「「ババァ━━っっ!!」」
学園長室の扉を開け放ち、明久と雄二は同時に叫び声を上げては学園長に怒鳴り込む。因みに俺は教室に入ろうとした際二人が学園長室に向かう姿をたまたま見かけたのでどうなってるか気になったのでついてきただけだ。
「なんだいクソジャリども。朝っぱらからうるさいねぇ」
「うるさいねぇ、じゃないですよババァ長!」
「落ち着け明久。ひとまず用件を話してやれ」
耳を押さえて顔をしかめる学園長に、二人は掴みかからんとばかりに詰め寄っていた。俺は明久を宥め、話しを伝えるように施す。
ここに来たのは言うまでもなく、交流野球で明久らは教師達に復讐しようとしていたにも関わらず、先の通知を見てすぐに学園長に文句を言いに来たからだ。
「どうして今年から急に交流野球で召喚獣を使うなんて言い出すんですか!? これだと先生たちを痛めつけて復讐できないじゃないですか!」
「・・・・・・アンタが今言った台詞が、そのまま召喚獣に変更した理由の説明になると思うんだけどねぇ・・・・・・」
学園長は呆れ顔で一瞥し、手元の書類に視線を戻す。まぁ、明久達がこの学園にいるからにはこうなるのは予測し易いからな。
「この野球大会の為に、僕らがどれだけ故意に見えないラフプレーの練習をしてきたのか、僕らがどれだけ努力をしてきたのか、学園長は何も知らないから・・・・・・だからそんな冷たいことを言えるんですよ!」
「その努力は別の方向に向けなクソガキ」
学園長は明久達の今までやってきた無駄な努力を全否定する。
「けっ。この変更、どうせまた例のごとく召喚システムのPRが目的だろうが・・・・・・その肝心のシステムの制御はできるようになったのか?」
「まさか、また調整に失敗したって言うんじゃないですよね?」
俺と雄二がまるでバカにしてるかのような言い方で聞くと、学園長は不機嫌そうに眉を寄せる。この人は教育者というより根っからの研究者だから技術についてバカにされるのは看過できない筈だ。
「肝試しの時や夏休み中はともかく、今はもう完全に制御してあるさね。そうでなければ、召喚獣に野球をやらせるなんて不可能だろう?」
そういえば肝試しの時は狙ってお化け仕様になったのではなく、調整に失敗してああなってしまったんだったな。明久は今回も調整に失敗して野球仕様になったんじゃないかなって顔をしているが。
「待ちなクソガキ。なんだいその顔は。まさか、アタシが調整に失敗して偶然野球仕様になってそれを都合よく使ってるんじゃないか、なんて思っているんじゃないだろうね」
まさにその通りですよ。ババァ。
「ふん。アンタらがどう思っているのか知らないないけど、野球用に組み替えるなんてのは並みの労力じゃないんだよ。フィールドの広さの拡張、バットやボールの設定に、ボールが仮想体の構築もしなきゃならない。それこそ、完全に制御できていなければ実行できない内容なのさ」
「つまり、学園長はこう言いたいわけですね。召喚獣で野球をすることができるようになったから、体育祭で皆に見せびらかしたいと」
「━━━」
あ。学園長の表情が固まった。
「斗真。もうちょい気を使え。図星を突かれてババァが凍り付いちまったじゃねぇか」
「図星だったのか・・・・・・。この人、もう結構な歳なのに妙なところは子供っぽいなぁ」
「あるいは、研究者としての性ってヤツかもしれんな」
「ち、違うさねっ!これはあくまでも1つの教育機関の長として、生徒たちと教師の間に心温まる交流をだね」
「あー、そうだな、流石だなー」
「すごいですねー。尊敬しちゃいますねー」
「前までは只の老いぼれかと思ってましたが、やる時はやるんですね」
「本当に腹立たしいガキどもさね!」
見え見えの嘘はお互い様ですよ。
「だが、そういうことなら野球のルール変更を白紙に戻すことも可能だよな。なんせ変更理由がババァの自慢ってだけなんだからな」
「そうだよね。野球のルールを戻してください」
「却下だね」
「「どうして!?」」
「そこまで人をバカにしておきながらどうして断られないと思えるんだい!?」
信じられないけど学園長の言うことは御尤もだ。あれだけ罵倒しておきながら頼みを聞き入れてくれるわけがない。
「それに、暴言がなくても今さら変更は無理だね。この通り、プログラムも既に発注しちまったからね」
学園長が机の上にある折り畳んだ資料を投げて寄越した。
「そんな・・・・・・僕らの同意もなしに、勝手に話をここまで進めるなんて・・・・・・」
「バカ言うんじゃないよ。どうしてアンタらにご意見を伺う必要があるんだい?」
どうやら聞き入れてくれそうにないな。こうなるんだったら、予め体育祭実行委員に話を着けておくべきだったな。ま、この人のことだから実行委員の意見すら聞いてはなさそうだし。
何かいい案がないかと考えていると、思案顔になってプログラムを見ていた雄二が学園長に顔を向けて問いかけた。
「確かに今からまた変更ってわけには行かないだろうが・・・・・・だからと言って、これはあまりに教師チームと生徒チームに差がありすぎないか?」
「差っていうのは召喚獣の強さの違いかい? ハッ、何を言ってるんだか」
「ですが学園長。教師チームの点数は生徒チームと比べても差が歴然としてるじゃないですか。点数が力になる召喚獣を使うのに差が広がり過ぎていたら対等な勝負にならないと思いますけど?」
「バカ言うんじゃないよ。いつもの戦闘じゃなくて、今回は野球じゃないか。力があるだけで勝てるっていうなら、今頃野球選手は全員ボディビルダーで埋まっているだろうに」
「でも」
「それに、この文月学園は試験的かつ実践的な進学校だよ。点数の差が力の差になって何が悪いさね」
学園長の台詞に何も反論できんな。現に俺達はそれを承知した上でこの学校に入ったわけだし。
「それでも、こんなに差があったら野球なんてやる気がなくなっちゃいます! やっぱりルールを元に戻して」
「あー、待て明久。それはできないって、さっき俺も言っただろうが」
明久は尚も言い募ろうとしたが、雄二に止められた。雄二のヤツ。何か思いついたみたいだな。
「けど雄二。これじゃあ」
「まあ確かにこれじゃあやる気が出てこないのも事実だ。だから━━どうだろう学園長。俺たちがやる気を出せるように、何か賞品を用意してもらえないだろうか?」
雄二が学園長に妙な提案を持ち出した。賞品? ・・・・・・あ、そういうことね。
「これはまた、随分とくだらない提案をしてきたもんだね。そんなもの、急に言われて準備できるわけないだろう?」
「いや。用意は必要ないし、費用もかからない」
「まさか、賞品って・・・・・・」
「ああ。俺たちが教師チームに勝てたら、持ち物検査で没収された物を返してもらう。それが賞品ということでどうだ?」
「・・・・・・なるほどね。名より実を取ろうってわけかい」
「復讐ができるのならそうしてもいいが、ルール変更が決定事項となったのなら、ゴネても仕方がないからな。それなら実益を得られる可能性に賭けた方がいい」
そう言って、雄二は小さく笑みを浮かべた。名より実を取る。雄二らしいっちゃらしいけど、なんていうかこう妙に違和感があるな。
「ババアも流石にあの問答無用な持ち物検査については、生徒に限らず教師陣にも色々言われただろう?」
「・・・・・・フン。没収されるのが嫌なら、不要品なんかもってくるんじゃないよ。学校をなんだと思っているんだい」
「学園長。アナタの言い分は最もですけど今回ばかりはやり過ぎだと思いますよ。普通の学校なら没収しても、後でちゃんと返しますからね」
「そんな批判が出ているからこその提案だ。これを呑んでくれたらルール変更の話に大人しく従うし、チャンスを与える事で没収に対する不満だって抑えられる。悪い話じゃないはずだが?」
「進むべき方向がわからないから不満が爆発するってことかい。『没収品を取り戻せる機会がある』と提示してやることで、その後結果として取り戻せなくても、その怒りの矛先をアタシら“教師陣”から“試合に負けた自分たち”に向けさせようと」
「ま、そういうことだ。何もせずに一方的に奪われるというのは、人間誰でも嫌なもんだからな。一度でもチャンスがあって、自分で行動した上での結果なら意外と受け入れられるもんだ」
なるほど。そうすれば例え負けたとしても、責めるのは相手ではなく自分自身になる上ただやらされるよりかは何か褒美があったほうが自然とやる気も出てくるから正に一石二鳥だ。
「ということだ。どうだババァ?」
雄二が学園長に詰め寄る。ここは雄二に乗った方が良さそうだな。
「お願いします、ババァ」
「待て明久。呼び方が酷いと聞いてもらえるお願いも聞いてもらえんぞ」
「そうさねぇ・・・・・・。これに関しては、取引というよりアンタらのお願いだからね。そんな態度で頼まれても、快く首を縦には触れないさね」
やっぱりダメか。普通はお願いするならちゃんと敬意を込めて頼むのが筋ってもんだからな。
明久は『このクソババァ!』って言いたそうだが堪えて、学園長の真意を確かめようとする。
「と言うと、どういうことですか?」
「目上の人間をババァ呼ばわりするようなガキどもの頼みは聞けないってことさ」
ま、そりゃそうだよな。ここはちゃんと言い直さないと
「それは失礼しましたクソ」
「確かにクソの言う通りですね。以後気をつけます」
「と言うわけですので、俺達のお願いを聞き入れて貰えますでしょうかクソ」
「待ちなガキども。アタシはクソババァからババァの部分を外せって言ったんじゃないからね」
学園長が不機嫌そうに顔を歪ませた。我儘が多い婆さんだ事。
「そんなことより、どうなんだ?」
「・・・・・・まぁ、そうさね。体育祭には来賓もいるからねぇ。アンタらがおとなしくなるというのなら悪くないさね・・・・・・。召喚獣の野球試合は二ーAと三ーAあたりの優秀な試合を見せておいて、あとはこのバカどもが野球の方ばかり行ってくれたら、来賓の見ている体育祭の正式種目の方は安全だし・・・・・・」
まるで俺達が厄介者みたいな言い方してるなこのババァ。優子達がいる二ーAはともかく、あのゲスどもがいる三年達が優秀とか気に入らないな。
「仕方ないね。その提案、呑んでやろうじゃないか」
「そうか。そいつは助かる」
学園長と雄二が頷きあう。
とりあえず、当初の目的であるルール変更は失敗だが、代わりに没収品を取り戻すチャンスは手に入れた。
「なら、あとはルールの明文化だな。賞品が懸かっているんだ。こんなルールは聞いていない、とかいった文句を後で言われるのは困る」
「それはこっちの台詞だよクソガキ」
「はいはい落ち着いて。とにかく、ルールを決めようじゃありませんか」
俺と雄二は学園長と互いに罵倒しながら召喚野球大会のルールを文章として書き出していった。
『この召喚野球大会に使う科目は一つだけにするのか?』
『アタシはそうしてもいいんだけどねぇ。アンタらはそれだと困るんだろう?』
『でしたら。各イニングでそれぞれ科目を変えさせて貰えますかね』
『まぁ、それくらいなら認めてやろうじゃないか。きちんと授業に関わりがあるからね』
『それは助かる。だとしたら“召喚獣を用いて、授業の科目を云々”なんて書くよりは、“必ず授業科目の中の一つを用いること”という風に書いた方が分かり易いんじゃないか?』
『ルールを曲げないのなら、その辺の言い回しは好きにしたらいいさね』
『召喚野球大会規則』
●各イニングでは必ず授業科目の中から1つを用いて勝負する事。
●各試合において、同種の科目を別イニングで再び用いる事は認めない。
●立会いは試合に参加しない教師が務めること。また、試合中に立会いの教師が移動してはいけない。
●召喚フィールド(召喚野球仕様)の有効圏外へ打球が飛んだ場合、フェアであればホームラン、その他の場合はファール。
●試合は5回までの攻防までとし、同点である場合は7回まで延長。それでも勝負がつかない場合は引き分けとする。
●事前に出場メンバー表を提出する事。ここに記載されていない者の試合への介入は一切認めない。尚、これはベンチ入りの人員および立会いの教師も含む。
●人数構成は基本ポジション各1名とベンチ入り3名の計12名とする。
●進行においては体育祭本種目を優先とする。競技の時間が重なりそうな場合は事前にメンバー登録の変更を行っておくこと。
●その他のルールは公認野球規則に準ずる。
三人の話し合い(俺と雄二の交渉)が進み、ルールの草案が決定されていく。雄二の考えている通りに事が進んでいるんだが・・・・・・何か違和感があるな。
交渉を終えてFクラスに戻る途中、明久が俺と雄二に話しかける。
「雄二、斗真。さっきの話なんだけど」
「召喚野球の話しか?」
「何かおかしいところでもあったか?」
「うん。アレってさ、一見合理的な判断に見えたけど・・・・・・それって、僕らが勝てる可能性があれば、の話だよね?」
確かに。俺と雄二が交渉で勝ち取ったのは、『俺達が勝てば没収品を返還してもらう』という賞品だけだ。つまり、大会に優勝すれば貰える物なんだが。復讐と引き換えに返還の可能性を手に入れたと言えば、一見合理的な判断には見える。だが一つだけ、この話には欠点がある。それはテストの点数を使った勝負で、俺達が教師チームに勝つことは可能性からしてほぼ0に等しいことだ。
明久が先のことを雄二に話すと、雄二は『よく気付いたな』といった顔で明久を見ながら答えた。
「お前の言うとおりだ。結局あの話は勝てなきゃなんの意味を持たない。それがわかっているからこそ、ババァも乗ってきたんだろうな」
「やっぱりそうだよね。相手が相手だし、僕らが勝つにはよほどのことがないと・・・・・・」
「当然。普通のやり方で勝てるわけがないしな」
教師達と俺達Fクラスの点数は、天と地程の差がある。勝負する科目によるが、点数差はテクニックだけで覆せるものじゃないからな。さて、どうしたものか。
「それで雄二。今度はどんな作戦を考えたのさ」
「ん? 何の話だ?」
「お前はプログラムを見ながらずっと考え事をしてただろうが。それに俺と一緒にルールを決める際何らかの意図があったのは確かなんだろ」
「ま、そりゃそうだ。勝てる見込みのない勝負をするつもりはないからな」
「だよね。それで、作戦は?」
「斗真の言う通り、ルールを利用するつもりだが━━まぁそれはやってからのお楽しみだ。どうせ今から教えても、明久の頭じゃすぐ忘れちまうだろうしな」
明久は失礼なって顔をしているが、雄二の言ってることはあながち間違ってもいない。
「けど、雄二がそこまで頑張るってことは、没収されたのはMP3プレーヤーだけじゃなさそうだね。他には何を?」
「特級品の写真集を、3冊ほど持って行かれた・・・・・・」
「おいおい。霧島さんにバレずによう隠し持って入られたな」
霧島さんの強制捜査と、あの母親の天然の勘から逃れて、3冊とは・・・・・・。
「本棚の下や天井裏、完全防水して熱帯魚の水槽の底に沈めたりと、色々と苦労したからな」
「もうそれ見たい時に取り出せるレベルじゃないよね」
「明らかに目的と手段が入れ替わってる気がするが」
「そこまでしなけりゃ守りきれねぇし、そこまでして守る価値のある逸品だったんだ」
「そっか。そこまでの物なら、是非見てみたかったなぁ」
「だったら。優勝して取り返した際、見せてもらおうかな」
「・・・・・・私も」
あれ、霧島さん。いつの間にいたの?それはそうと一体どんな物だったんだろう。そこまで言うからには何としても取り戻さないと。
「雄二。俺達は先に教室に戻るぞ」
「そうだね。じゃ、そういうことで。後は雄二と霧島さんのふたりで仲良く」
「待てお前ら。この状況で俺を置いて逃げるな」
雄二は俺達を逃さないよう強く腕を掴んだ。
このままここにいたんじゃ雄二が霧島さんにグロテスクにされる光景を目の当たりにするだけだしな。
「・・・・・・雄二を甘く見ていた。今後は水槽や植木鉢、雄二が入浴中の浴室の中まで詳しく探す」
「おい待て。最後の1つは確実に目的が捜査じゃないだろ」
「・・・・・・私には、雄二の成長を確認する義務があるから」
おいおい。成長を確認する義務があるって言ってるけど。普通そんなもの確認する必要はないんだけどなぁ。 ん? 待てよ。
「霧島さん。一つ聞きたいことがあるけど良いかな?」
「・・・・・・なに?」
「霧島さんって・・・・・・雄二と一緒に風呂に入ったことがあるの?」
「・・・・・・中学に入るまでなら」
「へぇ〜。そうだったかぁ。霧島さんと風呂に入ってたなんて、ホント、雄二が羨ま━」
「ィッシャアア━━━っ!!」
「っぶね━━っ!」
俺が雄二を羨ましがってるのに対し、明久は咄嗟にハイキックを雄二に仕掛けるが、雄二はそれを容易く躱した。良い反射神経してるな。
「落ち着け明久。中学に入るまでと言っても、高学年になった頃には全く」
「・・・・・・私の胸が大きくなってからは、数回しか」
「だらっしゃぁああ━━っ!!」
「ぅおおおおっ!?今お前本気で殺す気だっただろ!?」
「黙れ邪教徒・・・・・・。誰もが踏み入れることの許されぬ、遥かと遠き聖域を汚す異端者め・・・・・・。その罪、死を以て贖うべし、それが━━」
『『『我ら、異端審問会の掟』』』
「あれ、いつの間に?」
「ちょ、ちょっと待て!?お前らいつの間に現れたんだ!?さっきまで気配すらなかっただろ!? 風呂といっても別に何かあったわけでもぎゃぁあああっ!」
「・・・・・・あ・・・・・・雄二・・・・・・」
俺達三人は雄二が異端審問会に連れて行かれるのを見ていた。
『吉井一級審問官。異端者の発見ご苦労だったな』
『ありがとうございます。須川会長』
「ん?どうしたの霧島さん。雄二になにか用があったのか?」
「・・・・・・さっき話してた『野球で勝てば没収品返却』って話・・・・・・詳しく聞きたかった・・・・・・」
「ああ。それはね霧島さん。今度体育祭で行われる野球大会で優勝すれば、没収品を返してくれるって話だよ」
「そう・・・・・・ありがとう。もう一つ、聞いてもいい?」
「いいけど。何を聞くつもりかな?」
霧島さんは雄二が連れて行かれた方向を見つめながら尋ねた。
「・・・・・・東條は優子と木下と三人で一緒にお風呂に入ってるのに。どうして雄二は私と一緒に入ってくれないの?」
まさかの核ミサイル級の衝撃発言が霧島さんの口から発せられるのだった。
『『『なにぃ━━━っ!?』』』
当然、それを聞いた異端審問会は標的を付け加え、血の涙を流してはこう嘆く。
『東條の野郎・・・・・・っ!秀吉とその姉である木下優子と一緒にお風呂に入ってただと・・・・・・!?』
『あの野郎、自分一人だけ良い思いしゃがって、許せねぇ・・・・・・っ!』
『畜生っ。俺だって秀吉と混浴はしたかったのに、この男は・・・・・・っ!』
「ちょっ、霧島さん!?なんでここでそんな爆弾発言をしちゃうの!?俺が霧島さんに何をしたっていうの!?」
「・・・・・・だって、優子と一緒にお風呂に入ってる東條が羨ましかったから」
「それだけの理由でなに人のプライバシーをバラしちゃってるのこの人はぁっ!?」
「ねぇ、斗真。秀吉と木下さんと混浴してた件について、向こうで詳しく聞かせてくれないかな?」
「ま、待て明久! 風呂に入ってると言っても秀吉は男だから問題な━━ぎゃぁあああっ!」
「・・・・・・あ・・・・・・行っちゃった・・・・・・」
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