バカと双子と二刀流   作:ペンギン太郎

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いよいよAクラス戦でありますが。ちょっとアニメ版にアレンジを加えた展開がありますがよろしくお願いします。ではどうぞ。


第十一問 Aクラス戦 前編

Aクラス戦 当日

 

「姉上よ、何故ワシらはラウンドガールをやっとるのじゃ?」

 

「アタシに聞いたって分かるわけないでしょ。しかも服装がバニーガールって。は、恥ずかしすぎよ」

 

 

いよいよAクラス対Fクラスの戦いが幕を開けた。

 

昨日アランが秀吉と優子にお願いした事とは二人にバニーガール姿になってラウンドガールをしてもらうことであり、衣装はアランの家が用意してくれたらしい。その姿に彼氏である俺は勿論、両クラスの男子達も激しく興奮していた。

 

『うおぉぉー‼秀吉~最高だ~‼』

『木下さんも秀吉に負けないくらい可愛いぞ~‼』

『ヒュー、ヒュー』

 

「なんでワシが・・・・・・」

 

「なんでアタシが・・・・・・」

 

二人が顔を赤らめてる一方で俺はというと

 

「アラン。今回ばかりはお前に感謝しておくよ」

 

アランに親指を立てグーサインを送った。

 

「どういたしまして。流石は木下姉妹だね。二人とも魅力的で可愛いじゃないか」

 

「待て!ワシは男じゃぞ!何故ワシがこんな格好せにゃならんのじゃ!」

 

「何言ってるのさ、秀吉と木下さん以外に誰がラウンドガールやるって言うのさ」

 

「ワシは男じゃと言うとるのに」

 

「は、恥ずかしい(////)」

 

「まあまあ二人とも。これも一騎討ちを盛り上げるための立派な演出の一つだから。ここは両クラスの為だと思って頑張ってね♪」

 

愛子が秀吉達にそう話すが二人は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤に染めていた。

後でムッツリーニから写真を買うとするか

 

 

 

 

 

そんなこんなでいよいよ一騎討ちが始まった。

 

「では、両名とも準備はよろしいですか」

 

「ああ」

 

「・・・・・・問題ありません」

 

一騎討ちはAクラスの教室で行われる。

試召戦争は各教師によって展開されるフィールドの科目は決まっているため、全科目のフィールドを展開できる学年主任兼Aクラス担任の高橋先生が立会人を務める。

秀吉と優子は恥ずかしさのあまり固まっているが

 

「では、最初の方どうぞ」

 

「私が行きます。科目は物理でお願いします」

 

Aクラスからはおかっぱ頭に眼鏡をかけたいかにもガリ勉って感じの女子生徒が出てくる。一方こちらは

 

「よしっ!行ってこい明久!」

 

「えっ!?いきなり僕なの!?」

 

「大丈夫だ。俺はお前を信じている」

 

雄二はおそらく明久を捨て駒として出すつもりだな。まぁ俺と姫路さん、ムッツリーニ以外じゃまともにAクラスと戦える奴はいないからしかたないか。

 

「ふぅ・・・・・・やっと僕に本気を出せって言うのかい」

 

「ああ。もう隠さなくてもいいだろう。この場にいる連中にお前の本気を見せてこい」

 

あの野郎、もう結果はわかってるのに明久を調子づかせてるよ

 

『おい、吉井って実は凄いヤツのか?』

『いや、そんな話は聞いたことないぞ。』

『いつものジョークだろ』

 

味方のFクラスから明久を疑ってる声が聞こえる。

俺からすればそんな大して変わらんが

 

「吉井君、あなた、まさか・・・・・・」

 

「あれ、気づいた?ご名答、今までの僕は全然本気を出しちゃあいない」

 

対戦相手の女子は明久のハッタリに驚いてる。

本気を出してもいつもと一緒な気がするが黙っておくか

 

「それじゃ、あなたは・・・・・・」

 

「そうさ。君の想像通りだよ。今まで隠してきたけど実は・・・・・・」

 

明久は大きく息を吸い、この場にいる皆に告げる

 

「ー左利きなんだ」

 

物理

 

Aクラス 佐藤 美穂 389 点

 

VS

 

Fクラス 吉井 明久 62 点

 

点差は比べるまでもなく明久は瞬殺される。

 

 

「このバカ、点数に利き腕何て関係ないでしょうが」

 

「み、美波、フィードバックで痛んでるのに、更に殴るのは勘弁して」

 

「ったく少しは負けるのを覚悟で一子報いろよ」

 

明久は無様な敗北をし、島田さんに殴られてるが明久の自業自得だから放っておくか。

 

「よし。勝負はここからだ」

 

「そうだな。まあこうなることは分かってた事だし」

 

雄二はこうなることをわかってたからか次へと進もうとする。

俺も明久を出した時点で気づいてたから全く気にしてない。

 

「ちょっと待った二人とも!アンタ等僕を全然信用してなかったでしょう!」

 

「信頼?何それ?食えんの」

 

「俺は勝つ可能性を微塵も信じてなかったしな」

 

「本気を出した左腕で殴りたい!」

 

本気で殴りかかっても返り討ちにされるからやめておけ明久。

ったく明久のせいで今微妙な雰囲気になってるだろうが。雄二の奴本当に勝つ気はあるのか?

 

「では、次の方どうぞ」

 

「・・・・・・・・・・(スクッ)」

 

ムッツリーニが立ち上がり前へと進む。一方Aクラスからは

 

「じゃ、ボクが行こうかな」

 

Aクラスからは髪をショートにしたボーイッシュな女子である愛子こと工藤愛子がでてくる。確か前にムッツリーニに対しコテンパンにすると言ってたけど果たしてそううまくいくのか。

 

「一年の終わり頃に転校してきた、工藤愛子です。よろしくね」

 

愛子さんがFクラスに軽く自己紹介をする。

 

「教科は何にしますか」

 

「・・・・・・・・・・保健体育」

 

ムッツリーニの最大の武器がここで出されるのは当然だな。

 

「ムッツリーニ君だっけ?随分と保健体育が得意何だって?」

 

愛子さんがムッツリーニに話しかける。見たところ余裕があるみたいだが本当に勝てるのか?

 

「でもボクだってかなり得意なんだよ?・・・・・・君とは違って、実技でね」

 

「・・・・・・・・・・(ボタボタ)」

 

ムッツリーニは愛子さんの大胆な発言に反応し鼻血を出している。アイツはムッツリーニってあだ名によらずそういった事に関しては産だからな。

 

「そっちにいる吉井君だっけ?みたところ勉強苦手そうだし、教えてあげようかな。勿論、実技で」

 

愛子さんは次に明久を標的にからかい。それに対し明久はというと

 

「フッ、望むとこー」

 

「アキには永遠にそんなの来ないから保健体育の勉強なんて必要ないわ!」

 

「そうです!そんなのは永遠に必要ありません!」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「姫路に島田。明久が死ぬほど悲しそうな顔をしているんだが」

 

「二人とも、愛子さんは冗談で言ってるからな。後明久に必要ないっていうのはいくら何でも言い過ぎだ」

 

明久の顔は今にも泣きそうな程悲しい顔をしている。明久、二人は自分以外の女子に明久を取られたくない思いで言っただけだから気にする必要はないよ。

 

「じゃあそこにいる優子とその弟君の彼氏である斗真君?ボクが教えてあげようかな~」

 

「あ~愛子。申し訳ないけど周りを見てくれないか」

 

「え?」

 

愛子が俺に言われたとおり周りを見ると

 

 

「えぇーー!?」

 

俺が秀吉と優子と付き合ってることに驚くAクラスの生徒達

 

ゴゴゴゴゴゴ‼

 

 

この前知ったにも関わらず今すぐにでも俺を殺そうと武器を構えるFクラスの男子達

 

「「・・・・・・・・・・(ワナワナ)」」

 

そして愛子に取られたくないからか俺に対し目に涙を浮かべ強烈な眼差しをむけるバニーガールの秀吉と優子

 

「っというわけです」

 

「・・・・・・ごめんね」

 

愛子は理解してくれたのか俺に謝る。

 

「そろそろ始めて下さい」

 

高橋先生はその事について全く気にせず召喚を促す

 

「はーい、試獣召喚(サモン)っと」

 

「・・・・・・・・・・試獣召喚(サモン)

 

二人の召喚獣が現れる。ムッツリーニの召喚獣は服装が忍者で武器は俺と同じ二刀流で武器は小太刀に対し愛子さんはセーラー服に巨大な斧を持っている。

二体の召喚獣には腕輪が装着されてるって事は400点は超えてると見て間違いないだろう。

 

「何だあの巨大な斧は」

 

確かにあんな武器を持ってる点から見て強そうに見えるのは当たり前か

 

「実践派と理論派、どっちが強いか見せてあげるよ。」

 

そして愛子の召喚獣は腕輪を光らせ巨大な斧に電光を纏わせ物凄いスピードでムッツリーニの召喚獣に迫っていく

 

「それじゃ、バイバイ。ムッツリーニ君」

 

「ムッツリーニっ‼」

 

しかし

 

「・・・・・・・・・・加速」

 

ムッツリーニの召喚獣の腕輪は光ると同時に愛子さんの召喚獣を遥かに上回るスピードを出し攻撃し、気がついたときには愛子さんの召喚獣が全身から血を噴き出し倒れる。

 

「・・・・・・・・・・加速終了」

 

点数が表示され見てみると

 

保健体育

 

Aクラス 工藤 愛子 446 点

 

VS

 

Fクラス 土屋 康太 572 点

 

凄いなムッツリーニ。俺の得意科目とほぼ互角の点数だな。

 

「す、凄い下手すると僕の総合科目並の点数だ‼」

 

明久。今ここでお前の頭の悪さを言わなくていいのに

 

「そ、そんな・・・・・・、このボクが・・・・・・」

 

愛子が膝を付き、ショックを受ける。相当自信があった科目で負けたんだから落ち込むのも当然か

 

「三人目の方どうぞ」

 

高橋先生は自分のクラスが負けたのを気にせず淡々と進める。

 

「はっはい、私ですっ」

 

Fクラスからは姫路さんが出る一方Aクラスからは

 

「それなら僕が相手しよう」

 

そこから現れたのは眼鏡をかけたいかにも秀才って感じの男子。久保利光だ。

 

「やはり来たか、学年次席」

 

真剣な顔をする雄二、それもそうか。久保は姫路さんに次ぐ学力の持ち主で姫路さんが振り分け試験を辞退してFクラスにいる今彼が学年次席である。

 

「ここが一番の勝負所だ」

 

雄二が心配するのも無理はないな。久保は姫路さんと成績がほぼ互角で点数差も20点差と大して変わらんからな。

 

「科目を選択してください」

 

「総合科目でお願いします」

 

「ちょっと待った!何を勝手にー」

 

「明久、相手にも選択する権利はあるんだ。それに心配する必要はないからな。そうでしょう姫路さん?」

 

「はい、構いません!」

 

「姫路さん」

 

姫路さんを心配そうに見つめる明久。でもな明久、姫路さんだって今に至るまで勉強を頑張ってきたんだ少しくらい信じてやれよ。

 

「それでは、召喚して下さい」

 

それぞれの召喚獣が出され、点数が表示される。

 

 

総合科目

 

Aクラス 久保 利光 3997 点

 

VS

 

Fクラス 姫路 瑞希 4409 点

 

『マ、マジか!?』

『いつの間にこんな点数を!』

『この点数は霧島翔子に匹敵するぞ!』

 

「ぐっ!・・・・・姫路さん、どうやってそんなに強くなったんだ」

 

久保は勿論、至る所から驚きの声が上がっている。点数差が400点オーバーなのは俺も驚いてるが、ここまで彼女が頑張ってこれたのはおそらく

 

「私、このクラスの皆が好きなんです。人の為に一生懸命な皆のいるこのクラスが」

 

「Fクラスが好き?」

 

「はい。だから私頑張れるんです」

 

姫路さんから嬉しい言葉が出る。姫路さんが言ってくれる以上。次に戦う俺も頑張らないと。

 

「これで二対一ですね。次の方は」

 

「俺が行きます。科目は現代国語でお願いします」

 

「斗真、任せたぞ」

 

「ああ。絶対勝ってやるからな」

 

Fクラスからは俺が出るとAクラスからは

 

「では僕が行きます」

 

向こうからは俺の予想通り、アランが出てきた。余裕そうな笑みを浮かべてるって事は何か切り札を隠してるのか。

 

「まさか、君たちFクラスにここまで追い詰められるのは予想外だったけど、この勝負に勝ち、代表に後を任せれば済む話さ」

 

「悪いがそうはいかせねえよ。お前が何を隠してるかは分からんがここでお前を倒し、俺達の勝利にしてやるから覚悟しろアラン」

 

「ふふっ、悪いけど僕も負ける訳にいかないから僕の本気を見せてあげるよ斗真」

 

「それでは召喚してください」

 

「「試獣召喚(サモン)‼」」

 

こうして俺とアランの勝負が始まった。




今回秀吉と優子が着てたバニーガールは「ウサギな木下秀吉&木下優子」そのままですので気になるなら画像検索してみてください。二人の魅力が詰まった最高な格好です。

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