バカと双子と二刀流   作:ペンギン太郎

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 今回斗真と秀吉・優子との関係がバラされます。
では、どうぞ。


第十問 大化の改新&交渉

前日に優子に間接を外され、痛む体を労りながらAクラス戦の点数補給を受けた次の日の朝

 

俺達は対Aクラス戦の説明を雄二から聞く

 

「まずは皆に例を言いたい。周りの連中には不可能だと言われていたにも関わらずここまで来れたのは他でもない、皆の協力のおかげがあっての事だ。感謝している。」

 

今壇上に座っている雄二がクラスの皆に感謝を述べている。

 

「ゆ、雄二、急にどうしたのさ。らしくないよ?」

 

「ああ。自分でもそう思う。だが、これは偽らざる俺の気持ちだ」

 

明久が雄二に疑問を持ち雄二に問うが本当に感謝しているみたいだ。雄二は人をこきつかっては感謝もせんし責任もとらん最低な奴だからな。

 

「ここまで来た以上、絶対にAクラスに勝ちたい。勝って、生き残るには、勉強すればいいってもんじゃなという現実を教師に見せつけるんだぁぁー‼」

 

 

『おおー‼』

『そうだそうだ‼』

『勉強だけじゃねぇんだー‼』

 

 

最後の勝負の前に皆が一つになっていく。

確かに勉強が全てじゃないのはわかるがこいつらは必要最低限の勉強をしないと将来は生きていけないぞって言うのは野暮だから止しとくか。

 

「皆ありがとう。そして残るAクラス戦だが、これは一騎討ちで決着を付けたいと考えている」

 

その話はBクラス戦前に雄二とこの前予想していたアランから聞いている為俺は大して驚かないが、Fクラスの皆は驚いており、教室中にざわめきが広がる。

 

『どういうことだ?』

『誰と誰が一騎討ちするんだ?』

『それで本当に勝てるのか』

「落ち着いてくれ、今からそれを説明する」

 

雄二が皆を落ち着かせ、説明を始める。

 

「やるのは当然、俺と翔子だ」

 

やはり幼馴染みだからか霧島さんを名前で呼ぶ雄二。クラス間の戦争を代理でするから代表同士の一騎討ちは当然だな。だがな雄二。どうやってAクラス代表の霧島さんに勝つつもりなんだ?いくらお前が昔神童と呼ばれてたからってまともに勉強してないお前が勝つのは難しいぞ。

 

「馬鹿の雄二が勝てるわけがなぁぁぁぁー‼」

 

明久に馬鹿と呼ばれたのに苛立ったのか雄二はカッターを投げ付けるが頬を霞めただけに留まった。

今のはさすがに危ないだろ

 

「次は耳に当てるぞ」

 

どうやら雄二は明久を友達と思ってないようだ。ますますコイツらの関係が気になるが

 

「まあ確かに明久の言うとおり、翔子は強い。まともにやりあえば勝ち目はないからな」

 

認めるなら最初からカッターを投げるなよ

 

「だが、それはDクラス戦もBクラス戦も同じだっただろう?まともにやりあえば俺達に勝ち目はなかった」

 

確かに、今までは相手の裏を掻くやり方で勝ってきたからな。でもAクラスにはそんな小細工が通用しないのは雄二もわかってる筈なんだが

 

「今回だって同じだ。俺は翔子に勝ち、FクラスはAクラスの設備を手に入れる。俺達の勝ちは揺るがない」

 

実績を出してる以上雄二の言葉に否定する奴はこの場にはいない。

 

「俺を信じて任せてくれ。過去に神童と呼ばれた力を、皆に見せてやる!」

 

『おぉぉーーー‼』

 

雄二の言葉に皆が勝てるだろうと信じている。

でもな雄二、一体どんな方法で霧島さんに勝つつもりなんだ?

 

「さて、具体的なやり方だが・・・・一騎討ちではフィールドを限定する」

 

「フィールド?一騎討ちで何の教科をやるつもりなのじゃ?」

 

秀吉が疑問を感じ雄二に問いかけると

 

「日本史だ」

 

日本史?

 

「雄二、何故そこで日本史なんだ?霧島さんは確か日本史を不得手じゃなかったし、雄二がその科目を得意としている話も聞いた事ないがそれでどう勝つつもりなんだ?」

 

「それについては内容を限定する。レベルは小学生程度、方式は百点満点の上限あり、召喚獣勝負ではなく純粋な点数勝負とする」

 

「でもそれは同点だったら延長戦となって、問題のレベルも上げられるからブランクのある雄二には不利なんじゃないのか?」

 

「斗真の言うとおりじゃ」

 

「オイオイ、俺をあまり舐めるなよ?いくらなんでも、そこまで運に頼り切ったやり方を作戦などと言うものか」

 

「それなら霧島さんの集中力を乱す方法を知っているとか?」

 

「いいや。アイツなら集中力なんてなくとも小学生レベルのテスト程度なら何も問題ないだろう」

 

「雄二、あまり勿体ぶるでない。そろそろタネを明かしてよいじゃろう」

 

クラスの皆も秀吉の言葉に頷くと

 

「ああ、すまない前置きが長くなった」

 

雄二は口を開き説明をする

 

「俺がこのやり方を取ったのは一つ。ある問題が出れば、アイツが確実に間違えると知っているからだ」

 

 

「それは一体何の問題なんだ雄二?」

 

俺がそう聞くと

 

「その問題は『大化の改新』だ」

 

「大化の改新ー確か中大兄皇子・中臣釜足らが蘇我氏を打倒したっていうヤツだよな。それを説明しろとかそんなんか?」

 

「いや、そんな掘り下げた問題じゃない。もっと単純な問いだ」

 

「単純というとー何年に起きたとかかのう」

 

「おっ。ビンゴだ秀吉。お前の言うとおり、その問題が出たら。俺達の勝ちだ」

 

何故大化の改新の年号を問う問題なんだ?そんな簡単な問題を霧島さんが間違えるのはあり得ないと思うが多分雄二の事だ絶対何かカラクリを隠してるな。

 

「大化の改新が起きたのは645年だ。これは明久ですら間違えない」

 

そう雄二が言うので俺は明久を見ると明久は目を反らす。オイオイ明久それすら知らないとかヤバイだろ

 

「だが、翔子は間違える。これは確実だ。そうしたら俺達の勝ち。晴れてこの教室とおさらばって寸法だ」

 

雄二が自信満々に言うが果たしてそれだけで勝てるのか?その作戦にはある欠陥があるんだけど

 

「あの、坂本君」

 

「どうした姫路?」

 

「霧島さんとは、その・・・・どういう関係何ですか?」

 

「ああ。アイツとは幼馴染みなんだ」

 

雄二が霧島さんの関係を教えると

 

『総員、狙えー‼』

 

明久が合図を出し、雄二に攻撃体制をとる。

そうだった。コイツ等にそれは禁句だったな

 

「な、何故明久の号令で皆が急に上履きを構える」

 

「黙れ、男の敵!Aクラスの前に貴様を殺す!」

 

「俺が一体何をしたと!?」

 

雄二、コイツらはただ雄二と霧島さんの関係に嫉妬し暴走してるだけなんだが。

 

「遺言はそれだけか?・・・・・・待つんだ須川君。靴下はまだ早い。それは押さえつけた後で口に押し込むものだ」

 

「了解です隊長」

 

何やってるんだよ明久、この前姫路さんから聞いたがお前だって姫路さんとは幼馴染みじゃなかったのか?そんな事してると嫌われてしまうだろうに

 

「あの、吉井君」

 

「ん?なに、姫路さん」

 

姫路さんに声を掛けられ動きを止める明久

 

「吉井君は霧島さんが好みなんですか」

 

「そりゃ、まあ。美人だし」

 

「・・・・・・」

 

「え?何で姫路さんは僕に向かって攻撃体勢を取るの!?それと美波、どうして君は僕に向かって教卓なんて危険な物を投げようとしているの?」

 

すると雄二は標的を変える為に皆の前であることを言い放つ。

 

「それをいうならお前ら、斗真なんかどうだ!コイツは翔子と同じAクラスの木下優子だけじゃなく、弟の秀吉とも付き合ってるぞ!」

 

っておい‼何故それをここでバラす!?ってか何故秀吉とも付き合ってるのを雄二は知ってるんだ!

 

『何ぃぃぃぃー‼』

 

それに対し皆は驚きの声を上げている。それはそうかただでさえ美人である優子とその弟の秀吉とも付き合ってるって知ったら驚くのも無理はないが。ってか何バラしてくれてんだよ雄二‼

 

「雄二!何故お前がそれを知ってるんだ!?」

 

「んなモンムッツリーニから教えて貰ったに決まってんだろうが‼」

 

「何故それをここでバラす!?ってムッツリーニ、どこでそれを知ったんだ!?証拠はあるのか!?」

 

「・・・・・・・・・・(コクリ)」

 

ムッツリーニは手に持っている録音機を再生させる。

 

ピッ

 

『優子は秀吉と同じ俺にとって何よりもかけがえのない大切な人だからさ』

 

『アタシだって斗真と別れるのは嫌だからそんな事思ってないし!秀吉だって斗真と別れるのは嫌じゃっていうに決まってるわ』

 

疑いのない証拠を流され周りを見ると

 

今にも爆発しそうな程顔を赤らめる秀吉

 

秀吉ほどじゃないが驚いていて顔が赤い女子二人

 

今まで見たことのないような嫌な笑みを浮かべる雄二

 

そしてこれでもかと思うほど血の涙を流し、殺意の眼差しを向ける明久を筆頭とするFクラスの男子達

 

 

カンッ‼

 

『これより異端審問会を行う。判決、とっとと死刑‼』

 

 

 

結論を言おう

 

 

『最悪じゃあぁぁぁぁー‼』

 

 

 

 

 

 「一騎討ち?」

 

「ああ、試召戦争として、俺達FクラスはAクラスに一騎討ちを申し込む」

 

あの後衝撃的な暴露をされ、異端審問会にこれでもかというほどボコボコにされ顔が膨れ上がった俺は雄二達と一緒にAクラス前まで来ている。

 

 

「うーん、何が狙いなの?」

 

Aクラスからは代表代理として、優子が交渉の場にでている。

 

「もちろん、俺達Fクラスの勝利だ」

 

雄二の発言に対し優子は顔を訝しめる。それはそうだ下位クラスである俺達Fクラスが最上位クラスであるAクラスに、しかも一騎討ちで雄二が霧島さんに挑むんだから驚くのも無理もない。

 

「面倒な試召戦争を手軽に終わらせることができるのはありがたいけどね、わざわざリスクを犯す必要はないかな」

 

「賢明な判断だな」

 

予想通りの返事をする。ここからは雄二の腕の見せどころか。

 

「ところで、Cクラスの連中との戦争の件はどうだった?」

 

雄二が腕を組み、顎に手を当て聞くと

 

「時間は取られたけど、それだけだったよ。如月君が数人連れて戦ったけど問題もなかったわ」

 

そう話す優子。アランの奴、Cクラス戦で一体何をやったんだ?それについては気になるが、Cクラスは設備がワンランクダウンして今はDクラス同等のレベルで授業中ってところか。

 

「Bクラスとやり合う気はないか」

 

「Bクラスって、・・・・・・一昨日来ていたあの?」

 

「ああ。あれが代表をやっているクラスだ。幸いにも宣戦布告はまだされていないようだが。さてさて、結果はどうなるやら」

 

「でも、BクラスはFクラスと試召戦争したから、三ヶ月間の準備期間を取らない限り試召戦争はできない筈だよね?」

 

試召戦争の決まりの一つである準備期間。

これは戦争に敗北したクラスは三ヶ月の準備期間を過ごさない限り、試召戦争に参加する権利ができないというものだ。これは負けたクラスがすぐさま再戦を申し込んで、泥沼化ができないようにするための決まりだ。

 

それについて雄二がこう話す。

 

「知っているだろ、実情はどうあれ、対外的にはあの戦争は『和平交渉にて終結』ってなってるってことを。規約には何の問題もない。むろんBクラスだけしゃなくDクラスもな」

 

これは設備を入れ替えてないからこそできる方法である。

 

「・・・・・・それって脅迫?」

 

「人聞きが悪い。ただのお願いだよ」

 

今の雄二はこの前の根本同様、悪者にしか見えない。交渉の仕方が完全に悪役そのものだからな。

 

「では坂本代表。こちらの提案を受け入れてくれるならその話に乗ってあげようではありませんか」

 

そして優子の後ろから来たのは優子と同じAクラス生徒で、さっき優子が言ってたCクラス戦の立役者でもある如月君こと如月亜蘭だ。

 

「提案だと?」

 

アランの言葉に対し雄二が顔を顰めながら耳を傾ける。

 

「対戦方式はお互い五人ずつ選び、五対五による一騎討ちを行い。三回勝った方が勝者とするっていうルールなら受け入れますが。どうでしょうか?」

 

「なるほど。こっちから姫路が出てくることを警戒してるんだな」

 

「それもありますが、そちらには姫路さんの他にも斗真とムッツリーニという科目によっては我々を上回る点数を誇り、斗真に至っては操作技術も吉井くん並でありますから警戒するのは当然ですよ」

 

「アラン、俺を偉い高く評価してるな。多少大袈裟な気がするが」

 

「そうでもないよ。斗真がBクラス戦ではかなりの相手を戦死させただけじゃなく。得意科目である現国ではトップクラスの点数を出してるから君を警戒するのは当たり前だしね」

 

「チッ!さすがにもう情報は回ってたか」

 

「まあ待てお前ら、確かにそれなら問題ない。受け入れようじゃないか。ただし勝負の内容はこっちで決めさせろ。それくらいハンデはあってもいい筈だ?」

 

雄二、確かに科目の選択権はこちらにあったほうが有利だがそんな厚かましい頼みをむこうが乗ってくれるわけないと思うが。

 

「えっ?うーん・・・・・・」

 

「構いませんよ」

 

「えっ!?ちょっと如月君。何勝手に決めてるの!?代表の許可もなくそんなことしたらー」

 

「大丈夫ですよ。ある条件を受け入れてくれるなら、そちらに内容を決めさせてあげますから。勿論これは代表の提案なんですけどね」

 

「条件は何だ?」

 

雄二が条件について聞くと

 

「・・・・・・負けた方は一つ言うことを聞く」

 

声のした方を見るとそこにはAクラス代表の霧島翔子がおり。条件の内容を話す。

 

横ではムッツリーニと明久が何かの撮影準備をしているが無視するか。

 

「一応聞いてみるけど、常識の範囲内って事だよな?いくら戦争だからって過度な願いをすると色々と問題になるかもしれんしな」

 

俺がそう聞くと

 

「・・・・・・それで構わない」

 

「そうか。どうする雄二?」

 

「いいぜ、交渉成立だ」

 

「ち、ちょっと雄二!?何勝手に決めてるの。姫路さんが了承してないじゃないか!」

 

何で姫路さんの了承を?ああ思い出した。霧島さんは容姿端麗で色んな男子から告白されてるけど、尽く振ってるから同性愛者じゃないか。って噂があったな。明久は姫路さんが霧島さんに奪われると思ってるみたいだが実際は違うからな。

 

「大丈夫だ。姫路には迷惑を掛けない」

 

「ああ、待って下さい。科目の選択権はそちらに三つ、こちらに二つって事になりますがよろしいですか?」

 

「いいぜ。三つあれば十分だからな」

 

「どうもありがとう。後そこにいる木下君は少し残ってもらっていいですか?明日からの一騎討ちにて頼みたい事がありますので」

 

「うむ?ワシは別に構わぬが」

 

アランが捕捉をつけるがそれも了承し勝負は翌日の午前十時からとなった。

理由はアランがある準備をしたいからとの事であり、何故か秀吉にはAクラスに残ってある頼みをしたいみたいだが、何なんだ一体?

 

 

 

 

 

昼休み

 

姫路さんを除く俺達は昼飯を食べた後屋上で先程の霧島さんの噂について話している。姫路さんは昼飯を食べた後勉強に集中する為教室に残っており、今ここには姫路さんを除いたいつもの六人しかいなかった。

 

「やっぱりあれ、霧島さんは姫路さんを狙ってるに決まってるよ。だからあんな条件をつけたんじゃないかな?」

 

明久は未だに霧島さんが同性愛者だと疑ってるみたいだ。今ここで本当の事を言ってもいいが果たして明久がそれを信じてくれるかな。

 

「明久、そんな噂、デマに決まってるだろうが。まぁ秀吉と付き合ってる俺が言うのもなんだけど」

 

「それは別におかしい事じゃないよ斗真。秀吉は女の子なんだしさ」

 

「待て明久!ワシは男じゃぞ!」

 

明久は秀吉を女子だと思ってるみたいだが秀吉は正真正銘男だ。

 

「でもさあ、それって変じゃないかな。そんなことが身近にあるわけないじゃない。ねえ、島田さん」

 

「いるわ」

 

「えっ?それって一体どういう事?島田さん」

 

俺も気になったので島田さんに聞いてみる。

 

「・・・・・・ある。そんな子、身近に・・・・・・」

 

「見つけました!お姉さま!」

 

屋上の扉が空き、そこには縦ロールをツインテールにした女子が物凄い勢いでこちらに近づいてきた。

 

「げっ!?何で清水さんが?」

 

「美春、何でここに?」

 

「明久、あの子を知ってるのか?」

 

「うん、彼女はDクラスの清水美春さんっていって、この前の試召戦争で戦った子でね。島田さんの事が好きな女の子なんだ」

 

「成程、見たところ島田さんは清水さんを嫌がってるみたいだが」

 

今目の前にいる光景を見てみると、清水さんは島田さんにくっついていて、島田さんはそれを引き剥がそうと必死になっている。

 

「酷いですお姉さま!美春を見捨てて、汚らわしい豚どもと一緒にいるなんて」

 

「なぁ明久、俺達を豚呼ばわりしてるが彼女はあれが元からそうなんか?」

 

「うん。この前島田さんを助けに行ったときも僕も豚呼ばわりされた上に剣幕が凄くて近寄れなかったんだ」

 

つまり清水さんはかなりの同性愛者で異性を極端に嫌うタイプみたいだな。

 

「ウチは普通に男子の方が好きなのにー!。吉井ウチを助けてよ」

 

島田さんに助けを求められた明久は清水さんの前に出る。

 

「清水さん女同士なんて間違ってる!」

 

「何ですか?汚らわしい豚の分際で」

 

「確かに島田さんは、見た目も性格も、胸のサイズも男と区別がつかないくらいに足四の字固めが決まってえぇぇぇー!」

 

「ウチはどうみても女の子でしょ!」

 

「そうです!美春はお姉さまを女性として愛して?んですー!」

 

明久は島田さんに対し余計な発言をしたため島田さんの足四の字固めをくらっている。

一方清水さんも明久の右腕に腕ひしぎをしているが

 

 

「・・・・・・・・・・見え、見え、見え・・・・・・」

 

ムッツリーニ、何故カメラを持って島田さんのスカートの中を覗こうとしてるんだよ。

 

「ゆ、許して島田さん!何でも言うことを聞くから!」

 

明久は耐え切れないのか、島田さんに何でも言うことを聞くと言ってしまい、それを聞いた島田さんは

 

「ほんとに!?それじゃあ今度の休み。ウチ、『ラ・ペディス』でクレープ食べたいな~」

 

「そんな、僕の食費が」

 

「あぁ!?」

 

「ぐあぁぁぁー!っい、いえ奢らせていただきますーっ!」

 

明久、今の発言からしてまだ水と塩だけで生活してるんかよ。

 

「それと今度からウチの事を『美波様』って呼びなさい!ウチはアンタのことを『アキ』って呼ぶから」

 

どうやら島田さんは明久との距離を縮めようと明久に自分を名前で呼ぶようにしてるな

力ずくでやっても距離を縮めるどころか溝が深くなる一方なんだが

 

「そ、それから・・・・・・ウ、ウチを愛してるって言いなさい!」

 

島田さん、無理矢理『愛してる』って言わせてもそれは愛でも何でもないからな。

 

「させませんっ!」

 

「ぐわぁ!」

 

「・・・・・・・・・・み、見え、見え」

 

清水さんはさらに力を強め明久に言わせないようにし、ムッツリーニは今明久がピンチになっているにも関わらずスカートの中を覗こうとしている。

 

明久も観念したのか島田さんがさっきいった願いを言うが

 

「は、はい!ウ、ウチを愛してるって言いなさい!」

 

明久、何でそこでオウム返しするんだよ。

 

ブチッ‼

 

「こんのおぉぉ、バカァァァァー‼」

 

「ぎゃあぁぁぁぁっ‼」

 

島田さんなブチギレたのか明久にフルパワーで間接を外してしまった。

こんなんで明日のAクラス戦に勝てるのか心配になってきたな。

 

 

 

 

一方Aクラスでは

 

「では明日の一騎討ちに出るメンバーですが。代表は勿論、次席の久保くん、工藤さん、佐藤さん、そして僕ということでよろしいですね」

 

「ちょっと如月君‼何でアタシが入ってないのよ!?」

 

「木下さんには弟の秀吉君と一緒にあるお願いをしてほしい。って言えば分かりますか?」

 

「お願い?」

 

「ええっ、実はー」

 

 

「ちょっと!?そんなことできるわけないでしょ!?」

 

「しかしですね木下さん。先程木下さんの弟である秀吉君には『斗真は絶対喜ぶからやってくれないか』ってお願いしたら引き受けてくれましたよ」

 

「あのバカ・・・・・・。わ、わかったわ。アタシもやるわよ」

 

「ありがとう木下さん」

 

アランが秀吉と優子に頼んだあること。それは斗真は勿論。両クラスにとって有益な事?であった。

 

 




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