうえで口裏を合わせるための経歴書と共に文月学園への編入手続きを取った。

 

 

そして今に至る。 ヘリオスとアトラスは別の教室で同じ試験を受けている。 ちなみにそれぞれのテストの様子はと言うと。

 

明久「ヘリオスのおかげで5問に1問は解けている。 これならEクラスにならいけるかも・・・(実際の正解率は8問に1問の割合)」

 

テティス「あいつの教えが良かったからか、結構いい感じで進んでいくな。 この様子だとあと1枚くらいなら解けそうだ・・・」

 

シャルナク「コテンイガイノ カイトウリツガ カイメツテキ コレイジョウノ ニンムハ ゾッコウ フカノウ・・・(頭から煙が出てきていてシューと言う音が聞こえる)」

 

ヘリオス「簡単すぎる問題・・・ 上級クラスの学校といえどこの程度なのか・・・ (古典だけはケアレスミスと誤回答がが多くほかのテストの正解率が100%の為勝利を確信しきって油断してしまっていた・・・)」

 

アトラス「訓練校での勉強とは勝手が違うが慣れてしまえばどうという事はなさそうだ・・・」

 

各自、あの卑怯者のようにズルををすることなく真面目に試験を受けていた・・・ 結果はどうもバラバラみたいだったが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??side 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁっ・・はぁっ・・・・・」

 

完全に体調を崩しているにもかかわらず無茶をして振り分け試験を受けている一人の女子。

彼女の名は姫路瑞樹。 生まれつき体が弱く、だからこそ自分にできることを精一杯に頑張る健気で努力家な少女であった・・・ が、今回ばかりは無茶が過ぎていた。 体調を崩し、異常なまでに熱が高いのにもかかわらず、それを無視して試験を受け続けてきた結果、彼女の体は限界だった。

とうとう耐え切れず、倒れてしまった。 彼女の体からは大量の汗が吹き出し、呼吸も乱れている。

 

「途中退席は無得点扱いとなるが、それでもいいかね・・・」

 

この教師に気遣いと言うものはないのだろうか・・・ これだけ消耗しきっている女子を相手にただただ試験の結果の事を上から目線で話すこの教師の姿・・・

 

「はい・・・」

 

しかし、彼女は立つこともできない。 それだけの無茶をして試験を受け続けたその身としてはむしろ当然の結果であった。

 

「ちょっと先生! 具合が悪くなって途中退席するだけで無得点扱・・・」

 

『(あれ・・・ 誰かが庇ってくれているみたいですけど・・・ もう私にはわかりませ・・・)』

 

薄れゆく意識の中、彼女が最後に見た光景は倒れてしまった自分をかばう二人の少年の姿であった・・・

 

姫路side end

 

 

 

 

 

 

 

「途中退席は無得点扱いとなるが、それでもいいかね・・・」

 

『!? あの子は・・・』

 

『アキヒサ あのおっさんなんて言っているの? 聞き間違いじゃなければぶっ倒れた女の子に対して試験の事を話しているだけにしか見えないんだけど?』

 

『まずい、あの子は体が弱くてあそこまで消耗していたら一人で保健室に行くなんて無理なんだ・・・ それなのにいったい何考えているんだ・・・』

 

『オイ! アキヒサ!!』

 

シャルナクはテティスと明久を止めようとするがそれよりも早く、二人は動き出してしまう。

 

「ちょっと! 途中で具合が悪くなって退席しただけで無得点扱いは酷いじゃないですか!!」

 

「二人とも、席に戻りなさい。 彼女を保健室へと連れていくのなら二人も無得点扱いに・・・」

 

「テストの点数なんて気にするくらいなら僕は・・・」

 

その言葉は突然飛んできた拳によって遮られた・・・ 今の言葉を聞いたシャルナクが明久に対してジャブの要領で殴ってきたからである。

 

『ふざけるな!試験の点数がどうでもいいだと! ならお主に勉学を教えたヘリオス殿の苦労は無駄にしてもいいという事でござるか!』

 

モデルPも明久の言い様には反対であった。 今日の試験の為にこの世界に来てから数か月で元の世界に帰る為の調査をしながら大学主席レベルになるまで勉学を重ね、それを独り占めすることなくすでに追い越してしまった明久にも嫌な顔もせず(かといって笑顔という訳でもなかったが・・・)勉強を教えている苦労を知っているライブメタルたちだからこその言葉でもあった。

 

「アトラスモ コウイウダロウ 『身の程をわきまえない弱者など助けるな・・・』トナ!」

 

「だけどシャルナク・・・ この子とっくに気絶しているんだよ! あのおっさんも連れていく気ないみたいだし・・・ 誰かが連れて行かないと・・・」

 

テティスも明久を擁護しようとするが関係ないと言わんばかりにシャルナクは続ける。

 

「 ヘリオスモ シッカリト シケンヲ ウケラレルヨウニト サイゴノヒハ ヤスメルヨウニ カンタンナ サイシュウカクニン ノアトニ ヤスムヨウニイッテイタ ハズダ 」

 

「ダガ ソノオンナ・・・ アキラカニ ゼンジツマデ ムチャナベンキョウヲ シテキタヨウニミ・・・ 」

 

「3人ともいい加減にしなさい! これ以上騒ぐんだったら3人とも無得点扱いにして追い出さないといけなくなりますよ!」

 

 

この場を収めようとさっきの教師が脅し文句を吐いてくる・・・ それに対してアキヒサは・・・

 

 

 

 

 

「・・・シャルナク、テティス、ヘリオスには試験の後に謝る・・・ 二人はそのまま試験を受けて・・・」

 

もう、シャルナクは何も言わずに道を開ける。 どうやら先程の教師の発言もあり、結果はともかく行動は明久の方が正しいと悟ったからでもあった。

 

「アキヒサ、ごめん。 君の分も試験、頑張るから・・・」

 

テティスも腑に落ちないとで言うような表情をしながら、席に戻り試験を再開していた・・・

 

「結局人間はどこかを汚さないと生きていけないのか・・・ むしろアキヒサのような人間の方が珍しいくらいじゃないか・・・」

 

 




後半・・・話が重くなってしまった感があります。
が、あきらめずに今後はバカテス編ではギャグを中心に入れていきたいと思います。

せっかくなのでほかのロックマンやフォルスロイドも巻き添えにしていきたいと思います。
フォルスロイドはアンチの方向でですがwww
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